冲方丁原作、ジュブナイル時代劇!

 まだ諸国漫遊前wの若き日の水戸光圀公(山本耕史)は、大火後のお江戸復興にご熱心。炊き出しなどにも支援しつつ、孤児から異能の者を集め、秘密裏に『捨人衆(じゅうにんしゅう)』と名付けて使役していたのでした!
 大人達相手の大立ち回りで保護された 了助(黒川想矢)も、捨人衆から衣食住&将来安泰だぞと仲間入りを誘われますが姿を消し……。

 なんだかんだ、了助が持っていた詳細な絵地図と捨人衆の情報収集で、付け火集団の存在と居場所が浮かび上がります。
 亡き養父の仇、とそいつらに立ち向かう了助ですが、力かなわず。駆けつけた光圀は、泣き崩れる了助を抱き止めるのでした!

 背を叩いて「大丈夫」と了助を宥める仕草、実は光圀自身が愛妻泰姫(松本穂香)にしてもらっていること……w
 声色の鳩、聞き耳の亀一、記憶し絵で再現の巳助、韋駄天…と揃った捨人衆。今は仲間もやり甲斐もあって元気な親無し子達より、光圀公が時折見せる孤独の方が深げとは如何に?? 孤児たちが立ち直る姿に、助けた光圀自身も癒やされていくというお話なのでしょうか。
とはいえ、刀を持たせれば向かう所敵なしで頼もしいのですよ?

 お目当て西村さんは、そんな光圀に付き添う水戸家の家臣。
「このお方をどなたと心得る!」
の台詞にはクスッとなっちゃいました(^^)
仇には氷ノ介(加藤シゲアキ)