俺は本物の天才を知っている。 ほほう。
広告デザイナーの卵として働いている主人公光一(神尾楓珠)は、バリバリ実績をあげる先輩(石崎ひゅーい)を仰ぎ見ながら、結果を出せずにもがいています。落ち込んだ時に思い出すのは、高校時代のエキセントリックな同級生、絵恋(池田エライザ) 絵が上手い!と自惚れていた彼のプライドを叩き折る存在でした。
ところが先輩もエレンも、肝心の作品はふわっとなんですよー。まあ絵恋は『フリーハンドの直線が定規を当てた様』という場面もありましたが、その後街角のポスターに描いた×は別に普通だしねw 先輩に至っては作業が早い、何件抱えても全てこなす、と仕事量ばかり。センスや腕前の話はないもんかな。先輩が光一の作品にちょこっと手を加えただけでパッと変わる的な。
ああ絵恋には、主人公の石膏像デッサンを下手くそと貶しつつ、鉛筆を立てて使うのが=細かい部分を描くのが早すぎると助言する場面もありましたっけ。しかし絵恋ちゃんそれを
「おっ勃てるのが早すぎる」
「早漏野郎」
とorz その前にも、下手なくせに描きやがってとオナニー扱い。いちいち口が悪いというか発想が男なんですよ。別にしとやかじゃなくていいけど、社交性もなく悪い仲間がいるわけでもない絵恋、どこでそんな言葉と発想覚えてくるわけよ。原作通りなんでしょうけど、嘘臭いわー。
ただ、父の死で描けなくなっていた元天才少女に、下手なくせに嬉々として描く主人公が刺激を与える展開はエモいのかも。
てっきりその後絵恋は死んだだろうと思って見ていたので、生きててびっくりw
というのも、これを書くにあたって公式HP見たら色々勘違いしていたことが分かりまして。「何故描かないのか」と聞きに来てた英語のインタビュアー、NYで活動する絵恋のところに来てたのね。てっきり高校時代かと。つまり幼児期にもう世界的に有名で、以来10年描けてないのか、辛すぎる〜とそこで思ったんですよ~。え、マネージャ(中村ゆりか)? そいつも学生なのにマネジメント任されて大変ね、とw 漫画にありがちな有能従姉妹かなんか、周囲には隠してる設定のあれかと脳内補正してましたよー。違ったw
人気作をそのくらい適当に流し観ちゃって申し訳ないのでもうリタイアかなー。実際幼児の絵が高額取引でもてはやされることってままあるよね、その後って気になるーと思ってたのですがそういう話じゃなかったw
何者かになりたくてもがいている人には刺さるのでしょう。頑張れ若者!