ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら10年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村雅彦押しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

岡田義徳

「インディゴの恋人」 ☆☆

岡山発地域ドラマ。
主人公はデニムにダメージつける職人。機械じゃないんですね、そんな専門職がw
出会った美女は、地域に招聘されて滞在しながら制作活動をする画家で、そのアーチストインレジデンスというシステムも初めて知りましたよ。更にキーポイントになる手紙は「記念日レター」という倉敷特別郵便で主人公の姪の誕生日に届きます。倉敷旅行で前を通ったあの郵便局からそんなサービス受けられたんですね(><)
いろいろ学べるドラマだわ……。

ともあれ、音楽を諦めデニムダメージ職人になり男手一つで姪を育てる男(新井浩文)が画家(美波)と出会い、ともに暮らそうと告げるがやんわりとお断りされた後、彼女の辛い過去を知ってしまう。そして出来上がった絵を前に彼女にかけた言葉
「傷や汚れが価値になるんだ、人間も」
それはまさに、彼ならではの想いでしょう。

冒頭10分見逃しているのですが、父子(伯父姪だけど)家庭にちょっと華やぎが訪れる地味さで、あんな素敵な街を舞台になんでこうなるのと戸惑いながら見ていました。たたみ込むように明らかになる彼女の事情も「子供を捨てた」と言う割に、育児ノイローゼ治療中の夫の裏切りだったりして、やりきれない彼女は悪くない感(ただし留学を志したら避妊はきちんとね) 
会いに来た娘も、まあ母の人生をぺらぺらと。例えば全てを内緒に再婚しようとしてたら「娘です」と来ただけで破談もありえるでしょうに。でもだからこそ、自分と同じ年の主人公の姪宛ての手紙から、常に自分を想ってくれていたと知ることができたわけで。
穏やかな再会と別れ。
不思議に視聴後感はすっきり幸せでした。


また一人で描き続ける彼女と、再び弾くことにした主人公と。仲間に囲まれてピアノに向かう彼の指には、洗っても残る藍が染みているのでした。

「相棒12」2 ☆☆

オープニング、カイトの髪型からくしゃくしゃ感とピンハネがなくなって、普通に。ちょっとさびしいかも。


今回の殺人被害者は数学愛好家です。

ファーガスの定理を彼が解いたのに、同窓の数学教授(岡田義徳)が成果を横取りして殺したんじゃないのかなーと詰め寄る特命の2人。

うーん。

結局ファーガスの定理ぐらいは副産物で、もっと凄いものを証明しちゃった故の殺人だったんですねえ。

うーん。


ダイイングメッセージや月に行く方法、それぞれの「謎」はなるほどですけどね。「動機」も分からなくはないんですけどね。

「仕方なかった」

という犯人肥後教授の主張は腑に落ちません。


思い詰めたわけでもない、衝動的犯行。被害者ははしゃぎ回っているだけで、襲ってくるわけでもどこかに電話を始めたわけでもない。いきなり凶器をもって殴る方が不自然でしたよw

そして自首だって救急車を呼ぶ事だって出来たでしょ?(人生最大の研究は発表する気がないし、自分が掴まると◯◯の世話をする人がいない等の悲壮感もなし)

まあ怖くなって逃げてもいいですが、財布や貴重品を持ち逃げして偽装ならともかく、数学定理のファイルを持って逃げた意味がわかりません。


更には、その犯行を自供するタイミングにも違和感。

「a drink」=「ひご」と、英日の円周率暗記法に照らして暗号を解いた。それだけで笑いながら認めちゃうなんて。肥後と右京さんを「同じタイプ」と、カイトが称していましたが、右京さんは捜査をクイズだとは思っていないのでは。



この物語は、もっと肥後メインで描いて欲しかったです。

人生最大の研究成果を、世界平和のために焼き捨てる男の苦悩もちゃんと描いて、はしゃぎ回る親友を黙らせるための計画的数学的犯行を遂げたうえでの
「仕方がなかった」
を聞きたかったですね。 

舞台「地球の王様」☆☆

「地球の王様」(10/31 西宮 兵庫県立芸術文化センター)
 人類の滅亡した地球に生き残った、たった7人の間の、壮大にもどーしょもない小競り合いw


 冒頭から30分程、延々と口喧嘩でしたorz

 いえ、西村さん演じる『部長』はそんなつもり無いそうですが、聞いてる方には完全に口喧嘩。そこに一人増えて騒ぎになっても

『和気あいあいの場に乱入者で一転不穏』

ではなく、最初っからイヤな感じのところが更に騒々しくなる感じで、正直息苦しかったです(><)


 でも段々と状況が分かってくるにつけ、これだけ騒げる元気があるって凄いなって気分になってきました。

 だって人類がほぼ絶滅して2ヶ月だとか。

 富士の山小屋に集まった6人はもれなく大切な人を亡くしていて、思わぬ物が形見だったりするんです。町に出て、必需品の他にイチローのユニフォーム持ち帰って喜んだりしてますけど、当然そのイチローも死んでる訳でしょ!哀しいよ!

 でも沈み込んでメソメソせず……そんな時期は過ぎたのか、またいつか悲しみはぶり返すのかは分かりませんが……夕飯のカレーの具がどうこうと、元気なことw


 そこに現れるのは『宇宙飛行士』の永井大。

ま~あ長い脚、高い腰、伸びた背筋、ほれぼれするいい男でした!


 しかし「必死でここまで来た」と簡単に言うけどが、宇宙からの帰還ってたいがい大海原や砂漠にどぼーんと落ちてスタッフに回収されてませんか? 着陸直後は重力に負けて自力で立てなかったり。人類滅亡してたら無理じゃん!

 まあ、この世界の技術力では成田あたりに着陸出来るのかもw 

そしてこの7人以外世界中が死に絶えているのは『人間の』生体反応がここにしかないんだそうで。動物と区別出来るんだ! そして国際宇宙ステーションにはもう人がいないのかw 昭和基地は??

……etcと、舞台で口喧嘩が続くあいだ無駄な思索に逃避する私(><)


 幸い中盤からは加速度的に笑いが増え、タイトル通りに「王様」を選び始める頃にはゲーラゲラ笑いっぱなし。総合すると楽しかったんですけどね。もう一回見るのは冒頭が辛いかな。それともあと60回近く公演を重ねる間に、穏やかな言い争いに変化していったりするのでしょうか。そう思えば見てみたいかも。むむむ。


(西村さんと高橋ひとみさんの役は逆でもいけるかも。料理に文句言ったりへりくつこねたり、部長って女々しいんですもん、いっそ女部長でもいいじゃん!それを淡々とサポートしつつ隠し事もある有能な2番手に西村さんw暴かれる人間関係w はい、妄想ですw)


 とにかく、お目当ての西村雅彦さんは器の小さい『部長』をまさに好演、陽気な岡田義徳は好かれるの納得だし、浅利陽介の皮肉、らーめんず片桐仁の人好きのする怪しさ、配役良かったですよねー(声援に、それぞれのファンが来てるんだなあと実感w)

 高橋ひとみさんはおきれいで☆大塚千弘さんは愛くるしかったです~(あのニットと花柄のスカートが絶妙!どこのなんだろう)

 そしてもう一回書くけど、永井大のスタイルの良さが別格! 終始生真面目だった宇宙飛行士が、笑顔でダンスするとまるで別人でしたから、いつかお茶目で踊る役も見てみたいです。


 後半、西村さんの髪がバクハツしててアインシュタインみたいになってましたけど(><)それもまた生の楽しみということで。

映画「デトロイト・メタル・シティ」☆☆☆☆

松ケン、俊足!
クラウザーさん姿のハイヒールで爆走だけじゃなく、根岸姿の内股チョコチョコも速い(笑)

というわけで、お下品ながら笑える原作漫画(長澤まさみお勧め)の映画化&松ケン主演!
絶対劇場で見る!……けど期待半分心配半分に、聖飢魔Ⅱ信者の友人と連れだって見てきました。笑った〜楽しかった〜。小型で持ちやすいパンフもお気に入り。

楽しさの8割はもうとにかくクネクネ根岸くんと白塗りクラウザーさまのギャップです。松ケンお見事!
何しろ根岸がウザイ(笑)
大分県から上京、部屋をオシャレに作って仲間と青い夢を語る根岸くん。4月に山口県から出てきた甥っ子と重なって、応援したい気持ちもあるのに……どうしてもウザイぞー(笑)
スリムな長い手足、カッコ良くモデルしてる中の人と何一つ部品は変わらない筈なのに、不思議な程ウザイ!!人間動き方って大事ナンデスネ……。

そのオシャレ(笑)な根岸くんが、何だってデスメタルで殺人鬼の魔王ってことになっちゃったのか??
原作でも謎だった部分は映画でもすっ飛ばされたまま。でも確かに、変に説明されるより各自で納得しておく方がいいのかも。
早変わり大混乱やヤマハ教室、トイレでセッション、「まるで農家の長男!!」に大爆笑してきました。

残り2割、脇役ながらここがダメならぶちこわしという部分はファン役の大倉さんと岡田くん!
DMC伝説のほとんどは彼らのムチャ解説で出来上がっていくンだし(笑)よくぞ引き受けて盛り上げてくれました。ありがとう。

しかしこの映画、時々字幕は必要だよね。だって「ハギター」って耳にして「=歯ギター(歯でギター弾く技名)」即分かる??
カミュの脈絡ない「ブルマ」リスニングも無理無理!
その他、公然猥褻カットだの資本主義の豚だの、突然すぎる専門用語(笑)の数々。原作を知らない友人は勢いでスルーして楽しんでた様ですが、聴覚障害者向け上映や海外の映画祭など字幕付きでクッキリハッキリ分かった人の方が……楽しめたのかドン引きなのか、そこが問題(笑)

ドン引きといえば、社長&グリグラ(犬か!笑)による根岸くんの部屋リフォーム場面。
「コノ恨ミハラサデオクベキカ」につながると思えばそりゃ、あのぐらいしなくちゃでしょうが……過程が長いのと、ネギッチョの泣き声でもうドン引き。ていうか、レイプかと。
仕上げに可愛いあの子に目撃されちゃ、もう可哀想すぎて、場内ざわざわする程でしたよ(^^;;;)
なのに、「あれ大家さんで、家賃の取り立て!」という無茶な言い訳を「ア、ソウナンダ?」と軽く納得する相川さんに逆ドン引き(笑 ラストシーンといい、あの娘もKYだよねー)マイナス×マイナスで、結果オーライかな。

よーく考えると、素敵な松ケンを鑑賞出来る場面はほとんどないのですが(^^;;;)チャレンジャーな役者としてますます好きになりました!
コメディー好き、ダメ男好きとしても満足!メイキングがメチャ見たいです。
鏡に向かってさらさらと、額に「殺」って書いてましたよね。どんだけ練習したのかと。
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ちなみにじゃすみん「蟻地獄」評はこちら

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