出た! 定番、京都府警捜査ものw 
ちゃんと観光名所、先斗町に逃げ込む犯人!お茶を点てながら推理する佐々木蔵之介!

<ものがたり> 
 最先端の犯罪対応に新設された「サイバー総合事犯係」略して「総事係」だが、実際は「お掃除係」と呼ばれ各課にこき使われるばかり。
 アジトを突き止めても、現場が不適切に押し入って逃亡され。慰留品を「罠」と見抜いても時遅し。京都府警ネットワークに侵入されてサーバダウン。監視カメラが使えずに拘束中の参考人が逃げてしまう。大騒ぎの庁舎の中で、総事係主任安洛(やすみや佐々木蔵之介)だけは騙されず……逃亡犯の居場所だけでなく。サーバダウンには別の狙いがあったことを。自殺で処理された過去の転落死に隠された闇を、暴き出すのだった!


 死体が飲み込まされていたUSBで、府警のサーバがハッキングされシステムダウン!
キャッチーに胡散臭く派手な犯罪ですけども、うわあ立ち向かう総事係すごーいとなるよりも、捜査一課がおバカさんですよね。中身の分からないUSBをいきなり、ネットワークに繋がってるパソコンに挿しますかー。

 さて、新人小宮山絆(福原遥)が配属された総事係は、係長平塚(杉本哲太)プロファイラを筆頭にエキスパート集団。映像解析の川瀬(堀内敬子)、情報解析の岡林(吉村界人)、多和田 (間宮祥太朗)は捜査一課出身。そして係長より偉そうな安洛は、うーんと、公式サイト読んでもふわっとしててw  誰よりも凄いのは人付き合いの悪いさなのかなw   その他はルーティンとプロトコルとか胡散臭いぞ。 とにかく各人の上げてくる情報を、総合して推理するのは安洛の役目、といったところでしょうか。公僕らしからぬ無精髭、衣装もスタンドカラーシャツ(=ノーネクタイ)になんか和風なアウター(羽織?)で異彩を放っております。たまの移動は自転車!
 普通にスチールデスクの並ぶ他の課に比べ、変形机で間取りゆったりな総事課の、奥の畳敷きの個室に普段からこもりがちな安洛主任。大詰めの推理には、お茶を点てながらの瞑想で真実に迫ります!! 

 サイバーテロに見せかけて、捜査データ盗んだのは息子の自殺に納得がいかなかった母親(菊池桃子)の仕業。案の定、政治家の息子に口封じで殺されていたと知った母は報復に向かいますが、全てを察知した安洛の指示で殺人は未然に防がれます。
 結構なお点前でした〜。息子さんがお母さんのために撮った夜空の写真が綺麗でしたね。

 第1話の2時間拡大って苦手なのですが、飽きずに見ることはできたかも。目当てだった佐々木蔵之介=安洛のキャラが愛想がなく、長い専門用語や無駄無駄繰り返す指摘の方が時間の無駄で残念ですよねえ。でもそれだけに、ラストで小宮山に
「あなたが私の父親かもしれない」
と、若き日の証拠写真など渡されると、適当に誤魔化す対人スキルもなくてフリーズしていたのは可愛いギャップでしたw  
若い頃からこんな人だったなら、違うのではw  それともつっけんどになったきっかけが? まんまと2話もみたくなりましたけども、さて。