ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

岡田結実

「最果てから、徒歩5分」1☆☆

 ちゃんと警察は呼んだほうがいいのでは…?

 自殺の名所『死出岬』もとい志手の岬にやってきた、ピンクの髪にドミニふりふりスカートのギャル?すもも(岡田結実)    実はその格好も、死ぬまでにしたいことの一部。
あれ食べてこれ食べて、派手なお洒落をしてバキバキにメイクして。でも最後のひとつを迷っている時に誘われたのは、近くのオーベルジュ=泊まれるレストラン?
自殺騒ぎに巻き込まれたりしつつ、何故かそこで働くことになったすももは、最後の望みを叶えられるのか……?
てか、半分叶ってはいるんだけど。
最後に会いたかった人、すももに人生の夢をくれたユココちゃんは、アイドル時代の記憶を無くしてオーベルジュ・ギルダのオーナー夕雨子さん(内山理名)になっておりました。気弱なシェフ膳さんに竹財輝之助、たらしな客引き伊吹に柳俊太郎。彼らもまた辛い過去が…。

 どうやらみんな、死にたかったことがある。

 現時点ではゆるっとしておりますが、先々辛い展開はありそうですね。
 夕雨子オーナーが、死にたい客(中村靖日)に羽交締めで刃物を突きつけられてもゆったり笑顔。いくら癒しキャラでも無茶な、と思っていたのですが。記憶と一緒に情緒も欠けたと思うべき?

 一方のすももは、全てを母に支配され優しく否定されて育った模様。会社を辞めての留学計画も拒否され、描いた絵を破かれて。揉み合ううちに階段から落ちた母は……死んだのか、実は生きてて後で出てくるのか。ドラマ的には後者がありがちよね。

 で、殺しちゃった、と怯えるすももが「死のう!」と短絡して逃げているのは仕方がないですが。お客さんの方は、刃物突きつけるまでしてるのに、立ち直って良かったねーで無罪放免なのはどうかと思うんですよ。会社辞めたーの後に自首したの? 警察呼ぼうよ従業員!

 ゆったりアンニュイな役どころが多い竹財さんが、浮かれはしゃいでいてレアです笑  伊吹くんはどっかで見た…ってそうかwowowドラマ「ヒル」の金髪でした!

「准教授・高槻彰良の推察(2)」〜最終回 ☆☆☆

 やっぱり天狗、居たーーー⁉︎
深町くん(神宮寺勇太)の村祭りと違って「それ」は、先生(伊野尾慧)が静かに記憶を取り戻す形で描かれるので、赤い顔で長鼻の、所謂な姿の天狗ではないのかもですが。とにかく神域の湖で助けを求めた彰良少年を救いに「それ」は現れたらしいのですよ。
 そして寺内(小池徹平)の活動も、同様に苦しむ人を救うものでした。

 冒頭の不穏なミスリードでは寺内がさらって血でも吸ってそうでしたけどw  
消えた人々には、彰良少年が当時耐えかねた父の過剰な期待と叱責の様に、上司のパワハラ、部活でのいじめ、育児疲れに夫の不理解、虐待……と何かしら『いなくなりたい』事情があったことが分かり様相が変わっていきます。同級生の虐待死を止められなかった寺内少年は、自分がいなくなることよりも、助けられるチカラを求めて神域で祈ったのかも
 人が消えれば、捜索や聞き取りで問題が明らかになる。神隠しでの一時失踪は苦境から遠ざかれるだけでなく、上手くいけば解決もしたところへ『神隠しで記憶がない』と責任なく戻ってこられるという、ただ家出する以上のメリットがあるのでした。なるほどー。
 寺内の誘いで失踪した人たちは互いに助け合って警察の目を掻い潜り、戻ってからも物資や場所、人手を融通し合う。先生曰くの『講』を形成し、その中心になっている寺内は、高槻先生もそこに加わって世を正そうと誘うのですが。行くべきかもと気弱になる先生を
『天狗にはさせない』
と現生に引き戻すのは深町くんなのでしたよ。実家に向かって大音声でそんな、プロポーズかw
 
 だってねー。神隠しで父親のスパルタ教育からは逃れても、今度は母親の天狗さま扱いという別虐待にはまり込んだ先生のようなパターンもあるわけで神隠しだって万能じゃないですよね。
それに隠し方はさておき、助けて欲しい人をどこで見つけるのか? SNSも絡んでDM受付もありそうですが、それじゃ幼児の千里ちゃんは?その辺、怪異から寺内が授かった別の能力があったのでしょうか。
 警察が千里ちゃん両親の虐待を暴かないものだから、誘拐犯として出頭し事件の幕を自ら引いた寺内。でもそれ、大人の失踪や先生にもう関わらない保証ではないしw  この先またどうなるのやら。

 それでもラスト、先生が明るい未来へと共に歩き出す相棒はやっぱりそりゃ深町くんで。ああもう、お幸せにw  原作は続いているらしいのでシーズン3もあったらいいな。
 碧い湖が美しかったです。 

「准教授・高槻彰良の推察(2)」〜5☆☆☆

 背中の羽根痕は天狗じゃなくて、天使! 言い得て妙です!
しかし先生の気遣いを強調するあまり、雨に濡れた女性のブラウスが透けていた透けていたと何回繰り返すのかとw   上着を譲り、女性ドライバーのタクシーを呼ぶ先生、間違いなく紳士ですが……だから天使は唐突では?  そしてオチが天使な話って、怪談??

 さてさて怪異の花! 百物語です!
大学構内の催しなのに、ちゃっかり参加の寺内(小池徹平)はとある誘拐事件を、被害者は背中に羽根痕の傷を得て天狗になったと語ります。そこで瑠衣子先輩(岡田結実)も、とある人の背中に羽根痕を見たエピソードを語り、あれは天使だと応戦w   身内と視聴者にだけ、どっちも高槻先生(伊野尾慧)だよねと分からせつつも、そのエピソード対決のせいで順番が動き、こっそり予定していた怪異のやらせを仕掛け損ない、SNSでバズり損なった主催者ざまあみろと、うまくできています。
 しかも。
百物語参加者の中から、失踪者まで出る騒ぎ。

 幼児を残して消えた小春さん(田辺桃子)が語ったのは、預かり物の箱を開け、中身を見てしまったために殺される男の話。彼女も箱を開けたのか? 各地で起きる失踪事件との関連は? 怪しい寺内の関与は。

 百物語編が終わってから書こうと思っていたら続くじゃないですか。だからwowow放映になったのかな?  選ばれし者として、決まり事を守らない輩には「罰を」与える活動をしているらしい寺内。なんと『天狗様』だった頃の彰良に会っていて
「どうやったらあなたのようになれますか?」
と尋ねるなど。心酔は既に当時からのようですが。ってことは、その後首尾よくさらってもらえたんですねえ。 天狗の誘拐の基準……美貌かな。

 顔を隠しつつ誘拐の予告動画をあげているらしい寺内。怪異もすっかりSNS絡みになったものですw 
しかし…動画の音声でも真偽判定が出来てしまうという遠山さん(今井朋彦)と深町くん(神宮寺勇太) え、それってドラマや映画、コント等々、 演技しているもの全て無理じゃないですか? だから生きづらいと言われたらごもっともですが…w

「准教授・高槻彰良の推察(2)」1 ☆☆☆

 謎キャラ小池徹平!美しくも素晴らしい!

 第一シリーズ終了から間をおかず、wowowで開始される第2シリーズ。ドラマ内でもほぼ直後の様です。

 学校行事のバスが転落、教師生徒ほぼ全滅の痛ましい事故でただ1人生還した「奇跡の少女」は特別な力を持つのか?? お告げを求め列をなす人々……。
 その少女の元に高価な贈り物を持って母親が日参、騙されているのではと相談を持ち込んで来たのは写真家寺内一(小池徹平) 調査を引き受けたものの、いつもの様に「素晴らしい!」と怪異を喜ぶ様子のない高槻先生(伊野尾慧)は、少女と同様に「天狗のお告げ」を求められていた自らの少年時代を思い出していたのでした。
 奥多摩に少女(粟野咲莉)一家を訪ねた一行は、嘘を見抜く深町(神宮寺勇太)の能力で『物品を要求はしていない』ことは確認するのだが。むしろ高槻は、寺内の発言の齟齬に気がついてしまう。何かがおかしい。

 たた1人の生き残り、つまりは特別な存在になれたら最高、などとと心ないことまで口にする寺内の部屋には、びっしりと貼られた高槻の隠し撮りや、誘拐された当時の新聞記事。彼の狙いは何なのか?
 また、行方不明だった少年が保護される。高槻と同じく鞍馬で……!


 金髪に黒フードも妖しい小池徹平が美しいのなんのって、どうしましょう。
そして高槻先生のストーカーなんですね?「し…」と言いかけて言葉を変えた寺内、「心配で」と言うのが普通だろう状況であえて止めるとは、それが嘘と見抜かれること=深町の能力を知っている??

 何しろ前作、様々な怪異を人が作った嘘だったと暴いて回った挙句、夜祭は本物だったじゃないですか。亡者の祭りは実在したし実際に亡者に追われw  てことは、今度は天狗だって本当にいても不思議じゃないわけで。さらわれて記憶力抜群になり目が青く光って鳥が怖くなったお仲間も現れますか? 天狗も? えええええ。そして寺内は、それを喜びそうですよね??
 奥多摩の宿、貸切露天風呂で、隠さなくていいって楽だね☆と背中の傷=天狗の羽痕?を深町に晒しくつろぐ先生なのですが。下手したら隠し撮りで狙われていませんか!
予告も、美しい自然の中会話はひたすらに不穏でしたよ。ワックワク。

 さてその前にまず、ただ1人生き残り、言葉が出ないのに大人の相談を聞かされている少女を救わなくては。わざわざ事故現場が見える場所に引っ越しとは尋常じゃありません。供養になる、という表向きの理由も少女には知ったこっちゃないでしょうが、ましてそれが嘘なのなら。母(矢田亜希子)の想いはどこにあるのか?
 回想の高槻母(高橋ひとみ)から感じてしまう狂信的な何かが、少女の母からは感じられないのですが。無言の娘の様子を自分が翻訳し「お告げ」にしてしまうことを、どう思っているのでしょう。

「准教授・高槻彰良の推察」最終回 ☆☆☆☆

 ついに、あの青い提灯の祭りへ!呪いの謎は解けるのか?

 と、あおり文句っぽく書いてみましたが、まさにその通りの見事な最終回で唸りました。うわあ。
ついに怪異と向き合う決心をし、元凶の祭りの村を訪ねる深町くん(神宮寺勇太)と保護者の高槻先生(伊野尾慧)&健さん(吉沢悠)

 1話から、怪異と見せかけて人が作り出した事件をずっとずーっと見せてきたじゃないですか。そこに、必死に祭りの秘密を隠そうとする村人など現れると、何か人の関与するトリックでもあるのかと。薬草が焚かれて幻覚を見ただの、自己暗示だのって言われつつ深町くんや遠山管理官(今井朋彦)の能力が謎として残る感じかと思っていたのですが……いやいやいや、普通に本当に死者の集いw  死んだお祖父ちゃんも本物w  そして代償を要求する亡者たちがマジ追いかけて来るじゃないですか!!

 しかし先生、慌てず騒がず。
田舎旅行が楽しくて仕方ない、のていで買い求めていた葡萄を置けば亡者はそれに群がり! それでも終われれば神社の護符の筍を投げ。最後に参道に捧げるのは三つの桃。この3回投げて逃げ切るの、民話のパターンですよねえ。重い荷物、先生と健さんが手ぶらで深町だけに運ばせるの酷いと思ってましたけど、彼のための荷物ならそりゃそうなりますか。そして桃には確かに、黄泉の国の食べ物なイメージありましたわ。筍と葡萄が寡聞にして初耳かなあ 。蔓や竹林ニョキニョキで追っ手を防ぐ系ならまだしも、品種改良で大粒のいい葡萄に群がる死者たち……みんな美味しいフルーツ久しぶりだったのかなw(道中で筍は、パックの水煮買ってましたっけw  護符があって良かった〜w)

 途中幻覚で、父の嘘や昔のイジメを垣間見。「深町くんは便利」 と語るゼミ一行に胸を痛める深町くんでしたが……「先生はそんなことは言わない!」と見破れた上、今の仲間はそんな幻覚の中ですら誰も嘘は言っていないことにも注目なのかもしれませんw  そして
「呪いは、呪われたと思ったら負け」!」
と声を合わせ、手に手を取り合って逃げる2人の信頼の絆って、もう。エモすぎる…!

 ところでその「呪い」という言葉。「のろい」とも「まじない」とも読めるわけですよ。瑠衣子くん(岡田結実)が見つけてきた貴重な文献には平仮名で「のろい」とありましたけれど、どこか元資料には「まじない」のつもりで書いてあったのでは、と先生。
 では自分たちの能力も、決してノロイではなく。本当に大切な人に出会うためのものだったと思うことにする!と、管理官に告げ誇らしげに歩み去る深町くん、成長しましたねえ若者よ。 管理官さんだって同郷でしょうに。俺は調べたよと諦めるのでなく、同行したらよかったのにねえ。 

 そしてwowowでの第二部に続く。
嘘探知能力はそのままに、天狗の存在する可能性も爆上がりで一体どうなっちゃうんでしょうw 楽しみです!  瑠衣子は何も知らないままなの?  

「准教授・高槻彰良の推察」」7☆☆☆

 なんと!夜祭り体験者がもう1人!!
そしてついに明らかになる高槻先生の事情と背中の傷。ドキドキです。

 「4時44分の呪い」に怯える新聞記者畑中(森永悠希)は、呪いに「心当たりがない」と、一つだけ嘘をついた。先輩方の賄賂疑惑に触れざるを得なかったから。しかし先輩記者に続いた「呪い」を自演と見破った高槻(伊野尾慧)たちは、畑中に彼らの不正を仄めかした県警広報官遠山(今井朋彦)に接触。なのに
『全く疑っていない』
『清廉潔白と信じている』
と、繰り返される大嘘に深町(神宮寺勇太)は苦しみ、あろうことか遠山は
「君には、嘘が分かるんだね?」
とささやく。隠さなくていい、自分も祭りに行ったのだと。

 いやあ、原因の夜祭りまで一緒とは!
能力を活かし出世した大先輩に出会って、警察にリクルートまでされて。未来に希望が持てるのかと思いきや、嫌がらせのような暗黒予言が続きますよ。深町と同様の経緯で親とは疎遠、恋人はいないのが正解。友人も裏切る。社会に出ても楽になんてなれない。出世し権力も持ってから出会う嘘は、学生の頃よりも更に醜い。どれも一理あり胸に迫ります。
 でもそこで脅しを遮り、若者を守ってくれる、高槻先生のような存在が深町にはいて、遠山にはいなかった、それは大きな違いになるのでは……? 1人じゃないですよ、深町の告白を信じて畑中の調査を頼んできた佐々倉(吉沢悠)だっているじゃないですか。

 それでも自棄になり「先生には分からないですよ」と口にしてしまった深町に、自分の体験をついに語る高槻先生。誘拐され、一ヶ月後に保護された息子が超暗記能力を発揮しながらも誘拐中の記憶を無くしていたことを……、青く光る瞳すらも、父親は盛られた薬のせいだろうと現実的に。母親は、天狗の仕業だとスピリチュアルに、解釈したのだそうですよ。お、おう。両極端な。
 淡々と語りながらも震え出す声に、微笑みながらも滲む涙に、深町とはまた違う「他人には分からない」苦しみが明らかで胸が痛みます。上着を脱ぎ、ネクタイを解き、シャツのボタンを外して露わにした背中には、縦に二筋の大きな傷。そう『翼をもぎ取られた』と母が信じた痕
(パッと映された後は、背を向けて語る首筋までが映るばかりの出し惜しみなもとい節度ある映像で、もっと見たくなりましたわ…。白い白い肌に赤い黒い傷、美しかったですよね)

「呪いの方がいい」
と、畑中の周辺を調査しながらも語っていた高槻先生。怪異が原因だったなら、悪意を向けてきた誰かは存在しない筈。だから怪異を求める。年端も行かない少年にこれだけの傷を負わせて放り出す悪意などなかったのだと信じたくて。
その証拠が、希望が、ほら!深町くんと、新たに登場した遠山ですよ先生! それでもまだ
「残念だけど、本当の怪異とはそう出会えないんだ」
と絶望は続いているようです。 

 そんな彼らの近くにいながら、未だ秘密は知らずにいる 瑠衣子(岡田結実)もまた、大学院生らしく進路に悩んでいたり。ね。怪異に出会わなくてもそれぞれに悩みはあるんですよ。さて、そんな瑠衣子さんの活躍で、高槻や深町が助けられて瑠衣子さんの未来も開けたりしませんかね。
 あと2回。その後wowowに続くのも楽しみです! 

「准教授・高槻彰良の推察」6 ☆☆☆☆

 くぅぅぅ泣ける!
でも図書館の本に落書きしちゃダメ、絶対。


 「図書館のマリエさんに呪われる」
 女子中学生の間の噂が、難波(須賀健太)の彼女伝いで高槻ゼミに到来。暗号を読み上げると呪われ、解けば助かるという珍しい形式と様々な枝葉に、今まさに新しい都市伝説の誕生に立ち会っていると興奮する高槻先生(伊野尾慧)w  しかし、知らずに暗号を口にしてしまった深町(神宮寺勇太)もまた呪われたかも知れなくて、今図書館に行けば喰われてしまう??
念のため留守番になった深町は「天狗に攫われた」高槻少年発見さる、の新聞記事スクラップを見てしまい戸惑う。
 先生と「天狗」の関係は。そしてマリエさんの呪いは解けるのか……?


 15年前、妊婦を助けて事故死した女子中学生がいた。
という1番ウソくさい、なんでそんなこと分かるんだ部分がなんと真実w  しかも、亡きマリエさんと当時図書館に入り浸っていた親友が図書館に配属になり、最後の夏にマリエさんが仕掛けた暗号が今も遺ると知り『内緒にして』と頼んだのが、噂の発端とはよくできています。そうね、他の職員が知ったら消すし。声出して暗号読むのは図書館では禁止よね、うるさいからw 
 暗号は、図書館分類法も使って次の本の場所を指定していくシステム 。告白してきた男子に返事をする☆という可愛い夏休みのお遊びで(だから本に書き込まず!栞挟んで!)
「解けて良かった」
と口にしつつ声が歪む、 親友雪村さん(松本若菜) 後味悪い系のドラマなら、結婚退職が決まっているという雪村さんのお相手がその告白してた男子で、雪村さんは当時解読の邪魔をしたとかなりそうなものですがそんなことはないのよー。むしろ、謎が解かれたらマリエが忘れられてしまう…というやるせなさがきちんと解決。
 はい、この子こそ、15年前助けられたお腹の子です!ジャーン!
だから噂の名も事故現場も正確だったし、呪いとされた車に轢かれかけた災難も、その母娘にはとっては『マリエさんがまた助けてくれた』解釈。その場所には毎月お参りに行っているんですって。
 これは以後、女子中学生の守り神として、なんなら恋のおまじないも加わってマリエさんの名は語り継がれていきそうですよね。 うーんうーん、本に落書きが引き継がれてしまうー。更に当時ちゃんと暗号を解いた男子、悲しいお返事「ずっと好きだよ」を書き残しているんですよー! 壁 に !  女子は本、男子は壁に書き込むと一生両思い、とか広まったら市民の憩いの図書館が大変なことになりそうです。よく出来たお話なだけに残念です。マジで警告テロップ入れて欲しいぐらい。
 
 さて、高槻ゼミで留守番して電話もとり、ついに自前のカップを置いた深町くんw  1年生にして既にゼミ生の様に出入りし、高槻先生サプライズ誕生日パーティにも勿論参加。それ以上に「君は大事な友人だ」と熱く語られる日々で……段々と問題が減ってきた深町くんよりも、先生の人生の方が心配になってきますよね。刑事さんの他に友達いないよね?
 その原因らしき天狗の話がどうなるのか楽しみです。
 

「准教授・高槻彰良の推察」4、5 ☆☆☆

 なんとあの孤独の呪い、嘘を聞き分ける能力が中耳炎で消失?
初めは浮かれる深町(神宮寺勇太)でしたが、調査では役立たずだと落ち込むことに。

 うざ絡み難波くん(須賀健太)が不幸の手紙で呪われ&霊感女優更紗(市川由衣)に会いたくて調査に参戦w  難波との友人らしい場面も増え、深町くんの大学生活も楽しくなってきてるのに、嘘が分からない=誰も真実を言っていないと受け取ってしまうのは深町くん側の問題ですよね……。口々に褒められたならそのまま受け取っておきましょうよ!(てか、映画出演の話は『イメージぴったり』であって、イケメン連呼したわけでもないのに嘘とはw)

 さて4話撮影中の怪異は、ヒットを狙うスタッフ総出協力のでっち上げ。5話妖怪『黒髪切』登場は、相談者(蛸師理保)に惚れた不動産屋のストーキング。どちらも相変わらず怪異より、ヒトが騒動起こしておりますがそれ以上に、4話ではいなくても解決して自分は何も役に立たないと深町くんは拗ねる一方です。
先生は3時間も道に迷いながらお見舞いに来てくれて、嘘が分からないこともそれを隠してたことも分かった上で「君がいい」と言ってくれているのに。巫女さん(岡田結実)だって、気を遣って女性じゃ無理な=深町が役に立つ件を持ちかけてくれるのに、意固地に断る深町くん。そういうところだぞ!
 もっとも、先生が転落事故で呼ばれれば駆けつけます。根はいい子。
 そして寝ながらもうなされる先生に自分を重ね、何か出来たら、いや自分になら出来る、と想いを新たにするのは自然なことでしょう。『これ以上関わるな』と、大人として真っ当な助言をする刑事さん(吉沢悠)に自らの怪異体験と能力を打ち明けて……「信じる」と言ってもらえたことで大きく何かが変わったのでは。そして遠からず、先生もきっと過去の何かを自分から打ち明けてくれるのでは。

 先生の周囲には何かがいる……と、強風のような存在を訴える巫女さんでしたが、今回の転落はそれでなくて。むしろ例の青く光る瞳を彼女に見られたくなくてバランスを崩した模様?  そして先生と女優とのTV対談を観た女性が、懐かしいと声をかけてきて語る『天狗さま』とは? 
  うわ、マジで天狗絡みw  母親が傾倒する新興宗教の依代にでもされていましたかね。で、それを隠したい父親は政界の偉い人などですか。

「不幸の手紙」を受け取って嬉しそうな先生、愉快でしたw  大元の「幸福の手紙」受け取ってた世代ですので、懐かしかったです。くだらねーっと止めるタイプでしたけどねw 現代ではメールでするのか、それとも絶滅してる? 
 ストーカー不動産屋。呪いが起きると彼女がやってくる……と「八百屋お七」状態で怪異を仕掛けた息子(金井浩人)はもちろん糾弾されてましたけどね。繰り返す度、勧める物件が声優志望の彼女向けになって腕を上げたとか、火事に気づいたとか。う、うーん。それフォローになっているのか。相談者がそこでときめいたら無罪なんでしょうか。
特に火事は、収斂発火が屋内で起きたなら、その日の怪異は「鏡の場所が…」じゃなく「部屋が焦げ臭かった」じゃないのかな! あと黒髪が人造毛でちょっとがっかり。アパート保守も仕事なら、人毛って手に入るんじゃないのかなあ。イヤさ倍増ですけどもw

「准教授・高槻彰良の推察」2、3☆☆☆

 いいねいいね、どんどんと深町くん(神宮寺勇太)が楽になっていくね。

「これからも一緒にいてね、お姉ちゃん」
「勿論よ」
といいあう姉妹の声が歪んでいたとしても、それは『自立の予感』と『妹離れの決意』をそれぞれ秘めたのであって。騙しあっていたりはしないのよ!
少なくとも、高槻先生はそう推察する。深町1人なら、持てなかった視点ですよね。

「わしが殺したんだ!」
と、自殺を望んだ老人には、深町くん自らが飛び出して
「違う!殺してなんかいない!」
と激白、命が救われました。明かして良い嘘もあったんですね。

 これ系のドラマでは真実が暴かれると、だいたい醜いじゃないですか。例えばチームメイトが嫉妬で呪いの小細工、と見せかけて黒幕は身内、とか。娘婿を殺害して隠蔽、いや殺したのは娘だった、等々が頻発。でも今作はそこを華麗に肩透かしで、好感が持てます。

 それと同時に、お荷物だった嘘探知力がそう悪くなく思えてきてホッとします。ウザ絡みしてた同級生(須賀健太)も、高槻一味といた深町が
「楽しそうで安心した」って!
いつも1人の深町を心配してくれていたんですね、良い子だ〜。

 そう、その助手の依頼も、嘘探知が便利なだけ……とに斜に構えていた深町でしたが、なんと本当に助けが必要だったんですよ。……道案内のw

 目に写ったことを、何年後でも巻き戻して細部まで確認できる超写真記憶がある高槻准教授(伊野尾慧)   でもその分情報量が多すぎ、地図を参照できないのだとかw  「一度行けば大丈夫なんだけどねー」だそうですよw
 それに、怪異に熱中し非常識になりがちなので止めてとw 自覚あったんだーw


 そしてまた、怪異はなかったとがっかりする高槻准教授(伊野尾慧)
「12歳から」
芽生えたと言う過剰な写真記憶、鳥に襲われて青く光る瞳? シャツ越しの背中に、縦に走る2本の…傷?? 翼?
もう絶対何かある!幼馴染の刑事(吉沢悠)も登場し、事象を知っている様子。天狗にでも攫われたのかw

 でも背中の「何か」を見たこと、本人には内緒だと深町は釘を刺されて、聞いても答えてはくれない。逆に、刑事は深町の嘘探知を知らない……。ですよね、高槻本人がすんなり信じたとしても、勝手に言いふらすのは話が違う。実にきちんとしています。

「准教授・高槻彰良の推察」1☆☆☆

 民俗学准教授が、巷の怪異を斬る??
しかし、新しく受講してきた学生は、本物の怪異を体験していた……!

 幼い頃、死者の夏祭りに迷い込んでしまった主人公尚哉(神宮寺勇太)は、罰として『相手の嘘が分かる』体質に!嘘の部分だけ声が歪んで聞こえるのだ(文章の嘘は見抜けないのかな?映像では??)
 以降、人を避けがちで隠キャに。大学で、高槻彰良准教授(伊野尾慧)の民俗学をなんとなく受講、レポートに「聞いた話」として夏祭りの一件を書いて提出する。
 その後「コックリさん」を怖がる小学生と知り合い、准教授に相談するとノリノリで、一緒に学校に押しかけることに。見事、怪異の仕組みを現実的に解き明かしてしまう彰良だが、同じ観察力と驚異の記憶力で尚哉のレポートが自身の体験なことも見抜き、嘘が分かることも信じるのだった。

 まずは彰良准教授がいいですね!
マジックショーのMCか?という流れるような講義も、容貌も、高価そうなゼミ室の調度品も、高い声も、全てが胡散臭いw  (あんな備品は事務が許さないだの、ドラマのイケメン教員はなぜみんな准教授なんだとかって、旦那がずっとツッコミまくりでうるさいw)
でもそんな自由気ままな准教授の声が歪むことは一度もなく、怪異体験者ウエルカム!
 実の親ですら嘘つき扱いの直哉の能力を、秒で受け入れましたよw むしろ知りたいのは、その祭りで何か食べたのかどうかw はい、食べてます。

 夏祭りの罰、歩行か言葉を失うか、孤独になるかの3択から、最後の罰を示す飴を選んで今に至る尚哉でしたが、彰良先生がいればもう孤独じゃないよね!あとゼミの大学院生兼巫女に岡田結実。

 コックリさんの謎を解いた後、先生(志田未来)にまだ隠し事が……って、イジメだの闇が暴かれる展開かと思いきや、先生は『理想のクラス』に夢を抱きすぎていただけw   彰良の指摘で楽になれそうで、良かった良かった。
昨今の創作、胸くそ悪く驚かせば評価上がる傾向に辟易してまして。平和な解決に好印象です!

 ただし、彰良にも何か過去や、怪異にこだわるきっかけがありそう。
続編はwowowで、という「MOZU」方式が決まっているそうで、その第2シーズンではダークになるのかも。「MOZU」の時のように日本語字幕無くならないようにお願いしますね、wowowさん!(窓口に要望だしておこうっと!)
 

「夜がどれほど暗くても」〜最終回 ☆☆☆

 冤罪をきちんと謝罪する警察、マスコミ。
むしろそこが1番の架空……とは思いながらも、心地よかったです。 

 だんだんと解き明かされる真実。
出稼ぎ留学生たちと親交のあった星野夫妻は、バイトテロ問題の調査も依頼されていた。バイト先で問題を起こし失踪しろと、金で留学生を操っていたのは、悪質派遣会社の代表小田切(相島一之)か? 星野宅への空き巣も、その証拠を探す小田切の指図か。
では殺害も……は、流石に否認。
 その頃やっと、健輔(葉山奨之)がストーカー殺人犯と目された証拠の大量の画像が、同日に送られ日付を操作されていたものと判明……生徒への聴取が行われ、それでも口が重い生徒たちが、若い記者にやっと打ち明け『激しく揉めていた留学生』が急浮上。

 いやはや、この辺の『だって告げ口するみたいで〜』と証言しない女生徒や、今更か!という初動捜査の遅さにはイライラしますね。しかし、証拠の検証が行われただけマシ? そして本当に珍しいことに判明した途端に「間違っていました!」と頭を下げてくる捜査員(原田泰造)のおかげで、遺児奈々美(岡田結実)はきちんと志賀(上川隆也)に謝罪できたし。志賀だって、犯行現場で独居を続ける菜々美を心配するという大人な対応が出来た訳です。しかし
「うちで暮らすのはどうだろう」
って、奥さん(羽田美智子)と相談してから言ってる??言われた奈々美だってドン引きw  でも実際に、犯人は菜々美を襲い、火を……!!駆けつけた志賀は、既にかなり火の回った家に突入!お姫様抱っこで菜々美を連れ出す王子様! いや消防隊は? 姿勢は低くすべき、抱き上げてどうするよとツッコまずにはいられませんでしたが。それでも。
「私をひとりにしないで」
と、自分を助け出したまま意識を無くした志賀にしがみついて泣く菜々美には涙を誘われました……。 

 その後、逮捕された犯人の供述は完全に逆恨み。
「なんでも相談して」
と言われたから、借金を頼んだのに断られた、嘘つき! しかも論文を書き直さないと単位をくれない、バイトでそんな時間はない!  いや日本に何しにきた、って話ですが、そもそも勉強がしたくて留学してはいないのでは。 借金まで背負って稼ぎに来てるのに、便宜上学生でないと在留資格がない等、システムの矛盾と斡旋業者の悪意に呑み込まれた彼もまた被害者……とはいえ、なぜ殺人まで。
菜々美名義の通帳に貯めた金、それは大学進学の学費だもの、貸せないよ(涙)

 ことの顛末は、新人記者くんの筆で無事に記事になり。志賀は退職し……あの嫌味な月刊誌編集長の罵倒がエールにも聞こえるw 生涯ライターw  しかし本当に、提案されたように留学生に関わっていくのでしょうか。2度と同じ悲劇を繰り返さないためにと言われても、辛すぎでは……。

 亡き息子との思い出の鮎釣り。またいつか訪れることが出来ていたら、どんな話をしていたことか。でも僅かな光は、今その川辺に菜々美も連れて3人家族かのように来ていること。
夜がどんなに暗くても……明けない夜はない、のでしょう。 

「江戸モアゼル 令和で恋、いたしんす」1,2 ☆☆

 出オチドラマは30分でお願いしますw
あとカフェの森田甘路、今期めちゃ観ますね

 江戸の花魁が東京にタイムスリップ!
そこで起きるドタバタが楽しい原作漫画を、岡田結実主演でドラマ化です。美しい~。
いや原作は、引き目鉤鼻しゃくれ気味いわゆる浮世絵美人そのままのヒロインが現代ではブス扱いなのに自信満々なのも笑い所だったはずですが、まあいいか。他にもたしか女2男1で集団タイムスリップ、若い方はすぐ現代に馴染んでバイトもするのに年上の花魁は戸惑いがちだったりしていた気がしますが。ドラマでは花魁仙夏(岡田結実)が一人で現代TOKYOに迷い込み、親切で脳天気なカフェオーナー蔵地(田中直樹)に拾われて、居候の俊輔(葉山奨之)と一緒に翌日からカフェバイト。
またオーナーの娘(山口まゆ)が江戸マニア、仙夏の『花魁コスプレ』が完璧と感激したりw 現代事情を江戸風俗になぞられて解説する時にお役立ちです。仙夏が実らぬ恋に身を焦がした『直さん』そっくりの社長、鳥居直樹(前田公輝)が『直さん』の弟の子孫と家系図を調べてきたり(早世した街の八百屋の記録なんてどこを辿ったのかw)、そもそもしゃちょうが分からない仙夏に「大名みたいなもの」と吹き込んだりw大活躍で、便利な翻案でした。

 さてフリーター俊輔、実は大企業社長令息? 父親と衝突し蔵地家に転がり込んだようですがそこはさておき。カフェで高校時代の同級生春日泉美(古川彩子)と再会し、密かにラブ。恋には手練れの仙夏に速攻見抜かれて、応援されています。
もっとも、恋文に小指を切って添えると本気! とか、吉原流の助言は概ね実行不可能なのですがw 自由に逢い引き出来るのにもったいない、と不自由な身だった上に想い人と死に別れた仙夏に言われてしまうとぐっとくるわけです。その他、泉美を振り回す上司に説教したり、秘書として雇われた取引先に啖呵切ったりと、江戸の常識で押し通されてハッと我に返る瞬間が楽しいドラマです。しかも、言うだけ言ったら、さあ!と舞い始めw 秘書もスーツ姿に頭だけ日本髪に簪が刺さってるギャップw
 現代会社で、取引先の接待役だけを期待して女子社員雇ったら顰蹙ですが、そもそも性的接待が本職の仙夏はそこは気にしませんよねえ。コピーはとれないけれど茶は点てる。キャバクラでオーラを放つw でも無料でお尻は触らせない、とw

 しかしちょっと長い……。
せっかくいい説教で決めた後に、回想なんかしなくていいのに。ジャージに日本髪カフェ制服に日本髪なだけでもうオモシロなのでスッキリ30分で見せてくれてたらと思ったりします。

 それにしても花魁の盛り盛り日本髪、あれ仙夏は自分で結えないのではw 崩して洗い髪になる場面そのうち出てくるのかな~
あと社長=大名は、身分が武士ってことになってしまうので大違いでは。大店の若旦那、いやさ身一つから大店を立ち上げた、とでも言ったら良いのかと思いましたけどドラマ的にパッと笑わせるなら=大名なんでしょうねえ。 

「夜がどれほど暗くても」1、2 ☆☆☆☆

 岡田結実がとても印象的。

 週刊誌『時流』の副編集長志賀倫成(上川隆也)は、夜討ち朝駆け。スクープを嫌う部下(加藤シゲアキ)を叱咤激励、生き馬の目を抜く業界で戦っていた。ところがある晩、大学生の息子健輔(葉山奨之)が恩師夫婦を殺害し遺体横で自殺を図って逮捕されたと警察がやってくる。
駆けつけた病院を、自宅を、囲むマスコミ。ゼミの女性教授に横恋慕しての狂気の犯行と報道される中、意識を回復しないまま健輔は死亡。どうしても息子の反抗だとは思えない、と志賀が手記を綴った週刊時流は完売するが、社には非難が殺到。不人気月刊誌時流に異動となった志賀を、妻(羽田美智子)までが責め立てる。息子の何を知っていて手記を書いたのか、と。
 父の仕事を嫌った健輔とは、もう何年も別居。父子は断絶していたのだった。

 一夜にして追う側から追われる側になってしまった男の苦悩と、マスコミ・ネットの功罪を描いて目が離せません。部下にまでマイクを突きつけられ、あっという間に自宅や顔写真が流出、街頭アンケート取材では若者に囲まれ動画を流され、不倫取材でもターゲット(袴田吉彦)に逆に撮影されて脅される始末。
 被害者夫婦の遺児奈々美(岡田結実)もまた、報道や手記に振り回されて怒りを募らせ夜道で志賀夫婦に斬りかかり、両親に詫びろ!と叫びます。娘さんだと分かりつつ、警察には彼女をかばう志賀ですが、高校でも事件を発端としたイジメは過熱し……。
 一方で、事件に違和感を覚える捜査一課宮藤(高嶋政伸)は被疑者死亡での送検をためらっています。そこに届いた科捜研分析は、遺書メールが本人のものでない高い可能性! 
志賀健輔は冤罪なのか? 真犯人はどこに? そして健輔を犯人だとして志賀一家を非難した者達の責任は。

 wowowドラマらしい高い完成度。緊迫した展開に眼が離せません。
その中でも眼を引くのは、上川隆也の頬とw 岡田結実の目力!
受験大学の下見でと、事件当日不在だったところを、長澤(原田泰造)ら担当刑事に保護され不安げな表情から、死亡を知らされてギラギラと眼を光らす様子! コメディで見ることが多かったのですが、追い詰められても魅力的です。「負けるみたいでイヤ」と、清掃されたとはいえ殺害現場の家に戻る気概!しかし独りでは絶叫し、志賀の手記を読んだ店頭で暴れ……。両親死亡後に、頼る親戚もないんですよ、この子どうなっちゃうんだろうと心配です。
しかし警察すら奈々美の滞在ホテルを手配してくれるというのに。志賀はなんだって頑なに事件当日から自宅マンションに戻るんでしょう。入り口にはマスコミが殺到し、いたずら電話、FAXが鳴り止まず奥さんは病むわ、理事会には出て行ってくれと迫られるわorz ネタ元を匿ういつものホテルとかあるでしょうに~

「女子高生の無駄づかい」1 ☆

 女子だけと知らず女子校に入学するほどのおばかヒロイン(岡田結実)が気づいたすごいこと。それは
「うちら、今がピークなんじゃね?」
いやいや20年30年経っても楽しいし、むしろ高校生ってお金も自由もない頃じゃん、とおばさんはツッコミ入れつつ。彼氏欲しいーとひたすら騒ぐヒロインとスルーする友人たちを生暖かく見守っておりました。
言葉遣いも荒くガサツな彼女たちですが、女子高生ってこうだよね。娘の高校時代も、我が家の前を通学路にしてる女子高生たちも、アニメのようなキャピ☆でなく、もっと荒々しくご機嫌です。さてそのリアルを見て、楽しいのかどうかはあなた次第w


 男性版なら「セトウツミ」、好きに楽しく騒いでる同じ高校生が、女子はモテていないだけで「無駄」なのかー。

「私は女子大生にしか興味がない!」
と、それはそれで気持ち悪いイケメン教師に町田啓太。教え子に手を出さないでくれるならもうなんでもいいですw


「私のおじさん WATAOJI 」1 ☆☆

ブラってあんな風には落ちないよ……。肩紐で止血する緊迫の救命場面でも削られてたんでしょうか(違)

不本意な就職先には、おじさんの「妖精」がいた!
スーツにビジネスコートきた遠藤憲一が、女子トイレにいたらそりゃ痴漢w でも妖精なんですよ。それが証拠に、他の人には見えないし、消えるし、家にまで現れるしw

そんな面白さは期待通りだったのですが、仕事がなぜかTV番組の制作会社。え、普通のOLでよくない?
ポンコツ新米ADひかり(岡田結実)が、言い付けられては無駄になる仕事の数々。激辛バラエティ番組のための仕込みが、気分であれこれ変わります。でもひかりも確かに仕事が遅いw 唐辛子を1000個集めろって要は『たくさん』でしょ?何故、唐辛子パックをいちいち全部開封して数えて紙袋に開けて、しかも全開で抱えて持ち歩くの!転ぶ前から、ぶちまけるのが分かってる絵面は嫌~! 
そして箒とちりとりで集められる鷹の爪。あ~あ、もうゴミorz
レイにして首に掛ける予定なら、目を痛くしながら必死で糸に通したのに~ってところまでしませんか。落としてもせめて部屋の飾りか魔除けにはできるでしょw 頑張ったのに感も増しますよ。それがヘッタクソだったら、小道具縫うディレクター千葉(城田優)の器用さも際立つのにね。妖精もそこで「女子力」ってジェンダー意識ない。おじさんだからってさ。

イケメン千葉Dは気になるキャラで、ロケにクレームするおばさん(宮地雅子)をおだてて出演させちゃう手腕もなかなか。取材拒否店の意思も尊重し、入り口で出る出ない(ヒロインは出たいけど妖精が出さないw)のやりとりも楽しかったんですよ。そして奥さんとの介護別居を聞き出したひかりが「TVで見てもらいましょうよ!」と店長(六平直政)情で落とすのも、激辛カレーを必死で試食も(試食の必要も、完食が偉い意味も不明ななりにw)盛り上がったんですけどねえ。
何故ブラが落ちる。

その前の、ひかりの所持品を勝手に差し出す場面もダメですよね。
持ち主が嫌がってるのに「大人になれ」は酷い。実はくれた元カレはもっとクズで、浮気で婚約破棄、手放して正解な感じではあるものの。事情を知ってる訳でもなし……形見でも同じこと言うのかと。目の前で言い争ってるのに平気でもらっちゃう孫と店長まで好感度下がるでしょ。
と、せっかくの楽しいドラマに無神経が多すぎですよ。女性スタッフいなさそう。初主演の岡田結実たんは、まだ『ブラ落ちに意味がない』『ただトイレに行くんでいいじゃん』も言えない立場でしょうしねえ。パパに言いつけちゃっていいと思うよ。

大筋では岡田結実は可愛いし、ずっと他人基準で気に入られようとしてきた娘が初めて自分の足で立つ物語。勇気を出して、自分の意見を言ってみる大切さを押し出すところは奇しくも「ちょうどいいブスのすすめ」もとい「人生が楽しくなる幸せの法則」と一緒なんですよね~。ブスの連呼がないのとキャッチーなおじさん妖精で、予告は絶対こっちの方が面白そうなのに、リテラシーとデリカシーがない分で損してます。
2話は見ないかなあ。
遠藤憲一は「さすらい温泉」で見ます←大阪は放送ありませんでしたorz

あ、「警視庁ゼロ係」のIT担当、戸塚純貴がちゃらい先輩ADで出演。「刑事ゼロ」じゃないのか~w


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