そう来たか!笑

 ミステリの最終回といえば、犯人当て。
しかもどんでん返しが大宣伝されてしまうってことは、犯人らしく描かれた人はそうじゃない訳じゃん!となるジレンマよ。
 ところがこの最終回の肝はそこじゃなかった〜!

「私の予言は、絶対です」
と何度も、自らの死を予告してきた翡翠(清原果耶)   そしてついに! その予言の死を実現すべく牙をむいた犯人『透明な悪魔』に対峙した翡翠ときたら…大爆笑?
霊媒なんて嘘っぱち〜だそうですよ?はあ?
初回から丁寧に、霊はいる、翡翠には分かる、霊が翡翠に教えてくれる…と繰り返して来たのに? 段々とそれを信じた犯人と一緒に、そりゃ視聴者だって騙されて信じますよ!てか視聴者はそこは疑わないよドラマなんだもん、タイトルだって霊媒探偵なんだもんorz

 てなわけで、戸惑う真犯人に霊能力抜きの「推理」を畳み掛ける翡翠さん。初回の割れたガラスも、作家殺人の血痕の理由も、女子高生連続殺人の犯人も、どれもこれも秒で全て見抜いたと胸を張ります!でもそれってラノベにはよくいるパーフェクトヒューマンで、このタイミングで後出しジャンケンな謎解きをされてもなあ。初回からこんな
「ぼっち?この美しい私がw」
と嘲笑う翡翠さんだったら2話以降見てないはずなので複雑〜、でも初回の遺体発見時に、誰も慌てず騒がずねと書いた自分の感想がある意味正解だったことはちと嬉しかったですかね。

あと、真犯人にとっては死後の世界や降霊が現実であってほしかった、という悲しい過去は成程ではありましたが…やっぱり後出し強めでは。

 まだ連ドラとしては期間半分。第6週からは、小芝風花秘書の存在強め霊は営業道具な「霊媒探偵」として続編というかB面が続くそうですよ。そこも新機軸! 楽しみです。