まだあった、新たな視点!

 そこそこ人気の少女漫画家さんぷうみなみ=越前剛太郎(玉木宏)は、バツイチ子持ち。そこにきたのは検察審査会への合格通知?
 一旦は不起訴となった事件を、一般から選ばれた審査員11人で再度協議する検察審査会。サッサと済ませたいとしか思っていなかった剛太郎でしたが、ヒーロー漫画を描きたかった昔を思い出したり遺族親子に会ったりで協力熱心に。
剛太郎の熱い呼びかけ
「正義は今だ!」
に、目撃証人が偽証を告白する……!

 いやいやいや……。
漫画の決め台詞をリアルに口に出すとかやばいヤツでしょう〜。人気漫画でもダメなのに未発表漫画よ!まさか毎回言っちゃいますかこれ?笑
 とはいえ、温厚な夫がいきなり人に殴りかかった結果死にましたよなんて事件が、不起訴だと容疑者にされたまま裁判もされず、何があったかも知らされないまま終了なのは、確かに酷い話。
そして蓋を開ければ、コンビニバイトの証人が事件後大企業にコネ入社。殴って殺した社長息子を、殴られた方と偽証してました〜なんてさ。こーんなあからさまな事件を見逃してしまう世界! 検察審査会、を広報できるメリットは大きいですが。 警察と検事が必要以上にバカに見える〜

 あと、死亡サラリーマンがそこにいたのは…妻にプレゼントのジュエリーをオーダーしてたから!……に剛太郎が気がつくのはともかく。店は剛太郎に渡しちゃうの? ちゃんと奥さんに渡してたからいいってもんじゃないよね。

 この審査会メンバーで、他の時間までこんなじゃ…主人公すごいやでなく、がっかり度が増すわ…。

 ただ、審査員が11人もいる見せ方は、名前がみんな生き物だったり剛太郎がこっそり似顔絵描いてキャラ付けしたりと、覚えやすく工夫しているなとは思いました。