はい、泣かせる死因探し!

 白骨死体。自殺か他殺か、はたまた事故か?死因も不明なら、所持品がなければ身元も不明。そんなご遺骨を無縁仏にせず
「家に帰してあげる」
のが今作のお仕事です。

 警視庁「身元不明人相談室」の捜査官、桜(小芝風花)と真(大島優子)の2人は10歳違えど同期のバディ。事件にかける情熱は負けず劣らず、有給や病欠取ってまで「たまたま」事件に縁のある人に会ってきては室長の利根川(吉田鋼太郎)に怒られるのでした…!

 死因を探るなんて鑑識を主役に描くことが多い分野ですが(ex「監察医朝顔」「アンナチュラル」) 今作で頑張るのは、ただの事務員。捜査一課な聞き込みはできないし、証拠品の分析は鑑識の徹夜頼りで自分たちは定時で帰りますよ笑

 それでいて事件はショッキングで
理科室の人体標本が、先生(坂本真)のお手製!←殺してません、山で死んでたのを拾っただけ⁉︎
 実際そんなことがあれば生徒トラウマでワイドショー連日大騒ぎだと思うのですが、ドラマの肝はそこじゃなく。サクッと判明した身元は…プロバスケプレーヤー富田(浅利陽介) で、怪我を苦にして自殺か?となればまたぞろマスコミが…騒がないのかーい。

 自殺じゃなかった、奥さんを恨んでもいなかった、2人で生きるために山に来たはず、とそこまで突き止めて 帰りを待っていた奥さん(仁村紗和)に旦那さんを帰してあげる。ツッコミどころはありつつも優しい世界です。

 桜も真も、その昔何かあった様子。その辺絡めつつひっそり死んだ人の最期を描いていくのでしょう。そこに妄想が少なめなところが見やすかったので視聴継続かな。

 しかしタイトルのGO HOMEは「帰れ!」ですよね。それはなんか違うのでは?