ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

映像研には手を出すな

「映像研には手を出すな」~最終回 ☆☆☆☆

 大団円!
映像研(仮)が、正式に部活と認められてのめでたしめでたし、でした。

 ……そこって原作やアニメではサクッと通過点だったのにと物足りなくはありますが、まあいいや。実際、最終回でついに流された「唯一無二の映像」だって、尺も短く作中のインパクトもさほど(アニメ版での映像美をみてもらいた~い ^^;;;;) でもいいの、これはアニメに興味なくても楽しめる「学園ドラマ」なんだから。
 背景だけの場面や繰り返し、クローズアップを利用して編集で映像の尺を伸ばす場面では、徹頭徹尾実写で解説。そう、カメラワークをアニメでも実写でも共通のものとして語り、本題は水崎氏のこだわり=映像と、浅草氏のこだわり=物語(脚本)を互いに無くてもいいと言わせての
『完成のために妥協が必要』
という、提出レポートや会議用の資料つくりなどで誰でも多少は思い当たる節のある正論なのですよ。しかーし。クリエータの業は海よりも深しw 最終回冒頭で、わーいうさちゃんが歩いてる~とはしゃいだのもつかの間。押しつけられた妥協に爆発した浅草氏、やっぱりやりたいことをやる!という暴挙に出てしまうのですw そうじゃなきゃ死んじゃう。

 仕方なく手綱を放棄した金森氏、すかさず動くは裏工作ですよ。まずは学校に忍び込んでの徹夜!(顧問バレしたけどw)怪しいチェ・ゲバラに依頼までして、どうやって大生徒會の呼び出し時間を引き延ばすのか~?
この展開に、がっつり下水道部上水道部が関わっていて嬉しいことこの上なしですよ。部室が河原テントのあの部もこの部も居残りでなにかしていて灯りがきれい☆ 完成品を持って駆けつけるには、居るだけだった水崎氏ボディーガードがついに送迎してくれてw 到着までの間をつなぐのは、次々と乱入するプロレス同好会だ~野球部だ~応援部だ~! 大生徒會の呼び出しシステムがゲバラのせいでめちゃめちゃだと号外をまくのはもちろん、号外部だ~w
 そんな騒ぎの間もずーっと目を開けない眠れる獅子、王くんw 1話から常に寝てた彼がついに目を開けて映像研のアニメをガン見して!予算だそうって言ってくれるんですよ~胸熱じゃないですか! 既に次のことで頭がいっぱいの3人娘、大生徒會の決定なんて聞いていませんでしたけどねw

 そんな現場からまろびでる生徒二人←アニメ研ですね?
 騒ぎを録音している生徒は……男?女?←百目鬼氏ですね?
映画への布石もばらまいて、ああ、順調にいけば直後の5/15公開だったのにねえ……。でもきっと楽しい作品が出来ているでしょう。楽しみです。

「映像研には手を出すな!」2~4 ☆☆☆

 楽しくみています(^^)

 興味ないかと思った旦那が、自主的にみている不思議w  なんでも大生徒会とのやりとりが、仕事で予算獲得する時と似ていて面白いのだとか。あらら「これは経費で落ちません!」を嫌がっていた時とは似て非なるご意見ですね。ともあれ原作ファン次男も学校閉鎖で家にいるので珍しくドラマを親子で視聴、それも嬉しいのかも。

 野球部は外野部と内野部に分かれ、新聞部と号外部も袂を分かちw 音楽性の違い細分化で乱立するメタルなんとか部の数々は自分たちの曲を聞き分けられずに自爆などなど。ドラマオリジナルの部活パートでも毎回楽しませてくれてます。4話ではまさかの下水部と上水部、どっちもなんですかそれw  お酒出しそうな部もあっての
「♪あんた、あの娘のなんなのさ」(次男キョトンよーそりゃそうよー)

 実績のある部は部室もいい場所、その下はコンテナ、もっと下は河原でテント、さらに映像研(仮)には最果ての廃屋があてがわれる…といった分かりやすいヒエラルキーには「翔んで埼玉」を彷彿ですね。その廃屋で撮れた衝撃映像! 原作では金森氏の手腕を見せつつもあぶく銭を稼いだだけでしたが、ドラマでは大生徒会にそれを提出するんですねえ。映像研(仮)の認定条件だった「唯一無二の映像」として。なるほど!(あれ、でも校内で事故ってる件は一体w)
 溢れる妄想が具現化するアニメーションも、1話ほど大掛かりでないものの水崎氏妄想インテリアコーディネイトや、浅草氏の妄想ジェットスカート&宇宙遊泳と見せ場たっぷりです。中庭に紙風船や飾り付け賑やかだなーと思ったら、「風」を見せる為だったのも綺麗で素敵でした。
 そしてお待ちかねアニメ制作、荒野を駆けるマチェット少女と戦車の戦いは? まだ作業の目処も立たないうちにうっかり失踪した浅草氏の行方を探す4話、描けないor描きたくないのか、最悪死んだのかもとまで気を揉む金森氏水崎氏をよそに実に呑気な理由でトンズラしていた浅草氏だったのですが!アイディアはバッチリ完成済み、どこにって「ここじゃよ」と指差すアイディア格納庫=頭を叩かれてやっと本気にw 瞬く間に絵コンテを書き上げて見せたのでしたー! お見事! (普通ドラマの絵を描く場面て、用意された絵にタッチをチョチョっと加えるぐらいなのですが今回大胆に線引いてましたよね! 絵師さんにミリタリー帽かぶってもらったのでしょうか)

 しかしそこに突然の、発表予定日時変更のお知らせが!

 それも、外野部と内野部が元の鞘もとい野球部に戻ったせいというので笑いましたよーw 賑やかしの乱立部がちゃんと物語に関わってくるじゃないですか。さてただでさえ遅れていたスケジュール、二週間も予定を巻かれてアニメ制作なんて無理無理無理!からの~? 
こんな調子でまさか最終回まで引っ張りませんよねw 早々に処女作は披露して、文化祭のロボットアニメまで作ってくださいね。そして「友達じゃありません」の場面を是非。

 何しろ中学時代「そこの友達が欲しい人」と呼びかけられて、避けていた電車に金森氏の付き添いで初トライする理由が「友達と乗りたかったから」と答える浅草氏。そこだけ切り取るとめっちゃ2人が「友達」として過ごしてきたみたいだったんですもの~。それを踏まえての、友達じゃない発言になるのかな。ふむふむ。


 新型コロナ騒ぎでドラマやアニメ新作延期が相次ぐ中、もう続きの映画まで撮り終わっていて安心してみていられる映像研w おまけに某アニメ延期の代わりが「未来少年コナン」再放送って、これもう若き映像研ファンへのサービスでは。録画して次男と観ます。

「映像研には手を出すな!」1 ☆☆☆☆

 これはいい実写化(^^)

 実はアニメ全部見てまして、息子にも勧めて一緒にはまっております。原作本もまとめて購入(^^)さてアニメ以上の何を見せてくれるのか、辛口になってしまうかなあと思いましたが、違うのは違うなりに楽しめましたよー。

 まずは部活が多すぎw 陸上部、にいいタイミングでドリンクを差し出す補給部、を応援する応援部!には予算が降りず(グローバル生徒会は原作通りなのがまた愉快) 野球部は外野と内野が『野球観の違い』で分裂w  
「外野は黙ってろ!」
を本当の意味で使う場面、初めて見たぞ! 
その辺をコントとしてみると長尺ですが、これから主人公たちが『映像研』を結成するにあたっての下敷きになっていますよねー。

 そして謎の山奥財閥令嬢水崎(山下美月)を追う黒服黒メガネの男たち(「逃走中」か!)
その追いかけっこが、2階から飛び降りたり応援部を巻き込んで大騒ぎにと、派手に華やかに変更になっているんですよねえ。
しかも、それを妄想中継する浅草氏(齋藤飛鳥)のすごさと奇妙さw   追っ手を振り切る水崎の行動力!&予測して水辺で待ち構える金森氏(梅沢美波) と、変更に伴う主人公たちの行動が魅力的かついかにもやりそうなこともポイントですよね。このスタッフなら推せる感!

 そして、ついに集ったアニメ好き2人と金儲け好き1人は空想の翼を羽ばたかせ
「アニメを作りませんか?」
と切り出して、次回に続くのでした。やっちゃえ~!!

 ここで今更の人物紹介。
 ミリタリー帽に「そうなんじゃ」な語尾で話す女子高生、浅草氏は設定厨。物語の世界観や歴史から建物や街全体を構築するのが得意。でも超絶人見知りで臆病者!
 読モの水崎氏は、両親が俳優。なので自分も俳優になれとアニメ禁止令を出され、嫌だアニメが描きたい!と大立ち回り。描くのはキャラクターの動作や演技メインで、設定は考えたことがなかったと浅草氏の背景に自分のキャラを重ねた「合作」で色めき立ちます!
 それを見ていた金森氏は金儲けの鬼! アニメ自体には興味なく同中浅草氏の絵だって見ていないかったものの「読モが描くアニメ」の価値は見過ごせないw

 さあ3人でアニメを作るよ~! ああ楽しみです。妄想が爆発して登場する線描きの飛行物体!こう表現してくるのか~。乗り込んで空を飛ぶ3人、眼下に広がる廃墟都市…! くうう!

 ただ1つの問題は、浅草氏が可愛すぎ金森氏が美しすぎてw  3人組の中で「美しさ」が個性だったはずの水崎氏のそれが目立たないことw  ドラマに出てくる人って基本みんな美しいからなー。
 そうそう生徒会を牛耳るソワンデ役のグレイス・エマちゃん。このドラマと映画のためにオーディション受けて、これが演技体験初めてと何かで読んだのですがいきなりの長ゼリフをしかも貫禄たっぷりに演じて堂々たるもんです。


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