大団円。
小路さん(眞島秀和)と河合さん(今井翼)は互いに謝って仲直り。また『友達』としてカワイイ店めぐりを共にして幸せに暮らすのでした。うん、それ以外の着地があるはずもない良き最終回でしたよね(^^)
真っ昼間の公園で人目もはばからず見つめ合って
「大好きだ!」
ですからw BL色で観る人もいるでしょうけど、それはそれ。別にいい大人2人、この先恋人になろうが構いませんよ。でもこのドラマの肝はそこでなく、もうひとつ手前の一歩踏み出す勇気。想いは、言わなきゃ伝わらないんです。
当初、ハッピーカミングアウトの話かと思ってました。
カワイイものが好きなナイスミドル。似合わない、恥ずかしいと内緒にしている。でも何かのきっかけでオープンにしたら皆受け入れてくれた、ほら恥ずかしくないよ幸せだよ、的な。でも最後までそこは秘密だった最終回を観た今、なるほど納得。周知する必要はありませんでした、分かち合える友が1人いればいいのね。
デザイナーの河合さん。今の職場ではドールハウス造りは器用さとセンスを褒めてもらえる気がしますが……。昔馴染みは、何年経ってもキモいと嗤う。失礼な。でも声高に『こぐまの学校が好き!』と言い立てて学生時代の輪を失うよりは、ジョークだったと一夜の嘘をついたっていいじゃないですか。 そして、嘘に居合わせてしまった小路さんは『大丈夫、わかってるよ』と心の中で思うだけじゃなく、ちゃんと口に出して言ってあげるべきでしたよね(^^;;;;;)
結婚相手にまで、パグ太郎好きを隠していた小路さん……orz それは秘密が大きすぎる! でもバレてたしw 離婚の原因は勿論そこじゃなく、性格の不一致。あれもそれもこれも思っても言わずにすれ違ってしまったせいでしたから。元奥さん(山本未來)にだって言わなきゃなにも通じなかったのなら、知り合ったばかりの友達には尚更もっともっとはっきり伝えていくべきデスね!
あとね、人って推しの前では固まりがちw 遠慮しがちw
そこに多少趣味の違う、理解ある友人がいればガンガンと「ほら行こう」「推しと写真とろう」って背中を押してくれるんですよ! ね、友達大事!(ポスターなど街中でのグッズ獲得も、不思議と自分のより友達の推しの物の方が大胆に声を掛けられるものですw)
さて甥っ子仁井くん(藤原大祐)は少女漫画家デビューのチャンスを掴み、「これがボクの『好き』なんです!」と小路さんを説得(親御さん代わりに出版社に捺印w 実親に連絡してよw) そんな仁井くんと知り合い、猫好きを解放し生まれ変わったニュー鳴戸(桐山漣)は、小路さんにとっても友人とまでいかずとも良き理解者に。ここでもやはり、伝えることの大切さと、好きなものに正直であることとを教えてくれていますね。 あ、でも鳴戸くんから甥っ子くんへの友愛告白は、猫愛で流れちゃっていました。自分が喋ってるのに、猫をみかける度に
「猫ちゃああああん」w
正直すぎw(そのせいで、小路さんと仁井くんが親戚とはまだ知らずw Fuluの仁井くんデビュー祝いで知るんですね。驚く南部を観たいぞ) ところで藤原大祐の可愛さは衝撃でした。セーラー服と半ズボンをナチュラルに着こなす青年!
小路さんの秘密のパグ太郎愛、そのうち職場にも知られる日が来るのかも。受け入れる人もいれば、嫌がる人も……いないとは限らない。でもきっと大丈夫、推しと理解ある友人がいれば。 そしていつかそんな楽しいドラマの思い出が、傷心の誰かを支える日も来るのかも。かもかも。