え、結局養うんだw

 今更ですが最後まで見た感想を。
 「ハワイ行きたいな~」
と思っているところで車にひかれたら、ハワイに飛んでいた光くん(千葉雄大)w
紆余曲折でまた沙織(伊藤沙莉)宅に居候、頭中将(桐山漣)もやってきて二人で優雅にふぉっふぉっふぉ~と口元押さえて笑い合うところなど、なかなかに異文化で楽しかったですねえ。女性にまめな中将どのが、モテモテホストとしてがっちり稼いじゃうのも、さもありなんw
 なのに終盤、以前ワイハで拾ってくれた科学者とやら(厚切りジェイソン)が登場すると、NASAがエイリアン扱いで光くんを追ってるだの平行宇宙だのと突然のSF感で違和感が。そもそもタイムスリップじゃなく、小説の登場人物なのに、それが実在する世界もあるとか言い出したらもう大変。だったらNASAは、スーパーマンやドクターストレンジ召喚法を考えるべきでしょうw そのためには沙織どのに教えを請うなり、部屋の立地や月の満ち欠け等を調べ尽くすなりの方が大事でしょうに、なんで光くんを解剖したいの?
 そんな追っ手の前で、再び消える光くん。
元の世界に戻ったのね……。と思いきや、一緒に見たいねと言った花火大会がある、夏に跳んでいたのでした!じゃーん。ってえええええええ。

 そもそも光の君と沙織どのの関係や想いが曖昧な上に、彼があちらに残してきた妻たちの行く末も、ニート養わなきゃいけなくなる沙織の経済問題もほったらかしで、ハッピーエンドですってされてもおおおお。それともこの先、光くんが本当に源氏物語に戻りたければ戻れて、時折、沙織どの&抹茶ふらぺちーのに会いたいのお~と思えばまた訪ねてくる。そんなふりーだむな感じに受け取っておいたらいいのでしょうかw
それでも頭中将だけは、自分が脇役な「源氏物語」には戻らず、現代で楽しくルームメイト君と仲良く生きていくのでしょうね。
めでたしめでたし。楽しかったです!