ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら10年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村雅彦押しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

窪田正孝

「ヒモメン」最終回 ☆☆☆

ほら、目にゴミがw

もっとも、家にあげて二人きりで密着していたことには違いないのにそこはスルーされている池目先生。
『末期ガンのお父さんに、花嫁姿を!』
とお姉さんが推すのなら、池目先生が筆頭婿候補でもおかしくないのにー。幼馴染のイケメン高給取りが突如として現れましたよ。そもそも花嫁になるのはお姉さんでも全然オッケーだと思うんですけどw まあそこはさておき。

ついに別れを切り出すゆり子。彼女を「ゆりっぺ」と呼ぶ、元医者で現厚生労働省勤務、ゆり子の勤める病院に査察に来ている鷹彦(渡辺大知)と結婚すると決心したのです。そして結婚したら彼とドイツに住むんだってさ。占いが示した『運命の相手』の条件の通り、マッチョな腹部に確かに7つの傷もあるんです。脱ぎますw
納得いかない翔が、鷹彦に迫る対決はクイズ!
受けた鷹彦の繰り出す医学的難問も見事に正解し、翔から出すクイズはゆり子に関すること。ゆり子が一番好きな動物、それは何年も離れていた鷹彦よりも同棲していた翔が絶対有利な問題だった筈なのに……正解は鷹彦の答「イルカ」 翔は、食べたらきっと美味いとか言って聞いてませんでしたよw てか、イルカを魚だと思ってたのね?
おまけに、難問正解は生目と組んでの不正とも判明。もう決定的に嫌われちゃってガックリ……だったのですが。なーんと鷹彦のバツ7が判明します! 7つの傷は、7人の女に憎まれてきた証拠なんだとさ。

ご両親に結婚を報告すると、ホテルでの待ち合わせ。みんなの勤務時間中に、無職の翔だけが自由に駆けつけてゆり子にバツ7を知らせることが出来る……のだと一瞬感心したのですが、なんのことない、オールメンバーで乗り込んでいましたよ。病院大丈夫なの(^^;;;)
そのあとはもう、陽気なご両親ご登場でガンなんて誤診でポーンだしw 定番の大岡裁き。自分は身を引いてゆり子の幸せを願った翔のことを、結局はまたゆり子が選ぶ展開ですよ。ただ、ドラマ内で何度も
「ヒトは変わらない」
と言わせ、昔好きだったものはずっと好き。クズはずっとクズ。と指摘し続けていたセリフをゆり子が遮って
「ヒトは、変わるんだよ」

と翔を諭す場面にはグッときました。昔はパン屋になりたかったけど今は違う。翔ちゃんだってクズじゃなくなる……かどうかは知りませんがw とにかく翔と一緒がいいのね、え、いいのかな。それで本当にいいのかなゆり子!!

結局元の鞘に戻った二人。
今日こそゴミ捨ててね、掃除してね、と出来ることからコツコツ育てつつお小遣いもあげる。菩薩の様なゆり子さんですよ。でも今度こそ翔は、そのお金を貯金できるぐらいには生まれ変わっているのでしたーって、結局無職で、家事もお手伝いレベルでヒモのままなのかー!お小遣いの積み立て貯金より、君を養う方が高くついてるわ! ちゃんちゃん。

最後『重大発表!』って。映画化だったらどうしようかと思いましたw 毎回面白くて、窪田くんがメチャ可愛かったけど映画にまでしちゃダメだよね。発表がDVDブルーレイ発売でホッ。

「ヒモメン」6 ☆☆

「俺は、ゆり子のそばで、楽がしたいんです!」
そんな宣言、嬉しいんだかなんだかw

今度は美人社長(高岡早紀)のニセ恋人を務めることになった翔ちゃん。読まずにサインした契約書に、口外したら20万円途中でやめたら50万円支払うとあったもんだから、婚約者で弁護士で金持ちって役回りを、止めるわけにもゆり子に言い訳するわけにもいきません。はいはい。高価なスーツを買ってもらうと、馬子にも衣装。カッコイイんですよねえ、スタイルいいなあ窪田正孝。
そして、あからさまに大塚家具を思わせる父親との会食。必死に有能を装う翔ちゃん、なぜか糸目w そして漏れる本音。僕はすっぱり仕事なんてやめて彼女を支えます! 父親の『お前は経営に向いていない、結婚して社長をやめろ』を聞き飽きてる娘には、このぐーたら発言が嬉しかかったんでしょうねえ。もっとずーっと契約を延長して、ってことは結婚して、一生私の横でごろごろしていて!となって、一度は心揺れる翔(おい!)なのですが。

もちろん最後は、ゆり子を選んで。買ってもらったお高いスーツと靴を脱ぎ捨て、よれよれTシャツにスエット&サンダルでニコニコと走り去っていきます。着て帰ったって怒られなかったと思うけど。自分で決めて良かった報酬額も、10倍でも払ったでしょうに、つつましやかに3万円。ゆり子と温泉に行ければいいんですって!
なのに帰ると、ゆり子と生目先生が口づけを? 来週に続く!

どーせ目にゴミが入って診てたんでしょw

序盤で始めてた動画配信。寝てるゆり子をネタにさえしなければ、持ち前の子供のような心で人気ユーチューバー翔も夢じゃなさそうだったのにもったいないですねえ。
今回は、岡田結実が目立ってました。社長と翔の買い物&親に紹介ランチを発見、尾行!病院内に知らせるのはもちろんのこと、会社の会議で翔の身元をバラす役どころもばっちり。もう10年もこれやってますって風情なのですが、実はドラマこれが2本目?? これから出演増えそうですよねー。
そしてYOU婦長の、人がなぜヒモに惹かれるか理論解説。
「1000円ちょうだい」
「10000円ちょうだい」
と前触れゼロで金をたかり、ほらもう私が気になって仕方がない……と生目先生を丸め込みますw 渡す生目先生もちょろいですが、持ったまま逃げる婦長も可愛いなw 

金もルックスも仕事もあるのに、翔に勝てない生目先生。ついに翔の真似してゆり子に小遣いをねだり、働きたくないとだだをこねてみる作戦に出ましたが……落ち込むゆり子を元気づけて終了w 恋する先生には値千金の笑顔にしろ、むくわれなくてかわいそうですねえ。金は、金だけはあるのに!

「ヒモメン」4、5 ☆☆☆

「私、ヒモが好き~!!」
ヒモ更生塾に翔をぶちこんだ5話、そして翔がついに更生すれば元ヒモの塾長と先輩看護婦聡子さんの結婚がついに決まる筈……だったのに。翔がクズすぎて焦る塾長に聡子さんがかけた言葉は、なんと『無理しないで』に続く上記の絶叫w  自分に素直に、嘘をつかずにいきる昔のあなたのほうが好きだったって、そんなぁw
ただ、いわゆるヒモを大勢集めてみたら、恋人はただの金づるで次から次に変えればいいと思ってる奴が多い中。翔ちゃんだけはゆり子ちゃん一筋ってのは愛でしたけれども。その愛で、生涯ぶら下がり続けると宣言されたらどうしたらいいのやら。
ほら、ヒモに戻っちゃった聡子さんの恋人が、パリッとスーツ姿から半ズボンTシャツ姿に変身して翔ちゃんと一緒にお小遣いせびりに来てますよ。それを迎える聡子さんが嬉しそうなのがなんともw そこまでは達観できないゆり子さんの明日はどっちだ☆
ホント毎回、ストレスなく楽しいです。

その前の4話、翔くんが外国人技術者と勘違いされて雇われちゃう回も絶品でした。
そこだけ読んだら、そんなバカなw なんですけども。ゆり子さんに追い出され、まずは生目先生宅にころがり込んだ翔くん。借り物スーツは生目先生のお仕立て外国製w カバンだって、その辺の好きに使っていいと言われて、ガラガラ引くスーツケースにしたんですものw むしろこの姿のどこが、国内から来た無職青年なのかw
『中国からいらした、シャオ・チャンさんですね?』
『は、うん、僕 ショウちゃん!』
そしてちやほやされるのも、すべて生目先生の紹介のおかげと思ってるしw 吹き込まれた通り、なんでも領収書もらって経費で落とそうとしても天才技術者なら通る!お仕事も、適当に返事すれば周囲が『なるほど』と勝手に解釈するのはお約束通りです!

ただ、『紹介された無職青年が面接に来ない』と聞いてる生目先生とゆり子さんには、働いてると言っても信じてもらえず。新製品お披露目ショーで会うことに。……って、さすがにその日までには別人と思われてると翔も気づいて、偉いことに正直にチーフに告白するんですけどね。その上で困ってるチーフへの提案は
『ごまかしちゃいましょ☆』
当日だけ、開発の遅れているロボットの代わりに翔がマイクでしゃべればそれっぽいのでOK! まともな技術者なら絶対に思いつかないその場しのぎを、翔なら、クズならできる(笑)そして激昂する上司には『お前のために働いてるんじゃない!』と、これも翔の受け売りで反撃w さすがにクビになったところに迎えにくるのはライバル会社社長。そう、生目先生が嫌がらせで、翔が持っていた極秘資料をライバル会社に送りつけたのですが、結果チームごと移籍できることに。それも全部シャオ・チャン、いいえ『翔ちゃん』のおかげなのでした~。
つけっぱなしのマイクのせいで、マスコミに元上司の不正がバレる置き土産もついてます。

いっそそのまま、新しい会社で開発チームに……とはなりませんでしたがw 勘違いものとしては、ストレスなく話が転がって笑える大満足の回でした!素晴らしい。

「ヒモメン」3 ☆☆☆

お食事券と汚職事件……w 手垢がついたネタなのに、きっちり笑わせてもらいましたよ。

さすがに危機感を覚えたか、翔の小遣いに制限をかけることにしたゆり子。手提げ金庫に500円を入れてダイアルロック。掃除、皿洗いをするか働くけば……って、どうせしないから。せめて4桁の暗証番号=ゆり子の誕生日を連想するようにと、欲しいネックレスの記事に付箋をつけるなどヒントをばらまいておいたのですが。帰宅すると猿が金庫を壊していましたw そ、そこまでして500円が欲しいのか、そして家事も労働もしたくないのかw おまけに誕生日を覚えていなかったーーーー!
よいしょと愛嬌で生きるヒモとして、どうなのそれw

しかも賞金1万円を目当てに、カレー10皿1時間完食イベントで食べ過ぎてゆり子の病院に担ぎ込まれる翔w そのままお仕置きで入院です。え、入院費は?発案者の生目先生が払ってくれますか、特別個室代? しかもこいつ無保険なのではw
その後、公金不正利用疑惑の政治家ミス・クリーンが偽装入院してきてゴタゴタ。大事な食事券がない、盗まれたーと勘違いした翔が絡んで引っ掻き回すわけですが、その前に一言
「あの顔は、若いイケメンが好きそう」
と先輩看護婦が勝手な感想をもらす、そこがこの脚本好きですね。なくてもいいけど、翔の乱入を毎回「あなた誰」程度で騒がずスルーするんですから『イケメンだからか……』と思えたほうが見てて気が楽ですw また、翔の勘違いも最初からマスコミと騒ぐのでなく、特別個室で汚職と言われ、とっさに『秘書が』と本当のことを言われて秘書と険悪に、という使い方が気がきいてます。 挙句『自分らしく好きに生きたらいい』と自分の無職全肯定で助言をし、政治家さんも受け入れて、記者会見で全てばらして楽になってしまうというw 素晴らしいですねイケメンヒモの癒しパワー(^^;;;;)

そして、院内の写真がマスコミに漏れていたの、ゆり子ちゃんが疑われてクビになるところだったのですが。翔の活躍のおかげで、議員秘書のせいと分かって一件落着!……のはずが。

ゆり子に誕生日プレゼントを買ってきた翔くん。病院で働いたよ、と鼻高々。そうです、マスコミに特別個室の写真を流していたの翔だったのです!


これはさすがに堪え兼ねたゆり子が、アパートから翔を追い出して次回に続く。さあ、ヒモと別れられるのか?無理でしょうけどw どうなるのか楽しみですw

「ヒモメン」2 ☆☆☆

うわークズだ、でもバカさ加減も含めキュートです。さすが窪田正孝w

2話から見たのですが、看護婦のゆり子(川口春奈)は無職の翔(窪田正孝)に転がり込まれて養い小遣いをやり……つまりヒモを飼っている様です。ああ、看護婦のダメ男つかむ率高いっていいますよねー。稼ぎがいい上に世話好きなせい?

ある日、その翔に連れられて着いた『素敵なところ』は、なんと結婚式場。あれこれアンケートに記入して、結婚の予定を訊かれて
『半年以内には』
と答える翔に感激するゆり子。でもこれ絶対アレでしょーと、思っていたら案の定w 結婚間近カップル対象の披露宴メニュー試食会で、持ち帰り用タッパーまで出してきましたよ! もちろん本当に結婚する気はゼロ! だったら着く前に言え、もしくは食べてから言えー!! 怒って席を立ったゆり子の目の前には、なんと転職してきたバリキャリウェディングプランナーの姉(片瀬那奈)が。 彼氏がヒモだなんて、絶対別れさせられるとあせって逃げるゆり子ですが、もう見てる方としてはそれでいいいじゃん、としかw

アンケートには見栄を張って、職業:医者と書き込んだ翔。
それを見て喜んだ姉がアパート来襲。居合わせた同僚の医者生目(勝地涼)に翔のふりをしてもらい、帰って来た翔は先輩(佐藤仁美)の彼氏ってことに……とややこしい偽装も試みますが、そりゃ結局バレるよねーw 案の定別れろと強弁する姉の出した条件は、ゆり子が望んだ結婚式を実現できる金額130万だったかを3日で揃えられるなら考えてやる、と。借金の申し込みに競輪にと、働くでない金策に勤しむ翔は、大金を持ってくることができるのかー?
いやもう、別れようよw
デイトレーダーです!とかIT社長です!とか、適当な見栄をはるくせに知識は何もない翔。君は何ならできるんだい……。もちろん家にずっといても、家事も料理もしてないからね! ゆり子を好きな生目先生が、嬉々として恋人役をするのは気に食わず、張り合おうとする程度には独占欲もあるみたいですけどねえ。
ダメンズ度を見極めてやる、と翔に会いにきた先輩が、だらだらする様子にうっとりなの笑えますw

そして締切日。翔が用意してきたのは……福引きの10万円w
全然足りませんがその分は、ブーケはフラワーアレンジメントを習ってる先輩に頼み。余興はダンス好きの誰それチームに。店も知り合いに頼んで、メイク宴会スタッフは学生を呼んで、仕切りはそれこそプロのプランナーな姉に家族価格でお願いしたらこの金額でいけるんです!と熱く語る翔w 指輪は月収三ヶ月分=無職だから0円!とお菓子の袋止めるネジネジを指に巻いての
「結婚式しよう!」
というプロポーズに、姉はカンカンですが当のゆり子が泣いて喜んじゃってますからねえ……。気持ちが嬉しいのねえ。
でも待って。ずっと翔は結婚しよう、とは言ってませんよ。結婚 式 をしようと言ってるじゃありませんか。だって結婚式なら

ご祝儀がどばどば集まって儲かるから!

うわ、こいつクズだw
ちょっと長めのコントを見ているようでしたw どこぞで見たランキングで評価が低い、と旦那が言ってましたが面白いじゃん!

映画「東京喰種トーキョーグール」☆☆☆

悪趣味で、満足。

流血や死体描写は納得づくで鑑賞の、原作既読派です。それより喰種(グール)になった窪田正孝が食事が出来ず、でも飢えてあれこれ口に入れては吐き散らす場面の方が、すると分かって見ていても辛かったですね。なにしろ死体は作り物でしょうが、吐かれるハンバーグやサンドイッチ、牛乳、野菜は本物ですもんねえ……。
戦闘場面も、決め技は生身よりCG触手(赫子かぐね)がお仕事するのでむしろガチバンシリーズより動かないぐらい。飢餓や狂気は熱演ですが、ただ窪田正孝を鑑賞したい向きにはお勧めできないかもです。作者が推しただけあって、はまり役で素敵なんですけどねえ。血まみれですからねえ。そして人肉を囓る清水富美加には、これで出家しちゃったのねえと複雑な気持ちに。

というわけで主人公金木(窪田正孝)は読書好きの非モテ大学生。
憧れのお姉さまリゼ(蒼井優)にやっと声をかけ、初デートにこぎつけた……と思ったら、彼女の正体は喰種。抱擁から肩を食いちぎられ、逃げ惑う金木を笑顔で狩る彼女の、背から生えた触手に貫かれた刹那。リゼは落ちてきた鉄骨の下敷きになり死亡。病院で目覚めた金木には、損傷した部位の代わりにそのリゼの内臓が移植されたというのでした……!
その後、人間の食べ物を口にしても吐き、目が赤く光り、段々と喰種になっていく金木は、喰種対策局の捜査官たちに追われる身に。金木の他にも、ヒトを殺せない喰種は存在し否応無く狩られていきます。ヒトと喰種、世界を歪めているのはどちらだというのか?

もちろん大喰いリゼや、裏路地を喰い場にし大学で金木たちを襲うような人殺し喰種がいるから対策局があるわけですが。
喫茶『あんていく』に集う喰種は穏健派で、飢えた金木を匿い雇い、珈琲で飢えをまぎらわす術を教えてくれます(金木のウエイター姿最高)
店にはヒトの客も喰種の客もいて、平和。喫茶バイトの喰種トーカ(清水富美加)なんて高校に通い、少食を心配して手料理を作ってくれるヒトのお友達までいるんですよ……。吐かずに頑張って喰べていて泣けます。また、店が都合するブロック肉も自殺遺体由来。それで暮らしている客、笛口母娘なんて優しげで、罪がないじゃないですか。
花柄ワンピの娘喰種ヒナミちゃん(桜田ひより)が素直で可愛くて、なのに自分の食事に胸を痛めていて可哀そう……。
家族を悼む気持ちが喰種にだってあるんです。なのに、それを利用して番いを捕まえようだの、笛口母(相田翔子)を、その夫の赫子由来の武器(クインケ)で殺そうだのと、人間の捜査官の方がよほど人非人です。特に真戸(大泉洋)が、白髪と相まって変態度増し増しで好演ですね(そして相棒捜査官亜門は、綺麗な麒麟川島。ウソ、鈴木信之なんですが、いつにない髪型とスーツで漫才感がねw)

母が命がけで助けたヒナミを、それでも追う喰種対策局。

「寄生獣」では死ねばお終いでしたが、喰種の死体はクインケ等に利用していると聞くと、君ら素材欲しさに喰種殺しているのでは、とちょっと思ってしまったり。勿論、真戸の指輪や墓石などに示唆される、それぞれの歴史もある筈とはいえ……とりあえず映画版においては対策局の方が殺し屋にみえます。
捜査員草間(前野智哉)の殉職に、泣き崩れる母上はお可哀そうですけど、笛口家は遺体を持ち去られ加工され、弔うこともできてないのにと思っちゃうじゃないですか。挙句、ヒナミちゃんを今度はお母さん由来のクインケで狩ろうとするなんて、また真戸は。

結局、作中でヒトが倒す喰種は共存を望んでいた優しい人ばかり。もっと培養人肉を提供するとか、喰種対策局も方針を考えないと潰し合うばかりなのにそんな未来は示さずに終了。リゼ→金木への無茶な移植の背景とか、みんな大好き高槻泉の小説についてとか、入れたくなりそうなのに、よく我慢しましたよね。それでも、病院で目覚めた親友ヒデは、金木が返したノートを見て何を思うのか。続編に余地を残し……でもこの先は金木もヒト離れしグロ度跳ね上がりますしねえ……。
「生きてていいのかな」
と問うヒナミちゃんを肯定し、自らも亜門にトドメを刺せない優しいカネキ。平穏を取り戻す『あんていく』……映像化はこの辺まででギリでしょうか(^^;;;) 

赫子が出ると、多分破れている喰種たちの背中……
金木マスクの口元ジッパーも実用的でちょっと笑ってしまいましたw漫画やアニメだとスルーな部分、実写だとやはり気になりますね。でも良い実写化でした。

「アンナチュラル」最終回 ☆☆☆☆

もしも、高瀬(尾上寛之)が救助されずに火事で死んでいたら……。
最後のAsunderで殺された女性はまだ生きていて。26人分の証拠も焼かれずに。いろんなことがわかったかもしれない……し、逆に何一つ明るみに出ず、『赤い金魚』はただひっそりと永遠に失われたのかも。その皮肉にはしばし考え込んでしまいます。
ああでも、いましたね宍戸が!
取材を重ねた、最高のネタ元が世に知られずに死ぬだなんて。我慢できたわけがないからきっとあれこれ知らせてきたでしょう。自ら残りを仕上げすらしたかも。ああもう、高瀬はもちろん許せないけれど、連続殺人犯を泳がせたまま取材を続けた宍戸にもっと腹が立ってジタバタしましたよ。

そんなわけで、高瀬が血まみれで自首。
しかし遺体遺棄や損壊は認めるのに、殺人だけは自分じゃないと言い張る。どの女性も突然勝手に死んだ、と。それを隠しました、防腐にホルマリン入れました、バラバラにしました……って! 殺人罪に問えないじゃないですか! 壁に貼ってた26の死因はじゃあ何かって、スピード出版された宍戸の手記(表紙が例のアルファベット表w)では、殺人はあくまで高瀬の『妄想』としてだけ語られるのです。
ホルマリン中毒死の女性は、倒れる前『食あたり』を訴えていたと高瀬。明らかに、六郎がリークしてしまったボツリヌス菌情報のせいなのですが……。裁判に備え、それを鑑定書から消せという検事(吹越満)の要請に応えられないミコト。
そこでサクッとボツリヌス菌に触れない提出書類を準備してくれちゃう中堂は、でもどうせミコトはそれを使わない、嘘をつけないってわかっているわけで。いつもの葬儀屋に謎の依頼をして夜の街で追うものは……宍戸! 証拠を握っているにちがいない宍戸の口を割るために使うのは、体格を活かした暴力以外になんと注射器w シリーズ序盤の名もない毒や、東海林の昏睡事件で語られてた『薬物の専門家ならこう殺す』がここに生きてくるとは……って、ダメー!
間一髪、現れたミコトと六郎が中堂を追うために電話した先が、正しく葬儀屋だったのも笑いましたよね。8年追った殺人鬼を目の前にした男が辞表を置いて消え、もう絶対ヒトを殺しかねない状況で『その後』の処理を考えて……
『私なら、木林さんに頼む!』
確かにw でも、宍戸の方が悔しいことに一枚上手で……証拠の魚ボールは失われてしまうのでしたが。

なんと突破口は思わぬところから。
中堂を殺害犯と決めつけ、弁明も墓参りも拒んで「罪を認めて償え」と大書きした恨み状をずっと送りつけていた父親が、六郎経由でUDIラボにやってきます。中堂に謝りたいというのですが彼は出奔中。所長と東海林が応対します。日本の方がアメリカより安全だと思ったのに……ふんふん。夕希子さん、帰国子女だったんですねえ。お父様もすぐ帰国ですか。え、墓ってテネシー?土葬? 再解剖できる遺体が、ありましたよー!

そして手に入れた動かぬ証拠を、法廷で高瀬に突きつける証言台のミコト。
どうやらボールを口に押し込む折檻を、高瀬は幼少時に受けていたらしいのですが……「動機なんかどーだっていい」とミコトは吐き捨てます。遺体の歯の裏の高瀬のDNA、それが全て。その上で、いまだ母親に支配される子供のままな高瀬が可哀想でならない、と。 それを、若くて綺麗なミコトが見下ろしながらいうのが肝ですか、これw
罵倒なら受け流しただろう高瀬が、この憐憫には耐えられず「俺がやった、俺はちゃんと26人殺した!」と自慢で自爆する流れは、検事と事前に練り上げたものでしょうか。傍聴席とTVのこちらでガッツポーズがシンクロする場面でしたよね。やった、殺人で捌けた!

そして宍戸も無事、共犯で逮捕されて自らがスクープにw(こいつまた獄中手記で稼ぎそうで嫌だわ)

遺品として渡そうとした「ピンクのカバ」の絵を、中堂に返しながらお父さんが語ります。新しい絵本は2匹一緒に旅をする話だった、と。娘さんの人生の旅は高瀬に絶たれてしまったけれど
「あなたは生きてください」
そこにかぶる主題歌Lemon♪ あああああ orz

坂本さんが戻り(中堂スナフキン説w)、六郎も新人医大生・として戻り、補助金も多分なんとかなって、UDIラボは今日も遺体を受け入れてのエンド。もう絶対に続編あるじゃないですか、出来るじゃないですか、待ってます!

「アンナチュラル」9 ☆☆☆☆

おまえかぁぁぁ!
と、画面に向かって吠えそうになりましたw 心配してやった気持ちを、時間を、どうしてくれよう犯人め。そう思えばヒントはあちらにもこちらにもorz

そんなわけで「赤い金魚」の原因も判明した最終回直前。
なんと魚型が浮き出たゴムボールでした。えええ、たまたま魚型に見える何か、なんだろうとばかり。まさかのがっつり魚でしたよ、いいけど。それをくわえさせて毎度犯行に及んだのだろう、と。でも現在わかっているだけで3件の「赤い金魚」遺体の死因に共通点はなし。それを連続殺人とは言わないね、と警察は剣もほろろです。
それでも検証を続けるUDIで、「F」を探す六郎くんが挙動不審です。火事場隣宅でみつかった遺体の死因を、ボツリヌス菌だと言った六郎を嗤い
「『B』は、もうやった」
と怪しすぎる言葉を吐いたフリーライターにお勧めされたのが「F」 怖すぎでしょ、過去記事の、死因に書き添えた英訳「Beat」これが「もうやった」Bだとしたら。そして中堂の目に止まる「ピンクのカバ」それは亡き恋人夕希子の失われた第2作。なんでこれをお前が!ってなりますよね。

回想の中堂さんは今よりこざっぱりしていて、食事に通っていた店で夕希子(橋本真実)と出会います。社交的で明るい彼女と寡黙な中堂さんが、挨拶を交わすようになり、ピクニックデートなんかしちゃって!出版される絵本をじゃじゃーんと取り出す、そんな明るい彼女なのに物語の終わりは死んで花になる鳥。
「寂しい人生でも、最後ぐらい花になったっていいじゃない?」
だなんて、影のあるセリフでドキッとさせたかと思うと「幸せにしてくれる?」と更にど直球逆プロポーズでドキドキさせられて……。
次の場面では遺体袋の中の人。
そのまま何も言わずに解剖した、と何度も語られてきましたが今回は初めてその後、同僚が退出し一人に もとい二人きりになった解剖室で泣き崩れるところまでを描いていました。切開痕をテープで隠された恋人に触れて慟哭する姿を。

中堂さんが探した共通点は「赤い金魚」
ライターが嘯く共通点は「人生の転機」 転職、離婚、自立……。
そこで今回冒頭の場面と、靴の有無が視聴者には結びついてなるほど納得ですよねえ。靴を履いていなかった夕希子の遺体。なにも『部屋に上がりこむほどの仲』だから靴を脱ぐとは限らずに、「人生の転機」に引越しを考えて、不動産の内見をするんならナルホド、靴は脱ぐし知らない親父と二人きりにだってそりゃなるわけで……。あああ、だったら彼女は、結婚を考えたことで死ぬことになってしまったのでしょうか、それは気づかないで中堂さんorz 

結局死因はホルマリン注入。
解剖すると臓器はホルマリンに漬けるんですから、そりゃ普通の検査で出てきませんよね。死亡推定日時が動き、犯人が推測されるなり殺しに走る中堂w 追う六郎、通報するミコト、駆けつける警察。しかし時すでに遅く、証拠に火を放った犯人は……。

なんと自ら出頭して次回に続きますよおおお。犯人殺害は『殴ってでも止める』と宣言するミコトでしたが、殺さないまでもせめて一発殴らせてあげたいのですが、ダメでしょうか……。
ラボ内にリーク者がいると把握した所長。六郎とバレるのも時間の問題ですが、明るみに出ればラボの証拠能力も問われることになると。それも犯人を裁く過程で問題になるのでしょうか。
最終回もどこまで神がかるのか、楽しみですが終わってしまうのは嫌です。

そういえば、ミコトが一家心中の生き残りだった件はどこへ。最終回も関係ないまま終わりそうですよね。よし六郎とミコトの恋も含め、そっちはシーズン2で!


「アンナチュラル」8 ☆☆☆☆

守りたい、大事な場所があなたにはありますか。

六郎の父(伊武雅刀)登場。
医者一族に育ちながら、医療への情熱を見出せず寄り道を繰り替えす六郎。そんな息子が歯がゆく、死体相手のUDIラボも辞めさせたい父。でも、幼き日の六郎の疑問に向き合えず、目標にもなりえなかった父親なんだけどなあ。居場所のない彼を「うちの六郎」と呼び「優秀」だと公言してくれるミコトを六郎が好きなのは……可愛いからだけじゃなく、心の支えなんだろうなあ。惚れてまうやろ~!

そして火事場から焼死体が10体!
うち1体にだけに、生前の傷と緊縛の跡が見つかり、すわ殺人!隠蔽のための放火かとザワザワ。また判明した身元が、前科はあるわ強面だわ、いかにもトラブルを招きそうなの、ずるいですよねえ~。駆けつけたご両親まで、他人様に迷惑をかけ続けて死んだと嘆かれてしまうとは。
しかし我らがUDIラボのめげない面々は、現場の手すりに血痕をみつけだし東部の傷は殴打でなくバックドラフトによる事故の可能性を。そして意識不明の生存者にもあった縄目との合致から、その前科者がしていたことを突き止めるのです。救命搬送、必死に皆を救おうとしていたのだと。
もうこれ書いていてまた泣きそう。
勘当された前科者が、常連になっていた雑居ビルの店々。彼にも家族のような仲間がいたこと、その家族を守ろうとしたことがきちんと判明し、ご両親に知ってもらえて本当に良かったです。しかも縄の使い方は、消防士だった父親が教えたのよー(TT)

また、ラボに置き去りの骨壷にも様々な背景が。
2話の冷凍遺体、ダイイングメッセージを遺した彼女はいまだ身元不明。かと思うと、行き倒れて半年後の身元照会に、骨なんて女房じゃないと愛妻の死を認めない男(ミッキーカーチス)も。ゴミの分別で言い争った妻が、戻らなくなってから家はゴミ屋敷だなんてね。
「バチがあたった」
という男を強く否定する所長。良い人も、悪い人もただ死んで、生きている人はたまたま生きているのだと、日常的に死にたちあっている人に言われると腑に落ちます。震災の現場にもいたのね所長……。

検死への想いを新たにした六郎。寄稿していた雑誌社との縁を切り、父にも勘当されて戻ってきた彼にラボメンバーが当たり前のようにかける
「おかえり」
ああ、ここが六郎の家。六郎が帰ってくる場所なんだと、泣き笑いの六郎くんと共に胸が熱くなりましたよ。

……しかし、快く六郎を送り出した編集長はUDIラボスキャンダルの告発を準備していたし。例の情報屋が『六郎に』と預けたまま彼の手に渡らなかった封筒には……『ピンクのカバ』の絵。それって、中堂の亡き恋人の次回作??そして現れる赤い金魚!
ああもう最終回になっちゃうんですか。見たいような見たくないようなですよ。

今回大量の焼死体発生に、ヘルプできた坂本検査技師が仕返しのようにクソ連発で挨拶してくるの、笑えました。仕事でラボに現れてたミコト養母が、刑事さん葬儀屋さんと周辺の独身男性を大調査してミコトに怒られるのもw 緩急あって大好きなのよねえ。

「アンナチュラル」7 ☆☆☆☆

また神回か。ただしUDIラボが奇跡的にヒマな日でしたけど。

高校生が画面の向こうで、遺体の死因を当てろと迫る。
そんな予告編だけでは、まぁたサイコパスかよと鼻白むような事件にみえますが「アンナチュラル」は違いましたよ!そもそも今回、相手の正体はわかってるし。

離島での検死の補助に、とネット越しでの検死マニュアルを所長が配り中堂がゴミ箱に捨てる、ある日のUDIラボ(^^;;;;)
塾講師の弟から、検死に興味があると紹介された高校生白井くん(望月歩)に電話をしたミコトは、
『人を殺した、死因を当てろ』
と挑まれるのです。いや、画像加工で顔を隠しても絶対白井くんでしょw 画面奥で死んでる子だって、すぐに誰だか分かるはず。生配信中らしく「M先生」と呼びかけられたって、ミコトも「Sくん」なんて応じてやらずに「白井くん」とズバリ呼んだっていいのに。そもそも答えてやる義理もないのに。まさかの挑発に乗ったミコトは、こんな仕掛けをしてまで彼が『言わせたいこと』を探るのです。

まずはイタズラだろうと鑑識もよこさない警察に先んじて、移動暗室とルミノール液で学内の血痕をみつけ。生徒に聞き込み。朗読される小説のトリック、白い粉、窓、排水溝。動画視聴者数により開示されるヒントは 背中の傷、腹の鬱血点、治りきらない痣の痕。前夜待ち合わせに現れなかった白井くん。


さっくり言っちゃうと自殺でした。
白井くんが刺し殺したのでなく、いじめていたナイフの持ち主が殺したわけでもなく。ふざけて計画していた通り、いじめ犯に疑いがかかる様に自殺をした。運悪く彼らが万引きでアリバイのある日に。でもそれだけじゃないと、ミコトは私見を続けます。
「法医学的には自殺、でも私の見解は いじめによる殺人」
動画配信は遺書だ、と自死しようとする白井くんに語り続けるのです。そいつらは転校し名前を変え悪びれもせず生きていくだろう、死んじゃダメだと。血痕をたどったラボメンバーも乱入し、少年の手から刃を受け取るのは、中堂。

生き残ってしまった少年に、同じく生き残ってしまった二人が必死に伸ばした言葉が、手が、届いたことが感激でした。


解剖台で寝泊まりし、ラボから一歩も出ない様だった中堂がミコトに巻き込まれて動きだし、海に、大学病院に、犯人探しに。坂本さんにも謝ったしねー、あの無愛想さが、「クソが!」の罵倒が、ギャグになる日が来るとはw
そしてついに「三澄先生」に”赤い金魚”を見せ、捜査協力をする様にまで!

中堂の恋人は本当に、連続殺人の被害者なのか? 新たな被害者は?

「アンナチュラル」6 ☆☆☆

またも神回、もうこれが通常運転なの?
昏睡強姦は詩織さんもとい山口敬之事件を、集団なところは慶応等バカサークル不起訴を思い起こさせたところに、仮想通貨が絡み、締めは府中の飛行場、次々と実にタイムリー。
「合意のない性行為は、犯罪です」
よく言ったぞミコト!まったくもってその通りだよ!

てなわけで異性間交流会にお出かけの東海林嬢。なんと目覚めたらホテル、横には男の死体!ミコトに助けを求めてきます(検死官の友人、心強いw) 死因は意外や、窒息死。
死んだ男は泥酔連れ込みの常習ながら毎度『女から誘った』との証言で立件されずに被害者は泣き寝入りだったそうなのですが、その証人も同日に窒息死! 連続殺人の容疑者になってしまった東海林を、救えるのかミコト?真実はどっちだ?

酔った方も悪い、露出が多いと東海林を皮肉る刑事たちに
『女性がどんな服装だろうが、酔っていようが、好きにしていい理由にはなりません』
ときっぱり言い放つミコトかっこいいよ!
UDIラボにまで本庁刑事が来ると知り『任意同行に応じたら、犯人にされる』と雲隠れをすすめる中堂。実際に経験ある人の言葉はリアルですよねw 所長もごまかしに協力するのはラボのため!
一方でムーミンを餌に坂本臨床検査技師から連続殺人説を聞き出し、ジムでは心拍数など死亡時のモニターデータを閲覧と、今回も素人探偵にしちゃミコトたち大活躍で……とっとと警察の下部組織にしたいぐらいです。その合間にも、おおごとに巻き込んだ負い目も恥ずかしさもあってか
「バカにしてんでしょ」
とつっかかる東海林に、売り言葉買い言葉で
「友達じゃない」
なんて言ってしまうミコト。恋人と別れた理由も、心中事件のことも、話してないんですね。でもなんでもいえるのがイコール友達じゃないでしょう、しがらみなく楽しく過ごせる自分でいるために、言いたくないこと、というのもあるのでは。
そして別働隊、六郎情報はなんと。
強姦仲間は仮想通貨詐欺仲間でもあり、仲間割れをしたのじゃないか、と。残るひとりを助けなきゃと思いつつ、あんまりどいつも最低で足が止まるミコトたちなのですが、パイロットという仕事柄、客を巻き込む危険に思い当たっての猛ダッシュー!葬儀屋さんの車でかっとばせー!
この辺の、残るひとりをほって置きたい気持ち、そうもいかない正義感、実際ほっておけないタイムリミットの仕掛けも上手いですよねえ。そうそう、証人としても生きててくれなくちゃですし。 窒息死の仕掛けもなるほどでした。
大騒ぎで飛行機を止めて人命救助をしたあげく、毛利刑事(大倉孝二)がかっこよく見えちゃったり(普段イケメンじゃない前提w)、ただの同僚!と言い合いつつやっぱり笑いあっちゃったり。こちらは女同士の絆を深めて一件落着。真犯人もしっかりつかまって良かったです。


それにしても、六郎くんたらやはり坊ちゃん。胡散臭い情報屋(北村有起哉)相手に、身分証明を晒す警戒心がゼロですよね。請われるままに学生証と免許証をドゾー。後日、友達ヅラされながらもまんまと、親兄弟が医者なことから何から調べ上げられていて、お堅い商売なことを思えば脅迫されたも同然です。いつぞやのラボの脅迫状もこいつ!そしてもちろん、ミコトが生き残りなことも知っていて……。
物語はどこに向かっているのでしょう。

「アンナチュラル」4、5 ☆☆☆☆

神回立て続けかよ!
切なすぎて書くのが辛いです。

4話では、大黒柱の父親が過労死/病死/事故死のいずれなのかと、責任の所在を巡って醜く争う大人たちとそれに傷つく子供を描き、UDIラボの尽力で判明した真相が涙を誘いましたよ。
TVでも大人気「幸せのはちみつケーキ」は大売れで、工場はサービス残業に次ぐサービス残業。その上クソ社長のパーティに、突然ケーキを届けることになってお父さん(坪倉由幸)は余分に運転し、居眠りで事故った傷が後に死亡の引き金になってしまうのです。
届けたケーキは食べられもせず床に落ち、事故ったお父さんは道に横たわる。その空には花火。……残酷にも美しいだけでなく、お祭りで花火の日だったから怪我して帰宅した日が特定できたし、社長もバルコニーで花火観ながらパーティしてたわけです。また、事故の証拠を遺体に探していたミコトたちに『バイクになら跡が……』と閃かせてくれたのが六郎くん。彼がライダーなのは初回からミコト乗せて葬儀場までぶっ飛ばすなど何度も見てます。そういう随所に無駄のない脚本が素晴らしいです。
事故現場=傷のあるマンホール探しでも、市内に何千個と知って気が遠くなったところに工場の人達が現れたのも感動的でした。ついにクソ社長に反旗を翻し、命より大事なものなんてないって工場を休みにしたんですよ!(限界疲れてた人は帰って寝たよね?)亡父の仕事を恨んでいた息子が、そこで笑顔を取り戻すのも良かった良かった(ケーキ販売店のガラス割るのはダメだったし、工場長に謝ってもと思いましたが) 
そしてこの騒動を週刊誌の記事にする六郎くん。ああ、医学生なのに無知すぎるのって、休学中なのって、そういうことなんですね。

5話は、自殺か事故死か。……と、解剖依頼をしてきた男は遺体の夫でなく同姓の同居人でした(それは騙されるでしょ!)
さらに遺体は盗まれたもの! え、どうやって?
ただ連れて帰るなら、実家の棺桶開けてどう運ぼうが自由ですけど。UDIラボに持ち込んだ時は??遺体バッグなり棺桶なり、通常の作法で運んでないと不審でしょうに。ついでに目撃証言を偽造した犯人のも、被害者のふりして海に飛び込むって冬の海w 下手したら心臓麻痺だわ、海から上がって濡れたまま帰るところは誰にも見られちゃダメってスゴイ賭けだったのでは。
と、ツッコミどころを先に書きましたが、そんなのどうでもよくなる程物語にはぐいぐい引っ張られましたよ。
両親の同意がない解剖は違法で、執刀医ミコトは遺体損壊罪?
当然解剖は中止ですが、中堂はちゃっかりサンプルを検査に出してるし。警察に『閉じろ』と命じられ、切除していた肺は戻さずにただ閉じて『言われた通り』と涼しい顔ですw

しかも依頼してきた恋人鈴木(泉澤祐希)が訛りも可愛く実直そうで、例によって損得抜きで調査を始めるミコト達なのですが。今回は中堂も妙に協力的。ラボでできないからと、自宅まで提供して試薬も市販品での徹夜の作業が始まります。東海林と六郎も呼び出され、エプロン姿で出迎えたミコトに中堂との仲を誤解したり、違うと分かって六郎がホッとしたり。そんなほのぼので誤魔化されていますが、中堂がそんなイイ人でしたっけ。
恋人の他殺体を解剖した男。そして検死官だから気づいた些細な特徴『赤い金魚』を、未だ追い続けるためにUDIラボにいる男じゃないですか。

結局、次々と集まるデータからいち早く真相を見抜いた中堂は、鈴木さん丸っとご報告。復讐をほのめかすのに止めもせず、ただ天を仰ぐのです(そこに雪!)
慌てて追ったミコト達が見たものは、私は悪くない、自慢するから、と叫ぶ女に馬乗りになり包丁を振り上げる鈴木さんで……。
ケーキ屋に石投げを見ていただけの4話と違って、今度ははっきり止めたんですけどね。ミコト達の叫びは鈴木さんの怒りを鎮めることは出来ず、刃は振り下ろされてしまうのでした(説得されて我にかえるだろう、外して土でも刺したろう、と思うと裏切られるのがこのドラマ!)
土に滲む赤い血、舞い散る白い雪。……天候も撮影に味方した名場面でした。

幸い、刺した鈴木さんが素人(中堂評)で急所を知らず、ミコトの処置もあってか犯人は一命を取り留めましたが。中堂は恨む相手を知れた鈴木さんが羨ましく、逮捕で人生を狂わせたとしても「本望だろう」と嘯くのです。

そんな中堂にラボを辞めろと迫るミコト。
辞めないのならば、過去の事件について教えろと涙をこらえながらも毅然と、もう解決してしまいましょうと提案されて中堂は乗るのか。
六郎の記事も、そろそろ誰にしか書けないのかわかるでしょうね。
来週が、その先が楽しみで期待は高まりますが、見るのが怖くもあります。

「アンナチュラル」2、3 ☆☆☆☆

ふーん、練炭自殺の遺体と凍死体って似てるんだ。だからって並べて置いた犯人、大胆w
包丁の刺し傷に残るケイ素。砥石なのかー! 監察医って博識でないといけませんね。

2話では冷凍車に閉じ込められて死にかけ、3話では裁判で証人なってネットを騒がせと、お仕事しながらも毎度違う形で事件に巻き込まれるミコト先生。飽きさせません。しかも3話は、起訴に絡んで「99.9%」のキーワードは出てくるわ、深山ばりに再現実験はするわで「99.9 刑事専門弁護士」を観てる人ならニヤリとしたはず。

実際ドラマ見すぎていると、馴染みの知識ってあって一酸化中毒や凍死でピンクになるのもそれです(同じに見える程とは初耳でしたがw) 捜査中、鍵がかかる場所に全員入っちゃダメってのもあるあるですよね。一人は外で見張りしなきゃ、ホラ犯人に閉じ込められたorz しかしミコトもバイトくんも刑事じゃないし、刑事ドラマ見るタイプでもないと思うと仕方ないですかねえ。

そして車ごと沈められて絶体絶命。でもそこでミコトは胸まで水に浸かりながらも『巻き込んだお詫びに、明日おごる』とバイト君に声かけてみたり、猛然と水の成分分析したり、水没後も息は何分もつ、蘇生の可能性はさらに何分後とデータ並べたり、更には救出された後サラッと日常に戻っていたりと気丈ながらも不思議ちゃんでした。一家心中の生き残り、というバイトくんが知ってしまった身の上がやはり影響しているのでしょうかね。

続く裁判では、既に容疑者有罪のお膳立てが何ヶ月もかけて準備されていて、専門家ミコトがそれに反する『事実』をみつけてしまったことは、厄介者扱い。ああこれも、よく見るやつ!

そしてどちらも、最後は中堂先生がかっさらいます。

2話では走行時間と、ミコトが電話で伝えた水の成分、PH(ペーハー! ミコトがピーエイチと読んでて耳を疑いましたが最近はそうなのかいな。中堂はペーハー読み)分析だけで、見事水没地を言い当てて二人の命を救います。タイムリミットにも負けずにお見事。

3話ではミコトの代わりに裁判の証言台に立って、『これだから女は』とミコトを罠に嵌めた弁護士(吹越満)を、理詰めで完膚無きまでに叩きのめします。職場では、横柄な態度と口汚さがパワハラだと臨床検査技師から訴えられているのですがw ここではその感じ悪さも大活躍。見事誤認逮捕を立証し、『女は信用できない』とミコトの証言を拒否した被告(温水洋一)のことも、叱り倒すのでしたw (そういえば、クソだバカだと言い散らすのは全方位で、女のくせにと言うことはなかったかも)

中堂先生、超優秀〜!でも過去になにかあったらしい??

そもそものUDI、解剖の必要性もひしひし感じられつつしっかり楽しめる脚本で、いろいろ楽しみです。

「アンナチュラル」1 ☆☆☆

今度の石原さとみは解剖医!
女医ってすぐ綺麗でも縁遠く描かれちゃいますけれど、ヒロイン三澄ミコトちゃんは医者の中でも特殊なお仕事しながらも、彼氏がいておしゃれしてデートして、結婚話もでているキラキラ可愛い女医さんですよ。(名作監察医ドラマ「きらきらひかる」意識してみましたw 「ヴォイス」より断然好き) そしてキラキラ可愛くも
「キスはしました?何回?」
とおかしなことを必死に聞くのは……ウィルス感染が疑われるからですねw


舞台となる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」にて、日々解剖に勤しみ不自然死の放置をなくそうと努力するスタッフたち。
ベテラン解剖医中堂(井浦新)は検査技師の坂本(飯尾和樹)にキツく、ミコト(石原さとみ)や夕子(市川実日子)ら同僚にもそっけないが、真相究明のためには情報提供を惜しまない。時には書類を偽造し裏情報を駆使しても。うわー。
それほど、証拠がなければ隠蔽されてきたってこと……かな(^^;;;)

今回は、持病もない青年の突然死。

事件性なしとされた遺体を家族の依頼で解剖し、職場でほぼ同時期に別の突然死もあって疑われたのは毒物摂取。しかーし、代表毒物200種検査にヒットせず、家宅捜査や聞き取りで絞り込むしか打つ手なし。恋人(山口紗弥加)は劇薬を扱う研究者、浮気を疑って毒殺か?の線はミスリード。

アレも違うこれも違うなか、出張先がサウジアラビアと知って急転直下判明したのは……MARS!そう来るかー!
名もなき毒疑いから、パンデミックかー!

しかしイラッとしたのが
「MARSって……火星?」
窪田正孝演じるバイトが無知!医学生のくせに。法医学未履修なだけじゃない、薬品名言えない病名知らないって!ああ窪田正孝なのにうざい(それにMARSは「ドラマの?」って言ってw)
あけすけな女医トークにドン引きする若造、という立ち位置は可愛いんですけどねえ。

さて、一青年の突然死が、またたくまにマスコミ騒ぎに。愛息子の死がただでさえ辛かったご両親が、感染源と非難され頭をさげ続ける様子には胸が痛みました。真面目な人だったと恋人がどんなに擁護しても、空港の検疫には非申告、後日の大病院受診でますます感染を広げたとネットでも叩かれ。
……ここで、冒頭のキスの話になるのですが。
あれ、忙しくてほぼ会えてなかった彼女さん、帰国の翌日に『濃厚接触』?なのに未感染?え、じゃあ彼は、サウジでなく大学病院で感染していませんか?
しかも、病院側は随分前からおかしな動きを……。

この辺の二転三転、刑事でない故の自由さと不自由さがたまらなく面白かったです。
証拠遺体の火葬を防げ! と、バイクで駆けつけるミコトとバイト。その前にスカートの下にスパッツ履きこむあられなさも、ご遺族に真摯に訴える真剣さも、どちらの顔もミコトなんですよね。

でもなあ、その活躍のせいで婚約が流れてしまうのは辛すぎます。
今世間を騒がすMARS騒ぎの急先鋒にいるんだよ?守秘義務で言えないのかな?でもミコトも、せめて今週は予定入れるべきじゃなかったのでは。それとも、常にこのぐらいは忙しいのかな?うう大変です。

『解剖は未来のため』
というキーワードもナイス。所長(松重豊)頑張って!
ミコトの不幸な過去はどうでもいいけど、来週も見るぞー

「僕たちがやりました」~最終回 ☆☆☆

なんて鬱エンドorz

元々が悪ふざけ、笑って終わりのはずが大ごとになっていっても、しばらくは<勘違いだよーん>で終わると思って見ていましたし。ホントに10人死んだ責任はお前たちと突きつけられてもまだ、悪者はもみ消した奴で、悪を暴けば償いの道があるものかと。それが市橋の自死あたりからやっと、これは違うんだな、と。
今更ですがあの回は、パイセン絶望だわ、先生が刺すわ、市橋が落ちてくるわ、衝撃続きでしたよね。

そこからやっとまた仲間が集い、自白を目指して事件前に戻ったかのように楽しい時間を過ごして、でも権力にまた負けて。

10年が過ぎ、出所したパイセンからの呼び出しで集まってみれば、裏切り続けた丸が結局は成功し(元手がパイセンの金w)、女と我が子を選んだ宇佐美にも幸せに家庭があって、パイセンはパイセンで義弟殺しで服役したけど夢をみつけて。
……ずっとパイセンについていった主人公のトビオだけが、ほぼ何もしてないのに10年たっても犯罪者扱いのまま定職にもつけていないの理不尽じゃないですか。旧友との再会は、逆にもう二度とあの頃には戻れないことの再確認。なのに前を向け、生きろって。もう何これ、おバカ層への啓蒙なんですかね。若気の至りでバカやると損するぞって。でもそんな人たち連続ドラマ毎週見てるのかな(^^;;;)

伊佐美が一人でしていた遺族に謝罪行脚、嘘だらけの謝罪にドン引きしましたが、その一方で、それって主人公のするべきことな気が。でも当時トビオがしてたのはナンパと童貞喪失。そりゃ、今時の若者がどっちに共感するって辛くない方でしょうけども。 それでもトビオは逃げるのをやめて、爆破騒ぎをもう一度起こしてまで、きちんと逮捕してもらったのに……。
家族がまるで描かれなかったマルや伊佐美と違って、トビオには愛にあふれる優しい家族がいたのに、なんでこうなった。

ヒロイン蓮子の描かれ方もまた酷い。
引っ越して音信不通。トビオから拒絶したとはいえ…永遠に待つとか言わせておいて。その上、偶然再会してみれば妊婦って何それ、トビオにダメージ与えるためだけに存在していたかのタイミング。ちゃんとお祝い言えたトビオ、偉かったよね(関係ないけど、蓮子が市橋の遺体確認してて謎。なんで他人の未成年女子が!)
ビッチで登場した今宵ちゃんが、聖母になったのとはえらい違いの雑さでした。本当は主人公、伊佐美と今宵ちゃんだったんじゃないの……。

伊佐美の遺族行脚は10年続いてて、多分事件のことももう自分の中で区切りつけて、子供も(すごい名前の子w)二人育てて、未来を向いて生きている。
「もう、会わないかな……」
じゃなくて遺族行脚にトビオも誘ってやってほしかったですよ(マルは雇ってあげて) 

恨む市橋の幻影まで見ちゃうとは。せめて市橋の墓参りにぐらい行っているのかなトビオ? 蓮子との再会が、市橋の墓の前でもいいぐらいなのにね。自分のことだけじゃなく、周囲に目を向けることにトビオが自分から気付かなくちゃいけないということなのか。でもそんなこと、このちょいエロ娯楽ドラマ見ながら学ぶことですか?
原作と結末が違うそうで、とにかく変えようとおかしなところに着地してしまったのかも。

トビオがもう少し楽に生きていけますように。

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