富田晶子さんすっごい!

 先輩フレアバーテンダーが登場したと思ったら、レベル高すぎ。これはモノホンでしょw 世界で5本の指に入っちゃうフレアバーテンダー富田晶子さんが、ご本人役で登場でした! 日代子(八木アリサ)ちゃんに喝を入れるという演技もこなしつつ、華麗なフレアを披露してくれました☆

 でもそれだけじゃない7話。
 ふわふわ日代子ちゃんを付け回す、ストーカーが……大後寿々花!もとい、美樹本(大後寿々花)は、日代子の同窓生、久しぶりー!と言えばいいだけの筈が、当時イジメられる日代子を助けなかった罪悪感と、卒業後は男として暮らして居たことで、どう話しかけていいか分からなかった……んだそうですよ。えーと。 正直、見た目女性です。髪だって男にしては長めのまま、オレ昔は女だった、と言われても(^^;;;;;)  しかし堂々と『元女性だったオレの過去』語りが続く中、閃きました。

 本郷奏太だと思えばいける。

 いきなり日代子に打ち明けるのでなく、まずバー屋台にいるバーメイド、雪ちゃん相手だからこそ彼もこれだけ語れたんですよね。そうか、手術に踏み切れず、戸籍は変えられずにいるのねえ。さて、一度は逃げた日代子ちゃんでしたが、恐々もどってきたらすぐ、お友達のミッキーだってわかりましたよ! 任された屋台バーでお得意のフレアを披露。七色の「日代子スペシャル☆」を振舞います。LGBTのシンボル、レインボーを選ぶとは、お馬鹿なのにやるね、日代子ちゃん。そして二人は語り明かすのでした……。
 しかし、旧友とわかって気を利かせ二人にするのは分かりますが。その前に、ストーカーに狙われる日代子を連れ出して、屋台番で一人にしていたのって、襲われたら捕まえようって見張ってたんですよ!ちょっとひどいわよ騎帆さん、雪もそんな案は反対してー(^^;;;;)

 毎回楽しく見ています。おっとり日代子とアネゴな騎帆さん、家ではねぼすけ雪の3人組にも慣れてきました。お酒飲めないなりに、カクテルに興味が湧きます。

 『いかにも酒に見えるノンアル』も作れれば、『ジュースにしか見えないのに強め』もできるんですね。どちらも、境内に屋台を置かせてくれた住職さん(木下隆行)にご提供。前者は、陣痛が来た奥さんの元に行かなきゃいけないけど怖いー、いっそ飲んだらもう車乗れない!てな時にw 後者は、お陰様で立ち会えて産まれました!の報告と共に、まだ陽もあるうちの祝杯にw 禁酒法時代、目くらましに開発されたという蘊蓄も興味深いです。
 放置児童のオーダーにも、ノンアルでw オムライスが美味しそうな回でした。 親権を失いそう、と泣くバリキャリシングルマザー(田畑智子)に出すコーヒー入りの一杯。

「人を殺してきたの…」
と、喪服の余貴美子が現れ、屋台でギムレットを頼む回もトリッキーで面白かったですねえ。いつもの中華屋では、おばちゃん(原扶貴子)が
「彼が死んじゃった」
と泣き崩れていて。ま、まさかの不倫?とうろたえる騎帆さんが、おばちゃんに作らされるのも「彼」が好きだったギムレット。そう、大人気漫画のヒーローが劇的に死亡。余貴美子はその作者だったんですよねえ。

 自分には、どんなカクテルを出してくれるんだろうと思いながら見ちゃいます。