心の支えが高校時代の部活って、青春の1ページがキラキラ輝いていた人だなあ。個人的にはピンと来ないです。

 イケメン大学教授(前川泰之)の妻でタワマン住まいの専業主婦香菜(山口紗弥加)は、人もうらやむ素敵主婦……の筈が。旦那の浮気報道でひそひそされる不憫な存在に。しかも実はモラハラな夫。ちょっと花を生けても恩師の葬式(!)に行こうとしても口癖は
「それ、必要??」
いやお前が味噌汁にも煮物にもドバドバかけてる粉チーズの方が無駄無駄、無駄だわ!しかもネチネチと小言ばかりの父と謝ってばかりの母をみて育った娘(根元真陽)には
「お母さんみたいになりたくない!」
とまで言われる始末。浮気の件でも謝罪どころか謎に態度がデカい夫に愛想を尽かし家を出たのもののファミレスで夜を明かすしかなかった上に、暴行事件で逮捕?? 旦那は身元引き受けを拒否??

 仕方なく頼った先は、恩師(伊武雅刀)が遺したバスケ部寮。
今は恩師未亡人(余貴美子)の一人住まい……の筈がそこには、ファミレスで男に迫られて逃げた女茜(桜庭ななみ)と、迫る男にカレーぶっかけて説教して逮捕された香菜と、事件の目撃者&セクハラで部下男子に訴えられて左遷&自慢の年下彼氏には浮気されてた優子(財前直見)と、事件関係者が勢揃い。しかも彼女たちは揃って歴代バスケ部主将、それぞれに栄光の時代があり恩師の言葉を胸に生きてきたのでしたよ。
 それぞれ20代40代50代、香菜の娘が10代で寮長夫人は60代w 男に頼らず、なりたい自分になるって物語? 幅広い年代に訴求するドラマに、さてさてなるのでしょうか。
 1話サブタイトル「あの子になりたい人生だった」に惹かれて観たのですが、誰があの子かはぼんやりでしたねえ。全員それなりに憧れられる時期もあり他が羨ましくもあり。

粉チーズの場面で旦那が微妙にそわそわ。醤油かソースでなら、同じ事してるって気がついた? 私の同窓会を「それ必要?」って言ったこともあるんだぞー覚えてるのかー。