なるほど、ここまで。

 料理好き=良妻 的な褒め言葉にヒロイン野本さん(比嘉愛未)がうんざりしていたように、よく食べる春日さん(西野恵未)は春日さんで、封建的な家庭で女は食べるなと抑圧され、常に空腹で育っていて。大食を肯定してくれるヒロインとの食事は癒し。
と、それぞれの出自を語り合う仲になっていくんですねえ。

 一緒の食事が回を重ねて距離が縮まり、買い出しドライブも楽しい!体調崩した時の気遣いも細やかで感激。もっと一緒にいたい! と、感情表現が素直な野本さんに応えて、無口な春日さんも一緒が楽しいと言ってくれます、

 次は何作ろう、いつ誘おう、そのウキウキを
「恋してるみたい」
と評されてドキッとする野本さん。そうかもしれない。で、相手は同性だと打ち明けてみれば、ふーんと特に騒がない同僚。ここで、変だ気持ち悪い心の迷いだと叩かれていたら気持ちはひしゃげてしまったんでしようね。
好きでいていいんだ!と、とりあえず自分の心だけ見定めて、2人で過ごす年越し。

打ち明けるでなし、春日さんの恋愛感を尋ねるでもなし、恋の行く末は不明なままでしたが、これはこれでいい終わり方だったかな。