ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

田辺誠一

「モコミ 彼女ちょっとヘンだけど」1 ☆☆

 モコミの兄はもこみちかと思ったら違ったw

 物の声が聞こえるモコミ(小柴風花)
それを口に出しては揉め、小学校から不登校のまま育ったモコミも今は工場の検品バイトに能力を活かしている。しかし、工場の窓が汚れて『泣いている』のが気になるモコミは、自分で拭こうとして怪我。
翌日から欠勤のモコミを気に病む母(富田靖子)だが、原因は工場側や怪我でなく
『余計なことをするな』

という母の責め、ひいてはずーーーっと昔にも『物がそう言った』と説明するモコミを信じない母の姿勢なのだが。
「私は嘘つきじゃない」
と、やっと振り絞ったモコミの訴えはもちろん何も通じずに、20才の誕生会の夜は過ぎていく……。

 父(田辺誠一)も何か大事なことを言おう言おうとしているのに、母は口を封じっぱなしw 花屋の兄(工藤阿須加)もやっぱり母に押され気味。でも、突然やってきた母方の祖父(橋爪功)が同居すると言い出すと、母だけがキャンキャン絶縁を叫ぶのに他の家族はウェルカムなんですよ。不思議な力関係ですw
検品のバイトは天職で、お仕事続いて欲しいですね。モコミのぽわんとした幼さも含め「過保護のカホコ」(弊レビューこちら)を思い出します。 あの無自覚に支配的な母から、独立する物語なのでしょう。
 地味ファンタジーなのに配役豪華ですね。 

「探偵 由利麟太郞」1 ☆☆

 吉川晃司がスタイリッシュ……!

 銀髪の探偵、吉川晃司。その出で立ちがすそ翻る漆黒のロングコート!腰細!!! そのダンディな洋装で弓道ですか、絶対強いorz
先端恐怖症という弱点設定も、無言でクラッとダメージを喰らう格好良さでやっぱりダンディw 助手の志尊淳がささっと鋭角を隠す気の利きようです。ナイフ向けられた場面ではむしろ切っ先を向けられたくなくて華麗に取り押さえているじゃないですかw
 なので事件はほぼどうでも良くて。ゲーム内で連絡を取り合う児童と犯人、DNA親子鑑定、アドレナリンだセロトニンだと脳内物質がどうのこうのな過去の研究、原作からかなり変えていますよね? 猟奇に陵辱、親の因果が子に報いなやるせなさが横溝の香りでしょうか……。あと隠し扉と地下の研究室w

 警察を退職し、探偵業を営む由利麟太郞(吉川晃司)の事件を文章に起こし「由利麟太郞の事件簿」として売っている三津木(志尊淳)は小説家志望。
ある日三津木の元に『花髑髏』と名乗る殺人予告メールが。指定の「墓場」へ向かうとそこは家電ゴミ集積所で、運び込まれる冷蔵庫から刺殺体……もといまだ息のある美女日下瑠璃子(新川優愛)を見つけた由利と三津木は、犯行現場と思われる瑠璃子宅に向かい、父親日下栄造(中村育二)の遺体を発見する。遺体の横には血まみれで花に飾られた「花髑髏」が!

 この後いろいろありますが割愛。
養女に恩着せて犯す英造はもちろん最低ですが、兄妹として育ったのに突然男女の仲になりたがる兄もかなり気持ち悪いです。さすが親子。 しかし瑠璃子が養女と知って1年。同じ家で暮らす児童魁太のことはそれまで何だと思ってたの。えーっと瑠璃子の妊娠出産を知らなかったのか、それとも知ったからこそ性的な目で見るようになったのか。兄に助けを求める妹のまなざしが誘ってみえたのか、救いがないわ……。 

 廊下の靴跡、ベッドカバーのへこみ。鑑識より、由利麟太郞の観察眼と気づきを大事にする世界wで、それを可能にするのは捜査一課の協力者等々力警部(田辺誠一)です。 また、探偵が京都で暮らすのはマンションでなく風情ある下宿!女将はまさかのどんぐりさんw 「火村英生の推理」だと夏木マリなのに……!(しかしこれは有栖川有栖が由利麟太郞をオマージュした可能性大ですね)


 エンディングが吉川晃司。

「アライブ ガン専門医のカルテ」1 ☆☆☆

 小説家の夫(中村俊介)が不慮の事故で昏睡状態に陥って、もう半年。
腫瘍内科医の恩田心(松下奈緒)は、仕事でも死を意識し続ける生活の傍、安心を求めて『患者を支える家族の会』に参加するも
「こんなの、何の役に立つんですか」
と口にしてしまい、会場を飛び出てしまう。その時、追いかけてきてくれた女性ボランティア薫(木村佳乃)と後に職場で再会し、実は消化器外科だった彼女と組んで治療に当たるように。

 心が主張し外科に無視された検査を、薫がオーダして重要なデータが分かるなどいいチーム。患者の早朝プロポーズを手伝う場面も素敵で、いい話だわーと思って見ていたのですが、後半その会のチラシを配る女性が変装した薫だったところから、転がるように不穏な話に。
 え、何の変装?心の時も? 自転車の不自然なパンク、薫がカッターでしたのか! 自転車を引いて帰る心を呼び止めて知りあうために! もう怖い怖い、下手したら旦那が昏睡した看板も、薫が落としたんじゃないかと疑心暗鬼にかられる始末ですorz


 更には、手術中のミスで患者を死なせたことがあるらしい薫。その時の上司(田辺誠一)が、心との因縁も知っているげなのですが…、一体何が?
心の担当患者(石野真子)の執刀は普通に成功。ただ、あれほど世話になっておきながら恋人(田口トモロヲ)が駆け寄って感謝を述べるのは心でなく薫だったことは皮肉で(若年性認知症設定もあり、仕方ないのですが)、そんな小さな心のダメージすら、薫の狙いなのかと身構えてしまいます。


 冒頭、オンコロジー(腫瘍学)専門の心が「オンコロ先生」と呼ばれている設定は無理やり~。院内ですら後半使われてないしw 定着させたかったら、もっと言わせなきゃね。

「坂の途中の家」最終回 ☆☆☆☆

 浜辺で、子育ての愚痴をあけすけに語り合う妄想の中のヒロイン里沙子(柴咲コウ)と被告(水野美紀) 事件前からこれが出来ていたら、あんな悲劇は起きなかったのにと思うと、楽しげで美しいのに胸が痛む光景でした。

そして『モラルハラスメントの夫が妻を貶める時、それは自分のことを言っている』との児相(西田尚美)から夫(田辺誠一)への指摘に喝采。


 裁判もついに終盤、求刑に。我が子を殺した母親を、ことさら厳しく非難する検察の言葉ひとつひとつが、裁く裁判員や裁判官側のプライベートにも重なってまるで彼らも共に裁かれているようでした。
<残虐>
でも里沙子もまさに娘を殺しかけて家を出てきたところorz
<家計に不満が>
セレブ育ち妻、実家の援助じゃなくサラ金に借りてたと気づいた夫。
<母親となる覚悟>
育児を分担しない夫とのいさかいを思う裁判官。父親も親なのに。
 と、自らの罪を思う人たちの中で、
<援助の手を加害者扱い>
に、近所のネグレクト母を思い出す他人事のバリキャリさんですが……。

 殺してしまった、その一点だけは決っして許されないけれど、被告には同情できる。その意見を述べる為、一度は逃げた裁判員室へと駆け戻る里沙子。理想の育児ができない辛さ、モラハラ被害、あまりに被告と似通った境遇だった里沙子の身を切るような告白は、果たして判決を変えたのでしょうか……。

 関係者はそれぞれに、家族と向き合っていきます。愛人と別れやり直す家庭と、逆に子連れで転勤を決める裁判官はあれ、夫とは別れていくんでしょうねえ。『母親って、ずるい』と言っていたバリキャリさんも、子供がいる暮らしといない暮らし、お互いの立場から思いやっていけたらと思い始めただけでも随分変わったのかも。
 そしてもちろん、里沙子の意識と生活は大転換。

 毒母(高畑淳子)との対決。
かわいそうに、は呪いの言葉(^^;;;) 娘を殺しかけた、の告白にもさして動じず『こうなると思ってた』と理沙子を抱きしめてどこか嬉しそうに見える違和感は……なるほど、母に自覚はないにしろその実は、失敗して手元に戻ってきて欲しかったのか、その為にせっせとダメ人間に育てて……orz それに気付いて反発するどころか憐れむ里沙子の懐の深さよ……、そして図星をさされた母は、憐れみに耐えられず決然と去っていきましたよ。うん、あの母とは離れていた方がいい。 しかし何度も挿入される夏の日の昼寝、そういう意味だったのか。少女時代の理沙子が目覚めかけと知らないまま、見つめ続ける若き日の母……。髪型だけ若い高畑淳子の眼力もあいまって、殺意か、首でも締めるのかとハラハラしちゃってました(^^;;;) 
 そしてモラハラ旦那。温かい家庭を築けると思える恋人時代だったのにね……。貶めて庇護下において安心、それが貴方の愛し方だったんだと、やはりズバリと核心をつく里沙子。そして『その愛が、文香にも向くのが怖い』と追い討ち。だよね、まさに自分がそう歪んで愛されて、逃げたはずが同じ様な歪んだ家庭にはまりこんでしまっていたわけで。
そんな人が、児相の人と妻にそれを指摘されただけで変われるものでしょうか。別れていなさそうなその後の様子を心配&文香ちゃんのクソガキっぷりは別の問題だとやはり心配なのですが。

どうかこれからはずっと、お幸せに。

「坂の途中の家」~5 ☆☆☆

 え、待って待って、思ってたのと違うw
ヒロイン里沙子(柴咲コウ)は『ちゃんと母も専業主婦もこなしてきたのに、不当に貶められている可哀想な子』じゃなかったんですか? 児童相談所の面談だって、むしろ旦那(田辺誠一)のモラハラを疑う質問だったじゃないですか。なのに。

 そもそも
『君には無理だ』
『変だ』
『普通じゃない』
と、口を開けばろくなことを言わない旦那。それが、児相の訪問には『妻はよくやってくれています』と熱く語り、やっと解ってくれたのね……と喜ぶヒロインと共にこちらも感激していたら。その場しのぎのお手本回答でしたよorz 二人きりになったら
『虐待してるの?』
違うって百回言ってるじゃん……orz そして本当にしていたとして、ええしてますって言うもんか。通報主は旦那ではなく、善意で相談の席を設けてくれた義父(光石研)でしたけども(じゃあそれを言っておいてw) 児相員(西田尚美)の待ち伏せを断って、女と夜の街に消えていく旦那。ほら、裁判の被告夫(真島秀和)と同じだわ、育児相談を口実に浮気だわー。
と、思いきや。
どう割り出したのか、相談女にも面談をした児相w 優秀w ぜーんぶ話しちゃったそうですよ。浮気のこと……じゃなくて、乳児期に追い詰められて取り乱していた奥さんの様子を。え……、いままでも何度も挟まれてきたインタビュー、ママ友やご近所が口を濁す子育て下手な困った奥さんて、里沙子?? 尋常じゃない泣き声が止まない家は、里沙子の家? しかも更に恐ろしいのは、その困って泣いて暴れていた当時を、本人がすっかり忘れていたことなんですよ……。

『彼女は、わたし』
と、ずっと子殺し被告(水野美紀)に感情移入していた里沙子。でも想像で共感するどころかほぼ同じ立場でそれ言われたら、周囲の過干渉も、裁判員をさせる不安も、だまして精神科に連行もわからなくはないです(^^;;;;;)

 脇では、恐妻裁判員(松澤匠)が女子社員と浮気、もとい休憩です。子供は可愛いけれど『妻の子』って感じ……ですと。バリキャリ裁判員(伊藤歩)は、近所の放置子を猫可愛がり。危険な香りがします。『産めば変わると思った』と、夫(水間ロン)の産前の約束が全て安請け合いだった裁判官(桜井ユキ)の夫婦も崩壊寸前。

 そんな彼らが注視する、被告本人の陳述はただひたすらに『覚えてません』、もしくは書かれたものを棒読み。それは里沙子が言うように、全てを諦めてしまったからなのか?彼女が本心を、真実を語る時は来るのか。 最終回が怖いです。

「坂の途中の家」1 ☆☆☆☆

 タクシー呼ぼうよ。
歩かない3才児と、姑の手料理タッパーで重い手提げの両方持つなんて女の細腕じゃ無理無理無理。

 可愛い子供、素敵な旦那さん(田辺誠一)、優しい姑(風吹ジュン)やママ友にも恵まれ、幸せな専業主婦里沙子(柴咲コウ)は、ある日裁判員候補に選ばれ、嬰児殺し事件を担当することになります(ただし補欠)
子育て、という共通項で事件にのめり込み、我が子を手にかけた母親(水野美紀)に憤ってみたり、翌日は父親(真島秀和)を非難してみたり。最初こそ「無理しないで」と気遣い話を聞いてくれた夫陽一郎でしたが、段々と出来合いの惣菜に文句が増え、会話も嫌味なものに。「俺の世話をきちんとする為」の無理するな、だったことに傷つく里沙子。またイヤイヤ期の娘が、祖父母に預けられて三文安で益々ワガママになっていくのに、その対応も虐待だと責められorz (子役の松本笑花が上手すぎて、駄々こねる度にまあ腹が立つことw あれで殴らない里沙子、菩薩の様なのに何が虐待じゃ)姑が料理くれたのも夫のリクエスト!
 あら……冒頭では幸せいっぱい、愛されママだった里沙子なのに。いつの間にかダメ母ダメ妻、姑の助けが必要と決めつけられて反論もまともにさせてもらえません。解決策は『夫の実家に母娘で泊めてもらえ』って、また甘いジジババに逃げて、ママの躾を聞かなくなるでしょうに。この追い詰められ方が、子供の年齢こそ違えど被告と同じなんですよ…。

 可哀想な被告の批判をしていたはずが、いつの間にか足元の砂が崩れて全部わが身に降りかかってくる恐ろしさ。背筋がゾワゾワします。角田光代原作だそうで、なるほど。ちなみにタイトル「坂の途中の家」は、坂を上り下りしている間中ずっと、途中にある被告の家から赤ん坊の泣き声や怒鳴り声が聞こえていた、という証言からなんですよ。具体的すぎて、これから坂道を歩くたび思い出してしまいそうですorz

 ところで、裁判でずっと「友人のアドバイスで」「友人が」と言っていた被告夫、その友人って元カノ(佐藤めぐみ)なんですよ……。浮気かな。てことは、何かと重なる里沙子の旦那も? また、他の裁判員もそれぞれに抱えていた闇が事件に触発されて溢れ出します。曰く、『あんな女だって母親になれたのに』と、不妊治療熱がぶり返す女性(伊藤歩)やら。セレブ育ちな妻の要求に稼ぎが追いつかず、怯える男性(松澤匠)やら。
震えながら次回も観ます! 


「3年A組 今から皆さんは、人質です」~最終回 ☆☆

 さくら(永野芽郁)の腕力に頼りすぎでしょう~!!!

 前回で「私が澪奈を殺した」とさくらが言い出した時には、家事をしていたので画面を二度見しましたがw そこはほら、大方の予想通りに『目の前で飛び降りられて、助けられなかった』という程度のもので。さくらの落ち度といえば、いくら思い出の場所とはいえ澪奈(上白石萌歌)を高所に連れてきてしまった、ということぐらいでしょうか。あとは運悪く来た連絡へのスマホ操作……。SNSの罵詈雑言でメンタルすり蹴っていた澪奈にはそれがダメージでも、まさかそんな日常動作で何か起きるなんて思わないものね。そこ以降は、頑張ったよ!
飛び降りる人に駆け寄って、腕を掴む。
なかなかどうして、出来ませんよお。棒立ちで見送ってもおかしくないところを、ちゃんと片腕で支え続けたじゃないですか!握力もすごいよ、さすがプロレスファン?

 そして柊先生(菅田将暉)をつかまえた二度目。
いや先生、いくら細身でも澪奈よりかなり重いはずw 今度こそ、さくらにちゃんと助けさせての立ち直りを目論んでいたのなら、実はワイヤーで結んでたとかさ、失敗しない保険をきちんとかけておかなかったらダメじゃないですか!同時に、引きこもりの彼女も呼んでショック療法を試みたようですが、助けられなかったらどちらもトラウマ倍増ですよ!!(しかも、一番最初にさくらが絶対に来る保証も特になしw)

 その前に、景山澪奈転落死の時点で手すりの指紋、衣服の繊維、屋上の足跡、微物は採取してないのかと。解剖時には手首が掴まれていた痕だって出るでしょう。鑑識がきちんと仕事してたら、屋上にいたもう一人が助けようとしたことぐらいわかるはずなのに。まあティーンの自殺と軽く片付けられたのかもしれませんが。 そこでもやっぱり、景山の両親がスルーされているのが気になります。遺体安置所で悔しがる柊先生。何故入れるのw そこに遺族はいないの?


 と、ツッコミばかり書きましたが、ドラマは最後までテンション高く引っ張られて観通しました。
政治家にまで追求が及んでも尚、目指すところはまだ上だと身体を張り続けた柊先生。え、これより大きな相手って?と思わせておいて物申したのは、SNSに集う大衆相手でしたよ。成る程ね。

 だからって、監禁しなくても、とか。こーなってあーなってと想定した通りにそう上手くことが運ぶとも限らないのに、よく何人も協力者がいたな、とか。これまたツッコミたくはなりますが、目指したところは納得しました。ぶっきーが一人で何かやらかして、耳目を集めて演説したところで、それに反応する匿名の存在は自分のことだとは思わないですもんね。あれこれ好き放題に言い散らし、非難の矛先を連日変える、そんな傍観者に説教を届けたかったんですよね。

 でも無責任なのはワイドショーも。そっち見てる中高年は想定外なんですねw また、大和よりSNSが悪い的な論調も問題かと。そもそもの元凶は大和だよ? 柊先生の彼女には謝れても、景山澪奈にはもう謝れないのよ? それこそ、澪奈の両親は大和を殴っても刺してもおかしくないと思うの。

 その後1年闘病したというぶっきー。起訴はどうなったのかしらw そして3周忌を機に開かれた同窓会。遺影に語りかけるさくら。えーっと澪奈の遺影も置いて欲しかったです(^^;;;)

「3年A組 今から皆さんは、人質です」7、8 ☆☆

え、ガルムフェニックス!きたーw
そういえば「れっつ、しんく」だったぶっきーの発音がちょっと”think”になってきましたよね

自分の頭で考え出した生徒達を盗み見て、その成長に涙するぶっきー。伝わってたんだねえ。良かったねえ。
と、いい場面ではありましたが一方で、いやそんな当たり前のこと。自分の行動の結果を想像してみること、相手の立場で考えてみることを、級友が死んでなお監禁されて説教されなきゃわからないって(^^;;;;) どんだけバカなのかと。でもバカッターなどみると確かにそんなバカ存在するしなあ。おばかさんや、年若い予備軍にこのドラマが届いてくれたらいいねえ、などと思いつつラブリー菅田将暉を鑑賞です。

逮捕された武智大和。
熱血教師を装いながら、某元大臣、某大学と癒着し推薦入学の裏金を受け取っていた……と悪役っぷりが暴露され、フェイク動画作成の依頼も認めましたね。そっかー、澪奈が推薦入学に同意しない報復にドーピング動画をばらまき、担任教師だったぶっきーの彼女も癒着を告発しようとして『教え子とホテルに』動画をばらまかれて退職、と。そこは認めても、『澪奈を殺してはいない』そうで、実際例の監視カメラ映像もまたフェイクでしたけどw

そもそもスポーツで進学するのが大嫌いな我が家の体育教師=旦那が、どんなに騒ぐかと思ったら案外静かでした。推薦を礼賛せず、むしろダメだ方向だったからでしょうかw そう、競技成績悪かったら続けられないの。でもそれ、武智先生がだましたみたいに言ってるけど、学業優秀で授業料免除の生徒が成績悪くなっても同じなんだからね?なんのために大学に行くのか、ちょっとは考えようね?

ひっかかるのは、札束をボンと生徒に見せる武智w いや、まず親でしょ説得する相手は!野球部のエースがプロ希望のケースでも、担任教師に札束見せてどうしますよ。親でしょ!
そして相変わらず全くでてこない影山澪奈の親。晴れがましく活躍していた我が子が自殺して、挙句こんな事件のきっかけは娘の事件、名物教師まで逮捕されて他殺だったかもしれなくて。取材陣殺到でしょうに。もう外国に転勤でもしましたか。その辺もしみじみ、親世代は視聴ターゲットじゃないのねえ。
そして警察の画像解析技術も、なめられてますよねえw
当日、澪奈のカバンが学校指定か水泳バッグだったかは知る由がなくても、加工してあるのかぐらいは、オタク高校生より先に気づいているでしょうに。

協力していた刑事さん実は、ぶっきーの彼女=元担任の実父だったりしましたが。彼曰く、狙いは武智や某大臣ですらなく、もっと大きなものなんだそうですよ……。教育委員会や大臣より大きなものとは? と考えてたら、まさかのガルムフェニックス登場でふっとびましたw 通りかかった息子が「トクサツガガガ」?とw いえ、妄想シーンじゃなくて本当に来てるらしいのよw
さて、最終回が楽しみです。

予告CMで喪服みちゃった……。柊先生、余命わずかとわかってはいても淋しいわ。

「3年A組 今から皆さんは人質です」6 ☆☆

えええ、ないない、命に関わる病気を本人知らせず、言いがかりで退部にするだけとか、ナシだわ~

その『致死性運動性不整脈』の運動禁忌がどの程度なのか。学校の体育程度は問題なくて、部活の追い込みがダメ? とはいってもさ。帰宅部にさせても、東京タワー駆け上るイベントに参加しちゃうかも。バスに乗り遅れてひと区間走って追いかけちゃうかも。まずは本人に説明でしょ。親もなに部活顧問に丸投げしてんのよ、挙句逆恨みさせちゃってるじゃないですか!
そして選んだ手段が『殺したのはきっとあいつ』と、告発動画をネットにアップ。

もうさー。世間に悪意を晒すことの恐ろしさをその景山さんの自殺で知ったんじゃなかったのかと。自分が加害者側に立ってると気づかないのかと呆れましたけど……。子供なのねえ。そして、猛烈な勢いでそれを叱りとばす柊先生も……ちゃんとした大人には見えないわあ。
女生徒が、手伝う素振りでスマホを持っていったのを知っていて放置。告発動画撮影も把握しつつ放置。送信ぎりぎりで、放送で声かけて止めてましたけど、何秒か遅かったら手遅れでしょう? また発作が起きてたら大変だったよ?
部活顧問の人生をなんだと思ってる!と胸ぐら掴んでた割に、これじゃ君も途中まで加担してたも同然じゃーん。

……からの、ピンボケ大和先生を告発w
速攻のダブスタw どれだけの証拠があって言ってるんですかー。 でも他に該当者もいないので、やっぱりね、となるお茶の間でありますが、当の大和先生はあくまでビックリの姿勢。これが演技なら相当なタマですよ。

あとはえーっと、柊先生の前職は実は特撮スーツアクター! お得意の『レッツ、シンク』はその時の決め台詞 Let’s think からだったんですね~ そして、その撮影スタジオの社長が、恋人である元担任の父親で火薬買ってくれてたよとあちこち繋がってまいりました。しかし特撮アクション主役の抜てきを、癌だからと諦めるのは分かります。体を使うことだし、1年通じての契約をし難いのは。でもその代わりにやむなく選ぶ仕事が教師って、ちょっと何言ってるかわからない(^^;;;;;)

景山さんが自殺したとされる直前に一緒にビルに入り、後にひとりで走って逃げていく男の姿。そこまで公開されましたが……柊はどこまで何を知っているのか? いつこの計画が動きだしたのか? そんな経緯が知りたくて見ていますが、果たして見せられたものにツッコミを入れずに納得できるのか、私? 今回の病気の扱いで、脚本への信用度が下がりました(^^lllll)

ゲーム開始、と称して眼鏡の掛け外しで嘘か本当かを生徒たちに伝えていた柊。
きちんと気付いていたさくらと、殺されると思い込んで泣き叫んだその他大勢と。そんな風に最初から見抜けるように仕組まれていた何かがあるかもしれませんが、さて。


「3年A組 今から皆さんは人質です」5 ☆☆☆

出た、柊先生の余命わずか宣言!

確かにそれ、こんなまともじゃない犯罪を計画する大きな動機になるの、分かりますけどね。同時に先生だけ安全地帯にいるわけで。選択を迫られた生徒たちが、共犯者になってしまったら将来どうなる……と怯えている時に
「そうはさせない、俺が保証する!」
と柊に吠えられても。いやお前死ぬし、ってなるじゃないですか~。

前回の終わりに、柊先生昏倒。
崩れ落ちるというより、跳ねまわって気絶する様子が元気すぎて笑ってしまいます。まあ直前まで格闘してた程ですから、元気かつ余命わずかという難病なのでしょう。その好機を逃さず、準備室をこじ開け携帯を取り戻し、まずはネットに接続する現代っ子な生徒たちw 家族に連絡が入り沸き立つ体育館。警察の突入計画は予定通りに進行し、そのままなら無事に保護されて今夜にも帰宅してお風呂入り放題、の筈なのですが。
このまま残り、事件が解決するまで警察を利用しようと望む生徒も。
柊先生の青い絶叫を、ちゃんと受け止めた生徒もいたんですねえ。報われるねえブッキー。

あーだこーだ熱い議論が交わされて、決め手はモデル嬢が持っていたチップの情報。ハングレからフェイク画像を買ったのはなんと! この学校の教師だったのだー!

この頃にはちょうど良く意識を取り戻した柊先生。チップを読みこんだ画像をモデル嬢に見せるため、抱き寄せる仕草も漢前ですねえ。
しかし教師が……。
ここで悪事が暴かれて、驚けるほど描写されてるの、間抜けな大和先生か、元担任の彼女しかいなくないですか(^^;;;;)

もはや事件の謎そのものよりも、すべて知ってて仕掛けたらしい柊が、まずどうやって情報を得たのかが興味の焦点かも。 そして景山選手のご両親は学校のこの騒動の報道を、どんな気持ちで見ているのやら。

「3年A組 今から皆さんは、人質です」3、4☆☆☆

良かったー、生きてた。

初日に刺された彼氏も、「警察の誤答のせい」で殺した5人も、3話の最後でちらっと写り、4話ではこんな風に偽装しましたよ、まで見せて。階下から声が聞こえると気づいたさくらの行動もあって、クラス全員にそのことがちゃんと伝わりました。良かった良かった。そりゃ、生徒のためにと説教する先生が、殺すわけないと思いつつも心配でしたもん。
そうかー、準備室の床穴から階下に降りられるんですね。警察と接触、おにぎりもらってきた時もここから降りたんでしょうか。てか、穴もお手製ですか? 設計時からあるなら、機動隊突入の時に使いますよね(^^;;;;;)

警察の五十嵐(大友康平)が柊側だったのも、3話の驚きでした。捜査一課理事官、かなりのお偉いさんがグルだったなんて(^^;;;;;) どんな仲でそうなったのか。それでももう、庇える域はとっくに超えているわけで、一体何を共有してこんな爆破立てこもり事件を刑事が支持しているのやら。
柊先生が捨て身なわけは……持病?(痛がり方が派手で、病気というより刺されたかの様ですが……)わずかな余命を賭けて、生徒に最後の授業をしようとしたのでしょうか。そんな治外法権から指図する様なの、いやんですよ~。生徒たちに、自分の行動の結果を受け止めろと言ってる人が、しでかしたことの負を償わずに死んでいくなんて。ううう。

さておき、澪奈自殺の引き金となったドービング疑惑。
そもそも「何か飲んでいる」フェイク画像が出回っただけで、検体から薬物が検出されもせず、なにが疑惑だ。吉田沙保里選手が引退して言ってましたよ。「風邪薬飲んでみたら、よく効いてびっくりした」って。どこか痛くても熱でても、トップアスリートはうっかり薬も飲めない生活をずっとしてるんですよ。ドーピング検査を舐めるなよ! 
と、ツッコミはさておき。
画像は、澪奈に失恋した里見(鈴木仁)の撮影でした。 でも彼は撮っただけ、ドリンクに薬名を加工しても、DVDを宇佐美のカバンに入れてもいない。じゃあそれは……甲斐(片寄涼太)の仕業。
ハングレ団所属の先輩に頼まれ、金も欲しかったんですって。

それでも、澪奈を車に乗せて連れ去ろうとする暴挙には、さすがに体を張って止めたわけですが。ただ映像をとるだけなら、悪用するにしてもたいしたことないと思った。うーん、確かに連れ去るよりは気軽に出来ちゃうけど。招いた事態は同様に重大、だったんですね……。 そして、奴らがやったと声をあげられないワケは、裏切ったら家族を殺すと脅されていたから。いやもう、ハングレってレベルですかそれ。素人さんを巻き込むとは、ヤクザよりたちが悪いよ。

さてその頃の郡司刑事(椎名桔平)
『生徒5人が殺された』責任をかぶって、柊の事件から外された回された先のガールズバーの検挙が、そのハングレのボス逮捕につながるだなんて上手くいきすぎでしょ。柊情報で、五十嵐が手を回しましたか。
とにかくボスは確保され、もう家族は大丈夫と甲斐にうけおう柊。そして彼の友人も、そんな苦境や苦しい家庭の事情をなぜ、うちあけて手伝わせてくれなかったんだと泣いて責めますよ。うーんと、そこよりも。
自分が脊椎損傷で半身不随、小学生の兄弟がいるのに高校生の長男に家事も家計も(!)まかせて「あの子は大好きなダンスもやめて」と不憫がっているだけの親が一番ダメだと思います。そして民生委員は、ケアマネージャは何してるのかと。甲斐くんは確かに「無理だー」と言って良かったんですけども。いい子だから頑張ったし、頑張らなくていいことに子供は気づけなかったんですよ……。

で、この先まだ何があるのでしょう。ボス逮捕にショックを受けてる美人さん、恋人なのかな。そこかな。
しかし、高校生アスリートが有名になって注目をあびるところまでは分かるのですが。彼氏と間違われた部員が足を折られたりorz  会いたい、と級友に頼んだ目的がバンに押し込んで誘拐とかorz この地域、犯罪レベルが高すぎてわけが分かりませんよ……。どんな修羅の国だ。
大和先生(田辺誠一)は、筋肉番付にも出演してましたよw プロテインw 和み要因だけですか?ラスボスだったら嫌だわー。 

「3年A組 ー今から皆さんは人質ですー」1、2 ☆☆☆☆

実写版「暗殺教室」w
ひさしぶりにJKに戻った永野芽郁ちゃんにホッとしてたら、まくしたて系のオタクだったーorz

卒業式10日前の魁皇高校。
『大事な話がある』と集めた3年A組生徒全員を、爆発で閉じ込めた担任教師柊(菅田将暉)が
「今から皆さんは人質です」
と宣言します。彼の目的は、自殺したクラスメート景山澪奈(上白石萌歌)について皆が語りあうこと。まず初日はその死の原因を。翌日は、彼女を苦しめた噂の元を。21時までに回答をまとめ、不正解だったら……。
一人死ぬ。

そもそも、丸メガネにふわくるヘアの菅田将暉が可愛すぎて、こんなキュートな担任に嫌がらせする女生徒がいるとは、事件前から既に衝撃。君たちがわざと崩した段ボールの山、柊先生がよたよた運んでいたアレって、爆破や監視に使用するものだったのよ皮肉でしょ。そして暴力と恐怖での支配が始まり生徒は被害者なのに、基本クソ生意気で気持ちが寄り添えませんw 授業だ、と主張する「先生」を信じたい気持ちもありますよね。1話で男子生徒が刺されても、血糊で刺したふりでは……とお茶の間から必死でフォロー。2話で生徒にもそれを指摘され、死臭もしない、と言い募るのを
『僕は優しいと思われてるんだ』
と茶化す柊。そして解体した手首をポンと放り渡し……いや、美術教師だから作り物!のツッコミには、2分で答え合わせが来ましたけども。見せた手が作り物だっただけで、死んでない保証はありませんよねえ。そして生きているならどう黙らせているのか。元からぐる? 警察に頼んだおにぎりは30個、死んでたら余るけど、別に誰か2個食べてもいいし(^^;;;;;)
と、小出しの情報に楽しく翻弄されています。だからこそ、生徒は死んでいて欲しくないですね。

現状、爆破の瓦礫で廊下が塞がれた校舎3階。3-Aと隣の美術室&準備室、トイレだけが孤立しています。当然スマホは没収され、監視カメラも爆薬もあちこち仕掛けられた教室で生徒たちは、知らねーよ俺カンケーねーよとぐだぐだ言い合うのです。
亡くなった澪奈は、水泳選手で全国優勝もしたそうな。
え、スクールじゃなく高校水泳部所属で? 普通科の普通クラスで? 推薦や特待生じゃないんだ~。

一番仲が良かったのは私、とカースト上位女子宇佐美(川栄李奈) でも実際は、有名アスリート澪奈とのツーショットでSNS映えを狙う宇佐美から離れ、カースト下位のさくら(永野芽郁)と親交を深めつつあった澪奈。まだ明るい道を腕組んで帰り、ショッピングも。え、部活は? あ、うん部活中も盗撮に勤しむさくらは、終るまで何時間でも待っててくれたのかな、選んでいたのも競泳用水着w 消耗品&嫌がらせで切り刻まれてたなら新しいの必要だったし……

その頃、ネットに澪奈の悪口を書き散らしていたアカウント。
更衣室に忍んで水着刻んでる段階で、女よねw 更にドーピング疑惑を広め、クラスメートまで真に受けて「ずるい」と攻撃したって、バカなのか。検査陽性ならまだしも(それだって、風邪薬やコンタクト保存液の影響な可能性)ただ『何か薬』を飲む映像だけでw しかもそれフェイク画像で、誰かがカバンに入れたDVDだったとか。さあ3話では、その映像製作者を追求ですね!
その時点で卒業式まであと7日。この先まだ7つも審議するネタがあるんですねえ。
3-A前担任が、実は柊先生の恋人。退職と以後の引きこもりにも、澪奈の死と3-Aの罪が繋がっていくのかも。最後の授業を終えた柊、1話冒頭で屋上から飛んでいましたけど、死んで終わりにしてはダメでしょう。そこも、待ってるよー。
体育館に詰めかける親、「穏便に」しか望まない校長、カリスマポンコツ教師の田辺誠一、椎名桔平の刑事、いろいろ脇も花盛りです。

それにしても、掘れば掘るほど澪奈さまが不憫。

完璧、強い、くびれが神、と容姿と妄想を称えるばかりの さくらと、嫉妬のあまり澪奈の水着を切り家に投石した宇佐美。どっちに転んでも交友関係が貧しすぎでしょう……(さくらに、「大事な友達」が宇佐美と言わない澪奈も謎。3人で遊ぼうとしてこじれるなら、よくある話なのですが)瀬戸大也と萩野公介が幼少期から表彰台を争っていた様な、10年来の水泳仲間とかいないのかと。

(トップアスリートって海外派遣や連盟主催の合宿やら、もっと学校とは違う人脈や大人に囲まれて忙しいのでは。せっかくの上白石萌歌、水泳じゃなく歌の大会で優勝、破かれるのは楽譜で良かったのにとも思ってしまいます)

「私のおじさん WATAOJI 」1 ☆☆

ブラってあんな風には落ちないよ……。肩紐で止血する緊迫の救命場面でも削られてたんでしょうか(違)

不本意な就職先には、おじさんの「妖精」がいた!
スーツにビジネスコートきた遠藤憲一が、女子トイレにいたらそりゃ痴漢w でも妖精なんですよ。それが証拠に、他の人には見えないし、消えるし、家にまで現れるしw

そんな面白さは期待通りだったのですが、仕事がなぜかTV番組の制作会社。え、普通のOLでよくない?
ポンコツ新米ADひかり(岡田結実)が、言い付けられては無駄になる仕事の数々。激辛バラエティ番組のための仕込みが、気分であれこれ変わります。でもひかりも確かに仕事が遅いw 唐辛子を1000個集めろって要は『たくさん』でしょ?何故、唐辛子パックをいちいち全部開封して数えて紙袋に開けて、しかも全開で抱えて持ち歩くの!転ぶ前から、ぶちまけるのが分かってる絵面は嫌~! 
そして箒とちりとりで集められる鷹の爪。あ~あ、もうゴミorz
レイにして首に掛ける予定なら、目を痛くしながら必死で糸に通したのに~ってところまでしませんか。落としてもせめて部屋の飾りか魔除けにはできるでしょw 頑張ったのに感も増しますよ。それがヘッタクソだったら、小道具縫うディレクター千葉(城田優)の器用さも際立つのにね。妖精もそこで「女子力」ってジェンダー意識ない。おじさんだからってさ。

イケメン千葉Dは気になるキャラで、ロケにクレームするおばさん(宮地雅子)をおだてて出演させちゃう手腕もなかなか。取材拒否店の意思も尊重し、入り口で出る出ない(ヒロインは出たいけど妖精が出さないw)のやりとりも楽しかったんですよ。そして奥さんとの介護別居を聞き出したひかりが「TVで見てもらいましょうよ!」と店長(六平直政)情で落とすのも、激辛カレーを必死で試食も(試食の必要も、完食が偉い意味も不明ななりにw)盛り上がったんですけどねえ。
何故ブラが落ちる。

その前の、ひかりの所持品を勝手に差し出す場面もダメですよね。
持ち主が嫌がってるのに「大人になれ」は酷い。実はくれた元カレはもっとクズで、浮気で婚約破棄、手放して正解な感じではあるものの。事情を知ってる訳でもなし……形見でも同じこと言うのかと。目の前で言い争ってるのに平気でもらっちゃう孫と店長まで好感度下がるでしょ。
と、せっかくの楽しいドラマに無神経が多すぎですよ。女性スタッフいなさそう。初主演の岡田結実たんは、まだ『ブラ落ちに意味がない』『ただトイレに行くんでいいじゃん』も言えない立場でしょうしねえ。パパに言いつけちゃっていいと思うよ。

大筋では岡田結実は可愛いし、ずっと他人基準で気に入られようとしてきた娘が初めて自分の足で立つ物語。勇気を出して、自分の意見を言ってみる大切さを押し出すところは奇しくも「ちょうどいいブスのすすめ」もとい「人生が楽しくなる幸せの法則」と一緒なんですよね~。ブスの連呼がないのとキャッチーなおじさん妖精で、予告は絶対こっちの方が面白そうなのに、リテラシーとデリカシーがない分で損してます。
2話は見ないかなあ。
遠藤憲一は「さすらい温泉」で見ます←大阪は放送ありませんでしたorz

あ、「警視庁ゼロ係」のIT担当、戸塚純貴がちゃらい先輩ADで出演。「刑事ゼロ」じゃないのか~w


映画「斉木楠雄のΨ難」 ☆☆☆

ちょーくだらなくて大満足w バカップル両親(田辺誠一&内田有紀)可愛かったし、ヒロイン橋本環奈の変顔にもお腹いっぱいです(^^)

生まれながらに超能力全開の主人公、斉木楠雄(山崎賢人)は、勤めて普通に暮らそうとしているのに、バカすぎて予知ができない級友や自信過剰ヒロインのおかげでトラブルの連続。平和な文化祭(の、間にフケて行く恒例の温泉一人旅)は守られるのか?
いやどーでもいいしw

終始真顔で淡々としか喋らせてもらえない山崎賢人。漫画の実写化というと駆り出され、もう代表キャラなんてあって無きが如しになってますがw 私の中ではこのピンクの髪と変な制御装置が一番似合ってました。 あと新井浩文のケツアゴ特殊メイクねw
エンディング、撮影現場写真では笑顔がみられてなんだかホッとしました。 

「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」2 ☆☆

学校勤務はブラックでやりがい搾取。非常勤講師は更に低賃金。
そんなお上が絡む問題に切り込みましたよNHK!もとい田口弁護士!
2週見てもまだ、田口が「弁が立つ」と思えず看板に偽りあり。ドラマがダメなわけじゃないのですが(^^;;;;)

ご近所との騒音トラブルにはガンガンと判例や法律用語を並べ、それでも不満なら診断書持ってきやがれ的木で鼻をくくった対応の田口弁護士。お、おう。相変わらず貫禄のない。
「誰だお前は」
とご近所さん(渡辺哲)が聞いてくれたので名乗れましたけど。下手したら生意気な生徒会長でも来た風ですよ(舞台が中学校でセーフw)そしてまた、穏便に対話や見学を進めようとしていた学校側の邪魔になる~。

その青臭さのまんま、教師の労働環境を知った途端に策もなく「やめろ」「変えろ」「休ませろ」とキャンキャン噛み付くわけですが……。教師って代わりを立てるのが難しいんですよねえ。「先に生まれただけの僕」櫻井翔校長みたいに、田口が教壇に立てるわけでも、部活の指導や引率してくれるわけでなく。いやいや例え出来てもそれは筋が違いますけどね。

実母の老人ホームへの引っ越しを、有給を諦めて徹夜で済ませたという宇野先生(佐藤隆太)
すったもんだで一旦は認められた有給ですけど、代わりの授業を引き受けてくれたのが、既にギリギリまで働いてる教務主任三浦(田辺誠一)では任せ難いですよね……(引っ越しの方を業者なり便利屋なりに頼めなかったのかなあ) 
上の我慢は下にも我慢を強いる、あなたは人の上に立つのをやめるべきと三浦を面罵する田口。でも華麗にスルーですってば。人さえ増やせればなんとかなるとしても、それを決めるのは現場じゃないのですから……。


昔話「桃太郎」の犬猿キジ労働がブラック、という視点よりも『国選弁護士はくじ引き』に驚きました~。名簿順に電話かかってくるとかじゃなくて、並んでくじ引くの? あと、非常勤講師より田口の年収が低いこと。そ、そうなんだ(^^;;;)

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