雑誌業界が舞台、主人公が記者でこのタイトル。てっきり業界の闇やら政界裏情報を知って命でも狙われるのかと思いきや、問題はケイト自身の出生の秘密なのでした。逆にその方が私は好きですw
週刊誌記者ケイト(吉高由里子)の母杏南(秋吉久美子)が急死。女手ひとつでケイトを育てた母の最期の言葉は、なんと
「貴女の父親は…、キアヌ・リーブス…」
いやいやいやw でも遺品からはキアヌとのツーショット写真がw と、同時に見つかった指輪は、送り主が大量殺人犯の乃十阿徹と判明。ファンタジー度ではどちらも同じようなものなのに、恋人春樹(重岡大毅)のプロポーズは不確かな乃十阿父親説を原因に白紙に返され、別れることに。
逆に、元カレ尾高(柄本佑)の過去のプロポーズは、亡き母から直に「ケイトの父は乃十阿」と知らされた上でだったと今更に知り「関係なかった」と言ってくれる尾高に泣くケイト。なんて男を見る目がなかったことか。
奇しくも仕事は、DNA婚活レポ。遺伝子情報から、理想の相手をマッチングするサービスに最低の相性と判断されてもなお、好きな相手を変えない取材相手(えなりかずき)に肩入れし、励ますケイト。自らを「親の経験を受け継ぐマウス」に重ねて苦悩する。
母が生きている間は、全く興味なかった父親の身元。共に暮らしても、会ってもいない人に人生が左右されるだなんて。
尾高との別れを後悔はしても、相手も既に既婚者。縒りを戻す流れではなさそうで、ケイトの幸せはどこにあるんでしょう。父、乃十阿(小林薫)との対峙はありそう。もう少し見てみます。