2010年放映。『恐怖の200メートル狙撃、疑惑の体内弾道?矛盾する発射タイミング! 京都~小豆島、逃げる女vs迫る狙撃者の謎』のサブタイトル通りの2時間ドラマ感でした!
オフィス街、職場ビル前でいきなり頭を打ち抜かれ死亡するサラリーマン。狙撃現場と思われるビル屋上は遺留品だらけで、容疑者と目された男はライフルで自殺。しかし角度や奥歯の損傷から、自殺に偽装した他殺の疑いが。更に、当時現場に居合わせた女性銀行員(清水美沙)がまた狙撃される。真の狙いは彼女だったのか?
いやもう、次から次へと間髪いれずに証拠が現れデータが提示され、榊マリコ(沢口靖子)率いる京都府警科捜研には、行き詰まるということがありません!
狙われた女性の持ち物から宗教団体「神の手」の関与が疑われ、彼女を守ろうとする弁護士(黒田福美)も銃により死亡。どうやら当初の狙撃はわざと狙いを外し、彼女を追い詰めて弁護士をあぶり出すのが目的だった模様です(それで殺された人、めちゃ可哀想~!)
逃げる女性を土門刑事(内藤剛志)と教団の殺し屋(金子賢)が追う一方で、「あなただけは信用出来そう」と呼び出されたマリコだったのに、土門刑事と連絡をとる中で漏洩する隠れ場所。まさか土門が教団の手先?いや他に警察内部に信者が?
警察は電話番号から居場所を探知し、時に勝手に居場所連絡アプリを容疑者の携帯にダウンロード、追われる側はわざと携帯を捨てて追跡を振り切りと、激しい攻防が。あ、でもスマホじゃなくて折りたたみ携帯なところに時代を感じました。最後は小豆島で、女性は無事に娘と再会し殺し屋は逮捕され、なんだかんだ教団の不正も裁かれてめでたしめでたし!
お目当て西村さんの役どころは、研修に行った科捜研レギュラーの代わりの文書鑑定士相原辰巳(西村まさ彦)
スケジュール都合の代打出演かと思いきや、終盤がっつり証拠隠滅に走る、警察内部の「神の手」信者でしたよ。みんなと仲良くおやつ食べ~の、白衣で現場鑑識し~のからの、やっと解読した暗号データを消してやったぜと勝ち誇った悪い顔。でもコピーがあって当惑&がっかり、逃げようとして土門刑事に投げ飛ばされる等々と、いろんな西村さんを堪能出来る回でした!当時見逃してましたわ。そして2010年といえばあの「機動捜査隊216」がこの4ヶ月後に放映されて、沢口靖子さんとの絡みが以後10年続くわけで、感慨深いです。
そしてラスト、内通者はこいつらだった!と放りだされる履歴書の相原の分もがっつり写りまして。富山県立大山小学校→大山北中→北高→東西大学→ロンドンw 昭和35年1月12日生まれ(ご本人は同年12月12日)などなど楽しめました(^^)
草w