初めて見た、初回2時間拡大放送の途中で『いままでのお話』とまとめがw

 主人公村越(反町隆史)は『再建弁護士』と異名をとる、会社を倒産させず、再建を目指してとことん諦めない弁護士。今回も、文字通り崖っぷちの水産会社社長、山谷(石黒賢)からの依頼を受けた村越は、地域に貢献してきた魚市場を救おうと奔走するのでした。

 地道で地味なお話。
これが青年漫画原作なら、語呂合わせ名前の弁護士が奇策でひっくり返す系になるのでしょうが、実話ベースのこのドラマで村越がするのは徹底的なお話し合いです。それも、全額は返せません!と銀行に宣言しつつ、会社は潰さない、と無理を通します。弁護士のお仕事的に、倒産処理の方が揉めずにずっと楽なのですが。それでは山谷も崖の上から海を覗いていた様に、経営者は追い詰められて死を選びがち。それに近所に出来たスーパーがいくら便利といっても、魚市場がまるっと無くなったら漁師さん他、困る人がたくさんいますもんね……。
 まずは諸銀行に協力を仰ぎつつ、黒字部分だけ形式的に別会社にしてみたり。地域で署名を集めてみたり。奔走する村越が倒れ、シャツには血が……って、別に刺された訳でもなく、ストレスで帯状疱疹が悪化です。痛い辛いと聞きますけど!ドラマ的には超地味(^^;;;;;) そうそう、途中銀行員と密会? 何か裏切り行為を疑われた社員滝口くん(笠原秀幸)が、実は単に同級生同士で飲んで
『俺、社長のことおやじだと思ってるから!』
と、倒産前の転職を勧められても断っていたというオチも、冒頭の『いままでのお話し』をまたいでひっぱるには地味で……。山谷社長夫妻(妻:高橋ひとみ)が慕われて保ってる会社なので、身売りも社長交代もない!という村越の意見を補強するエピソードとして、削って1時間にするよりは盛り込んで延長はいいんですけど、もらい事故での死亡で無理に盛り上げた感。それに、 せめて1時間半にならなかったかなorz


 最後は、メインバンクの審査部長(高嶋政宏)がツンデレ発揮『べ、別に情で決めたんじゃないからね!』と融資が決まって万歳でした~。

「お金にならない依頼ばっかり!」
と、嘆く秘書に小池栄子。その秘書に「ノブ!」と呼ばれては「ノブシ(伸司)です」と訂正する若造(弁護士浪人中)に堀井新太。
村越がこんなにも人のために頑張るのは、亡き愛娘(田畑志真)と約束したからだそうですよ……。妻に和久井映見、息子に水沢林太郎、家族の話もありそうですかね。

 反町隆史の弁護士役は頼もしくて意外やハマっていましたし、「監察医朝顔」同様奇をてらわない良作になりそうです。毎回、最後には再建できるわけで、財産は手放しても家族で暖かく暮らせる様子でホッとできそうです。 でも旦那は1話が2時間なだけでもうリタイアw 2話をみてくれて感触よかったら、継続ですかねえ……どうかなあ……。