ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

志尊淳

「極主夫道」~最終回 ☆☆

 最後までエンタメw 楽しかったですねえ

 そもそもの龍(玉木宏)美久(川口春奈)夫婦の馴れそめからして、勘違い!メニューの子持ちししゃも褒めを、シングルマザーの自分のことだと思うとかw(さすが美久ちゃんメンタル強いw)
その後もずっと、PTAお楽しみ会も町内会BBQも、雅(志尊淳)のデートでも、とにかく聞き間違いや勘違い&乱入が起きてしっちゃかめっちゃかにw いっそ終盤では
「……そんなわけないか」
と、見過ごしたら本当に襲撃だった展開にならないかと思うぐらいの繰り返しで、でも以前のことなど誰も思い出さずに全力でw 特に何も書くこと無く楽しんでました。こういうのはもう、合うか合わないかですよねえ。

 タオルはちまきの虎(滝藤賢一)も良かったわー。竹中直人&稲森いずみの極道夫婦も大きな見所でしたよねえ。

美久のフィギュア(30万円!)を壊しちゃって代わりを探す回では、情報をくれる警官(古川雄大)が朝ドライングリッシュティーチャー、さすがの身のこなしに感心するおまけも。

 ただ、雅が常に虐げられているのはちょっと辛かったかも。それもただ殴られているよりも、美久の計画に従っていた筈が首謀者にされて謝らせられてた最終回は猛然と胸が痛みましたわー。家事は全滅でも仕事は出来る美久さんが、あれを本気で言ってちゃ困るし。おバカさん雅を言いくるめて責任逃れしちゃうのはイケナイよなー。 また、向日葵が
「龍が大事なのはお母さんだけ」
と文句言い出すのも唐突じゃなかったですか? ずーっといいお父さんしてたのに?私、何か見逃しましたかね? その後の、じゃーあ偽装誘拐しちゃうよ、必死で助けに来るよ?? という案もヒドいので奥さんももっと怒られるべき(^^;;;)  つまりは最終回がなんだかモヤモヤしたのですが。まあいいや。
 最後の龍の、〆の口上で終わり良ければ全てよし。来年はきっといい年だ!!

「極主夫道」1 ☆☆☆

 小ネタの連続。30分ドラマの方が気軽で向いてたのでは。あと「極道 主夫」ではなく「極 主夫 道」だから!

 「不死身の龍」と恐れられていた最凶の極道が姿を消し、消滅の危機にある天雀会だったが。その龍(玉木宏)は案外近所で専業主夫をしていたのでした!

 強面でサングラス、柄の悪い態度もそのままに可愛い猫エプロンつけている龍!
朝からキャラ弁当作ってインスタにあげw スーパーでスタンプを集めw ご近所づきあいも満点で、いまや龍が「会長」と呼ぶのは天雀会会長(竹中直人)でなく、婦人会会長(MEGUMI) 準備したのは「抗争」じゃなく「香草」で、河原でバーベキューw 舎弟の雅(志尊淳)に頼んだレンコンも、ピストルの隠語なんかじゃなくて本当に串に刺して焼いて食べる蓮根がご所望だったのに、アンジャッシュ並の勘違いのせいでヤクザと警察入り乱れる大乱闘になっちゃいましたよ(^^;;;;;)

 いかにも怪しい小袋の白い粉。龍が持つとヤクにしか見えなくても、お掃除用の重曹なんですw
「主婦をなめたらアカン!」
が口癖の龍、真剣に主婦業に取り組むあまりに家事も凄腕になったんですねえ。 でもそんな龍を養っている奥様美久(川口春菜)は、といえばハンバーグひとつ作ろうにも家中ぐちゃぐちゃにするタイプで、龍が居てくれなかったら外食オンリーだったのかな(^^;;;;) 何がどうなって出会ったのか、二度と喧嘩はしない約束で結婚して共に暮らし始めたそう。連れ子の小学生向日葵ちゃんは、そんな龍が雅殴って&口止めしてるのを笑顔で丸っと告げ口するしっかり者で、こんな強面のお義父さんでもなついて、3人上手くいっているようですw

 どの場面もこの場面も、予想通りの平和っぷり。 多分1話抜けても困らないですよね。気軽に笑える良策になりそうです。竹中直人と稲森いずみの極妻コントも良い味だしてました。次回は滝藤賢一演じるライバルヤクザが出所??
30分だったらもっと良かったのになー。

「探偵 由利麟太郞」1 ☆☆

 吉川晃司がスタイリッシュ……!

 銀髪の探偵、吉川晃司。その出で立ちがすそ翻る漆黒のロングコート!腰細!!! そのダンディな洋装で弓道ですか、絶対強いorz
先端恐怖症という弱点設定も、無言でクラッとダメージを喰らう格好良さでやっぱりダンディw 助手の志尊淳がささっと鋭角を隠す気の利きようです。ナイフ向けられた場面ではむしろ切っ先を向けられたくなくて華麗に取り押さえているじゃないですかw
 なので事件はほぼどうでも良くて。ゲーム内で連絡を取り合う児童と犯人、DNA親子鑑定、アドレナリンだセロトニンだと脳内物質がどうのこうのな過去の研究、原作からかなり変えていますよね? 猟奇に陵辱、親の因果が子に報いなやるせなさが横溝の香りでしょうか……。あと隠し扉と地下の研究室w

 警察を退職し、探偵業を営む由利麟太郞(吉川晃司)の事件を文章に起こし「由利麟太郞の事件簿」として売っている三津木(志尊淳)は小説家志望。
ある日三津木の元に『花髑髏』と名乗る殺人予告メールが。指定の「墓場」へ向かうとそこは家電ゴミ集積所で、運び込まれる冷蔵庫から刺殺体……もといまだ息のある美女日下瑠璃子(新川優愛)を見つけた由利と三津木は、犯行現場と思われる瑠璃子宅に向かい、父親日下栄造(中村育二)の遺体を発見する。遺体の横には血まみれで花に飾られた「花髑髏」が!

 この後いろいろありますが割愛。
養女に恩着せて犯す英造はもちろん最低ですが、兄妹として育ったのに突然男女の仲になりたがる兄もかなり気持ち悪いです。さすが親子。 しかし瑠璃子が養女と知って1年。同じ家で暮らす児童魁太のことはそれまで何だと思ってたの。えーっと瑠璃子の妊娠出産を知らなかったのか、それとも知ったからこそ性的な目で見るようになったのか。兄に助けを求める妹のまなざしが誘ってみえたのか、救いがないわ……。 

 廊下の靴跡、ベッドカバーのへこみ。鑑識より、由利麟太郞の観察眼と気づきを大事にする世界wで、それを可能にするのは捜査一課の協力者等々力警部(田辺誠一)です。 また、探偵が京都で暮らすのはマンションでなく風情ある下宿!女将はまさかのどんぐりさんw 「火村英生の推理」だと夏木マリなのに……!(しかしこれは有栖川有栖が由利麟太郞をオマージュした可能性大ですね)


 エンディングが吉川晃司。

「Heaven? ご苦楽レストラン」~最終回 ☆☆

 そこで舘ひろしか! ←正直存在を忘れてたw

 毎週楽しく見てました。無茶振りオーナー(石原さとみ)が可愛くも厚かましく、振り回される従業員が可哀想。特に有能な伊達くん(福士蒼汰)が。でも伊達母(財前直見)が登場したらオーナーそっくりでw こき使われる運命なのかと笑いつつ更に不憫にw
 って、原作も読んでたはずなのにさっぱり覚えてませんでしたね。毎回楽しめて、特に何か書くほどのことも不満もないドラマ。群像劇でもあるので、変に仕掛けや伏線張りまくってごちゃごちゃするより、このぐらいシンプルな話の方が見やすいよね。それでいて、伊達父が『最初からずっと一緒にいました』となった時には、ちょっと背中や手だけでも映ってないか思わず見返したものねw そこも原作通りなんだから、本当にこのドラマの面白さって原作通りなのでしょう。

 人里離れた立地で墓地の横でも、牡丹が綺麗だから……もといオーナーの自宅マンションから近いからw ここがいい!と始めたレストラン「ロワン・ディシー」 チラシを配っては客層が悪くなったり、現代風にSNS人気を狙ってみたり、従業員は集客に苦労してましたけど。いつの間にか往年の名女優や漫画家がお忍びで常連になっていたのは、その隠れ家感がきっと良かったんでしょうねえ。

 てなわけで、適当なリクルートで寄せ集まった面々が、対オーナーで結束を深めていきw 店も軌道にのり。

でもオーナーは、作家と判明したからってなーんにも変わらず!とにかくワガママで、自分が飲み食いしたい欲が優先でw 他人の指図は正しくても聞く耳もたない!という困ったちゃんなのは徹頭徹尾同じ。なので最終回、
「オーナーも、負けるんですね」
の一言で、乗り気でハンコ押すはずだった移転契約を『これは断る!』と思えるしw かといって、代案の『和菓子カフェに変身☆』では、酒飲んで肉くいたいオーナーが我慢できないのも見えてたしw

 結局、やっぱり店を売り払って出て行く…と決めたところでの落雷、店舗炎上。なんと悪運の強い、となりながらも契約書を自ら破り捨て、何千万円かをチャラにして去っていくんだからカッコイイよね~(でも、もらっておけばよかった~って後で絶対騒いでるはずw)

 そしてオーナーを失った愉快な面々は、両親がジンバブエに去った伊達くんの実家でレストランを始め……別の場所に移り、更に別の場所に移り……その間に資格爺さん(岸部一徳)は、ソムリエ試験に合格したんでしょうかw 店長(勝村政信)と伊達くんも? シェフ(段田安則)の塩の量はw そしてあの公私に境のないアーパー川合くん(志尊淳)は成長したのかな。 そしてついに、新しい「ロワン・ディシー」にオーナーが訪れてくれたらしいラスト。伊達くんは福士蒼汰から舘ひろしに成長していたのでした~w

「チャンネルはそのまま!」からの流れで楽しんだ「Heaven?」、次は「おたんこナース」もドラマ化?その勢いで「動物のお医者さん」もまた忠実に作り直してくれないかな(他になかったかと調べて、案外寡作だったと知りました。調べ物が多いからかな……。

「潤一」1 ☆☆

 え、な、何事? オカルトなの? (日本語字幕がなくて、旦那リタイア)

 おばちゃんばかりの太極拳教室に、ふらっと入ってきた足を引きずった青年潤一(志尊淳) 臨月の元インストラクタ映子(藤井美菜)は潤一と関係を持つが、その日を境に彼は消え、周囲はその存在を覚えていないと言う。

 CMによると、ベッドシーンを強化したディレクターズカット版がCSで放映されるそうですよ。商売上手w 
この後も様々な年齢、立場の女性がふらっと現れた潤一と関係を持つらしく、それで心の隙間が埋まる感じなんですかね。 でも1話の映子、そこまで癒しを求めてました? 関西弁の旦那は確かに不躾で、思いやりがすれ違ってましたけど……それは、なんとなく無職の男と寝ちゃえるほどの不満なの? 臨月前に? 胎動を触られて『大きくなったこの子と会ったら』とか言われるの、マジ無理……恐喝かと思いましたよ。
 無事出産。嬰児を前に夫婦で微笑んで、もうチャラなんですね。

 太極拳がとりあげられたのは嬉しかったですが、出産できる年齢のインストラクターなら武術太極拳では……。武器持ってぐるぐる回り跳ぶ、超ハードなスポーツでしてよ。そして教室に潤一が入ってきたら、おばちゃんたち後ずさって恥じらっててびっくり。 質問攻め&飴ちゃん攻めにするだろう私の教室とは大違いです。そこは大阪だからかな?

「Heaven? ご苦楽レストラン」1 ☆☆☆

 冷えピタを何枚貼っても体温は下がりませんよ、シェフ……。

 辺鄙な場所にフレンチレストランを、単なる趣味で始めた適当オーナー仮名子(石原さとみ)に振りまわされる従業員達の苦楽あれこれw いやあ、石原さとみは可愛いんだけどとんでもない。早々に
「あの人に期待するのはやめよう……<諦観>」
と、全員の意見が一致するわがまま勝手さを、見事に体現していますw 

 片っ端から声を掛けたスタッフが、やっとなんとか揃ったのがオープニングパーティ4日前。そこから日程変更するでなく、元美容師(志尊淳)元牛丼店店長(勝村政信)といった新人をフレンチレストラン店員に仕込むのは経験3年の伊賀くん(福士蒼汰) 食材の手配から原価計算、保健所のトイレチェックまでスタッフに丸投げで、オーナーは仕上がりを褒めるだけw
 そう、誰かを責めるわけじゃないのよねー。むしろ基本ニコニコと、より適当な方向に納得力を発揮w パーティ当日誰も来なくても、失敗じゃない。だって私たち(たち?)一生懸命準備したもの!来ないのは客が悪い! え、えーっと。うん、貴女がそれでいいのなら。レストランドラマ数あれど、ここまで『完璧じゃなくたっていい!』と言われて納得できるのも珍しいw 『あのオーナーの友達なら、不出来も楽しんでくれる筈』と伊賀くん。確かに!

 なにしろ、誰もこなかった原因もオーナーの招待状作成ミスw 4/31って存在しない~w 慌てて電話しまくれば、あの人里はなれた場所に友達が集まるんだからオーナーも人望はなかなかのものですよ! そしてとんでもない空調トラブルでお開きになっても、みんな笑顔!それもすごいことかもw

 ロワン・ディシー=この世の果て、という立地に合いすぎる名のフレンチレストラン。美味しい料理で、がぶがぶ酒飲める店になるそうですよ(でもトイレは隣の葬儀場で借りるw)
次回もどんなトラブルが起こり、どんな無茶理論をオーナーがぶちかますのか、楽しみです。そして冒頭で優雅に紅茶飲んでた舘ひろしは、誰でしょう。出資者なのかな?(原作読んでたはずなのに、何も覚えてない……w)

「下北沢ダイハード」4~6 ☆☆☆☆

4「夜逃げする女」☆☆
 なるほど、踏切の情緒って別れの時にMAX発揮されるんですね!高架や地下鉄にして『開かずの踏切』を無くすと便利にはなるけれど、追うに追われず別れる時にカッコつかないよ!

 てなわけで、シモキタで古着屋を共同経営するルイ(緒川たまき)と照美(酒井若菜)は、姉妹かと思いきやただの女友達!
怒鳴り込んできた男(山西惇)を、うっかり殺しちゃったら、まず店の片付けを始めるルイw それを非難しつつ、やはり片付けを手伝う照美もまた謎です。そんな2人の共依存は、踏切なしに断ち切れるのか? って、案外男は生きてるし、あっさり別れたし、結局近所に住んでるし、これまた人生そんなものなのかも。 あと志尊淳。衣装のおしゃれ古着感がお素敵でした。

5「最高のSEXをする女」☆☆☆☆
 スーベニアセックスw 何言ってんだか(^^;;;;;) 体当たりの夏菜が、めちゃ魅力的でした。

 バンドマン彼氏(和田聰宏)が、売れた途端に浮気。そろそろ結婚じゃなかったのかと悔しい麻子(夏菜)ですが、しがみつくより最高の女のまま別れようと、彼氏好みのセックスを仕掛けます。部屋のあちこちから出現した何人もの麻子が、口々に助言する様子がイカれててナイス! また内容がw 突然ギター弾く、伸びたTシャツの胸元から押しつぶされた胸が覗くのがいいんだってさw また彼氏がまんまと反応する情けなさよw 真夜中の騒音に怒鳴り込む隣人(柄本時生)、シャワーを浴びたがる彼、背筋がつる激痛、次々と襲い来る障壁を乗り越えて、いざ最高の!一生思い出に残る!スーベニアセックスを!
 いやー笑いました。
 売れた基準が、放映枠テレ東深夜ドラマの主題歌採用で、喜びながらも「でもテレ東だよ」と謙遜する自虐w あ、彼氏って懐かし「東京湾景」の人か!

6「未来から来た男」☆☆
 ダダッダダッダ♪
 ターミネータならぬシーモキータ(佐藤二朗)が、下北沢に降り立ちます。全裸でw
そう、未来の覇権を守る為 田舎者コヤマ・サラ(松本穂香)がビレバンでサブカルにハマるのを防ぐのだ!でも何度繰り返しても、店員の加藤諒殺しても、サラはサブカルに出会ってしまうのだー!
松本穂香の田舎訛りが衝撃ですw 猿w 片桐仁w そして過去を知りすぎて、いい加減サブカルに詳しくなりすぎたシーモネータが、むしろハマれよとサラにサブカル差し出す展開には胸熱でしたw でも出落ち要素も、繰り返しも多くて後半飽きてしまったので要工夫。

「ハケン占い師アタル」最終回 ☆☆☆

なんと! まさにタイトル通りになって終わるんだw

企画では、いい感じだったアタルの卒業式案。ところが、ご自由にといいつつクライアントが口を出す出す! ケーブルTVで生中継しよう、に始まって社名を写せの来賓は誰それ、当社イメージカラーで壁をペイント、挙句は生徒の呼びかけ(「必死で走った、運動会~」『運動会~』ってアレかな?)に社名を入れろってw その都度、生徒の思い出の絵を飾るなど軌道修正を図っても、また別の無茶な案を出す(^^;;;) おまけにチームの面々も、恋愛や家庭問題がそれぞれに起きて悩みいっぱいで、案の定本番はガタガタに(TT)
保護者の怒号飛び交う、電源の落ちた体育館。主役のはずの生徒こそいい迷惑なのに何も言えずに
「なにこれ」
「せっかく練習したのに…」
と気落ちする心の声を、次々に寄り添って代弁していくアタルちゃん。その声に勇気付けられて立ち上がった生徒から、呼びかけの感謝の言葉が始まりましたよ。……もう泣くでしょ、こんなの\(T▽T)/

そうやって悩みや苦しみを見透かすことは、アタルも同じ苦痛を味わうことで先週倒れた様に自分の体調を崩してしまうかもしれないそうですが……、それでもやっぱり、占いで生きていこうと決意するアタルちゃん。最後にチームの面々を占って……。

課長は、介護退職せず続けて行けるよう家族と話し合うべき。上野と田畑は、アタルに背中を押されて愛の告白をしあってw 神田は、お腹の子の父親と復縁。残念ながら目黒くんは失恋です。でも、これから運命の人と出会って、結婚して、いいお父さんになれるよ……と笑顔で保証するアタルちゃんの言葉は、本当に占いなのかな。あまりにも目黒本人の望みそうなぽわーんとした未来で、ただ言ってほしいことを言ってあげただけ感w 持ち物ピンクw また目黒が好きそうなw 品川くんへの「才能あるよ」もそうだよねw でもそれも占いのうちなのかな。
こんなに仕事とチームが好きになるとはアタルは見通せずにいたわけで、占い占われて未来は変わっていくのですわ。
そうそう、部長はどうせもう社内で出世の道はないんだからw 友人に誘われてる企業立ち上げの話に乗るべき。奥さんは反対してたけどw どうしたらいいか、みんな本当は自分でわかってるんじゃんって描き方でしたよねー。ただその背中を押す、それがアタルの占いなのかも。

周囲と自分を隔てる黒い眼鏡を、捨てて。
知らない会社に入っていくアタルちゃん。

「今からあなた方を観ます」
きゃー私も見てもらいたい、ハケン占い師アタル! まさかこんな健康診断に来たお医者さんみたいに占い師来るとはw

中だるみはありつつも、ぶれずに楽しめました。特に4月から環境が変わる人への応援になっていそうで、それも良きかな。 

「ハケン占い師アタル」4~8 ☆☆

こんなことが出来るの? と驚くアタル母(若村麻由美)アタルに占われると自分の過去映像が出てくる、そこは知らなかったのねw(そして過去を覗くあの様子、映画「レディ・プレイヤー・ワン」での記憶データを見る場面にそっくりですよね。参考にしたのかな)

毎回一人ずつ、職場の人々を占い悩みを解決。職場を明るく変えていくアタル。
それなりに面白いのですが、じゃあ次は課長だな、その次が部長だなという流れがヒネリなくそのまんまなので3話でもう飽きてました(^^;;;;) それぞれの家庭の事情など見えて、キャラに愛着は沸きますけどね。そうやって描かれた分だけ、左遷をチラつかされたってナイなってわかっちゃうんだし。でも、杉咲花のボブが毎回ハネてて可愛いのでついまた見ちゃってました。そしてまさかの課長が、占いでアタル母の顧客だったことに「お」と食いつき、良かれとアタルの居場所を母に伝えちゃった……となってちょっとハラハラ。そして連れ戻そうと会社でもつきまとうお母さん。
「この会社で働く意味」
を証明する、と意気込んだ途端に空回りするアタルを、今度はみんなが占うという逆展開にはワクワクしましたよ。
「私みたいに」我慢しない
「俺みたいに」仲間を頼れ
と、それぞれアタルが自分に贈った言葉を返すの、胸熱じゃないですか
しかもそれだけに留まらず、結局は母親をも占っちゃうんですよ。すると偉そうになるのもお約束w そうかお母さんは『天罰が当たるぞ』系の虚言で、イジメを切り抜けたのが占う側になったきっかけだったのね……。そしてアタルの才能に気づいたら、世の中の為といいながら自分を誇るために利用した。もっと私の役に立て!と言い募る母を
「嫌いにさせないで」
と止めるアタルでありましたが……。それ以上に、いい企画を思いついちゃった!とチームに戻って盛り上がった姿こそ、もう自分の手を離れたんだと母親に悟らせたことでしょう。
その母からの卒業でアタルが思いついいた企画が、『卒業式』
被災で出来なかった卒業式の、地元でのやり直しを支援する。そう提案した途端に、そこ出身の歌手を呼ぼう等々、チームで次々にアイディアが出てきます。当初案の防火と交通安全指導、という町内会みたいな案だって必要で誰かは喜ぶことでしょうけどね、実際行ってみたいのは改定案の方かなー。

もうここで大円団でもいいのに、ラストで倒れるアタルちゃん。
自由にしなさい、と言いつつも「自由って、案外つらいのよ」と呪いのように呟き、もう占いはするなと言い残して去っていくお母さん。さてはてどう終わるのか……。労働も体験し、一回り大きくなって自由意志でお母さんの元に戻るとか?
皆が毎回終わりに捨ててきたものも、案外清掃の人がとっておいて返してくれたりしませんかねw 鳥かごだの目覚まし時計だの分別むずかしいしw

「ハケン占い師アタル」2、3 ☆☆

志尊淳の女装は、飛び道具でしょ~ずるいw

「言ったらぶっ殺す」
とまでアタルに口止めされてた占いの件を、躊躇ゼロで周囲に広めていく神田(志田未来)殺されてもいいんですってよ、同僚が悩んだままよりは。 え、お腹の子産むんじゃないの? かと思うと会社に提出する未来予想図に子育て盛り込んで、部長に内緒設定は? そして雪の中サンプル配りに頑張る妊婦。やめてー電話番とSNS当番しててー。

そんなわけで2話では縁故採用の坊ちゃん目黒(間宮祥太郎)を占い(代金10万円をポンと出そうとするwさすがw)、3話ではパワハラで辞める品川(志尊淳)を占うアタルちゃん。どんどん流れ作業になってきてまっせ。
坊ちゃんの過去は、父に肩車されたあの日。父さん酷い、となる思い出なのですが、母が死んだばかりで今思えば父も辛かった……という視点を、そろそろ持てというアドバイスには納得。それに、純粋すぎておバカなだけで、無駄にやる気はある目黒くん。引退したアクションヒーローを呼んでこられた熱意ですから、もうちょっと頑張ればどうにかなるなる。

でも3話の(志尊淳)は、ずっと上から目線で愚痴るだけ。そりゃ彼女にも捨てられるって。覗いた過去も、大学サークルで喧嘩して退部って意外でもなんでもなくてがっくりです。

それが、「もう辞める」と言った手前、自分が投げ出した企画で皆が雪の中働いてても駆けつけられず……なぜか女装で登場w サクラになって周囲の女性を誘ってアンケート書いたりして。戻って別の女装でまたサクラ。何着持ってるのw てか家近いw
元の服にまた着替えて来たところで、学友に呼び止められて囃されて。でも
「これが、俺の仕事だから」
と、逃げずに言い返すことが出来たのでした。 うん、それは良かったけど、それ占いなかったら気づけなかったことなの? 1話の様に質問がドンピシャな見事さがなく、悩みに答えていませんよね。……無料だからかなーw

あと気になるのは、雪の中のサンプリングがまたぞろSNSで話題に。もう1話でそれは分かったから。むしろ事前に人を集めるほうにSNSをちゃんと使いましょうよ! 開き直って女装する品川も、ついでにそれをネタにSNSで人を呼ぶとか。その拡散に昔の仲間使うとか。そういうところで、みっともなくても必死になってみたら良かったんじゃないですかね。

次はパワハラ上司上野(小澤征悦)を占い様子、そろそろまたズバッと核心をつく質問が聞きたいですね 。 

「ハケン占い師アタル」1 ☆☆☆

コピーも会議もなんでも「初めてなんです!」とニッコニコの派遣ちゃんが、占いをするとなったらタメ口いや罵詈雑言でふてぶてしく別人に。杉咲花の変わり身が流石。

イベント会社に勤める神田(志田未来)は、普段から占い頼り、決断が苦手。ミスも多くて3年目の割に部長(及川光博)に名前も覚えられていない役立たずっぷり。初めてまかされたイベントも、部長が勝手に『赤ちゃんを50人揃える』とクライアントに約束してしまい、てんやわんや。そこにやってきた派遣のアタル(杉咲花)は不思議に気が利き、かといって出過ぎず、絶妙にアタルをサポートしてくれる。もしや、彼にも言えてない神田の妊娠も知っている??

あれこれあってイベントは大失敗、司法浪人の彼氏は堕胎しろと暗に迫るし。中絶待ちの診察室で、産みたい、産めないと悩む神田がこれからのことを検索する選択肢に
「占い」
をくわえたのにはズコーっとずっこけましたがw 出てきた動画で、ズバズバ答える霊能少女は、幼い日のアタル。クリニックを走り出た神田は、出勤中のアタルに「自分を占ってくれ」と頼み込み、いつもの笑顔をひっこめたアタルは、どうせ見料10万円は払えないだろうから無料で見てやる、ただし「質問は3つまで」と言い放つのでした。

1「な、なんでそんなにいきなり 上から目線なんですか」
     の質問はキャンセルでw

改めて
1「なんで私は友達ができないんでしょう?」
     すると現れた神田の思い出によっこらせと入り込んだアタルはw 
   「臭い」と囃され体臭を気にするようになった神田をバカ呼ばわり。
    臭いのは、笑顔。嘘くさい。楽しくもないのに笑うな、と。
2「この仕事、向いてるんでしょうか」
     それは自分が決めること、終了w
3「じゃあ、どうして決められないんでしょう…」
     それは、愛がないから。彼に尽くそうが社畜でいようが、自分を愛することの方が大切。
「誰にでも必ずあるんだよ、自分にしかできないことが」

なるほど納得の3つの回答。普段の決められない具合からしたら、神田の質問も見事でしたよね。自分なら何を聞けばいいんだろうと思いながらみましたよ……。10万円払って知りたい事も、罵倒されながら回答をお願いしたい悩みもありませんけど。

結果、自分の仕事への情熱に気づいた神田はシングルマザーの道を選び、決意を受け入れた同僚は……とりあえず部長には内緒、と言い合うのでしたw 部長、信頼ないなあw なにしろ手柄は自分のもの苦情は部下のせい、ですもんねw クライアントから神田に用事、絶対この前の失敗の叱責だ~となったら丸投げw 実は、神田が徹夜で書いたメッセージカードがSNSで大好評ってお礼だったのにねえ←神田にしかできないこと、あったね!

この調子で、毎回別の社員のお悩みズバッと解決な様ですね。次回はコネ入社の目黒(間宮祥太郎)かな。占いのこと、人にばらしたら「ぶっ殺す」とまで言われてる神田経由じゃないよねえ。みんな、古い画像や記憶からそれぞれにアタルに気づいてしまうのでしょうか(同じデザインの黒めがね掛けてちゃねw)

「女子的生活」~最終回 ☆☆☆

後藤とくっつかなくて、ホッとしたような残念なような。
それでも、無礼な輩には
「大切な友達だ!」
と幹生だろうがミキだろうがかばってくれる、後藤っていい奴だよね。そこが恥ずかしい、と夜の街を走って逃げるミキですが、でもガサツさ故にまた平気で探しに来る、なんて稀有なバランス。ほんと大事な友達ですよ。
ただし、自分の寝るところぐらい自分でキチンとね(不動産屋のミスなら、向こうが部屋をどうにかするべき)


#2  ストレスをぶつけに来た旧友

鬱なんて嘘ばっかり、自分より下の筈の女装野郎を笑いにきていたミニーさん(中島広希) 暴言の数々に切れたミキはついに拳を振りあげ……る代わりになんと、ウィッグと鏡を渡すのでしたw
変身に瞳を輝かせるミニーさん、おせっかい後藤の助言でそのまま街に出るころにはすっかり大人しくなり謝罪もできましたよ、と。小柄なミニーはそれなりに可愛くなりましたけど、ミキとのクオリティー歴然w 膝w ミキが化粧を教わった友との再会エピもあり、美は一朝一夕にしてはならないのだとしみじみ。
『世界一無意味なニーソ』対決、ミニーさんせめてすね毛は剃ろうよw


#3  社用で地元に出張
新作が図らずも盗用デザインと判明。慌てて連絡をとったデザイナー(前田亜希)は、なんとミキの地元香住の人でした。

また幹生時代の知り合いかと思いきや、毒親(山村紅葉)に抑圧された女性。
会社に都合のいい契約書ももらえたし、つい仏心でアドバイスして自分語りもしたのに、返ってきたのは無礼千万な褒め言葉で傷つきイラつくミキ。うわーゴメン、私もやらかしてしまうかも。でも『弱く見えた人が本当に弱いわけでも、弱いからといって正しいわけでもない』のは同意だわ。

そして後半。父親(本田博太郎)と遭遇からの、体裁を気にする兄(鈴木裕樹)に殴られ…たのは、なぜか居た後藤w 姫ポーズで止めるミキに更に激昂する兄への、父の制止
「女性に手を上げてはいかん」
でに一同固まるという複雑な修羅場でしたよ。お兄さん……幹生そっくりな美人といるのは従姉妹と言い張れるけど、店先の大げんかは問答無用でダメでしょう。父の理解、兄の多少の譲歩、結果的には会えて良かった……のかな?
名産のカニを送ってくる兄。ミキの言う通りの嫌味なのか、仲直りなのか(^^;;;)


#4  セレブ合コン

社長の差し金で、セレブの持ち寄りパーティ=合コンに参加させられるミキとかおり。
デート相手は釣れず、主催のお嬢様(土村芳)に気に入られてしまったミキは、ふりまわされて疲労困憊。終いには手料理持って「来ちゃった☆」までやらかすお嬢様と、後藤と、お嬢様の婚約者(山口翔悟)が一同に会してもう大変なことに……!

いやあ婚約者、嫌な奴でしたねえ。なに勝手にミキの家上がりこんで暴言吐いてるの。
お嬢様も確かに困ったちゃんでしたけど(おソロで着る服はせめてミキに選ばせようよ!おソロしたくないけど!)持ってきた食事が本当に美味しかったことで、株は急上昇w パーティではドン引きだった、それぞれ好みの味のオニギリも好感度が上がれば素晴らし配慮に思えてきますよ。そのタイミングで「こいつは迷惑ばかりで」とお嬢全否定にはムッ。だいたい、本当に迷惑なら説教はミキの家の居間でなく、連れ帰ってしろって話ですし。更にはミキにもダメだし。ここで、淡々とミキのために反論できる後藤っていい奴だー! 家はないけど。 
あ、お嬢様もミキのために戦ってくれたんですってよ。幼なじみのダメ婚約者を捨てるも良し、これからは対等なパートナーになれるならそれもまた良しですよね。


ビッチな彼女は、地元の彼と結婚しちゃうの? ミキとするのは違うのね。
『正しい生き方を洗脳されてる』って確かに。普通にその流れで幸せに暮らしてる身ではありますが、同調圧力にはムカつきます。違う生き方を望む人を『違う』というだけで誹らないようにはしたいですよね。

ラスト、髪を切って颯爽と歩く美しいミキ。素敵よ!

「女子的生活」1 ☆☆☆

志尊くん、お化粧すると永野芽衣に似てる……!
トランスジェンター「ミキ」を志尊淳が好演。旦那は「NHKもここまでやるか」と驚いていましたが、逆にスポンサーのいないNHKだからできるドラマなのでは。珍しく小汚い町田啓太くんもいい味出してます。

戸籍は男でも、いまは職場も含め常に女性として暮らしている小川幹生/ミキちゃん。そのアパートに、高校時代の同級生後藤(町田啓太)が転がり込んできて騒ぎが始まります。
「もしかして小川の……」
恋人さんか、姉なのかってw 元々の知り合いなら、恋人かは抜きで似てる=姉?に行って欲しかったですけどw 見覚えのある癖に、やっと本人と気づく後藤w  がさつで鈍いよw 女装=ホモおかまゲイ? 泊まったりしたら妙な関係に……となっちゃうところもダメダメに失礼(^^;;;) そこを笑顔と舌鋒でやりこめて常に優位に立つミキちゃん女子力高すぎるー!

一泊だけのはずが、戻ってきて頭をさげる後藤に出した交換条件は……。


合コンw
でもミキの狙いはなんと女子の方なんです。きれいで可愛い娘と、女同士イチャイチャしたいのだとか。わかるようなわからないような(^^:::)  とにかく、後藤と同居しても何もないことだけは了解ですよね。

合コンに集まった可愛い娘ちゃんと、一見ただの褒めあいをしながらも品定めしあい、言葉の裏を読み合う様子は、さながら火花散る戦い!えええ、これが女子力? 男子は総じて鼻の下伸ばしてるだけのバカに描かれていますけど、女子力スカウターで計測されたら私もそっちか、せいぜい褒められて喜ぶだけの巨乳ちゃん程度です(^^;;;) つ、辛い。

作中ではミキちゃん、買い物や合コン程度の接触なら100パー女性扱いされてます。流石にサイズ感が大でそれは……とツッコミつつも、仕草もスタイリングもちゃんと女の子で、声も無理ない線ですからね。高身長美脚の女性、と世間は扱いますよね、そりゃ。じゃあ元男性なことは内緒かというと、そんな葛藤の時期は過ぎたのだそうでオープン! 同僚は皆、戸籍が男性なことは分かった上での女子トークですよ。雇用側も、働いてくれりゃなんでもいい派w 多少ブラックとはいえ、いい職場じゃないですか!

しかし特殊な性癖ゆえに「彼女」は望めず。
合コンで意気投合した娘とも一晩の遊びで満足と自分にいいきかせ、ヤリ捨てかとまた無遠慮に口出す後藤につい、老いて女装もキモくなったら相手にされないから今だけなんだと未来への絶望をさらけだしてしまうミキ……。
じゃあ俺、応援する!と、ガサツなりにいいところをみせた後藤は、じゃあどうするんでしょう。別の合コンでもセッティングしてくれるのかな?あの意識高い系セレクトショップの彼女(小芝風花) との仲は発展するのかな?

とにかくミキに幸せが訪れますように。


「プリンセスメゾン」1 ☆☆☆

ファミリーマンションの内覧会。場違いな三つ編みリュックの小娘(森川葵)がうろうろ、買えるわけないのにと裏で笑う案内員たちですが……ありったけの貯金をはたいて、買っちゃうのか『自分の家』を?

ボサッとした居酒屋社員沼ちゃんを、派手オーラ封印した森川葵が好演しています。マンションなんて高い買い物、もうちょっときちんとした格好で行けばバカにされないのにw 
もっともお客様のことを笑っていいわけもなく、お堅い主任(高橋一生)だけは彼女をきちんと「沼越さま」と呼び、どんな時にもきちんと応対。きっと彼には自分の城があるんだろうなあ。でも受付お姉さん(陽月華)あたりは派遣の身、お高いマンション売ってるのに自分は賃貸アパートで、狭い浴槽に浸かりながら「東京砂漠」唸ったりして……切ないわ。
そして、ひとり飯に入った居酒屋で働く三つ編みちゃん、もとい沼越さまと出会うのでした。

マンション買う側と売る側が、居酒屋で出会ってしかも互いに「あ」と顔が分かっちゃうなんていかにもドラマ。そしていくら勤務時間外だからって、年上だからって、敬語なしで話しかけるのはどうかと思ったりもするわけですが。とりえあず沼ちゃんが正社員なことと、マンション購入に本気なことを知った受付お姉さんは、応援する気が湧いてくるのでした。

沼ちゃん、建材やオプションについても良く研究してますよ。「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」は賃貸物件、これは購入物件に特化かな。これから家を買いたい女子にいいかも。

あ、関西出身スタッフで志尊淳。吉田沙保里が一押しとバラエティで連呼されてたの、この人かー。


「そして、誰もいなくなった」~最終回 ☆☆☆

弱きもの、汝の名は母……という物語でしたね。

いくらサスペンスを銘うつドラマでも、これほど間際までなんにも明かされないのは珍しいのでは。二転三転もせず主人公は一本道を逃げ続け、わからないことが増えるだけでまた来週。 おかげで毎回旦那が『前回を見ていない』と言い出すんですよw 確かに寝落ちはよくするとはいえ、これの場合は覚えてないだけなんだってば。
それだけに、小道具の写真の使い方にはしびれましたね。
「息子との大事な思い出」
と若き日の自分と子供が一緒の写真をいろんな人に見せておいて、いざ息子本人が見ると「これ、誰?」息子違いか!最終回直前に!特にドラマじゃ他人である子役と若作り黒木瞳の写真になるわけで、騙されますよー。

実は藤堂家に後妻に入る時、幼い実子を特別養子縁組に出して他人になることが条件だった、と。
その手離された子供こそが「手切れ金でバーを開いた」と言っていた日下(伊野尾慧)くん。仲良く暮らす母と新一を恨んで、母がくれた名前を捨て全てを計画したんだそうですよ。なのに母も、手放した罪悪感からか言いなりで、新一の情報をなんでも流す流す。
そんな暴露話の長セリフ、挑発、殴り合い、ラスボスでイイ役じゃないですか伊野尾くん(←「ドクターX」spの羽生くんオマージュ役以来なんか応援w)

しかし特別養子縁組なら、きちんと育ててくれる家庭がありIDナンバーもあればクリスマスを過ごす両親だっていたはずでは。そこを母が金の力でどうにかしちゃった故の悲劇だったんでしょうか。だったら夫が死んだら即、新一を置いて出て行くなり実子日下をを呼ぶなりすればよかったじゃないですか。なのに継子の新一少年がイイ子で可愛くて離れられなかったそうで
「貴方が悪いのよ」
とか言われましても!
実は車椅子になった事故も新一を車からかばったのは本当だけど、その前に車道に突き飛ばしたのは母だったという、この混乱ぶり。全部あんたのせいじゃー!

なんだかんだ結局、新一を守る母の手にかかって倒れた日下。その日下に殺された母。一緒に死ねて幸せだったのかと思いきや警察が来る間に日下消えましたよー。MOZUか!

日下の遺体があっても、下手したら新一が二人殺したことにされそうだし(^^;;;) そもそも日下の証言もなく、弁護士も新・藤堂新一も死んでたら、真・藤堂新一の身分回復はどうしたら……と気をもんでいたのですが、何やらそこはあっさりスルーです。
子供が生まれて家族がいて幸せです、って宣言で終わられても、知りたいのはそこじゃない感。

この事件が警鐘を鳴らして、社会システムはどう変わるのか変わらないのか。国からの謝罪や賠償、社会的名誉回復はどうなるのか、復職は、ミスイレイズの扱いは、公安は、と気になることがいっぱいです。 
妻子は、むしろ何故生きているのか。
平然と人を殺してきた日下が、新一を孤独にしたいのなら血縁の実子を残してはダメでしょう。母胎があれだけの心労にさらされ、首を絞められても無事で生まれてきた丈夫な子で良かったですけども(^^;;;)   案外、新一の子じゃないから見逃した、とかw

上司宅で首を絞められてたら強盗が来てー、2億持って逃げちゃってーって、警察がよく信じたなというしょーもない証言。彼女の回想では強盗=元彼五木(志尊淳)なわけですけど、そこは実は日下でw 2億どっかに隠してあるのかもとか思ってる方が楽しそう……。 じゃないとどっかで五木がのうのうと金でID買って暮らしてることになって腹たちませんかw
敵側、裏切った側が死んじゃっていて謝ったり償ったり苦しい目にあったりしてくれないからでしょうか、このモヤモヤは……。 

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