空が広い!

 1話は北海道の比羅夫(ひらふ)駅。
雪深い田舎の駅に降り立つ、ヒロイン道子さん(玉城ティナ)
家具メーカーの企画営業としてバリキャリの彼女は、折に触れローカル鉄道の旅にでるらしい。乗る車輛の製造年月日確認が習慣、と心の声のナレーション。なるほど鉄オタ!チェックのシャツにバンダナだったり、やたら早口の変な人扱いでもなく、むしろお洒落で素敵な道子さん。鉄オタの描写にも幅が出てきたものですね。

 そして、宿泊先は……比羅夫駅舎!
日本唯一の泊まれる駅舎、ですってよ。きっと界隈では常識なんでしょうねえ。
満天の星を眺めながら、同宿の老婦人と語る道子さん。また、周辺を散歩中に見かけたカメラマン(栗原類)もここに宿泊。実質無職、専門誌「旅と鉄道」にたまに投稿写真が載るくらい…だそうですが、その雑誌に道子さんは旅コラムを寄稿している模様。ではこの先、また別の旅先や編集部などで彼とはまた縁がありますかね?

 でも圧倒的な風景を前に、物語はあまり必要ではないのかも。ただ電車と駅を、黙って周辺を歩く道子さんを、見ていたいです。

 しかし北海道で雪原を歩くと分かっているのに、スカートにタイツって何故だw

「旅と鉄道」編集長に、鉄オタ六角精児!ナイスオファーですね!