ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

木南晴夏

「おいハンサム!(2)」1☆☆☆

 は?映画化?

 あの三姉妹が帰ってきた!
てなわけでほぼ何も変わらない家族の話。お母さん(NEGUMI)はどっしり、ハンサム親父(吉田鋼太郎)のリモート家族会議も相変わらずです。

他に自宅もあるはずが何かと実家にいる三姉妹、長女(木南晴夏)の側には元カレ(浜野謙太)がチョロチョロ。末娘(武田玲奈)の漫画家カレシは浮気? 次女(佐久間由依)は、まあ、無事離婚してフリーかあ、藤原竜也と急接近?

 いつまでも独身で寂しそうなおばさん…と思っていたご近所さん(富田靖子)と、自分が客観的にはほぼ同じ?と気づいてしまう長女とか。
 大昔ぶりに使う寝違えコルセットに子供達の落書きがあってほっこりとか。
それぞれのエピソードが上手くてエモいのもまた相変わらず。でも映画?映画?

見ますけどねー?映画?

 

「ブラッシュアップライフ」〜最終回☆☆☆☆

 高収入のカッコいい職業がなんだ、地元最高!

……あれ、バカリズムってそんなキャラだっけ?むしろ同中出身だ同郷だって喜ぶ価値観を鼻で笑っていた気がするのに。結婚で何か思い直したのか、私の勘違いか??

 さておき、徳を積もうと勉学に励んだせいでなっち(夏帆)やみーぽん(木南晴夏)と親しくなりそびれてしまった麻美(安藤サクラ)  う、切ない
あんなに気を許していた幼馴染が遠い……。

 その代わりちょっと仲良くなった優等生宇野まりちゃん(水田あさみ)がひと足先に「繰り返し」をしてたとアラサーにして知らされて!きっかけがなんとなっちとみーぽんの死! その前は仲良し四人組だったんだよと知らされた挙げ句、予告より早かった事故で3人ともに先立たれ呆然とする麻美。辛いよ辛すぎるよー!

 今度こそと、人間になれる機会を棒に振ってまで戻ってきた5回目(だよね?)ではもう小学生から宇野まりと2人目指せパイロットで鍛えまくり。仲間がいるのは心強いけど、なっち&みーぽんとはまた遠慮のある切ない距離感……。そこまでしたのに、また同じ機長(神保悟志)に阻まれて乗客を救えないのかあああ?

 飛行機落ちる、と知りながら搭乗する日が近づいてくるなんて恐怖でしかないよね?なのにスケジュールは動かない。そりゃ、死なない程度に一服盛ろうとぐらい思ったって無理ないよ!むしろ誰か雇って怪我させる方がバレないのでは…と、薬剤師&医学部卒な知識をフル利用の麻美の今世の将来を心配しちゃうのでしたが。
 いやーそこで挨拶してきたCA(三浦透子)が区役所のあの人で!なんだかんだその人のおかげで機長が家庭の危機、フライトキャンセルの流れには唸りましたよ〜! 犯罪者にならずに済んだ!前世の自分グッジョブ!

 海に落ちていく輝くデブリ、何も知らずにフライト先で声をかけてくるなっち&みーぽん、楽しい食事、達成感!うんうん!

 もうその先の地元再就職や、老人ホームや、最後の並んだ鳩は幸せ再確認というかクールダウンタイムかなあ。見たいものは全部見た、大満足の最終回でした。タイムリーパー(浅野忠信)も乙!

 よーく考えると私は小学校時代の友人ですぐ連絡つく人はいないんだよね。大学や社会人時代の友人の方が価値観も近くて小学校時代に一生の友は求めなかったわ……。そして大好きな旦那以上に満たされる異性に出会えなかったら詰む。でもこのドラマのノスタルジーは幼馴染との絆が肝で、夫との再会を求める話だったらこんなに前のめりに見てなかったですよねえ。
 流行歌やポケベル、シール帳、テレビドラマと社会風俗が実に生き生きと取り入れられていて素晴らしかった…。

 あ、溜めて冷凍していた納豆のカラシならぬ551の蓬莱のカラシ(大阪人の冷蔵庫には絶対あると言われている笑)を使いました!辛子マヨネーズにして!

 

「ブラッシュアップライフ」〜5☆☆☆☆

 ほんと面白い。

 何度生まれ変わっても30代20代で死に、次が人間でないのはイヤと延々と同じ自分をやり直すことになるヒロインあーちゃんこと近藤麻美(安藤サクラ)笑

 ここで本当に脚本バカリズム天才だなと思うのは、繰り返しの見せ方ですよねえ。

 2回目の人生では少しだけ成績が優秀で、仕事は市役所窓口から薬剤師に。 祖父の死期を早めた処方薬ミスをみつける薬剤師らしい活躍や、恩師を痴漢冤罪から救う偶然もありつつも一般市民笑
 そこからまたやり直し、3回目となると本人も飽きてる繰り返しを見てるこっちもまあ慣れて、だれてくるじゃないですか。その対策がなんと!
テレビ局勤務!!
 制作の裏話が楽しいだけじゃなく、あの「家売る女」「花咲舞が黙ってない!」と実在人気ドラマが次々登場したらワクワクするでしょ、いっそズルいわ!
「続編まで作られるのを私は知っている」
とほくそ笑むAD麻美を見てるこっちも『だよね〜』って嬉しくなるやつ!
その合間合間に、2回目で助けた人と同じように会うために、撮影を巻きで(=急いで)仕上げなくてはって、そりゃ盛り上がりますよ!

 そして地元暮らしでも東京勤務でもずっと、つるみ続ける3人娘。みーぽん(木南晴夏)なっち(夏帆)との変わらない友情に癒されるんですよねえ…。

 なのに!
4回目ではその2人と仲良くなりそびれるだと⁉︎
それは辛い、辛過ぎるよ!
クズな元カレ(松坂桃李)とは、2回目で知り合わず年収10億でも、3回目では2ヶ月付き合って年収9億でもネタで笑って済んだけど。人生を丸っと3回共にした幼馴染を失うのは家族を失うようなものでしょう〜!!!

 てなわけで続きを見るのが怖いですが、絶対面白いだろうから観るぞ。
繰り返し体験をドラマ企画にしたら、地味過ぎる、世界救わなきゃ!と口を出されて陳腐なスパイSFになったの笑えたけど(その放送日に死んじゃって見られないの泣けた)、他にも人生繰り返してる人が出てきてここからはSFになりますか?

 ちなみに周囲の不倫は絶許な麻美ですが、ミュージシャンを目指して駄目で離婚した福ちゃん(染谷将太)の挫折は放置。再婚後の赤ちゃん誕生を無かったことにしない選択をするのとても好きです。(岸辺露伴の藪箱法師のリセットでは胎児消えてましたよね〜)
 しかし10余年ぶりの同級生が親しげに連絡とってきて会うと盛り上がる様子に時々ちょっと引く私は、引っ越しもあって小中学校の知り合いとは全く連絡とってませんよ。人見知りそうなバカリズムですが幼馴染とは密なのかなー。

「ブラッシュアップライフ」1☆☆☆☆

 何これ、メチャ面白〜い

 まずはヒロイン麻美(安藤サクラ)の何でもない日常が延々。
重箱の隅をつつく脚本の面白さも相まって、ただの職場への送迎も、その職場での愚痴も、ぐだぐだなディナーもカラオケもいつまでもみていられ…ますけど、長い。流石に長い。
 でもその中に後々のヒントがちゃんと入っているのだよ!

 お役所での窓口業務。
市民の不満に、出来ることは少ない。難癖を回される上司は、胸ぐらを掴まれシャツが破れるので職場にはワイシャツの替えが積んである……。
そんなの、嘘かもしれないけどキョーレツで。死んだ麻美に生まれ変わり先を案内する、窓口係(バカリズム)の背後のワイシャツの山がチラッと映されたら、ああこの人(人?)もどんな文句言われても胸ぐら掴まれても、淡々と同じことを言うしかないんだろうなあと諦める麻美の胸中を、納得しちゃいますよね。

 そう!麻美死にます!
そして生まれ変わります!

 左の扉から出れば南米でオオアリクイにw 右の扉なら同じ自分でやり直し。
じゃあ自分の人生で2回目をしてみるわ!と決めた麻美、記憶を保持したままの乳児から幼児へ笑

 驚かれない様、喋るのも歩くのも解禁時期を調節してw  妙に大人っぽい字を書く保育園児になり、昔は分からなかったお友達のパパと保母さんの不倫を大人の目で察知!!
 この先の離婚騒動をまだ止められると、保母さんに渡された番号のメモを……そっけないお礼メモ(字も文章も大人〜笑)にすり替え、当の番号には必殺メッセージ「フリン シタラ バラス」を送信!
そこでずっ友(夏帆、木南晴夏)とのカラオケ時のポケベル懐古話や、妹(志田未来)とした公衆電話無くなったねー話が蘇るわけですよ〜。更には、電話代の小銭をどこで手に入れたらいいのか情報まで!まだ産まれてない妹に感謝!笑
 しかし、1人で夜歩きする幼児は警察に追われて逃げ惑う〜だよね〜💦 うちの幼児、早朝に抜け出して始発電車乗ろうとするやつだったから親目線で考えると肝が冷えるわ。こっちの幼児は中身大人だけども!

 そんな介入も、徳を積んでヒトに生まれ直すため! ミュージシャン目指して結局デキ婚フリーターになった同級生(染谷将太)の進路も変えちゃうか??

 これこそ、一週間に一話見るより配信でまとめ見に向くドラマなのかも。忘れちゃうからね。

 舞台が北熊谷の設定で、熊谷が母校の旦那ウキウキ笑 あと、麻美の職場北熊谷市役所の同僚(佐々木史帆)、「ワタシってサバサバしてるから」でもヒロイン同僚でしたよね。
さあ2話見るぞー♪

 

「おいハンサム‼︎」〜最終回☆☆☆☆

 佐久間由衣と桐山漣て、似てるよね。

 長女(木南晴夏)は、あちこち付き合ってみても元カレ(浜野謙太)以上に合う男はおらず。
エリート(高杉真宙)に嫁ぎそうになった三女(武田玲奈)も結局、裸族のダメ男(須藤蓮)と元鞘に。
そして両親(吉田鋼太郎、MEGUMI)もいまだラブラブなのに。次女(佐久間由衣)と旦那(桐山漣)の仲違いだけは修復できずに終わるんだ…?
 まあ長女も結局既婚者とはすぐ別れてるしね。浮気ダメ絶対、ってことかな。

 体重計から家に連れ込んだと分かるのは成程でした。そっかピアスだヘアゴムだのを落としてる場合じゃない。浮気の痕跡もデジタルタトゥーな時代なのね(違)
かと思うと、新しい恋はアナクロに古本で始まるのも愉快。

 お年頃三姉妹にまつわる恋模様のバリエーション! 女友達3人のドタバタでも充分楽しかったでしょうけれど、既に親世代年齢のこちらとしては、ハンサムパパの説教込みな視点がとてもしっくり来ましたw シリーズで末永く行く末を見せてもらいたいです。

 特に長女とグルメ大森君は…父の後押しもあるんだからさあ(寝巻き姿を見せても平気、で知り合いと悟ったパパさすが) 
 料理好きと付き合ってみて、そいつは『作る自分が好き』なだけ。大森君なら好みや適切な量、時間帯も考えるのに…ってなるエピソードも好き。
 それ言ったら、やたらテレビに影響されるご近所さん(藤田朋子)や、胸(むね)騒ぎな巨乳女史(野波麻帆)といった脇役もそれぞれ妙に気になりました〜

 あんな素敵パパに、家族会議を招集されたい……かな? やっぱり面倒くさいかな?  でも黙ってネット会議に参加する娘たちいい子でしたよね。男を見る目はないけど!

「おいハンサム‼︎」1 〜3☆☆☆☆

 ハンサムなのはお父さん。
そりゃイケオジ吉田鋼太郎だもんね!と軽く納得してたのですが、そこじゃなかったぞ。
なにかと教えたがりのお父さん、説教…とまではいかずとも、日常に気づきがあらば部下や家族を集めて語りがち。それを『何言ってんの、いい顔して』と揶揄った母(NEGUMI)の真似のつもりで
『ハンサムで』
と幼い三姉妹が言い出したのがお約束になっていたのでしたよ!わー、こういうの弱いな、家族にしか分からないお遊び。

 長女(佐久間由衣)の旦那(桐山漣)はモラハラ、次女(木南晴夏)は彼氏(久保田悠来)が既婚者と知り、末娘(武田玲奈)のカレシ(須藤蓮)は漫画化志望のヒモだった1話(どの家にも同じケトル、きっとお父さんの引っ越し祝いw)
あんなちゃんとしたラブラブなご夫婦の子供たちが揃いも揃ってどうして…と思ったものですが、あれかな、不実やダメ男への警戒が薄くてつけこまれるのかな??

 さて、今日もハンサムなお父さんと家族会議w  お父さんの言葉をきっかけにダメ男と別れを決意したり、ひどい別れから癒されたり。自分を責めなくていいと気付いたり。
直に説教されずとも、娘たちは導かれてますよ。ただ、新しい男(高杉真宙)がより良いとは限らないだけて……ええええ、せっかく裸族のダメ漫画家志望を捨てたのに、最後はそいつに戻っちゃうのかな。それともキチンと漫画家になれる?末娘のファッションが、男次第で露出過多から清楚系に激変で笑えます。
「貝を買え」も衝撃。
しかし、都会で直ぐに手に入る食用の生き物って、確かに貝w  お父さんのおすすめはシジミアサリ系だったのに、バンと鮑買っちゃう次女。思考が母似のイケメンですね。次は年下(奥野壮)と上手くいくのか?それともこちらも、大昔の元カレ(浜野謙太)と結局元鞘なのか? (ハマケンな元カレと仕事したお父さんが気に入って、娘に紹介しようと連れてくるのは地獄w)
 長女の家庭は…交際時期に分からないものかなモラハラ。いきなり料理させといて上から文句って最悪ですよね。顔だけは良いのが更にムカつき、挙句浮気疑惑まで浮上してますが?? 蚊にかこつけて脅したり、言い返したり。決して黙って我慢するだけの長女でも無いですが。ここはキッチリ締めて謝らせてほしいですよ。
 あと野波麻帆の『むね騒ぎ』w
良いブラ買うべきと思われている良いひとな彼女、あれは詰めて盛りすぎなのか、納めてアレなのか、設定が気になります!

 毎回、語りたい場面が多すぎて逆に感想は書きづらいことにw  これは旦那も楽しく見ています。恋愛ドラマって、この娘たちだけを描いているようなもの。でも実はみんな家族がいるんだよなあ、と思わされますね。
 登場人物が皆、ひと癖あって愛しいです。さてこの先、どうなることやら?

 

「八月は夜のバッティングセンターで」1☆

 またもテレ東、新境地を開拓?
これは野球が好きなオヤジ向けですよね。この世の全てを野球理論で読み解き、元プロ野球選手の登場に「岡崎ー!」と喜ぶような??? 私が分かるのは江川や清原、掛布にバース、ぎり赤星、バラエティで見る新庄や里崎レベルまでだぞー。現役選手なんて今、大谷しか知らないや。 ドカベンと侍ジャイアンツで育ってて、弟が一時プロ野球にいたのにこのレベルですからw  新社会人の娘世代なんて野球のルールどころか、9回で基本終わるのも延長も先発も中継ぎも、何もかも知らないのに、このドラマどう見ろと? 

   家業のバッティングセンターを手伝う舞(関水渚)
毎晩現れては、打つでなく利用客を見ている謎の男(仲村トオル)を、変質者か??と問い詰めると。伊藤と名乗った男は舞の父親(岡田圭右)に頼まれてここにいる、という。しかも女性客(木南晴夏)の落とし物を預けながら舞に託した伝言は
「力んだら、打てるものも打てなくなっちまう」
という謎ワード。スイングを見ただけ(+独り言とスマホのメールw)で、人の悩みがわかると豪語する伊藤の、あの人ははまたやって来るという言葉通りに女性客が現れた途端、なぜかそこは夜のバッティングセンターから昼間の野球場と化し! 試合中のマウンドには女性客坂本(木南晴夏)の同期が。対するバッターは取引先? なぜか伊藤もユニフォーム、舞はセーラー服つまり野球部マネージャー姿で?? え、ここは伊藤の精神世界?? 領域展開なの?

 そこで、選手交代に呼ばれる坂本。いっっっっっっっつも坂本に仕事を押し付けて結果をさらう同期(奥山かずさ)が先発ピッチャーで、お前は中継ぎだ!とピンチのマウンドに立たされた坂本はついに、
『なんで私ばっかり!私だって褒められたい、認められたい!』
と大声で本音を叫ぶのでした。するとどこからともなく現れた岡崎選手がマウンドを交代。中継ぎ職人の本領発揮、見事抑えてチームを勝利に導くのを坂本に見せながら伊藤は、こんな戦い方もある。きっと誰かが君を見ている、と励まし……。
 翌日の朝礼、上司に褒められた同期が自慢と苦労話を語る中、そっと「あの資料、作ったの全部坂本さんでしたよね?」と声をかけてくる後輩あり。そう、見ていてくれた人がいたのでした!

 って、えええ。その同期の口から「坂本さんの素晴らしい資料があってこそでした」と裏方への感謝を聞かせてくれないと、収まらなくない? あと、岡崎選手との交代ですけど、マウンドに上がった以上一球も投げずに交代はできないのでは、ってどうでもいいけどw

 オープニングに次々と映る八人の女性。つまり全8話でゲスト女性8人が既に分かっているわけですね。なのにレジェンド選手は予告編が発表になるまで内緒w やっぱりそっちの方がメインなんだ〜w

  

「泣くな研修医」〜最終回 ☆☆

 そっか、最後の最後で語るんだ。兄の死を。

 アナフィラキシーによる窒息とか。あれでも、原作では店が忙しい両親が主人公の訴えを聞き流したせいで手遅れになったんじゃなかったっけ? そして本人はもっとちゃんと言えていれば、と後悔して? 誰のせいでもなかった感じにしたかったのか、私が間違って覚えているのか(^^;;;;)
それより、2話から延々入院していた小さな子がやっと回復。さあ家に帰るよ!なところを呼び止めて自分語りを始めるので「今?子供さん相手に?」となりましたw  聞いたお父さん(木村昴)が泣いてくれる演出で報われたかも。

 4人しかいない研修医の、1人キャンプで死にかけて。1人自分の病気を言い出せず倒れて入院して。医療ではお手伝いな分そんなところでドラマチックに?とは思いましたが、医者の不養生とは昔から言いますし。それぞれ医者としての未来図を描く材料にもなった様でよしとしますかね。 そして激務でも自分の身体を大切にね。 (同期女子→天野への恋?気の迷い?をキスで吹っ切るエピソードは、身勝手な彼女らしくはありますが顰蹙。同意なしには性暴力である視点は必要では)
 妻子持ち柄本時生は、なんと医者にならずに医療ジャーナリスト(youtuber?)に。そんな選択肢もあるんですね! でも脱サラして医学部入り直してのそれって収支は大丈夫なんでしょうか。
 その点主人公天野(白濱亜嵐)の外科志望は揺るがないのは見易かったです。患者の為を1番に思い続ける姿勢をかわれての主治医要請もあり、研修医から新米にレベルアップしての大団円でした〜!

 EXILE仲間のポスターが貼ってあったり、通行人がバク転してたりw   メインの会話に参加してない天野が画面隅で踊ってたりと妙なファンサービスは盛り込まれつつも地味に徹した研修医ドラマ、天才が目立つ医療ドラマに新ジャンルを加えてよかったんじゃないでしょうか。
 原作も続きがある事ですし、是非続編を…と書いてて気がつきましたが、天野が一人前に成長したら普通の医療ドラマになっちゃう??(シリーズも3冊目からは研修医でなく「外科医」タイトルにw)
    

「泣くな研修医」〜6☆☆

 1話以降まだずっと、何も出来ていないw

 重症児の親にとっては同じ「先生」でも、ペーペー研修医はろくな説明も励ましも出来ず。入院老人からの聞き取りも不成立で看護師さんに助けられ。カンファレンスで意見採用なんてとんでもない。本当に使いっ走りばかりしている印象です。一応医者なのに💦 
娘の、リアル研修医な友人はこのドラマ見ないようにしてるそうですw スーパードクター登場なら笑えてもこれは辛いらしいのね。

 でもそれでいいんだ!となるこの6話。
バリバリ鈴木先生(木南晴夏)にも研修医の時代があって、当時は中学生だった遺族の娘さんと一緒に泣くことしか出来ていなかったとか。でも娘さんはそれを素敵な思い出にしているし、今や鈴木先生は立派に最前線で命を救っていますよ。だから今は何も出来ない彼らも、いつかは一人前になっていくのでしょう。

 それまでは、痴呆のご老人と川村(野村周平)や滝谷(柄本時生)で将棋対局したり。治療は既に望めない末期癌の青年(須賀健太)を見守り、話し相手をし、最後になるだろう外出には中園(恒松祐里)が付き添い(普通の医療ドラマでは看護師がいきがち)、雨野(白濱亜嵐)は手紙や箱を託されて。
残酷にも少ない残り時間は変えられないけれど、彼らが医者である限り、見送った人々は強く焼き付いて、激務を支える糧になるのでしょう。

 癌って、旅立つ準備ができるいい病気?確かに事故で突然死ぬよりはねえ…。そんな考え方もあるんですねえ。

 雨野の幼少期、家業の飲食店が忙しい時間に倒れた兄が手当てが遅れて死亡。ちらっと出たその過去はまた改めて詳しく語られるのかも。


 

「泣くな研修医」1☆☆☆

 第一話、研修医誰も何もしてないw
でもそれが研修医というものなんですね。

「研修医とは」
・兵隊
・伝書鳩
・さすまた
である。つまり雑用、伝言、暴れる患者対応要員であって、まだ医者じゃ無いと言って憚らない指導医佐藤玲(木南晴夏) orz
その通りこき使われる研修医の中でも、早く一人前に!と特に前のめりな主人公雨野隆治(白濱亜嵐) ですが、現場では全く役立たず。
8割盛った体験談に、脱サラ滝谷すばる(柄本時生)は「同期の星」と沸きますが、楽したい派の開業医息子川村蒼(野村周平)と女子中園くるみ(恒松祐里)にはスルーされています。

 そんな雨野が、盲腸を手術!
さすが同期の星? でも任せると言いつつ実は執刀医佐藤と直前で交代。初執刀の重圧や葛藤を予備体験させる、定番のドッキリだったのでした💦

 落ち込む雨野……の気持ちも、てめーにさせるわけねーだろと罵倒する佐藤の立場もわかりますが、でもどの研修医もいつかは初執刀するわけで、うわ、その手術に当たりたくないなと見ていて改めて思いますよねw
 国試も通って免許があっても、診断や執刀はまた別問題。 じゃあ医者はいつ一人前になるの?

 実は原作既読。
なんちゅーか原作は文体も構成も拙くて、そこに作家でなく研修医が本当に書いている臨場感がありました。その手を使えないドラマはどう違うのか?今のところ、地味ながら丁寧に描いていて好感が持てます。
 天才外科医がいない分、真摯に現場を描くいいドラマになるのではないでしょうか。地味だけどw  (近所の病院みたい、と思わせられたでしょうにね。このコロナ禍下では、感染症対策してない別世界の話になってしまって残念)

  次回は子供の重症患者。気が重いなあ。
 

「セミオトコ」1 ☆☆

 セミの地上生活、実は30日ぐらいあるらしいのですが……人語を解す新種は7日、と思っておくねw しかし「インハンド」といい、勝手に虫系を禁忌にしてアニメキャラで見せてくるの、虫好き細胞好きにはがっかり案件です。いやリアルに長々見せる必要もないけど、今回は特に主人公がセミなのに!それを気持ち悪がっていいの?セミの着ぐるみ山田涼介だってきっと可愛かったよ?
ヒロイン木南晴夏じゃなかったら、開始早々切ってたかも……。

 そんなわけで、前半は引っ込み思案でコミュ障ヒロイン由香(木南晴夏だけど「この世界の片隅に」の松本穂香思い出す~)の、地味で不器用な生活が描かれます。職場の弁当工場で持て余され、販売に回されても戦力外。呆れ果てた先輩(佐藤仁美)に
「何が楽しくて生きてるの?」
とキレられて、訥々と語る半生がもう、長いけど面白いんです……あだ名がつかない件は切ないし『伝説のヤンキー』兄(三宅健)はヤバイw 思わず引き込まれていましたが……先輩はやっぱり寝てましたねw

 そんな由香を、地下からずっと見守ってもとい聞き守って?きたセミくんが、ついに羽化だと地上に出たその時!由香がもたれていた窓が壊れて転落。そのままなら押しつぶした筈が、とっさに避けてくれたおかげで生き延びたセミくんは、溢れる感謝の想いをパワーに変えて……

 人間のイケメンになりました!

 由香の部屋のポスターを参考に、って実在のスターに激似ってことでしょ、それまずいのでは(^^;;;;)
そして、マンション2階の部屋に窓から侵入し『命の恩人』だと好意をあらわにしてくる好みのイケメンに当然ながら戸惑う由香ですが
1、宇宙人
2、未来から来た
と、なかなか斬新な反応を見せてくれますw 部屋にあったメイプルシロップ=樹液w をがぶ飲みするセミくんを止めながらも、じゃれ合うその状況が
「楽しい……」
って、普段どれだけ友達いないの。おばちゃん泣けてきちゃったよ。

 アパートの老婦人×2大家に阿川佐和子と檀ふみ。息ぴったりw 悲観しかしない北村有起哉。やついいちろうとシズちゃんとの夫婦。くせの強い住人ばかりで群像劇も楽しめそうですね。
7日じゃないんだけどね←仕方ないけど、しょっちゅう強調されるのでその度、気になる(^^:::)

「トクサツガガガ」~最終回 ☆☆☆

 カラオケで仲直りの回、最高でした。
BeeBoys、救急機エマージェイソン、ラブキュートw素人の、それも架空の知らない曲のカラオケを何度も繰り返し見てしまいましたよ。海辺で撮影会も楽しかったです。砂浜に穴は掘る、自分の写真はロクなのがなくてもフィギュアのビーチバレー写真がなぜか大量にw 

 それなのに、後半はどんどんとお母さんとの話に。
そりゃ、家族の無理解は大きなテーマです。親に好みを否定され続けトクサツものを捨てられ続けた幼児期の心の傷を、通りすがりの幼児にグッズを譲ることで癒すという、その代償行為も理解できるんですけどねえ……。ちゃんと親御さんの了解のもとで渡さなくては。勝手に持ってきたと叱られてしまうかも。
「私も昔、バイクのおもちゃが欲しかったのを思い出して」 

と、おせっかいお姉さんになってみるのは、ダミアンの両親を説得するほどは難しくないですよねえ。 もしくは、今抑えると後にマニアになっちゃいますよ、とささやいてもいいですけどw 最悪捨てられますからね。

 そして母との対決では、ビンタして縁切り宣言までしちゃいますが。結局は叶の方から仲直り。自分が母にトクサツを否定され続けて傷ついたように、ラブリー路線を否定され続けた母もまた、傷ついていたのかも……って、えー。相手を思いやれる叶は優しいいい子で、仲直りはそりゃいいこどですが、それとこれは別でしょう。傷ついたら、相手の宝物を壊して捨ててもいいわけじゃない。
ここは是非お母さんから、大事な鍋でもブランドバッグでもそっと差し出して『これを壊したのと同じだった、申し訳なかった』と 言わせなきゃ全然イーブンじゃありませんがな。

 それに正直親子のゴタゴタより、リア充同僚たちとのやりとりをもっと見たかったです。
写真を撮って、と頼まれてパパッと見事な構図を指示したチャラ彦くん。上着を脱いで座れと言われた後輩くんの白シャツが、レフ板代わりだったのには笑いましたw てことは案外、チャラ彦にだって撮影へのこだわりやカメラの趣味があるのかも。 勝手に写真を見たがったの、そういう事じゃなかったんですか?
 コピー機営業の彼は、恥ずかしい特撮ポーズだけさせられて終わり(^^;;;;;) で、後輩くんは叶がその人を好きかもと誤解したまま終わってますよねえ? もっとドラマの話数が多ければ、後輩くんと特撮デートしたり? チャラ彦がトクサツ趣味を事もなげに受け入れて、イベントでいい写真撮ってくれたりする展開があったりなかったりしたんでしょうか。
原作のその後の展開を知らない分、妄想がとまりません。
あ、カミナリいい味だしてましたね。 

「トクサツガガガ」1 ☆☆☆☆

小芝風花の特撮ヒーローポーズが美しい!フィギュアスケートでの鍛錬がここに活きようとはw

オタク息子と、全編大受け。
これのために、戦隊もの企画を少なくとも2種撮影してる労力w 完成度w さすがですNHK。ただしヒロインの通勤電車ガラ空きと、暇すぎる仕事描写だけはないわー。てか、そんな仕事したいわー。
「円盤」「推し」と旦那には初耳のワードが並びましたが、その度にちゃんと画面に解説が出る親切設計。メインターゲットはオタクで、あるあるを楽しむドラマなんでしょうけど、全く知らなかった世界にこれで触れる人も、きっと楽しく見られることでしょう。そして身近なオタクに少し優しくなってくれたらいいなw 

ヒロイン仲村叶(小芝風花)は重度特撮オタク。
デキる先輩として後輩(本田剛文)から慕われてもいるが、朝眠いのは仕事の資料じゃなく『獅風怒濤ジュウショウワン』の録画をリピートしてたからw ご老人に席を譲る正義感は、主人公シシレオーの幻覚のおかげw
職場のカラオケで『特撮の歌しか知らないのに!』と追い詰められた時も、戦闘員の幻覚に追われますがw 子供の頃のヒーロー『救急機エマージェイソン』が現れ助けてくれるのです。そう、誰にでも秘密はある!戦隊ヒーローだって身分を隠してる!(家がバレてたらピンポンダッシュされちゃうw)そして、エマージェイソンの歌のカラオケなら『子供のころ好きで…』と入れても自然、そしてみんなと大合唱で盛り上がるのでした☆
ありがとう、エマージェイソン!

こうやって毎回、ピンチを戦隊ヒーローの支えで乗り切っていくのでしょうか。本当にヒロインの台詞
「大事なことはみんな、子供のころに(特撮で!)教わったでしょう?」
を地でいく展開。オタク趣味を語る仲間はほしい、でもアピールで周囲にオタクとバレたくはない!というヒロインの苦しい戦いは続くのでした。

ヒロイン幼少時、キャラグッズを嫌がり没収していた母(松下由樹) キャラ物全般が嫌だったのか、女の子なのに特撮なのがダメ? でも、押さえつけると逆に歪んで、自分で稼ぐ頃に爆発するんですよねえ。ほら叶も家じゅう、特撮グッズだらけw でもいざ仲間が欲しいとなっても着たり持ったり『特撮グッズは目立ちすぎ』と苦悩するヒロインですが……アニメ、ゲーム系グッズには、高額の推しキャライメージハイヒールやバッグ、伝統工芸細工の本革財布などと、ただ配色が衣装と似てるとか、こっそり留め金に作品内の意匠がとか、分かるわけないグッズがたくさんありますよ。またオタクから金を毟ろうとしてると思ってたのですが、そうか、こういう仲間づくりのための用途が!(違w)

そして私は別にオタクを隠してはいませんが……わざわざ、ドラマ好き=1話は全部録画、お笑い好き=インパルス出演番組は網羅、とは確かに周囲に話してませんよ。だってみんな興味ないでしょう、挙句にブログに感想書く生活がもう15年以上続いてるだの、言いませんが。え、これって隠してることになるの? このSNS時代、叶ちゃんも毎回感想を叫べば仲間が出来るでしょうに。顔を合わせて感想言い合いたい、のかな。

でも1話にして、ジュウショウワンの赤キャラ/シシレオーのチャームを手にいれる途中で小学生(寺田心)と知り合い、電車でそれを見せて青キャラ/トライガーチャームをつけた『トライガーの君』(倉科カナ)とも微笑みあい、そしてどうせ社内のクールな先輩(木南晴夏)も同好の士なんでしょう~? すぐ仲間できそうですよね。特撮なら、ママさん社員で毎週見てる人もいそうなのにw

子供向けのガチャガチャを回すのに、人目を激しく避けるヒロイン、挙動不審w
これ、甥っ子のためとか知り合いに頼まれて、だと何もためらわずに出来るでしょうに、自分の趣味だとびくびくしちゃうんですよね。分かるわ。薬局の立て看板(ガスター10とかw)『キャンペーン終わるころ欲しい…』と思っても頼めないのに、なぜか他人の推し俳優ポスターは平気でもらってこられる罠w


「大恋愛」最終回 ☆☆

泣くでしょ、こんなの~orz

尚の失踪から8ヶ月。TV特番をきっかけに保護していた医院から連絡があり、再会するも既に真司のこともわからなくなっていた尚。海岸で、初めましてと挨拶して隣に座って、尚と自分の思い出を綴った小説を少しずつ朗読していく真司。
「私も、そんな恋愛してみたいなあ~」
って、君とのことだよっ!otz
あんな可愛い息子恵一くんのことも実母も思い出さず、初めましてって。あの人はなんで泣いてるんですかって。辛すぎるでしょorz 

でもある日突然、思い出のセリフを朗読と同時に口にして、真司の名を呼びながら才能を褒め称える尚。まるで昔のように。顔つきまで急にしっかりして。……でも、それ以来記憶が戻ることは二度となかったとはorz  もう泣く、これは泣くって……! 

引っかかることはいろいろあるんですよ。一番は医院!
五千万円の通帳差し出すアルツハイマー患者を、そうですかってご希望通りに住まわせてやるって倫理的にどうですか。医者なのに。捜索願も出てたのに。

これが旅館ならね。「砂にまみれたアンジェリカ」の装丁画に似た風景に惹かれて長逗留している若い女客。日に日に言動が怪しくなっていくけれど、支払いは十分されていて扱いに困ってる……だったら、TVで身元が分かって良かった~となったでしょうに。医者は泊めてやる義理もなく、通報しなきゃダメだったと思うんですよ。まあ、悪い人にひっかかれば5千万円の通帳だけもってかれて埋められてても文句言えなかったので、優しく世話しててくれてありがとう、とはなりましたが。

編集担当さんの扱いも。妻がどんどんと衰えていく家にどっぷり浸かって育児までさせて、肝心の妻は居場所を失くすし。本人だって後添えになれるのかと期待するでしょうそりゃあ……。大体、どう考えても業務外。金もある介護認定もとれる状況で、ベビーシッターやホームヘルパーを24時間準備しない意味がわからない(><) 公園から幼児の恵一が消えて捜索騒ぎになったのも、それすらわからなくなった尚が絶望し失踪を選んだのも、悲劇でもなんでもない、出来る対策を周囲がとらなかったからですよ……。

キラースマイル小池徹平の攻撃を愛の力でかわし、こづくり出産にに挑戦し、その傍ら主治医侑市がお母さんと結婚して義父にw その過程も「もう一度、第1章から」で小説にして。

「これが私の宿命」
と啖呵をきった尚は覚悟の上、加えて浜辺での朗読の為に全てがあったと思えばもういいんですけど。巻き込まれた形でプライバシー赤裸々に描かれちゃう侑市先生はひたすらお可哀そうです(^^;;;)

これ書きながら思ったんですけどね、なぜ商業出版でなくちゃいけなかったのか。むしろブログに綴ってたら話題を呼んで出版って方向にむく題材だと思うのですが。まあいいけど。ネット事情の変化が激しい昨今、下手にその辺取り入れると作品が古くなるのが早まるからかな。

そして尚が旅立った後、書き上げた私小説の最終章のタイトルは「大恋愛」……うわあベタなorz でも、それで真司がまた前を向いて、違う小説を書くようになるのなるラストは希望に満ちていました。

でもね、あんなに可愛くて天使だった恵一くん(そのうえ演技ができる3歳って半端ない)が、小学生になり期待してない方向に成長していたのはちょっとw 何ゆえの配役~

「大恋愛」6 ☆☆☆

怖! 小池徹平が笑顔全開なのに怖い……ここからサスペンスドラマになっちゃったりして(^^;;;;;)

新婚生活は順風満帆。
書き下ろしの依頼、新作の構想。誕生日には各方面からお祝いにあの店この店の高級アップルパイが届きまくりで、作家間宮真司の人気のほどが伺えます。それでも尚と居るために、地方サイン会のような泊まる仕事は避け、二人の時間を大切にしている真司。
診察にも二人で出かけ(夫になったから同席できるんだよね!)、すっかり身綺麗に戻っている尚は『幸せな生活が症状の改善、安定をもたらしている』と診断され、いいことづくめです。実際、新居にも適応でき病院で行きあう青年のことも問題なく覚えていて話題にしたり。どこが前アルツハイマー状態なのか、と思うぐらい。
「子供をつくろう!」
と浮かれる真司を責められませんねえ。その子を傷つける、と一旦は拒否した尚も、治験の新薬がもし効いたらと子育てを前向きに考え始めます。

医学生のために、罹病経験を語ってほしいという侑市の依頼も、尚の生活に張り合いを与えましたよね。文章を推敲し、学会以来久しぶりの講演に備える尚。病院食堂で声をかけてきた青年公平(小池徹平)も侑市の患者で、昨年同じように話をしたと侑市は言うのですが、本人は忘れちゃったーと笑いつつ、具体例を入れたらいいなど講演に助言をくれて距離を縮めます。

病気が分かった途端、奥さんに逃げられた。笑顔の割に悪い方に悪い方に考えがち。保育師の仕事は続けたいが、子供の名前を覚えられなくなってきた……等々の不穏な情報が視聴者には届けられますが、尚たちは知る由もなく。キラースマイルの陰で、何を考えているのか公平?

講演当日。真司はどうしても外せない取材で不在の中、話し始めようとした尚は、倒れ意識を失います。
…でもね、主治医の侑市もいれば尚母も居る。手厚いはずの環境で、真司も現場に向かっているのに、どう隙をついたのか!うわごとで真司を呼ぶ尚の枕元には公平がいて

「ここにいるよ」

と手を握り、あろうことか口づけをするのです……!なんでー!

キス現場を目撃するも、ぶっとばす前にまず尚を気遣う真司なのですが、目を開けた尚は肝心の真司には「誰?」えええ、刷り込みってありえるんですか?それに、講演マイクのハウリングでニヤリとしたのは?別に公平が仕込んだわけではないですよねえ。でも、この意識不明をきっかけに悪化する可能性は大きいという主治医の見解。いつか来るその瞬間に付け入ろうと、狙っていたとでもいうのでしょうか。何者だ公平、そして尚をどうしたいのだー!
その前の幸せで舞い上がっていただけに受け止めきれませんorz

ただ、幸福でいっぱいの時には却下だった『脳みそとアップルパイ』続編を、過酷な闘病が予想されてきたら書かずにはいられなくなってきた様ですよ。作家の性ですねえ。構想中の『ゲイの建築家が生き別れた息子と知らず恋をしてしまう』より、ファン受けはいいのでは。

しかし担当編集(木南晴夏)が、ヒロインのモデルは奥さん!と公表したがってるのも不穏です。←同時に、恋敵の素性だってバレるじゃないですか!

ああ…。食べきれないアップルパイをおすそ分けに行った引越しセンターで、みんなが雑誌記事の真司のカッコつけ写真の真似をする場面なんてホント、楽しかったのに。

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