面白すぎるw
 須磨を目指して都落ち、のはずがなぜか現代東京に。それもマンション住まいのOL宅に現れてしまった光源氏!不審者扱いでバットでぶん殴られて警察呼ばれる始末でしたよ。いや、怖いよね、そこそこ上階のベランダから侵入してくる、烏帽子に直衣の平安貴族w (直前に、お香を焚いて窓には御簾を垂らしたことで呼び込んだのかな?)

 しかしおっとりと温厚な光の君(千葉雄大)、警官に乱暴に連行されるときの目が!捨てられた子犬のように助けを求めていて! 思わず「この人、知ってます」
と言ってしまった沙織さん(伊藤沙莉) 教科書で読んだよね、……いやでも光源氏って実在しないんじゃ?と混乱しつつも乗り掛かった船。 言動も服装もおかしなイケメンを家に置く羽目になったのでした。

 何を見ても珍しがり、スマホも知らない光源氏=ひかる君。
烏帽子が梁につっかえても、頑なに脱がないw  烏帽子なしって、現代でいえばノーパンぐらい恥ずかしいことだったらしいので、むべなるかな。
翌日は早速、服を買いに。ニット帽も忘れずにw  試着室のカーテンを、御簾状に下から持ち上げて出てくるの笑いました~! 現代装束になってしまえば、ただのイケメン……かと思いきや。カフェで抹茶ラテを飲めば感動で一句!しかも立ち上がって謳う! 目立ちまくりですw
 その歌を、沙織の指導でSNSに投稿し「いいね!」をもらって知り合いも出来、現代に馴染んでいくひかる君。居候のまま、帰る様子もありません。

 以降もTVを見ては、中に囚われの女性(にょしょう)が哀れだと泣き。別の番組に出たその子がショートヘアになっていれば「尼に成り果てた」と泣きw 感受性が強すぎてもう大変。これは殴られて記憶喪失の関西コスプレーヤなどでなく、本当に平安びとなのかも? 
 常に焦らず走らず。肘を張って拳を前に置く立ち姿も(狂言や能で見る感じ)独特ですよねー。

 しかしボブヘアの沙織を尼だと思って衣食住世話してもらっていたなら、「成り果てた」は失礼な言い草よねw  実は、歴史的プレイボーイのはずが自分に手を出してこない…と内心ちょっと気にしていた沙織さん、尼だと思ってたからかーとホッとしますが、誤解が解けても口説かれもせず。通う男もいない様だが、まあ物好きな男がどこかにおると適当な励ましを、沙織の金で買ったお菓子食べながらされちゃあ、そりゃキレるのも無理ありませんて。夜通し会ってる女に世話してもらえ、とついに追い出してしまうのですが…、そっちも誤解でおばさまたちとオールでカラオケだったのでしたw

 3話では、甘いもの食べすぎで流石に太ったよねと初めての「運動」に精出すひかる君と沙織。
2人の距離も縮まったけれど、逆に帰りたさも伝わって。来た時と同じ満月の晩に、同じお香を炊いて御簾をくぐれば? と一致団結試してみますが、そう簡単にはいきませんでしたよ…。
さて、光源氏のライバル頭中将も現代に来ちゃうのか? え、ひかる君が消えた? どうなるの~!!