オープニングから大受け(^^;;;) あれは笑わせようとしてるんでしょうか、どこをとっても濃い濃い。

 とりあえず、ヒロイン千夏(飯島直子)が父親を死に追い込んだ男(藤竜也)を憎んではおらず、逆に恋愛関係にある、と確認できてホッとしたりして。これで母親の教えるまま『会ったら必ず殺す』なんて思ってる方が怖いよね。

 そんな千夏と出会って、不倫を夢見ちゃってる3代目社長(極楽とんぼ加藤)
 社長と同い年で、亡くなった先代に19才で後妻として嫁いだ”おっかさん”こと森口瑤子。この2人にも肉体関係はあるのかないのか。どっちにしろ3代目の揺れる心を逐一見抜いてする嫌がらせが楽しすぎます(笑)
 そして、ジジイへの色仕掛けで貧乏からはい上がってきた、と明け透けに聞かされて育った息子(=色仕掛けの結果誕生)が可哀想すぎ。でも、すごいなぁと感心したのはそういう母を息子(田中圭)が嫌っていないことです。
 過去の屈辱をあげつらい、狂気を滲ませてくる母親を置いて部屋を出るのではなくて・・・寄り添って手を握ってくれるんですよっ

 そういえば千夏も、明らかに常軌を逸している母の相手をちゃーんとしてあげているよね(騙してはいるけど) 色恋に狂っても、親子の情は別 という話なのでしょうか(違)
 共感できる人は1人もいないけど、着地点が不明でワクワクします。