3人で鍋を囲んで笑い合う、そんな暖かい時間が目の前だったのにね。
そんなわけで心にちょっぴりトゲを残しつつ、それもまたスパイスかと思える納得で昭和な最終回でした。
心配した双子対決はかなり前半で、顔の怪我は派手でも結局はただの兄弟げんかw その後別々にあれこれ画策するも、結局は霧島にねじ伏せられて力負け。霧島を法では裁けず……と思わせて。そもそも和田/竜一の会社がが得意としたネット世論操作でぶっ潰すのでした!
「エニウェイズが、しっかり運びますけぇ」
霧島のいつもの言い回しに似せて吸収合併を告げる竜二(高橋一生)ナイス!そして銃を渡す竜一(玉木宏) 後日それで自殺を図る霧島(遠藤憲一)だったのに……こっちもハラハラと見守ったのに……弾がなくて死ねないってさ、心折れるダメ押しで最高でした(竜二への発砲はミスリード狙いでも、以来ずっと弾倉は空だったと思うと趣深いですね。盗撮の時銃向けたのも演技じゃん!) 原作は未完だそうで、どこからがオリジナルだったのでしょう。
そうそうヤクザ曽根村(西郷輝彦)の親子関係。
え、双子の実親が曽根村だった??確かに無謀な便宜図ってくれたよね、と思っていたら、逆でw 例の記者沖(落合モトキ)が曽根村の子でした。それ、殺しちゃってから聞かされて生かしておけんとか言われましても(^^::::::)
砂川(今野浩喜)は最後までコミックリリーフで、和田/竜一のGPS追跡でも、会社を任される場面でも、秘書(奈緖)とセットで笑わせてくれました。 竜二は国交省を退職。まりあに別れを切り出すはずが、もう私は大丈夫と逆に決別を告げられます(松本まりかが美し過ぎる) 美佐は……学校はまだクビになっていないのかな。でもとにかく、やっと兄妹3人で顔を合わせて笑い合う筈が。
やっぱり来ちゃったのね、あの社長の息子orz
刺されちゃうのかー。そして逃がしちゃうのかー。自分たちのように長い長い時間苦しませずに復讐を遂げさせてやりたい、それは分かるのですが。逆にあの少年はずっと、人を刺して償わなかった秘密を抱いて生きていくんですよ。それはそれでダメでしょう……。
少年には謝りに行って殴られて、別件でヤクザに殺られるのはどうでしょう。大物の曽根村は竜一の自首を放置でも、もっと小物に恨まれてるとか。そうだ、竜一が元の顔に整形し直したところで、竜二を恨む人に間違って刺されるとかどうよ。いやいやそれなら少年の方が。あれ、なんで死亡縛り。
刺されたけど倒れたけど大量出血だけど、一命はとりとめた可能性だってなくはないと思っておきましょう……orz
まだ名乗れない頃、美佐が竜一に。それに応えて竜一が美佐に。「ある兄妹を知っている」と例え話の様にしながら、互いの幸せを願って語り合う場面は泣かされました。幼い頃の様に頬をつまんで
「強うなれ。強うならにゃいけん」
そして美佐を巻き込まないために、沖を殺しに行くんですからね。常に変な行動力ありすぎるorz こんな鮮烈な人、忘れられやしない。美佐と竜二は結局、寄り添って生きるにしろ結ばれないんだろうなあ。華やかな挿入歌が今も耳に残ります。