「とっさに飲み込」めるかぁあんなデカイもの!!
(それが出来るなら、ナマズのトリック不要だし)

 家元争いとダイヤの行方の、今回は解決編。
でも語られるのは憶測と推理ばかりで、伯爵が本当になにを考えていたのかは不明。・・・と、マジメに評するようなものじゃないしなぁ。動機は「愛」でしたか。うへぇ。

 見所の『デラックス』も、無駄使いと贅沢を混同していて、伯爵じゃないけれど所々お下品。
テーブルいっぱいのお菓子だなんて、意味無いじゃん。美和子の為だけに働くパティシエがいればいいことで。
 その点、「ワタクシ、コンサートというものには」行ったことがなくて、なんとかフィルが丸ごと家で生演奏・・・というのはなるほど納得。おまけに、ティケット(笑)をとってあげよう、だのレコードの音とは違う、などと言っちゃった伯爵に恥もかかせてたしね。

 しーかーし。

 「富豪刑事」の真骨頂は、犯人逮捕の為の『浪費が』また新たな『富を産む』ところにあるんじゃないですか。
「私のために無駄遣いをしてくれる」と感涙にむせぶばかりのお祖父様を、うっかりもうけて怒らせてちょうだいよ美和子ちゃん。(そういえばお祖父様、このシリーズでは昔の悪行を美和子に隠していないのね。)