中世古、鬼畜だー!!
突然、偽札作りましょうよとぶっちゃけ始めた中世古さん。亡くなった旦那さんが協力してくれた、と意気投合でもしたかのようにサラッと語っておりましたが脅迫したんじゃないですか。
亜乃音さんとサシになると、なぜか古い火事の話。なぜか持ち歩いている新聞記事の切り抜き。可愛い孫が死にかけた、ショッキングで耳を傾けるに決まっている話がどんどんと胡乱な犯人探しになり、不明とされた火事の原因は実は……。その切り札のプレゼン具合が、なるほど何億も稼いでたことのある切れ者でしたよね。親しい人たちを手駒にする冷徹、機を待つ周到さ。玲との関係も偽札のため?と思わせておいて、まさかの人質は陽人くんでしたよ!
いい子ですよねえ、陽人くん。
今度はハリカちゃんが公園で会って、学校に行っていない同士仲良くなってました。同級生だけでなく先生にまで無視されて、そりゃ辛いでしょう。左手なら芸術ともいえる絵が描けるのに、そちらは使っちゃダメな手と押さえ込まれている、それも辛いでしょう。似たような体験をしているハリカちゃん、息苦しくなってしまうのね。
集団生活に向かない個性。幼稚園からも辞めてくれと手紙(お母さんを真似てそれを燃やした、観察眼と行動力!ダメだけど……)苦情を言われ続けて玲さんずっと苦労してきたでしょうが、いいよ、大丈夫だよ、とそのまま受け入れて伸ばしていってあげて欲しいと思ってしまいます。亜乃音さんと関係を絶ったりしなければ、この暖かさに包まれて陽人くんも過ごせたでしょうに。
てか、保育園に行くべきですよね。
シングルマザーでフルタイム勤務。自治体によっては保育費免除で、手のかかる子なら保育士の加配もついて受け入れオッケーじゃないですか。幼稚園て結構お高いし、迎えも玲が行かれずに父親や従業員中世古にまで頼っていて、なぜ幼稚園に行かせているのか。ママ友つきあいやお遊戯会や当番はどうしてたんだか。
そして中世古、なぜ亜乃音さん脅迫のタイミングが今なのでしょう。玲さん陽人くんの存在だって、旦那さんが亡くなった時に教えてあげられましたよね?中世古が既婚者なこと、玲は知っているようでしたけど……。もう中世古の闇が深すぎてくらくら。青羽やハリカ持本を投入してきた意味がよくわからなくなったほどです。最後までみればきっとまとまったひとつの話になる…はず……。
火野正平社長に求婚される亜乃音さん。今ちょっとそれどころじゃないのよ、社長かわいそうに。
瑛太
リアル蝉パジャマ、私は好きだなあ。
平凡な日常に投げ込まれる突飛。どの場面からでも、それまでの話を知らなくても、見ていると引き込まれるようで一人でTVつけたのにいつの間にか家族で並んで観ていたりしますが。さて『何のドラマなの?』と聞かれると返答に詰まります。
偽札づくりも誘拐、監禁も空き巣も横行してるけど、犯罪ドラマでもなく。持本さん(阿部サダヲ)と彦星くん(清水尋也)は余命いくばくもなく、ハリカには家がなく、青羽さん(小林聡美)には幽霊が見える。いろいろ深刻なのに、時にコメディ。
なにしろ3話の誘拐は、ハリカを亜乃音の娘と思い込んだ青羽と、家を出た娘、玲(江口のりこ)がさらわれたと思ってる亜乃音さんのやりとりが
「玲のことで……」
「は?ああ、例の件です!」
まるでアンジャッシュのコメディw
5話の『来客の手前、亜乃音の妹夫婦になりきろう!』と奮闘する持本さんと青羽さんも、芸達者が過ぎて反則でした(^^;;;) それを嘘と知りつつ相手してくれる客(火野正平)も優しい。こんなに優しい世界なのに、なぜ亜乃音さんが育てた玲さんは家を出て、青羽さんの息子はクズなんでしょう。ハリカは家族に捨てられたのでしょう。
思い通りに育つのは、生まれなかった子供だけだなんて切ないです。
みんな偽札がきっかけで知り合って、5話の最後では中世古(瑛太)が堂々と偽札作りの勧誘。やはり何の話かと言われたら『偽札の話』なんでしょうか。
でも4話なんて延々青羽さんの半生でしたよ。願いはたいがい叶わないと諦め続けた10代20代、幽霊と共に婚家を出て、息子(クズだけど)を迎えに行くためにお金が欲しい青羽さん。ハリカも彦星くんのためにお金が欲しい。そう、みんな偽札じゃなくてお金が欲しいんですよね。では「お金の話」なのかな。
そんな中、亜乃音さんだけは偽札を焼き、赤の他人ハリカのためにポンと大金(本物)を手放し、それが消えても動じないとは一体。すると『愛』かな。ドラマ「anone」は亜乃音さんに『愛』を教わる話なのかな。
持本さんも、青羽さんが好きになったり、生きた証を遺そうとし始めたり。金から気持ちが逸れてきた様でもあり……さて。
青羽さんの家からサクッと亜乃音さんの一千万円盗んだ奴って、逃げおおせちゃうんでしょうか。せめて報いを受けて欲しいです! そして中世古は、玲に偽札のために近づいたのか? だったらこっちも痛い目にあいますように。
原作懐かしい〜古すぎるでしょうw
でもその泥臭さが案外心地よいです。人情とお節介がモットーの探偵社は、まほろ駅ならぬ下赤塚駅前。かなり無茶な依頼も受けちゃいます。てなわけで、初回の依頼は深田恭子……と思わせておいての伊藤淳史。
『亡き娘に似た子を探して欲しい』という父親(伊藤淳史)
愛する妻子が事故にあい娘が即死して一ヶ月、昏睡から覚めた奥さんに娘は死んだと言えず、会いたがっているから……とは泣かせる話じゃないですか(><) それでも湿っぽくならないのは探偵二人、五郎(瑛太)とグレ(森田剛)の持ち味ですね。こんなの探偵の仕事じゃないとぼやきながらも頭をひねっての、子役オーディションは愉快でした。
そして公園で似た子をみつけるも、孤児で難しい育ちのその子には「早く死ねばいい」天国で会える、自分も死にたいと身も蓋もないことを言われてしまいます。でもそこは知性より人情な五郎さん。子供相手に土下座までして、危篤の奥さんの病室に『元気な我が子』を連れて行くのです。すると、もう目も耳も……と言われていたのに反応する奥さん。
「ママ、死なないで」
と、いつの間にか依頼人と一緒に泣き叫んでいる替え玉の娘。それが目の前の知らないおばさんにでなく、生きていて欲しかった自分の亡き母への言葉だったとしても……泣かされちゃいました(><)
その後、やもめになった依頼人がその子を正式に引き取った……という情報には、ちょっとそれ、どうなの、と戸惑いましたが。女傑所長(山口智子)に、缶チューハイに実は焼酎でなくウォッカが入ってるのを例に
「偽物でもいいの、酔えれば」
と締めくくられたら仕方がない。子を亡くした<親>と親を亡くした<子>が、死んでいくお母さんを騙した共犯者として一緒に暮らしていくのはwinwin、ですよね。親戚が騒いでも何をしてくれるわけでなし。 しかし同じバレエ教室にいれてるのは、周囲が混乱するでしょ(^^;;;;) 同様に、今までの家に住んで同じ小学校に通うのも、替え玉、偽物というより『幽霊』扱いになりそう。是非引っ越しはしてほしいですね。
次回からはいい女深キョンが登場!メロメロな探偵たち、どう転がされるのでしょう。楽しみ~。
羽生結弦がカメオ出演で、西村雅彦も出る、なんて私得!と、ほくほくと劇場に出かけて泣かされてきました(^^;;;)
親子で観たい、いい話。
聞いてないよー、阿部サダヲ主演のコメディ映画だと思ってたのに、ユーモラスだけどコメディじゃない。サダヲ演じる穀田屋十三郎はずっと真面目な挙句に積年の誤解が解けたり、亡き父との絆を再確認したりとおフザケはなく、むしろ西村さん演じる寿内の方が、金儲けと名誉にこだわり、すぐ騒いだりとコミックリリーフでしたよね。物語を回すのは瑛太。
そして物語終盤、ちょっと出てくる殿様(羽生結弦!)は、自分の道楽(みたいな冠位ねだり)で藩の財政苦しくしたのに、まあ爽やかで悪びれてなくってお綺麗で、殿上人でした。庶民が煮しめたような色の着物ばかりで勢揃いな中、一人颯爽と空色なのもはきだめにツル感を倍増です。
そしてこの、素晴らしいけれど地味な実話の時代劇映画が、連日TVで話題になり公開3日目とはいえ平日月曜の朝からぎっしり満員だったのはまぎれもなく金メダリスト羽生結弦効果。よくぞオファーを受けてくれました。
そんなわけで、舞台は仙台田舎の宿場町。
馬を用意しておく労役の負担が重いと夜逃げ家族が後を絶たない。これでは町がなくなってしまう……!と憂う穀田屋十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者篤平治(瑛太)がちょろっと口にした思いつき
『お上に大金を貸して利息でまかなう』
に飛びつき、いつともしれない実現に向けて動き出してしまう!
この、無茶な思いつきをまっすぐに貫き、ついには実現してしまう愚直な主人公って、同じく阿部サダヲが主演の「奇跡のリンゴ」と同じだーと思ってたら同じ監督でした(^^)
軽口を広められた瑛太、町の偉いさん肝煎(寺脇康文)や大肝煎(千葉雄大)なら反対すると見込んで相談をもちかけるも逆に熱く賛同され、愛妻にも尊敬され、率先して家財道具を売る羽目になり大弱りで可笑しいですw
現代の価値にして三億円相当の大金を、町の金持ち何人かで分担して政府に貸し付けるこの計画、利息は問題の税金(馬代)に使うのでまったく儲けにならない話なんですよ。それを『我が子、我が孫、子々孫々のため』の名案と喜ぶ肝煎は幼児の親。金儲けじゃないと気づくや金を出し渋る寿内は、お寺の覚えめでたい&書付に残るなら是非という名誉欲半分w 噂を広める人足たちも『さすが中町』『そっちはどうだ』と地域別に競い合ってましたから、支払いをけしかけられる小金持ちにも名誉欲はあったでしょうねえ。
じゃあ言い出しっぺで突っ走る穀田屋はというと……時折どうにも歯切れが悪い。亡き父浅野屋(山崎努)も、その後を次男なのに継いだ弟(妻夫木聡)もケチで有名、あいつらにこんな篤志はできまいという親子の確執や弟への対抗意識でしているのか?という篤平治の指摘はどうやら図星だったようです。
なのに、駄目元で浅野屋に声をかけると、ドンと大金をはたいてきます。
父のケチも弟のケチも村のため、まったく同じことを浅野屋だけで目指していたと知って呆然とする十三郎。また別の場面では、ふいに蘇る父の教え。弟だけ賢い、弟だけ父と分かり合っていると思っていた学問が、門前の小僧なんとやらで自分の中にも息づいていたのでした……!もうここは、見捨てられた、と思っていた穀田屋の卑屈な思いを踏まえると泣けて泣けて。
この『先代からこつこつと…』という部分がお侍達の心も動かし、やっと貯めた金を受け取らず値を釣り上げるお役人(松田龍平)をも動かした。大事なところですよね。ただ金貯めて万歳の損得じゃない。親が子を想い、ひいては地域全体の暮らしを想う志の高さに胸が熱くなりました。(しかし養子に出す兄に、弟に継がせる理由ぐらい言ってくれたって良かったでしょうにw)
更に驚いたのは大肝煎の定めた「つつしみの法度」
自慢のためにすることではないのだからと、本人はおろか子々孫々この出資の話をしてはならない、喧嘩や争いをつつしみ、集まりでは下座に座り、往来の中央を歩かないこと等々……ええー、道ぐらいは堂々と歩いていいじゃないですかw
また浅野屋は、悲願達成に有り金はたいて倒産寸前。現れたお殿様重村(羽生結弦)が「廃業まかりならん」と申しつけ、酒が売れる名案を授けなければ喜んで商売たたんでいたことでしょう。
チャンバラのない庶民の時代劇。是非世界中で見てほしい映画だと思うのですが、この奥ゆかしさ、滅私はさすがに日本人の私も恐れ入るほどで、世界では理解できずに驚かれることでしょうねえ。 ついでに翻訳、あの「おかみ」つながりな笑い
(篤平治)「お上に金を貸すんです」
(女将) 「…要りませんよお」
(篤平治)「女将さんにじゃありません!」
はどうやって訳すんでしょうねえ、興味津々です。それにしても女将の竹内結子可愛かった(^^)
そして驚愕のラストシーン。なんと穀田屋は今もあるんです!
時代劇のセットから、小学生が登下校する普通の田舎町に場面が切り替わり、鄙びた酒屋の日よけにはKOKUDAYAの文字。いくら実話でもまさかの繋がりでしょう。250年前にちょんまげ着物の皆が奔走し守った町が今も(寂れてるにしろw)続いている。更に将来の子供達のため、今の私たちも何ができるんだろうと実に考えさせられる映画でありました。
『ワタクシにオシエテください、家族トハどんなモノですか?』
時は2030年。
結婚と子育てが乖離し、老人も補助マシンを使って労働力となり、それぞれが自活するといえば聞こえが良いが『家族』が崩壊しかかっている未来の日本。青年カケル(瑛太)が育った郊外の住宅街も、過疎化していた。
巣立った子供世代は戻らず、小学校は廃校に。カケルの家族も、妹(蓮佛美沙子)は海外有名企業で働き祖父母は老人ケアタウンに移動し、母(小林聡美)はそこの運営者。残った父(松重豊)だけが、空き家のシェアハウス活用を提案しているが……。
恒例だった家族総出の花見も、もう今年で終わりなのか。
……以上が背景説明の未来の寓話でして、老人の杖にGPSだの、毎日余命が表示されるディスプレイだの、家庭用ロボットだのとガジェット満載です。主人公カケルの仕事もロボット開発で、狂言回しになる家庭用話し相手ロボットが小日向ボイスでプリティ。星新一の小説に出てきそうで、こんなのいるから人間同士の関係が希薄に?と思ったら売れなかったそうですけどw
「カケルくんの子供が欲しいな」
<子育ての楽園>に独り赴任する友人美冴(相武紗季)にそんな提案をされ、戸惑うカケル。手も握ってない仲なのにw
時を同じくして妹の離婚(ていうか結婚してたの?ってほど疎遠な兄妹w)、退職を知り、思い出の小学校を訪ねてみると、廃校のはずが人がぎっしり。職も住居もない人の自活モデルを運営していたのがなんと、連絡もせず帰国していた妹だったのでした。
老人は至れり尽くせりの近未来タウン、子育ては地方の楽園で、はみ出た人たちは廃校で集団生活。あっちこっちの専門コミュニティーを見せられてそれが理想ってこと?と思いきや、やはり徘徊でタウンから出て行く老人は後を絶たず、楽園で優遇特典目当てに産んだって育児放棄する母親はいるわけで、廃校でも『みんな一緒』なんてキモいんだよと罵られて分裂騒ぎ。システムだけ変えたって、そうそう人間って変わらないよねえ、うん。
独りはさびしい
誰かに必要だと思われたい
そんな時に最後に信じられる絆って、やっぱり家族なのかなというお話でした。最後カケルが美冴に子作りはお断り、その代わりまずつきあおう、出来たら結婚しようと提案します。それなら理解の範疇でホッとしましたよ。BGMは福山雅治「家族になろうよ」でお願いしますw
主人公が育った、今は誰も住まない家や周辺の街並みが旦那の埼玉の実家に似ていてねえ、最近は空き家が目立ちます。実際大阪暮らしの私たちはもう戻ることもないでしょう。もう別世帯の親姉弟に、そんなしげしげ連絡もしないしねえ。今一番大事なのは夫と我が子なのだけれど、このままだとそのうち巣立った我が子から疎遠にされるってことかも。うわあ。
さて、家族ってなんでしょう。
あと、最近太極拳しているので老人ケアタウンで並んで太極拳していた場面が気になりました、梅花扇っぽい何かw
落ち着こうよ……(^^;;;)
詐欺で服役してた次男坊(瑛太)ですが、そこのおばあちゃんとは本当に仲良く、疎遠だった実の娘(長澤まさみ)が嫉妬する程本当の親子のように食事したり手伝ったり憎まれ口たたきあったり……という映像が遺品のビデオに残っていました。
それがなんで詐欺になったのか…。
とか、長男が被害者宅に給料のほとんどをずっと仕送りしてたこととか、怒鳴らずに普通に話し合えばいいのにまたプロレスで、捨て台詞で、疲れちゃいますorz
「おめでた婚」の蒼井優が突然訪ねてきても、場面切り替わると兄弟パンツ一丁で宴会w
兄弟がいるって羨ましい ってこれで??
しかも、実は5人兄弟で1人服役もした犯罪者ですよって、婚約者に内緒にしてちゃダメなことでしょう!被害者への仕送りの件も、彼女は知る権利があると思いますよ。宴会でうやむやになっていませんか。
末弟彼女(橋本愛)の妊娠報告は偽物で、彼の童貞は守られてましたw
ついてった劇団員兄(柄本)がさすがの貫禄でコトを収めます。ここに長兄きてたら大騒ぎだっただろうなあ。別れ際に彼女を劇団に誘う兄。確かに女優が似合うでしょう、うん。
その他妹の不倫とかNICUの赤ちゃんとか。
いろんなことが起こっていますがまとまっていくのか、人数分のエピソードが散らかったままなのか不明でやっぱり疲れます。
3千万円の使い道とか、同居はいつまで続くのかとか、ちょっと気にはなりますが……3話見るのはどうしようかしら
寄り添い歩いて始まった恋が、夜通し歩いてまた夫婦に戻る。
素晴らしい最終回でした(><)
でも光生の両親が出て来た時には、正直ちがうだろーとがっかり。だって、神経質父&ガサツ母じゃ結局光生&結夏と同じじゃないですか!あの母を知っているのなら、世の中にガサツな人間がいると知ってて育っている筈。いや下手したら、女とは総じてガサツな生き物であると信じて生きていても不思議じゃないですよ。祖母や姉だって、あのそっくり父を知っていて何故『いつか犯罪を』とまで光生を怪しんでいたの?
最終回だけ切り取れば、そっくり両親は面白い。
毎日喧嘩しながらも仲良く暮らせちゃうものだねと思える善き見本でしたけどねー。
ここだけ残念。
じゃあどんな両親ならいいのと言われると…違うタイプの神経質2人、でしょうか。両方で片付け直しあってるみたいな…うわー嫌w
さておき、猫も戻って。
諒と灯里夫婦もいい感じに子どもを待つ2人になれて、光生が描いた幸せな普通の未来、同じ小学校の父兄になってバーベキューなんてことにも案外なっちゃうのかもしれませんね。
そして夫は歯医者、妻は定食屋でのろけや愚痴をこぼしまくりながら生きていくんです。いいんです(^^)
淋しい光生、地下アイドルにハマるのかー!w
結構ジェットコースターなこのドラマ。2話感想を貯めると、もう全然違う話になっていますよね。
8話最後での諒と結夏のキスは酒の勢いだったけど、灯里と光生の方は結構本気な恋で。ちゃんとデートして、ちゃんとそういう関係になろうね?なんて言ってたところでの『4人で話し合い』
すると案外、結夏は嫉妬で泣くほど光生が好きなんだし。
離婚したくせに何?と正論で問いつめる灯里はコワいしw
ラインの着信ばっかり気にする諒は、何の為にいるのか。
子育てして、家族ぐるみBBQする未来だってあったのに!と叫ぶ光生が実は一番まともな人だった気がするほどのわけの分からない話し合いで……。
9話でのラストは、灯里の妊娠発覚w そりゃ映画も遅刻しますw
灯里は好きだけど、子どもごと受け入れるなんて結夏への裏切りだと思う真面目な光生。
1人で育てると言ってたけど、結局現実問題として諒と愛のない結婚をしようと決める灯里。
「その子に会いたい」
と泣く諒に感動するんじゃなくて、「めんどくさい」と困惑するんだから、もうどれだけ気持ちがないんだかw きりかえがはっきりしてるなーw
その頃の結夏はといえば、AV女優に勧誘されてw
仕事のことといい、意外に自己評価が低くて褒められてこなかった人なのね……。怪しい男でも、褒めてくれたらちょっと嬉しくなっちゃう。まあそうだけども。
「つきあえなかったから」
と、光生をその分まとめてほめてくれる灯里と対比されていて面白かったです。
面白いといえば、実は諒だって「灯里を奪った」光生に怒ってて殺意まであって、光生だって妊娠が無ければもうつきあえたってのに呑気に何も知らないままの諒に殺意湧いたりして、地味~な殴りあいからもみ合いになる場面もなかなか笑えましたし。
その後、思わず身を投げた諒を見舞いに行くと女に囲まれてたりw
うん、やっぱり「男は男、女は女と結婚するべき」……いやそれは(^^;;;;)
結夏のいない空の椅子に話しかけ、
その空の椅子に座ってみて固まる。 淋しいよ(><)
夫婦交換!!
…いえ正確には、未夫婦と元夫婦間の交換ですが。あーびっくりした(><)
元鞘だった光生と灯里はともかくも、結夏と亮介はどうしてこうなった!光生を、灯里さんを、それぞれまだ好きなんじゃなかったのー!!それとも同様に
「一回寝てみよう?」
な罠にハマったんでしょうかw
見た目は繊細に見える亮介さんですが、光生の部屋に転がり込んでの生活は見事に男結夏w ガサツでだらしない甘えん坊でしたよね! 寒いからって他人の布団に潜り込む、それを女の子にされたらうっかり結婚もしちゃおうってもんですが、男にされてもなーw
更に、結夏の父(ガッツ石松、サイコー)が何も知らずに泊まりに来てスカイツリー観光を一緒に。パンツも歯ブラシも他人の使っちゃう最強のお父さんで、結夏がどう育ったのかよっく分かりましたよ。そして離婚をしたと告白されて、光生をぶっとばす! いやはや。
「もういい大人なんだよ!」
と、呼び出された結夏はキレますが、いい大人は親にも知らせずに離婚しておいて驚かせたりしませんよ。
そうだ、歯医者の彼女が寿退社w
この前ホテルに誘っておいて、もうって、あてつけなんでしょうか。
居合わせた光生と灯里を呼び寄せてまで、しちゃいけない話をしてかき混ぜて帰っていきましたよ(待ち伏せだろ><)
いろいろ、まとまったようなとっちらかったような……!?
で、ダイオウイカは観なくちゃだよ光生くん。離婚してても。
桜が見える家に嫁いで、桜が嫌いな人と暮らして……(涙)
「幸せになるために、人を好きになるんじゃない」と
好いてくれる人を好きにはなれずに、すれ違う人を見つめ続ける日々ってなんなんだろう、結夏が不憫すぎてちょっと涙が出ました。あんな光生だけど、好きだったのねー。
桜の時期には花見客であふれる目黒川のこっちとあっち。
桜が好きな2人と桜が嫌いな2人が気付かずに行き過ぎるなんてさすがドラマは出来過ぎです。で、『好きな動物ランキング』にマレーバクやらを選んでいるマニアックな光生が、動物園に勤めていたことがあるとは納得。そして『頑張れ』と理不尽に励ます奴をぶっ飛ばして退職したそうですが……。
あえて灯里に伝える激励。
「ありがとう」と呑みに誘う灯里。
…それだけならいい場面なのに、タイミングは最悪で結夏の家出(?)も感動の置き手紙破棄にも間に合わなくなってしまったじゃないですか。いい手紙だったのにな。
そして空っぽの家で、ナツメグ入りハンバーグを手に呆然とする光生。
泊めて、と現れて「手がいっぱい」と断られると皿を持とうと提案する諒。だんだんこいつも光生の仲間じゃないかと思えてきたわw
ていうか、料理が終わる頃には家の中その料理の匂いでいっぱいになるよね?なのにロールキャベツの時の結夏も、今回の光生も(むしろ焦げ臭かった様だけどw)気付かなかったり隣じゃないかで片付いたりは妙な感じ。まあいいけど。
缶詰めと缶切り、いい豆知識なのに。結夏の伝え方がヘタすぎて笑いましたw
来週はでも、結夏の実家の父ちゃんが来ちゃうみたいな予告。光生のおばあちゃんも「もう一度だけ考え直して」と言うし、最終回までにここの夫婦はまだやり直す道は残っていそうな気がしないでもないです。
可愛い年下からの求婚もきっちり断ったしねー(ああ、窪田くんがもう観られないのは残念)
しかし好き→気持ち悪いに速攻格下げになっている諒と灯里のところはもう無理なのかしら。さてさて。
ちなみに私もナツメグって何さ派。
いいなあ、ぐだぐだしたこの空気w
出会い系のサクラが依頼人の今回。一日15回のメールを5年続けると、一千万円は散財させている計算というのにびっくり。無駄無駄~w でも、実際受け取ってたメールのエログロさ情けなさも衝撃で、こ、これは商売でもなかったら受け取っちゃいられませんってw
ドラマでみる分には新鮮でメチャ笑えたけどw
そして見つけた得意客ヒロくんが、コワいぐらいの挙動不審で、でも金持ちで。
『謝りたい』筈が、何故か交際を始めてしまう依頼人とメール主ヒロくん。
しかもどんどん貢いでいる感じ。これで、サクラちゃんにも情が湧いちゃったりしてたらいい話なんですが……。実は子持ちだった彼女、『むしり取れるだけむしり取ってやる!』と潔い決意で貢がせているのでしたw
子どもを呼び寄せて一緒に暮らす方向じゃだめなのかしら。あんな変態オヤジが『娘の父親』になるのはダメかーw
諒のトラウマ話、やっとキター!!
高校生にして駆け落ちw でも相手は先生とつきあってて、諒でなくても良かったとかorz
……って可哀想なお話だけどね。それだけを理由になんでもしていいわけじゃない。『幸せになるのがコワい』という解説も愛人の妄想だし。父が鮫に喰われた女と、駆け落ち相手に「足りない」と結婚を拒まれた男。2人で手を取り合ってなんでも乗り越えていく道もあったかもしれないのになー。
灯里が結婚を望んだ時は諒が逃げていて。
いざ諒が腹をくくって手を伸ばした時には
「他の女を抱いた手で触らないで!」
と振り払われる程にこじれていたのでした(><)
黙って大丈夫なふりをしていたけど、辛かった。そう長々と独白する真木よう子は圧巻でした。
前作「遅咲きのひまわり」でも地元に戻っても高地弁を話さない役で、今回も東京言葉がイヤミだと訛ってる妹になじられる女。そのままでいくかと思われただけに、あの東北弁はねー。
そして、その後また東京弁に戻っちゃうと同時に扉が閉じた様に剣もほろろw
その前の結夏の独白大暴れ、楽しいことをしてると光生もいたらいいのにと、美味しい物は一緒に食べれたらいいのにと思う。でもあんたはそうじゃないんだー自分のことしか好きじゃないんだーもう大嫌いだーetcが、結局まだ好きなのかなと思わせるのと違って、灯里は冷めたらもう嫌いになってるのかもw
こういう人を好きになり方って、音楽や服や行く店の趣味の変わり方ときっと同じですよね。増えはしても好きなものはずっと好きな人と、ある日を境にイキナリ生まれ変わってしまう上書き型の人といるというか。
……しかし、その言い争いをなぜ他人様の家でするかなw 光生のおばかさんが誘ったからってw
そもそも浮気夫婦の言い争いになるまでの、光生と結夏元夫婦のトゲトゲした会話が楽しくってたまりません。諒と灯里のことだって、最初は2人が別れたらいいと思ってた筈なのに、どうしてこう熱心にお話し合いを勧めているのw しかも双方からウザがられる理由が賞味期限w このドラマってホント口喧嘩が笑えますよね。なんでもない台詞がどうしてこうもいさかいに化けてしまうのかというw
そういえば窪田正孝くん演じるボクちゃんがまあ可愛いです。
大家族のイイ子、バイトさせても使える子!主人公のトゲトゲした言葉を平気で受け流せる子。結夏さんへの好き好きオーラで彼女も悪い気はしてない様だけど、恋愛対象じゃないよねw 元旦那の寝間着を貸して、徹夜の後寝かせてあげて、その間自分はお風呂に入れるだなんて逆に子ども扱いもいいところでまるで気がない様にしか思えないのですが……なんとまさにそこでおばあちゃんが来て不倫を疑われるとはー(><)
違う、違うのよー。
いやもう、楽しすぎて目が離せません。
最後にちょっと我が家の話。
男が子どもなのかどうかは置いておくとして
「当たり前のことを主張し続けていると、自分がイヤになる」これはよく分かります!
ゴミはゴミ箱に。汚れ物と使ってない皿を混ぜるな。そんなことを毎日叫んでいると時々ふっと我にかえるの。
一方の旦那は楽しみにちょっと10km20km走ってくるのが日常の男w
不健康だから健康っぽいことをするとか光生に言われてもう大笑い
夫婦A(婚姻届未提出)と元夫婦B(離婚届提出済)が、雁首揃えてお茶って(><)
しかも「最低な男」ってキーワードで妻Aの学生時代の元カレを引き合いにだしてくる夫Aですが、そ、それって元夫Bのことですからー!!
愚痴が多い、細かい、すぐ他人のせいにする元夫Bのこと、どうせ当時もそんなことで嫌われたんだと視聴者みんな思っていたでしょうに、思い知りました。最低ってそれ以下の無いどん底なんだと。
隠していた家族の死と、自分の大切な夢を、打ち明けてみようと思った矢先の暴言。
ああ、こりゃ成る程「死ねばいい」だわ…。
「ジョーズ」を観ての一言はさ、そりゃ、本当に鮫に喰われて死んだ人の娘が目の前にいるとは思わないから仕方がないけども。ジュディマリの曲に関しては、CD持っててかけてるんだから、好きな曲でしょ!けなすことないでしょ!
しかし逆に、ケンカが絶えない元夫婦Bが、割れ鍋に綴じ蓋のお似合い夫婦だったんだなーと思う回でもありましたよ。光生(瑛太)と結夏(尾野真千子)のフェイスブック見栄はり合戦なんて、超くだらないw ツレがあんな風にSNSに夢中だったらつまらないよねー。
そして誘われた映画に、懲りずに1分遅刻する結夏。やーい振られてやんの!(私も映画の遅刻は許せないたちだけど、だからって速攻帰るあの男は、光生よりよほど怒っていたと思うのだよ)
そして楽しみにしていた諒(綾野剛)の本音は今回だったようですが、えーっと、よく分かんないよw 女2人や光生の様に、日常に関しての細かい愚痴じゃなく、愛人のベッドで語る夢のお話でございました。テトリスかw
そんな諒でも愛してるし、自分は妻だからと浮気を知っても見逃している灯里(真木よう子)。なのに、婚姻届が出てなかったら話が違いますよね? ←だから彼は私のもの、と窓に投石までする愛人登場(><)いやきっと、君のものでもないよ、あのふわふわした男は。
そして投石疑惑(いや確信w)を否定するでもなく、自己憐憫の世界に逃げてしまう光生に戸惑う灯里でまた来週へ。
ああ、待ちきれないー!!
そうだ合コン相手に窪田正孝。チャラいバージョンでしたw
ゆるーいぬるーい(^^;;;)
逆回転のオープニングが楽しくて、その後の便利屋家業と掛け合い漫才をぼーっと見ていると終わっている感じw
大元の小説「まほろ駅前多田便利軒」は読みました。猥雑で結構好き。でも映画はスローすぎてギブアップでした。スピンオフの番外地の映像化はその点、見やすいです。
#1でレスリングの対戦相手、#2で人探し。
カラオケ映像の女の子を捜すのに、探偵ナイトスクープ……もとい「スクープナイト」ですって言って協力をとりつける場面、大好きw 寛平ちゃんの力になれるなら頑張っちゃうよねー。でもカメラ来てないし依頼者もいないしで、嘘って気付けってもんですけど。
そしてみつけた元女の子はシャブ中アル中のおばちゃんになっちゃってて……十分きれいな方だとは思うのですが、恋いこがれる捜索依頼者に合わせるには変わり過ぎ。そこで瓜二つの娘さんが、一晩だけなりすまして楽しい時間をプレゼントしてくれてるわけで……。
『変わらず美しい憧れの人』に会えて、号泣する冴えない男にはやはり切ない気持ちになりました。一晩だけの約束で会って、きれいに区切りをつけられるのか。ストーカーにならないといいですねw その間、アル中おばさんと呑み交わすゆるさも好き。
よく考えると瑛太くん、これの多田と「最高の離婚」で同時に主演してるんですよね。売れっ子だわ。散らかり放題の部屋にもっと散らかす男と住んでる多田と、几帳面すぎて離婚される夫、真逆w
今回ラストは、元カノさんの愚痴披露だー!!
この調子で毎回誰かの本音が聞けるのかな、来週は綾野君かな(しかしこの旦那さんは、記憶障害でもある役なのかなw)
「こんな男『死ねばいいのに』と思ってました」
と、本人に向かってぺろっと語る元カノ真木よう子に仰天。それまでずっと普通に愛想良くて、声を荒げるでもなく凄い事いうから余計に怖かったよね。だ、だったら再会の時に愛想良く声かけたりしなければいいのに!もう憎しみが薄れてたから?単に大人だから?
まあ当時嫌われていた理由も、今回の離婚騒動から想像がつきます。本人には自覚がなかっただろうことも。
なので、再会に浮かれて勝手に元カノとの再構築を夢に見、現夫の浮気を言いつければと口説きに来たのに、ノロケを聞かされて、嫌われて、主人公ぺしゃんこ!
いい気味だw
元奥さんとも、しばらくナイショにしようかと相談する程度というのは、リアルなのかなんなのか。
本人同士の関係はどうでもいいけど、家族のつきあいを断ち切るのは申し訳がないという離婚の側面は分かる気もするけれども。
こんなに主人公が嫌いなのに、ドラマは楽しいのも珍しいです。
どの人物も、次に何を言い出すのかが楽しみ。でも、描かれている結婚が不毛なのは淋しくなりますね。私は普通に幸せに結婚生活送ってるけどなあ。例によって途中で寝ちゃってる旦那に優しくしようと毛布かけてみたりしてw