楽しく見ています。
 織田裕二がすっかりおじさん扱いで、ヒロイン伊藤沙莉とラブなど生まれるはずもないのが見やすいです(同世代中島健人とすら何も始まっていませんが笑)
「こーゆー時後ろから抱きしめたりとか笑」
などと往年のトレンディドラマがいじられるのもいとおかし。うん、アップデイトされてますね!

「ほ…ほ…」
の言いよどみでで女子が惚れた言うわけもなしw  正解は
「法律のこと教えてください!」
でした。病院の財産を競売し、引きこもりの汚部屋にはベランダから突入…とドラマらしく派手さもありつつ。始めは弱いものいじめにすら見えていた執行が、むしろリスタートを促す手助けでもあると知って法律に興味を持ってきたひかり(伊藤沙莉) その向上心を、おじさん小原(織田裕二)はめちゃ喜んでプレゼントをくれるのです。
「老子」と…「こども六法」読みやすさ大事w
老子を囲んで他のおじさんたちも、キャッキャ知ってる知ってる〜となるのも良いですよね。みんな法を愛してる。小難しい法廷論争や論破の手段でない法がそこにある。

とはいえ
「法が助けられるのは、助けてくれと声をあげた人たちだけ」
という厳しさもまた真実。

 8話で執行される母子家庭の女子大生が、家計への負担を減らしたいと詐欺に引っかかっていて。返済のために街金どころか身体目当ての個人融資に手を出しかけるの、怖いけどほんとすぐ隣にありそうですよね…!そして、隠すよね。
 今作ではそこで、ひかりがまだただのおせっかいな「犬のお姉さん」なことが効いています。うん、相談しやすい。
 待ち合わせた男を、ひかりと小原が法律用語で追い払ったのは、え、未遂じゃ警察沙汰にならないの?余罪きっとあるのにー。でも先輩の融資詐欺の方はしっかり、逮捕。報道もされました〜。この、何をどこまでが警察沙汰なのかも知らないとわからないものねえ。

 女性初の執行官を目指したいと語るひかり。えーと司法試験受けるってことなのかな、それは必要ないのかな。でも法曹のベテランがなる仕事じゃないのかな。気は揉みつつも「いつか」と目指すのは自由だもんね。がんばれ!