「貴方はもう終わったのよ」
面と向かってなんてことを。・・と思ったらどうやら昔の女。「貴方とは」という意味もあったのでしょうか。キスを2度試みるもいなされるキムタク(^^;;;)
 こういうカッコ悪い場面でも、惨めにならない持ち味がキュートでした。

 というわけで、フツーに面白くみちゃいましたよ?

 海外で活躍するレーサーと日本の児童施設。どうやったら接点あるんだよと思ったら、シンプルに家族でしたか!参りました!
 ボクサーだって野球選手だって、所属先がなくなってもトレーニングは出来るだろうけど、レーサーだけはそういえば、マシンをもらえなかったら ただの人 なわけですね。
「まだ走れる」
のに行き場がない次郎(キムタク)が、小学生の自転車勝負みてまで辛そう!

で、子供達ですが。
”親に捨てられた子供”
”どれだけ必死に探すか試している”
 なんていう切り口は、「瑠璃の島」と重なるしで正直デジャビュ。また今回メインの子役が可愛げなくて辛いんですが、仕方ない。可愛くないから戻されてきた子なんだもんなー。
(いやでも制度として、そんなこと可能なワケないと思うんだけど??)

 この先、子供達一人一人にスポットが当たったりしてめんどくさくならなかったらいいなぁ。ただ、どの場面でも次郎が口を開くと場が和らぐのよね。

 賢くてマジメで空気の読めない小雪vsムードメーカー次郎くん。恋には全然ならなくていいから、掛け合い漫才をもっと見せて欲しいですね♪

 終盤の高嶋礼子のセリフ
「ここの子供達は早く大人になろうとしている。子供のままの次郎の様な人が必要」(大意)
で、次郎のキャラや、彼がココに来た意味がメッチャ生きてきたと思います。うーん、職人だわ井上由美子。

 さて。いい味だしてるベテラン、お姉さん(松下由樹)お父さん(原田芳雄)に囲まれて期待の堺雅人はどうなるんでしょう。

 久しぶりで月9がちょっと楽しみです♪