ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

沢口靖子

「科捜研の女スペシャル2」 ☆☆

 2010年放映。『恐怖の200メートル狙撃、疑惑の体内弾道?矛盾する発射タイミング! 京都~小豆島、逃げる女vs迫る狙撃者の謎』のサブタイトル通りの2時間ドラマ感でした!

 オフィス街、職場ビル前でいきなり頭を打ち抜かれ死亡するサラリーマン。狙撃現場と思われるビル屋上は遺留品だらけで、容疑者と目された男はライフルで自殺。しかし角度や奥歯の損傷から、自殺に偽装した他殺の疑いが。更に、当時現場に居合わせた女性銀行員(清水美沙)がまた狙撃される。真の狙いは彼女だったのか?

 いやもう、次から次へと間髪いれずに証拠が現れデータが提示され、榊マリコ(沢口靖子)率いる京都府警科捜研には、行き詰まるということがありません! 
狙われた女性の持ち物から宗教団体「神の手」の関与が疑われ、彼女を守ろうとする弁護士(黒田福美)も銃により死亡。どうやら当初の狙撃はわざと狙いを外し、彼女を追い詰めて弁護士をあぶり出すのが目的だった模様です(それで殺された人、めちゃ可哀想~!)
逃げる女性を土門刑事(内藤剛志)と教団の殺し屋(金子賢)が追う一方で、「あなただけは信用出来そう」と呼び出されたマリコだったのに、土門刑事と連絡をとる中で漏洩する隠れ場所。まさか土門が教団の手先?いや他に警察内部に信者が?

 警察は電話番号から居場所を探知し、時に勝手に居場所連絡アプリを容疑者の携帯にダウンロード、追われる側はわざと携帯を捨てて追跡を振り切りと、激しい攻防が。あ、でもスマホじゃなくて折りたたみ携帯なところに時代を感じました。最後は小豆島で、女性は無事に娘と再会し殺し屋は逮捕され、なんだかんだ教団の不正も裁かれてめでたしめでたし!

 お目当て西村さんの役どころは、研修に行った科捜研レギュラーの代わりの文書鑑定士相原辰巳(西村まさ彦)

スケジュール都合の代打出演かと思いきや、終盤がっつり証拠隠滅に走る、警察内部の「神の手」信者でしたよ。みんなと仲良くおやつ食べ~の、白衣で現場鑑識し~のからの、やっと解読した暗号データを消してやったぜと勝ち誇った悪い顔。でもコピーがあって当惑&がっかり、逃げようとして土門刑事に投げ飛ばされる等々と、いろんな西村さんを堪能出来る回でした!当時見逃してましたわ。そして2010年といえばあの「機動捜査隊216」がこの4ヶ月後に放映されて、沢口靖子さんとの絡みが以後10年続くわけで、感慨深いです。


 そしてラスト、内通者はこいつらだった!と放りだされる履歴書の相原の分もがっつり写りまして。富山県立大山小学校→大山北中→北高→東西大学→ロンドンw 昭和35年1月12日生まれ(ご本人は同年12月12日)などなど楽しめました(^^)

「科捜研の女(19)」21 ☆☆☆

 let’s 非破壊検査!

 確かにずーっと続いている「科捜研の女」、いつの間にかシーズン19ですって?
お堅いはずの各種検査の場面でもBGMはポップ、ライトな感じはさながら特撮もの? 主人公マリコさま(沢口靖子)の美しさは変わらずでしたが、側に侍る若いのが随分知らない顔になってるぞっと。

 事件は副社長殺人事件、遺体が発見された部屋にはおもちゃのタイヤが。関与が疑われるおもちゃ修理所ドクターKこと久保井(西村まさ彦)の倉庫のぬいぐるみから、血のついた凶器も発見されます。特殊な形状のそれは、ジュエリー関係者が使うというヤスリ。被害者本城(尾崎右宗)と子供の親権でもめていた元妻(遊井亮子)はジュエリー店勤務で、現場のタイヤもその息子ハル君のトラックのものとくれば、もう犯人決定に思えますが、それじゃ時間がもたないよ…。
 更なる検査の結果、現場ジオラマで走っていたおもちゃの電車から指紋が見つかり、真犯人はハル母が務める宝飾店の店長(松木賢三)

以前ダイヤの鑑定で呼ばれた時に、電車の中に隠されていると知って今回それを盗みに入りましたとさ。それでも、持って逃げて家で開ければいいのに。現場でネジと格闘していて見咎められて刺し殺すっていうorz  『おもちゃのネジは、外れて事故が起きないように特殊』というドクターKの教えがこんなところで伏線になりました~。

 てな訳で、お目当て西村さんは本来遺体の第一発見者。てっきりハル母が犯人と思い込み、亡き孫娘と同じ名前のハル君を、亡き愛娘と同様にシングルで育てている彼女を守ろうとするも空振りだったのでした。
「ドクターKは、失敗しないので!」
とおもちゃ修理を引き受けていたKさん(西村まさ彦)なのにこれは大失敗。そして直せずにいた孫の遺品のうさぎちゃん。凶器探しの非破壊検査ついでにマリコのタメ口部下呂太(渡部秀)が勝手に修理したところ、なんと
「おじいちゃん、遊ぼう」
と、孫のハルちゃんの声がするんですよ…orz  懐かないまま亡くなって、本当に一緒に遊べたことはなかったのに。もういないのに。胸を詰まらせるドクターKの演技もあいまって、泣いてしまいましたよ。でもなんであんな河川敷で渡してるんでしょうw

 そもそも、真犯人が盗んでまでダイヤが欲しかった理由が
『客から修理で預かった品をなくしたので、代わりを作るため』
おいおいおい、なくした? 金庫入れたの?タクシーにでも置き忘れたの?どう探したの? 店長が逮捕されて、その件の責任はどうなっちゃうの? そっちで何が起きたのかが気になりすぎでしょう(^^;;;;;;)  なんで単に金に困ってじゃないのさ。
 そのダイヤ列車も物陰から見ていた、家政婦ならぬハル君の従兄弟君…。

 そしてドクターK活躍の次の番組は「ドクターX」! 笑うじゃないのw
総合的に楽しめましたが、色々気が散る1時間でした~


「警視庁機動捜査隊216」10 引鉄 ☆☆☆

 新元号発表の夜に放送となったシリーズ最新作。最後の場面に
「平成から令和になったことだし」
というセリフをぶっこみ話題に!(令和のところだけ背を向けるので、発表後そこだけ録音してはめ込み編集ですかね?)遊び心、嬉しいですね(^^)

 またも目黒署に訪れた『当たり』日の始まりは、警官から奪った銃で狙撃されるファンド代表木之元楊一(吉田栄作)しかし被弾したのは秘書の隅田。そしてホームレステント前で見つかった死体のポケットには何故か、土居記者(西村まさ彦)の名刺が! そこからあれもこれも繋がって、二転三転するうちに翌日の朝を迎えるのでした。


 殺されたタクシー運転手が見事なクズでしたねーw ちょっとした追突を、笑顔で示談に誘っておいて休業補償500万円とゴネる輩。更にはタクシーを拾った木之元に、1億円を要求していたんですよ(タクシー内の通話には要注意……)確かに、ファンド代表木之元には1億ははした金、もっと他の脅しなら、出資者が引く悪評を止めるために支払ったかもしれませんが……余命をバラすぞってw ホラ殺されましたよー。しかも犯行直後に来た別の恐喝相手は、救命せずに立ち去る道理w で、その場所が木之元を親の仇と恨む男の住居もといテント前(事件当時不在w)とは皮肉すぎで、さすが当シリーズ!
 名刺の件では、辞令直後の「主任」な名刺(祝昇進☆)を渡した100余名全員思い出して!と軽くいいつける舞子さん(沢口靖子)ですw ボブがお似合い、美貌ますます冴え渡り惚れちゃうのは分かりますけど~ クールすぎて土居さん可哀想ですよ~。

 そのツンがとうとうデレたのは!
ついに舞子が発砲。『二度目の引鉄』を引いたと聞いた土居さんは、心配だった、少しでも力になりたいと思った、近くにいたいと思った、といつになく真っ直ぐに想いを告げて、いつもの様に向けられた背にも
「何時間でも待ってる!聞こえているよな?」
と呼びかけるんですよ。舞子はそれに応えて、少しだけど振り向いて、うなづいてみせたんですよ~ぉぉぉぉぉぉぉ 苦節10作、「飯でも食わないか」の声の震えも愛しい大告白。そういえば撃てそうで撃たなかった8作目「傷跡」でも、安全装置を解除する舞子の脳裏に響いたのは土居の声だったことを思うと、感無量です(><)
 土居さんはグレイヘアに合わせてタートルネックもジャケットも灰色でアウターが黒ダウン。逆に舞子はインナーが黒でジャケットが灰色と、衣装まで統一感をかもしていましたよ(^^)

 ただその告白を「精一杯の引鉄を引いたんだ」となぞらえてしまうのは、どうなのか。土居さんのサブタイトルにちなんだご高説は恒例で「人は心に引鉄を持っているんだ」「でもそれを引けば破滅してしまう」と言うでしょ。
ただし舞子がその指で引いたのは『人を助ける引鉄』だから別、と言いながら、自分も引鉄引いちゃったら話が違うのではw いいけどw

 その他の筋道あれこれ。
 喘息発作の警官から、銃を奪う犯人。でも喘息の薬を手が届くところに寄せてから逃げるんです。いい人だ…。

 500万円恐喝されていた夫婦(妻:雛形あきこ)、それで相手の男が殺され、家に念書があったらそりゃ配偶者が殺したかと、罪を被ろうとしちゃいますよね。って、なんで二人とも念書大事にしまうのw 破いて燃やせ!ホームのオムツと一緒に捨てちゃえ!

 銃を持って逃走する青年、目立つ緑ジャンパーを脱ぎ捨てて、盗んで着替える機転! 同級生隅田が撃たれたニュースに『今、銃を持って脅せば』と効果的復讐を思いつく企画力&即調達する行動力も含め、10年引きこもってたとは思えません。
幸い、舞子たちの介入で怪我人を出す前に逮捕され、銃もモデルガン。同級生の婚約だって、イジメを知った彼女が幻滅。破談な様でそこそこ復讐出来たじゃないですか……。ここで踏ん切りをつけて、新しい人生を生きてもらいたいです。君なら働けるよ!

 あの富田(松尾諭)がデート! 相手は看護師さん!
でも狙撃事件のために、招集がかかれば即出勤!つい上の空の富田が説明する『総員待機』を理解してくれる聡明な人でした。しかも犯罪と遭遇すれば、富田は通報、彼女は怪我人のケア、ナイスカップルですよ!これは上手く……いかなかったのね(^^;;;;;)

 命令を無視しまくる舞子に、イラつく監察官(徳重聡)
誘拐犯より銃を持った逃亡犯を追え、人質に銃を向けていても撃つな。優先順位の理屈は舞子もわかるでしょうが、目の前の誘拐犯追跡をやめられず、狙撃は外して腕を撃ったんですけど駄目ですか(^^;;;) 結果、どんな厳罰かと思いきや、警視総監賞を申請? もう対外的には全部命令通りで、正しい発砲だったことにすると静かに逆ギレですw というか管理官は舞子にツンデレなの?

 他にまだ廃品回収夫婦もいれば、爆走自転車野郎も雛形あきこの裕福な両親も、ホテル買収も、3時間ドラマだっただけあってめちゃ盛りだくさんでした!シリーズ終わっちゃうんでしょうか(^^;;;)

「警視庁機動捜査隊216」9 硝子の絆 ☆☆

はい、塩対応~w
前回やっとヒロイン舞子(沢口靖子)をお食事に誘えた土居記者(西村まさ彦) 全くその後が続かない様で、期待持たせた分余計に酷いぞ!と車庫でわめくから丸聞こえw まあチームにはもう周知の仲ですものねえ
「また振られたんですか?(^▽^)」
で済まされてますよ。

今回のテーマは絆……。
離れて暮らす母を捜す、幼い兄妹。援助交際と間違えられる父娘w 娘を轢き殺した車を探しビラを配り続ける母(土居が取材) そして、危篤の父のために勤務を離れる富田(松尾諭)
捜査一課に嫌味を言われつつも「警察官はたくさんいるが、息子はお前ひとり」と、富田を送り出す機捜隊素敵じゃないですか。なので今回は、顔を洗う富田で始まり終わりも顔を洗う富田の……号泣で終わるという、居なかった富田の印象が強い回に! 逆にお決まりだった舞子回想の犯人射殺場面が初めて無しに。前回の遺族取材で一区切りついた、ということなのでしょうか。

事件は、レストラン横で見つかった遺体(勝也)が5年前の強盗犯と分かってのあれこれです。
下っ端警官(青柳尊哉)が、いかにも何かありげに何度もアップになり、本当に何かあったので2時間ドラマはわかりやすいですよね……。その5年前の強盗から逃走時、轢かれて亡くなった女性が婚約者だったとか。←だとすると、記者発表前に母(朝加真由美)にかかってきた『犯人は死んだ』という内部情報を漏らす電話も、ああ警官だったのねとなりそうでなりません。背景にバッティングセンターの音が!と、その横で働く人が電話したとなるわけですが、いやいや警官もそこ勤務範囲! 客かもしれないのに、なぜ経営者にまっすぐ疑いがw まあいいですけどw

もっとすごいミラクルは、舞子が通勤中に触れ合った兄妹のママが、その遺体と揉めていた女だったり。ラブホの前で揉めてた美人局がまた、遺体の舎弟と関係者で……犯人だったりするw 錯綜する関係者が朝から舞子に絡みまくるのは恒例とはいえ、こう来たかと二転三転楽しめました。
そしてこれも恒例の、テーマに沿った土居さんの捨て台詞w「俺たちは、そんな細い絆なわけ~?」最近はスクープ狙ってないから、情報提供することはあっても土居にメリットはあまりないのに毎度の朝の待ち伏せw ご苦労様です!

ラスト目黒分署の屋上から眺める町が、住宅街でおやおや。シリーズ5「まだ見ぬ夜明け」のラストではビルの谷間みたいじゃなかったですか?舞子の心境の変化なのでしょうか。

大きな地震直後で、L字テロップ入り&途中でニュースの入る放送。見ていて落ち着かなかったですわ……。

「警視庁機動捜査隊216」8 傷痕 ☆☆

やったー土居さん報われましたね(><)8作目にして初めての、食事のお誘い承諾ですよ!

物語の方も、シリーズ8作目にしての斬新な新視点。加害者のその後の更生、加害者家族の苦悩に焦点があたります。出所者を受け入れる工場での殺人事件、犯人は殺人で服役した男なのか。疑われる男の元妻の行動は?
世間の反応が云々描かれますけどね、正直クリーニング屋の店員なら仕事さえきちんとしてたら私生活なんてどうでもよくない?『あの店のの従業員は殺人犯の元妻』と聞いて店を替えたりしないのですが。少数派なのかなあ。 殺人犯本人となれば、まあ警戒レベル上がるかなあ、タガが外れるときがある人ということですから。でも事故ってこともあるわけで……。
過去をネタに恐喝を繰り返す男と、息子への恐喝を止めさせたかった母親がいて。保険外交員のお母さん(大島蓉子)がいい味出してました!

リンクして土居さんも、あの因縁の<逃走犯威嚇の発砲が遅れ、通りすがりの母親が殺された事件>の加害者遺族を取材。
『刑事に射殺されたことに恨みはない。ただ、せめて殺人犯になる前に殺して欲しかった』
との壮絶なコメントを舞子に伝えるのでした。
うーん、結果論なので早めに撃って亡くなってたら「人殺し~」ぐらい言われていそう。でも終盤に映る記事に書かれた、犯人姉妹の自死は『殺人犯』でなければ起きなかったのかも。そして土居も、11年もかけて落ち着いてきた舞子をこの記事が改めて傷つける可能性を知りながら、それでも世に出すと仁義を切りにきたわけですが。
大丈夫、今夜も銃を構える舞子の脳裏にあの事件がよぎりましたが、職務は無事全うできましたよ。そして30分、引き継ぎの時間を待ってくれたら、朝ごはん一緒に食べてくれるんだそうですよ!
「待つよー!」
シリーズ1が事件4年後だったんだから最低7年越しのお誘い、もう30分ぐらい待ちますよね!

さーてシリーズ次作ではどうでしょう、すっかりいい仲だったりしないかな。塩対応に戻っているのが一番ありそうですw

「警視庁機動捜査隊216」7  悪意の果て ☆☆☆

シーズン7作目にして、西村さん改名後「西村まさ彦」名義で放映される、多分第1作目。 例によって、機動捜査隊が朝から出会うあんな事件こんな事件錯綜する24時間を追います。
駐車場でネイリストが殺され、またその近所で酔っ払いが鉄パイプを振り回す。逃げ惑う母娘連れの、出稼ぎ中の旦那は傷害事件を起こし逃走。家族に会いに来るはずと新潟から追ってきた刑事が管内をうろうろし、駐車場警備員は痴呆の妻を病院から連れ出し、ネイリストに予約を入れていたモデル真奈美(矢田亜希子)の夫は浮気していて……。

そんな今回の合言葉は「ネットの闇」。
冒頭から街角でおばあさんが倒れ、ヒロイン舞子(沢口靖子)が介抱しても周囲は
『倒れたよ』
『大丈夫かな』
とツイートするのに忙しく、救急車さえ言われてやっと呼ぶ始末。これ、ちょっと前なら誰も立ち止まらずに亡くなったりする無関心の方を問題視されたでしょうに、今時はこうですか。
更に、殺されたネイリスト瑠璃子(冨樫真)は人気ブロガーで、優雅な嘘セレブライフを発信しながら現実には、せちがらいクレームや恐喝を繰り返していた事実が浮かび上がります。こっちで居酒屋を潰し、あっちで小金をせしめ……。そのうち全能感を持ってしまったのでしょうか、借金を申し込んできた真犯人への罵りがエスカレート、殺されるに至るわけですよ。キチガイ演技が凄すぎてあまり可哀想に思えなかったのですが、たった半年前までは優しい普通の人だったそうですから……舞子が最後看破するように、夫の不貞が彼女を変えてしまったのでしょうね。
瑠璃子の夫(林泰文)、実は酔っ払いが暴れたきっかけがこいつのタバコポイ捨てだと何度も回想され、大人しそうだけどいい人ではなさげに印象つく演出がナイスでした。また、逃げ惑う間に幼女が証拠品を拾うのですが、その品が子供が持っていればおもちゃに見え、大人が持てば高価な可能性もなくはないというギリギリなデザインで、選んできた持ち道具さんGJ。
他にも、瑠璃子の偽セレブライフのネタ元は真奈美なわけですが、真奈美のSNSは海外旅行も高級店もでてこない地味なもの。本物の金持ちは妬まれないように庶民的にしてる…とあってナルホドw 老夫婦を追う時も、車椅子は舗装してない道は行かれない、とネコさん(赤井英和)の介護体験が生きるセリフが良かったです。
また、逃亡旦那の事件は最終的にはネイリスト殺しから浮いていましたが、それでも追う刑事が実は『逃亡先で捕まるより、地元で自首の方が罪が軽い』と、事情ある加害者の方に思いやりを見せていたり。強面警察官が奥さん働くパン屋に現れ、ああ旦那の事件で聞き込みが……と思わせておいて、事情を聞かれるのはパン屋の主人(住田隆)、実は瑠璃子に恐喝されていて……という場面もちょっと笑えて、今回なかなか良い翻弄され具合の一作でした。
しかし『ネットの悪評で客足が落ちる』ってドラマでよくありますけど、ひとりの書き込みでそこまでの力ありませんよね。対抗して自分の別アカウントで好評書けばいいじゃないですか。そういうSNS力のない店主が餌になるのかな……。

捜査一課の若造がやたら嫌な奴に描かれていますが、上司は好人物。例の<舞子のミスで通行人死亡>事件の時に舞子の上司だった人物で、舞子に捜査一課復帰を誘いますが……
『わたしは、街を守ります』
まだまだこのシリーズ続きそうですね。

コミックリリーフ土居さん(西村まさ彦)は、今回も舞子のための便利屋さんw 人気ブログ取材で知った瑠璃子の情報も提供したし、真奈美のブログも見せてヒントあげたのに、冷たくあしらわれて「ちぇー」と可愛く拗ねてましたよ。 待ち伏せられて出くわすたび、ネコさんが気を使ってそっと席を外すのがもう笑いどころです。 そして事件解決の朝、ネットも文字も道具で使い方次第、といい感じにまとめておいて、じゃあ朝食食べに行こう! 近くに良い店が…とネットで検索w  さっそくネット功罪の功の方を披露なのでした。
お後がよろしいようで……(^^)


「警視庁機動捜査隊216」6 絶てない鎖 ☆☆☆

おなじみ機動捜査隊24時シリーズ、第6弾。
これもお馴染み、ヒロイン舞子(沢口靖子)の躊躇から通りがかった親子連れが凶行に巻き込まれるあの場面から始まりますが、その時生き残った赤ちゃんだった七海ちゃんがもう、お手紙くれるほど大きくなったんですねえ。そして会いに来て「刑事になろうかな」なんて可愛いことを(><)

しかしその頃ネコさん(赤井英和)は意識不明。当たり屋を追いかけてボッコボコに殴られてしまったわけですが、走る様子が重たくて、とても若者を追って追いつくようには……。ライザップでの減量はもうリバウンドしちゃったのか、糖質オフでスタミナないのか?

メインの事件は地上げです。
立ち退きを迫られた小さな定食屋(24時間営業って深夜の人手は??)のおかみさんが思わず包丁を手に悪徳ブローカーを訪れたものの刺せず、残していった包丁で運転手の若造が社長を殺し、死体の第一発見者は定食屋の常連でおかみさんの犯行かと包丁を持ち去ってしまう。
その包丁が見つかるのがネコさん殴打犯を探す副産物だったり、その殴打犯の父親が土居記者の追っているブラック企業社長だったりと、例によって神がかり的なリンクを楽しめました。そうそう、女性の飛び降り自殺を機捜で説得したら、殺された男に貢いでた女w 後に男の金を勝手にATMから下ろしていて御用になったりもありましたねえ。
包丁を持ってた常連さんが自白もしちゃって、犯人か!となりましたが、むしろ捨ててないのがおかしい重要証拠。『偉そうに運転手使って…』という聞き込みから運転手の容疑が浮上、捜査一課を出し抜いて(?)真犯人逮捕の機動捜査隊、大活躍!

実は先日110通報する羽目になり、近所のお巡りさんがくる程度かと思いきや大部隊が次々に集結。『機動捜査隊です!』と名乗られて不謹慎にもワクワクしてしまいましたよ(^^;;;) 本当に一番最初に来るんですねえ〜。

さて、お目当は例によって西村雅彦氏演じる土居記者。今回は無精髭をあたってこざっぱりカッコイイです。
舞子を待ち伏せて情報くれては「可愛くないなあ」がお約束。そして終盤、事件解決後も帰投すると勿論いて、他の面々も慣れたものでとっとと二人きりにしてくれますよw
急に小声の「良かったな」がセクシーでキャ(><) 
真犯人逮捕の手柄にでなく、ネコさん意識回復への言葉でした。それも七海ちゃんのお守りのおかげ。土居さんだってクリスマスにプレゼント送ってるんだから、もうひとつお揃いの可愛いうさちゃんもらえたら良かったですよね。そしたらお食事に行けるのかも??


「警視庁機動捜査隊216」5 まだ見ぬ夜明け ☆☆☆☆

朝の交差点。行き交う機捜車と宅配車、ホームレス、幼児連れ、家政婦に公務員。

”私たちはまだ知らない、これからの24時間でお互いの人生が深く交錯することを……”
かっちょいい~(><) 
例によってデジタル時計を表示、機動捜査隊の24時間を追うシリーズも第5弾です。お約束の8年前の回想、犯人射殺に迷った結果人質が死んだあの事件に今回はさらっと触れるだけで、「抜くときは、撃つとき」と、無駄に銃を構える部下を諌める舞子(沢口靖子)の、落ち着いた決意に時の流れが感じられます。2作目で生まれたネコさん(赤井英和)の孫も幼稚園生ですw

事件は老婆撲殺と、役所で暴れるホームレスと。
逃げるホームレスが迷子の幼児と出会い、その幼児の母のシャープペンシルと殺害現場のボールペンがペアデザイン!ではペンを持っていた福祉課職員が……?配送トラックを盗んだのはホームレス?運転席からは血の付いた封筒と大金が……! 痴話喧嘩だ空き巣だと、別件で機動捜査隊が呼び出されても老婆殺しや逃走ホームレスに関連するなにかがみつかって、もう笑っちゃうほど絡み合っていきますよ。2時間ドラマの醍醐味ですね。

さてお目当の土居記者(西村雅彦)、くたびれたコートに茶色のストール。お馴染みのカラーシャツは今回ブルーです。神出鬼没に舞子を待ち伏せては、ただネタをくれる親切さんw(その度かじかんだ手を擦りながら登場する仕草、本来季節通りなのに予想外の暖冬で季節外れにw)
でも最後、珍しく舞子からの言葉で突っ込んだ会話になりました。記事を書くことで不幸な人を減らしたい、警察とは違う方向から世界を幸せに…と語る土居にうなづいた…かもしれない舞子w 情報へお礼も、やっとはっきり言ってくれて報われましたよねえ(><) 
じゃあ、と朝食の誘いを繰り出しましたが、鮭定食もパンケーキもあっさり振られw おまけに聞いてた若いのにからかわれる始末ですが、一歩前進だからいいのかな。 …パンケーキw フーシャピンクのストールも鮮やかな舞子さんならお似合いでも、土居さんはどんな顔してパンケーキですかw

帰投後、関係者の処遇がしっかり分かる業務連絡が入りホームレスも行き先を面倒みてもらえると分かってホッとしました。
もちろん「まだ見ぬ夜明け」のタイトル通りに、皆生活は苦しく問題は山積みです。だからつい目の前の金に目がくらんだり逆恨みで刺したりするのですが、それでも子は親を、親は子を愛して、寄り添って暮らす家族がいて頑張れる。ホームレスのおじさんだって、熱のある子を必死に心配してくれましたよね。冒頭で殺された金貸しは、その思いやる気持ちすらない人だったからこんなことになったわけで…悲しい人でした。
ラストシーンは、ドアを開けて朝日を仰ぐ舞子。変化の予感。
「どん底だ」と死のうとした夫婦には「一緒に生きて行く人がいるなら」と説得していて……これは土居さん、お食事できる日は近いかもw 機捜は署内で待機だから外食は無理…との触れ込みでしたが「サイレーン」の二人はかなり出かけてましたよねえ。


「警視庁機動捜査隊216」3 命の値段  ☆☆☆

西村さん、今回はシャツが白いですw


ひったくり犯を追いかけたら、実は身代金の受け渡し。捜査の邪魔をしたと機捜が責められてしまいます。誘拐の情報を現場に知らせてなかったくせにー(><)

冒頭で見つかった遺体と、万引きカップルと、誘拐事件とが例によって関係あって、だんだんと結びついていく過程がなかなか面白かったです。 おまけに『記者の土居が主任のまわりをうろつくと、必ず丸1日大変な日になる』って、周囲もわかってきましたよw さすがシリーズ3作目w


ヒロイン舞子(沢口靖子)を元気付けようと、心を砕く同僚たちがいい人ですよね。職場の夜食を美味しくしよう!とかw しかしヒロインの落ち込みは、ひったくり絡みで責められただけじゃないんですよ。

毎度お馴染み昔の事件、人質の母を助けられずに孤児にしてしまった赤ん坊に、誕生日のプレゼントを贈り続けているんですね。ありがとうとお礼のお手紙が来てまして……。人質の男の子も同じ5歳。

同じく当時事件に関わった土居(西村雅彦)も現れて、誘拐事件を嗅ぎつけるも人命優先で記事にはしない!と啖呵を切ります。きゃー西村さん素敵w

そして明らかになった真相は、悲しい復讐を利用した安易な損失補填でしたよ!なんてこった!


ラストはいつも通りにお食事を振られる土居記者。でも去る舞子を見送りながらニヤッと笑うんですねー。そうかそうか、惚れてるのか←4作目に続くw


「警視庁機動捜査隊216」2 危険な女たち ☆☆☆

ネコさん(赤井英和)お孫さん産まれましたかw


今回は構成員を守る警察の体質を逆手にとっての、内部からの犯行でした。

パトカーに追われた車が事故っても、正当な追跡!表彰!

警官の発砲で被疑者が死亡しても、正当な発砲!表彰?

それって現場で命かけている警察官たちを組織が守る、当然のことと思われるわけで(医者が手術で死なせても通常は殺人にならないように)悪用されたらたまったもんじゃありませんよ。でも狙われた男も子供を死なせた上に身代わり逮捕で罪から逃げた奴だから自業自得かな、いやいや法治国家としては、うーん(^^;;;;)

ヒロイン沢村(沢口靖子)もかつて被疑者を撃って、マスコミに責められた身なのが皮肉でした。


磯山さやかのキャバ嬢は意外に清楚、井上和香の強行犯係刑事役は色気ありすぎで配役が微妙でしたねえ

どっちにしろ土居記者(西村雅彦)目当てでの視聴w 今回も素敵にアウトローな土居からの小出しのヒントで、ヒロイン舞子(沢口靖子)たちが真相に迫ります(^^)

「警視庁機動捜査隊216」1 長い夜 ☆☆

きゃー西村さんかっこいー(><)

西村雅彦演じる土居記者があご髭でイケメン度が高いと知って以来、シリーズ1作目の視聴意欲が倍増。現金なものですw


逃走犯が母子連れを刺し、射殺が遅れた沢村舞子警部補(沢口靖子)が捜査一課から機動捜査隊に左遷されてもう4年。

当時舞子の判断ミスを記事にして叩いた土居(西村雅彦)は今や、同じ事件に関わった仲間かのように舞子に慣れ慣れしく毎度つめたくあしらわれています。


最初の事件は、ラブホでの証券会社OLの殺害。


捜査一課が手柄横取り、家出少女や夫婦喧嘩みたいな小さな事件も扱いながら、殺人事件の手がかりを求めて24時間街を流し続ける機動捜査隊なのですが……。


土居のインサイダー取引情報で様相は一変。

OLはゆきずりの売春相手に揉めたのか、会社に消されたか。


追い詰めた犯人を、今度こそ躊躇なく撃ち仕留める舞子。4年前をふりきるかの様に!!(って、この後4作目になってもまだ消えぬトラウマですが)

そして更に事件は続き、真犯人を捕まえて長い長い夜が明けてるのでした…。


そしてやっと署に戻った舞子を待ち構えるのは土居!

(赤井英和が、そそくさと2人を残して屋内に消えるのよw 空気読んでますw)

事件の話をしつつも、舞子の気持ちを思いやる土居!

『2人(犯人と母親)を殺したと自分を責めてるが、1人の子どもを救ったのもあんただ』

と、舞子を熱く励まします。

なるほど食事に誘いましたよw 断られましたよw

そして舞子の携帯番号を知ってた訳は……『内緒』って何故耳元でささやくー!ぎゃー!


じーっと相手をみつめる沢口靖子の大きな瞳。土居に距離をつめられてもリアクションなく、平然としたもの。それもきっと心の傷のせいなのねw



「警視庁機動捜査隊216」4 孤独の叫び ☆☆☆

事件は城西銀行で起きている!

たった24時間の間に行内で人質がとられ、支店長が死体でみつかり、振込詐欺を捕まえてみれば被害者名簿も城西銀行の顧客。派遣社員は誘拐されるし、大変です。


でもその偶然の符合に気付いたのが、24時間を3交代で勤務、有事には誰よりも早く現場に駆けつける機動捜査隊覆面パト216に乗る主人公の沢村舞子(沢口靖子)。心の傷ゆえに愛想のない刑事役、当て書きですかw

ことある度に画面に映し出される時刻。毎回、24時間での出来事が描写されるシリーズの様です

ブラック企業や詐欺の出し子、セクハラと、弱い立場の者を使い捨てにする社会の暗部やその弱者からの逆襲を描いて飽きずに見られました 


でもなにより、西村雅彦が出演してるので見ましたよw

シリーズ4作。いままでは寝落ちを繰り返したり録画してはウッカリ消したりと縁がなかったのですが後悔していますよ!怪しい新聞記者役が渋くて素敵じゃないですか!

今時手書きで記事を書く(しかも字が汚い!)”土居ちゃん”by真珠

女刑事をかばうなんて惚れてるんじゃなーい、と同僚の真珠にからかわれて

「ああ惚れてるよ、だからどうした」とか堂々とw


その沢村から電話があれば(携帯知ってるんだw)

「俺の声が聞きたくなったか?」とかヌケヌケとw


何これ、どういう仲なのよ!

7年前、失態から被害者を死なせた沢村に誰よりもキツい記事を書いたのも土居なら、安易な真珠の取材から守ろうとするのも土居ですよ。あれこれ情報提供するしw

あげくにラスト、食事に誘って断られてましたけど。機動捜査隊の面子は常在戦場、常に署内で合同で自炊してるから無理なのにねー
いろいろ気になるので遡ってみなくては 

「ざけんなヨ 7」

沢口靖子の男言葉、罵声、似合わない……orz

いっそ大阪弁ならのびのび罵れた?まだ若い頃ですし、今の科捜研の沢口靖子なら迫力出せるのかしらん。


さておき、我慢の限界を超えた女たちが「ざけんなヨ!」とぶち切れていた人気シリーズ第7弾(1994年)

オムニバス3作の1本目がお目当ての西村さん登場作で中園ミホ脚本です。
 

舅の急逝で北海道から実家に戻り、歯科医院を継いだ息子満彦(西村雅彦)とその妻マキコ(沢口靖子)。

姑とも好意的に同居を始めたのに……

息子にベタベタ、食事も「あーん」と口に運ぶ姑w

下着から夜の生活からチェックされ、風呂はまさか一緒に入ってる??ぎゃー(姑は服来てたけどね。それでも無しよね)


無邪気に可愛い息子を熱演の西村さんw キモイw

風呂に呼ばれると何処にいても服を脱ぎ捨てパンツ一丁で走り出すんですよー。 広ーい脱衣所のある風呂場で脱げ風呂場で! 母はともかく、妻も疑問無く床のズボン拾ってるってこういう夫よくいるんですか?

脱ぐと凄い……なんて筈も無く貧相なのもマザコン歯医者として役作りばっちりでしたw


そしてめでたく妊娠するも、マザコン丸出しの『お誕生会』にぶち切れるマキコ。


うーん、確かにあの誕生会も、赤ちゃん扱いで平気な満彦もキモイです。しかし。2人の赤ちゃんのことはちゃんと内緒にしてたじゃないですか。

せっかく伏線張ったんですから、ここは持っていたベビー用品を満彦への誕プレと勘違いする姑(ありえないw)にサクッと「僕たちの赤ちゃんのため」だとバラすとか、そもそも集まりがベビー妊娠記念会だとか、その方が怒るの自然なんじゃないでしょうか?


ああでも溺愛母って息子ちゃんが子づくりしてるなんて考えたくないのかなw

マキコに息子を誘惑するなとか疲れさせるなとかいってましたっけ。←ちなみに抱きついてむふふな場面は、勢いでベッドから落ちて床で続行…という流れでまったく見えてませんでしたよー


そして30年後、枯れた老人の満彦はほったらかし。マキコは一人息子を甘やかすのに夢中~というオチでした。

あの姑が孫を取り上げなかったなんて!さぞやバトルがあったか、早く亡くなりましたか? デブ息子より老満彦の方がカッコいいのにねー(中身はともかくw)


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