埋め立て地が胡乱なのは分かりますが、池袋がそんなに怪しい、魑魅魍魎の地だったとはw

2「江東区の女」
 公園で微笑む幼女と両親。それをみつめる女の霊。
家の不幸は、本当にその霊のせいなのか?心霊写真を手に、撮影場所を探してさまよう璃々子と島野。やっとみつけた、そこは元埋め立て地「夢の島」で……。
平行して描かれるのは、不倫の子を産んだ伸子(安達祐実)の修羅場。相手の男(長谷川朝晴)の妻(鈴木砂羽)が乗り込んできて騒ぎ、妻を殺してしまった男は、自首に応じず埋めれば大丈夫と言い張る。しかし息を吹き返した妻に形勢逆転された男は、伸子を殺す妻を止められず、トドメまで刺す事に……orz
 いやもう、男に腹が立ちますよね。鍵はなくすわ、日和見だわ。で、相談者の母は、その殺された伸子の子。写真の霊は、我が子を見守り続ける母伸子なのでした。相談者が語る不幸、母が生まれた頃に祖父母が自殺ってのも、伸子が夫婦を祟ったと思えばむしろGJ。となると、事業に失敗した父が亡くなったのも、母を守るためだったりするのかもしれません……。

3「豊島区の女」
 若い女を探して歩く、老文筆家(小日向文世)
今にも倒れそうな老人の代わりに、人探しをする璃々子と島野ですが、みつけた女(桜庭ななみ)は孫でも娘でもなく、使用人なのだとか。

彼女が家政婦として来てから、食器が割れたり妙な音がしたり。古来より「池袋の女」を雇い、密通すると怪異が起このだと語る島野。老人もそれを知っていたようですが、亡き妻にそっくりな彼女を愛するあまり、そこは不問に。そして入籍の翌日、帰らぬ人となってしまうのですが……。
 やはり毒殺w 若い嫁もらった直後の変死をスルーだなんて、警察仕事してないわ。そうか、家に出入りしていた弟子(藤原季節)が『亡き妻と同じ泣きぼくろ』まで指示して彼女を送り込んでいたのですね。しかし、池袋生まれの彼女が、霊界の扉を開いてしまうとは知る由も……。いやいや、生まれ育ちが池袋の家政婦さんに風評被害がw
計画を立てた恩知らずの弟子は無事命を落とした模様。未亡人となった彼女がどうなったのかは、ただ静かになにもわからないところ、いいですね。


 1話では本当に通りすがっただけ、無関係だった二人ですが、今回は心霊写真の持ち込み相談に人探し代行と、多少は縁があって人助けですね。いや、2話はかえって余計な事したかもw
各話、あまりに情報が少なく、想像する余地がありありで楽しくなってきました。
璃々子と島野も、別に恋人でも仲が良いわけでも雇用関係でもなさそうで、なぜ一緒にいるのかw 原作読んだら分かるのでしょうか。