え、コメディじゃないんだ(^^;;;;)

 ムロツヨシと伊藤英明が並んだ番宣のチラ見が楽しげ、始まればBGMも明るくて、もうすっかり笑うつもりでいたので気持ちが追いつきませんよ。そして旦那はずっと、なんで寺が舞台の坊さんものじゃないんだ、ドラマに医者が多すぎると繰り返していますw 確かにねー。でも死ぬか生きるか瀬戸際の非日常感で、救急救命にかなう場所はないからねー。

 そんなわけで、舞台はあおば台病院、救急救命センター。
今日も無謀横断の自転車を避けた自動車が、歩行者をはね何人も急患が運び込まれますが、医院としてはいつものこと。しかし他と違うのは、ここには病院付きの坊主松本(伊藤英明)がいて、しかも医者。修行のように連勤、ICUで読経し患者を泣かせるわ怪奇現象と噂になるわ、いろいろ常識はずれな松本の行動に、同僚の三宅(中谷美紀)はダメ出しを続けるのですが。

 小学生時代は泳げなくて、目の前で友達が溺死した、と語る松本。あの場合は、泳げてたって助けられないよ。君が悪いんじゃないよ。でもそれで水泳を始めて中学全国大会で優勝しw 医者になり坊さんになったという、わかりやすいけど凄すぎるスーパーマンが主人公ですorz 
 常に全力。体の大きさもあって暑苦しいことこの上なしw でもあの大きさ故の頼れる感はありです。態度が悪く暴れる患者めがけて読経始めても、威圧できるし。

 母不倫中の事故が、結局勘違いで良かったです。しかしケースワーカーと共に、引き取り希望を伝えてきた実母と話し合いに行くところだった。そもそも養子とも知らされていなかった上に、母を亡くそうとしている中学生には何から何まで青天の霹靂ですけども。可哀想がって何も知らせず遠ざけるより納得のいく決断をさせようとする松本、悪くはないと思います。ただ、個人の資質によってはうけとめきれないからねー。今回に限っては良し、という三宅の評はもっともです。

 ムロツヨシは、そのあおば台病院に新しく来た脳外科医濱田。TV密着取材を受けるほどの有名人なのに気さく~とナース受けは抜群ですが、腹黒感。どうやら個人的に松本への恨みを晴らしに来た模様。でもその恨みって、路上の病人に対応しようとしたら同じく駆けつけた松本に弾き飛ばされ、叱責された、程度よ? ほらまた同じシチェーションになっても松本は覚えてないw  松本のデカさと濱田の器の小ささが産んだもつれが、この先どうなるのか?
 そこはどうでもいいや。

 仏教関係者が、松本の唱えるお経と僧衣と数珠と監修とetcとにかく全部バラバラだとネットで書いてて笑いました。宗派を特定しない気遣いなのか、それっぽくを優先でそうなっちゃったのか??