2週間後の骨髄移植まで、収監されずに逃げ回れ!
ただし怪我及び感染症は避けて健康に!って無理w 冤罪も含めて、既視感ですね。

 裁判前の容疑者は、自由に外出できない。それは分かります、でも理由が児童への骨髄移植で生死に関わるなら、警備つきで病院へとか配慮できないものなんですかね? 本人はちゃんと弁護士に相談したのに、そもそも嘘つき扱いされたので実際がどうなのかが不明です。

 そんなわけで、ホステス愛(立花恵理)殺害容疑の主人公結城大地(三浦春馬)
でも実際は、殴られて気絶。遺体の横でナイフを手に目をさますという、完全にハメられた状態。真犯人は柴崎(高嶋政伸)で、可愛がっていた愛が自分を探るために近づいたと知って激昂、刺殺。「8年前」も自分の罪を被った都合のいい男大地を容疑者に仕立て上げたらしいです。そもそも、愛に調査を頼んだ月島検事(芳根京子)はその「8年前」の事件の目撃者にして被害者の娘。裁判で犯行を認める大地に
「その人じゃありません…!」
と絶叫した過去があり、また身代わりにされた大地の無実を信じてくれそうです。そして、そうそう骨髄移植ね。その「8年前」の事件で妊娠中の恋人すみれ(比嘉愛未)と別れ、まさか産んだとは知らなかった娘がいてw その娘の白血病治療に、やっとみつかった適合者が父親である彼だったのです。
 もういろんなことが「8年前」絡みで、1話前半はあれこれ分かりにくかったですが、移送中の事故で主人公が逃げ出して以降、2話からは一気に面白くなってきました。 

 娘のはなちゃん(稲垣来泉)がね、可愛いです。人懐こくてあどけなく、んもう激かわ!
なので、父性に目覚めたという宣伝コピーより、短い時間だけど触れ合って、ああこの子を助けたい、と目覚めたのは良心な方が自然に受け取れるかも。そもそも、乳児期の夜泣きだイヤイヤだオムツ替えだ離乳食だ、と嫌なところゼロでただ可愛く「お父さん?」と言われて目覚める父性ってなんだ、と。

 警察の他に、命を狙ってくる柴崎の手下灰谷(磯村勇斗)にも追われて民家に逃げ込む大地。住人(倍賞美津子)とのやりとりはもうテンプレで、最初は縛りあげるものの、彼女が心臓発作を起こすと放っておけず。救急車呼んで、近所の病院に担ぎこんで(って、救急車に行き先変更連絡した?)悪い奴じゃないんですよ。それに応え「殺ってないんだろ?」と、息子の遺品を使っていいからと送り出す老女。血の付いた白T&スエットの軽装から、パリッとスーツに黒眼鏡と変装した大地は……なんと事件解決に向け、それまでのシマに戻ってきちゃいましたよ!
 証拠の何かを撮影した愛のデジカメは、大地の同居人サトル(森永悠希)の手に。同じ養護施設で育って、大地をアニキと慕いつつ、まっとうに生きろと説教しつづけの彼。この人もかばってくれそう……と思ったら、あああ、殺されたーorz 

 毎回次への引きが上手いんですよね。1話終わりは護送車が横転、バイクで逃走する大地(メットちゃんとかぶってw) 2話は味方かと思った灰谷にナイフ出され、3話はそいつにサトルを殺されて……。え、これも大地の犯行になっちゃうの? デジカメは誰の手に?