まるでお気軽な「半沢直樹」、動機が恨みでなく「だって頑張りたい!」って斬新かもw

 三友銀行員片岡(福山雅治)は50歳にして支店長に。昇進に浮かれる片岡でしたが、横山常務(三上博史)は新支店長たちを集めると『廃店』を言い渡します。業績の如何にかかわらず、行員をクビにする目的は予算の大幅カット!君ら支店長だけは本店に戻すので、安心して「何もしないこと」「頑張らなくていい」と。

 これが、楽チンなようで案外大変ですw
新支店長が赴任。普通は早々にノルマを掲げ、支店一丸となって達成だ~等と尻叩くのでしょうに、嘘をつきたくない片岡はそういう訓告を先延ばし先延ばしw
某社倒産、社長が金持って逃げた件でも、自分の責任だと探し回る担当行員を止めるわけにもいかず。結局は一緒に全額回収してきてしまうし。町工場から融資引き上げの件も、親身に通う滝川(神木隆之介)の手前、つい本部に掛け合うと約束してしまったり。

 そんな片岡を横目に「頑張っていいんですか?」と確認しつづけだった副支店長真山(香川照之)、実は前支店長から廃店を聞いていて……。本部に下手に逆らうより、おとなしく廃店になった後、少しでもいい再就職先を斡旋する方向で片岡には頑張ってもらいたいとまで言うのですが。

 横山常務との会食の席。我慢の限界を超えた片岡は、ちゃんと頑張りたい、ノルマを超えてみせると宣言してしまうのでした。ノルマさえ超えたら廃店はチャラですよ! ただし失敗の場合、本来なら片岡だけでも本部に戻れる約束は白紙ということで……うわあ、真山副支店長の目論見がパーじゃないですかorz


 そんなわけで、銀行ものにしては世にも珍しい『頑張らない』第1話でした。あれ、2話からはめっちゃ頑張ってノルマ達成を目指す話になっちゃいますね、普通かw

廃店=クビだなんてーと騒ぐ蒲田支店員たち、「今たまたま、この支店にいるだけなのに」と嘆いてましたが、どうやらちゃんと見越して問題社員が集められている模様。これから一人ずつ、その辺の事情を明らかにしつつ、問題社員ならではのやり方で業績をあげてみせたりしてくれますか?「日本ボロ宿紀行」の高橋和也が行員にいて、弁当の手配したりしています。
 長かった1話に続き、2話も拡大版。とりあえず様子を見ましょう。