あら、終わらなかった。

 毎話、見舞い人の思い出話で綴られていくサクラ(高畑充希)の社会人生活。先輩(相武紗季)は、娘との絆よりむしろ蓮太郎(岡山天音)と再婚した点でサクラに人生救われてるw などと楽しみながらも、ずーっと昏睡の理由を待っているようなものでした。なるほどお隣のボクを事故から救ったんですね…、それはサクラらしい。
でもその前の、魂が抜けた鬱状態のサクラを
「そんなのサクラじゃない」
と周囲が言い続けるのは、ちょっと待ってやめてあげて、と見ているの辛かったですよ。君たちの思う通りでいなくちゃいけないの?

 故郷の島に橋をかける。
実現しかけた積年の夢を、手抜き工事を告発し自ら潰してしまったサクラ。しかもその説明会の間に自宅で倒れた祖父が亡くなり…。心の柱を一気に二本も失ったら、そりゃ腑抜けにもなりますよ…。 欠勤が続き、このままではクビだと焦る周囲の気持ちも分かるんですけどね、もう花村建設で働く意味ないですもんねえ? しかも仕送りが手付かずで戻って来て、金はある!

 同期の仲間がそれぞれ、自分の危機を救われた思い出を胸にサクラを励まそうとする様子がたまりませんでしたよ。建物を見せても設計図を渡しても、写真も撮らず意見も湧かない、大好きだったラーメンも一口で終わり、プロポーズには自虐で爆笑、夢なんかどうでもいい……orz  しかもそのサクラが、よれよれで髪ボサボサ。ダサいながらも身繕いはピシッとしていた子がorz(百合の出産が、その失意を慰めあったはずみの葵の子でびっくり。謎の「実は百合は葵が好き」煽り、このためだったのか!)
 ついに引き払って島へ帰ると決めた矢先に、天国から届いたファックス←と、思わせて入り口ドアからw 手書きの文字が、次々とドアの隙間から差し込まれるの、手動で笑っちゃうけれど感動的でした。でも、それを見て外に出た結果があの不幸な事故と昏睡なのよね…(しかも、現場から動いて家に戻ったせいだよねorz)

 さてそこから目をさましたら、もう万々歳で終わりかと思っていたのにな。
 無職のリハビリ生活。それでも皆見舞いに来てくれて何かと相談もされ。サクラも助言する気満々で伝える言葉を考えていたのに、サクラ家鍋パーティには次々と欠席連絡。みんな目標に向かって着実に進んでいて、悩みにもサクラ抜きで答えを出しているじゃありませんか。わー辛い。

 やっと決まりかけた再就職は、花村建設が邪魔をしてくる?? 元同期とも仲違い? どうなるの最終回!
でもきっといい感じに終わるんだと信じてますよ! そうだ、お隣りのすぐ仕事辞める旦那。サクラに聞いてきっと建設系に応募したでしょ、それが天職だったりしたらいいね!

 ところで今の若い人は♪貴様と俺とは~♪の方の「同期の桜」を知らなそうですw