祝・映画化決定!

 そういえば4〜6も書いてなかったけど、素晴らしかったよね。基本文句が無いので書くことなかったのだわ。
 2021年の4〜6は「坂」、7、8は「辻」をキーワードにしてまとめて実に良い仕事をしてくれています。
4「ザ・ラン」走るのをやめられない男!
5「背中の正面」決して背中を見せない男(市川猿之助)にはもう笑うしかないのにやっぱり怖い。
6「六壁坂」死んだままの男を隠し持ち、その生きていない子を育てている女も怖かった…けど、最強の編集者泉京香(飯豊まりえ)にかかったらケロッと日常が戻ってくるのは心強いですね!
(4の男は坂を走って怪異に取り憑かれた、5の男は坂の土地を露伴から買い取りに来た不動産屋。と、全て六壁坂に結びつけてきた脚本の脚色がお見事です)

 しかし7「ホットサマーマーサ」では、その 泉京香が元凶だったもんな!
跳んだ時間の過ちを正そうと露伴があんなに頑張ったのに問題はそこじゃなかったから苦労がパー!……と同時に、露伴とファン嬢の肉体関係もリセットで大きなお腹にいた胎児も消滅。うーん、露伴に化けた藪箱法師との子供だから、そもそも生まれない子供だったのか…とでも思っておかないと胸が痛いぞ。
 8「じゃんけん小僧」では、ひたすらにじゃんけん勝負を挑む熱血小僧にたじたじの露伴先生。子役の子上手かった!
 本当は露伴だって丸が3つにしたい!そこには大人の事情があるのに…ってことを、すぐ苦情入れるファンも学ばなきゃいけませんな。そして何の関係もなく、窓ガラス破られたビルが良い迷惑でした笑

 そうだ、7ではコロナ禍。露伴先生はマスクに苛立ち、運動と心の平安のためか犬のバキンを飼い始めています。そこも話動くきっかけや時間経過に反映させていてやっぱりいろいろ上手い。
 そして8のラストでルーブル美術館を出しておいての、年明けてからの映画制作発表。そこも上手いわー。映画楽しみです。