「たった4ヶ月じゃない♪」
はい、分かりやすく連ドラタイマー発動です笑

 ハハキトクの報に騙され、帰国したらボロボロの市民楽団を任されてしまう国際的指揮者、常盤朝陽(田中圭)
 4月にオープンする新設ホール2000席を満杯にできなければ、西さいたま市を音楽の街に♪と掲げて血税を注いできた父、常盤市長(生瀬勝久)は辞職することに? それを救えるだろう唯一の鍵が、谷岡初音(門脇麦)
 天賦の才で幼少期からコンクールを総なめにしていたのに、この10年表舞台から姿を消していた初音は奇しくも西さいたま市在住。それどころか、音楽は詳しくありませんと言いながら市役所の広報課で地味に働いていたのでした〜!
 ストーカーな朝陽の説得からは逃げられても、勤続4年目の市役所職員として、市長の呼び出し&広報課オーケストラ担当への辞令は断れない!
 仕方なくボロボロオーケストラの練習に立ち会った初音は、思いの外悪くない音色につい誘われ弾き始めるのでした。笑顔で!

 いちおうはプロな玉響=児玉交響楽団の演奏が、素人にも分かりやすく酷いw そして、初音が加わると途端に揃って上手くなるのね?そういうものなんですかねえ。
 でもとにかく、有名指揮者の朝陽だけでなく、「あの」谷岡初音復活!と銘打てば2000席くらいすぐ埋まりそうです。……その場合も、初音に支払うのは広報担当の月給だけ? どーんと演奏代もあげてほしいものですが、そこにも公務員副業禁止規定って適用かしら。
というか、演奏活動を辞めてすぐ進学し公務員採用試験に受かった初音の学力とその後目立たずにいられた常識力凄いよね! 世間知らずに育っていそうなものですのに(「のだめ」とはそこからして違いすぎるから笑)

 で、その活動停止のきっかけになったのが家族愛。小さな妹が緊急搬送されたショックで演奏を放棄して舞台から逃走したそうですが……。もう大学生になった妹奏奈(恒松祐里)と大喧嘩、悲劇のヒロイン気取りかよ、気遣われる方だってキツイ、我慢せずに好きなことをしてと泣かれては、もう弾くしかないじゃないですか〜。
合奏、楽しかったんだし!

 ただし、やはり帰国中の天才バイオリニスト三島彰一郎(永山絢斗)とも因縁がありそう。市長の政敵(津田健次郎)は、もっと有名なオーケストラに新設ホールこけらおとしを任せようと画策してたりとまだまだ揉め事はスタンバイ!
 いい音聞きながら安心して楽しめそうですね。