ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

小芝風花

「波よ聞いてくれ」1☆

 鬼才沙村広明の原作をドラマ化。「無限の住人」とか大好きですけども!氏の作品はどれもお茶の間には色々無理なので、これで良かった〜 ん?

 貢いだ男に振られたと、飲んだ勢いで絡む女(小芝風花)   その勢いが面白い!と丸っとラジオで流されて、抗議に行ったはずが更に電波で喋るハメになり。ヤラセもありつつ気がつけばラジオパーソナリティになっていましたよ〜な1話。

 ド金髪に染めた小芝風花が頑張ってます。
立て板に水で不実な男を責めまくり、声も聞きやすいしうん、いいんじゃないかな。でも2話以降をまた見たいかはよく分からない話ですよね。
 あとラジオ聴取率高し。
バイト先の飲食店で決まったチャンネル流しっぱなしとか、推し芸人芸能人の番組聞くのは分かるけども、ポッと出新人の長話なんて話題になりますかねえ…radicoあるにしろ。
 ラジオ局のディレクターが北村一輝なのは妖しくてナイス。

「霊媒探偵・城塚翡翠」〜最終回☆☆☆

 そう来たか!笑

 ミステリの最終回といえば、犯人当て。
しかもどんでん返しが大宣伝されてしまうってことは、犯人らしく描かれた人はそうじゃない訳じゃん!となるジレンマよ。
 ところがこの最終回の肝はそこじゃなかった〜!

「私の予言は、絶対です」
と何度も、自らの死を予告してきた翡翠(清原果耶)   そしてついに! その予言の死を実現すべく牙をむいた犯人『透明な悪魔』に対峙した翡翠ときたら…大爆笑?
霊媒なんて嘘っぱち〜だそうですよ?はあ?
初回から丁寧に、霊はいる、翡翠には分かる、霊が翡翠に教えてくれる…と繰り返して来たのに? 段々とそれを信じた犯人と一緒に、そりゃ視聴者だって騙されて信じますよ!てか視聴者はそこは疑わないよドラマなんだもん、タイトルだって霊媒探偵なんだもんorz

 てなわけで、戸惑う真犯人に霊能力抜きの「推理」を畳み掛ける翡翠さん。初回の割れたガラスも、作家殺人の血痕の理由も、女子高生連続殺人の犯人も、どれもこれも秒で全て見抜いたと胸を張ります!でもそれってラノベにはよくいるパーフェクトヒューマンで、このタイミングで後出しジャンケンな謎解きをされてもなあ。初回からこんな
「ぼっち?この美しい私がw」
と嘲笑う翡翠さんだったら2話以降見てないはずなので複雑〜、でも初回の遺体発見時に、誰も慌てず騒がずねと書いた自分の感想がある意味正解だったことはちと嬉しかったですかね。

あと、真犯人にとっては死後の世界や降霊が現実であってほしかった、という悲しい過去は成程ではありましたが…やっぱり後出し強めでは。

 まだ連ドラとしては期間半分。第6週からは、小芝風花秘書の存在強め霊は営業道具な「霊媒探偵」として続編というかB面が続くそうですよ。そこも新機軸! 楽しみです。

 

 

「霊媒探偵・城塚翡翠」1☆☆

 全編ローテンション↓↓↓

 推理小説家の香月(瀬戸康史)は、後輩結花(田辺桃子)の霊を降ろした霊媒師翡翠(清原果耶)の断片的な言葉から殺人犯を導き出す。

 かがみ込んで何か探していた、犯人は女…… 

 ハッタリ無し、淡々と分かることだけを告げる霊媒師ってドラマでは結構レアでしょうが、あのキラキラ笑顔を封印し真顔でボソボソつぶやき続ける瀬戸康史もなかなか珍しいのでは。訪ねた相手が死んでいても、かなり冷静です。

 いろいろ『見えて』いる翡翠。絡んでくる輩には「水子がいる」「女性に暴力を?最低…」と忌憚なく言っちゃいますが、普段は変な人だと思われない様に抑え気味。そのせいで、凶兆を分かっていたのに救えなかったと、結花の死に責任を感じて香月の調査に協力します。
死者が、死の直前に見た光景や考えていたこと。翡翠に見えるそれらが断片的なだけでなく、穏やかな死でない場合同調した翡翠も取り乱すので、1人ではどうにもなりません。でも、普段から警察に捜査協力までする香月なら読み解いてくれる。今回ならば、犯人が探していたのは眼鏡のかけら。拾いきれずに逃げた犯人は、香月も知る結花の友人だった……。

 そんなふうに毎回の事件の謎を解きながら、最後には連続猟奇殺人事件を解決するのでしょう。
 髪の長い若い女の子ばかりを狙う事件……なんと翡翠は、自分が狙われ殺される未来を予見している⁉︎
その事件捜査に香月を伴い、推理を頼っているのは捜査一課の鐘場警部(及川光博)   部下の雨野刑事(田中道子)がはっきりそれを嫌がっているのも珍しいかも。

 ちなみに、霊媒師として仕事中の翡翠はアシスタント嬢(小芝風花)の勧めでそれらしく振る舞い、オフの時とは違うそうですが…。ごめん、あんまり差が分からなかったわw  ああ、ここの笑ってない小芝風花も珍しかったです。
 

「この花咲くや」☆☆☆☆

 鹿児島発地域ドラマ

 へえ、街中からこんなに桜島がどーんと見えるんだ?もうそれだけでグッとドラマに心惹かれるちょろい視聴者です(笑)…でもその後もずっと面白くて1時間があっという間。
 結婚を前に立ちすくむヒロインが、他人を応援することで自分も決断する。地域発ドラマの王道ともいえる筋立を、鹿児島の伝説や風物詩や名産のみならず東北大震災に交通事故まで絡め、どの地域の人にも興味深い作品になったのでは。脚本の歌森ろば氏、覚えておきたいです。

 不動産屋で働くヒロイン知花(小芝風花)は、客を思いやりすぎて売上を逃しがちw 
今日も、わざわざ鹿児島に引越しながら
「桜島が見えない部屋がいい」
と言う初老の男性津村(吉岡秀隆)の事情が気になりすぎ、津村が拾った猫を飼える様、無駄に奔走することに。
 そのうち、津村の元妻(永作博美)と桜島で出会い……

 恋人洋平(犬飼貴史)のプロポーズをはぐらかす自分と、元妻に会いに行かない津村を重ね、津村の桜島行きを強く誘う知花なのでした。 


 まずもう、街を紹介するのに不動産屋勤め&転入者って大正解でしょう!
路面電車に、西郷どんの像w  市内の銭湯は全部温泉なんですってよ!うわー行ってみたーい。毎朝TVで噴火予報。降灰でけぶる街。ゴミ捨て場には、灰を集めて捨てる専用の袋。知らなかったですねえ。
 ヒロインの恋人は、地域ドラマお馴染み市役所勤め。年に一度の桜島避難訓練が目前です(噴火被害の報道映像も有り)
 全島訓練、恒例なんだ。ヘルメットのバーコードで全島民の避難状況を把握するシステムにも感服!!

 そんな備えの大事さを踏まえ
「君を守る」
とプロポーズする洋平。甘い言葉のはずなのに…本当に自分を守って父親に死なれている知花は喜べない。洋平に死んでほしくない、と泣いちゃう、ねえそれ大好きってことなのに。

 一方の津村の事情。
以前の住所が東北な事を知花は業務上知り得る。でも上司(吹越満)は客との関わりに当然ながら釘を刺すし。
元妻さんと出会った時も知花は、まずは津村の事には触れません。お節介が過ぎない節度、大事ですよね。
 その後、被災したことは津村からも知花に語られますが、猫の意味は視聴者は元妻と洋平のやり取りで知るんです。上手いわー。あ、津村家の娘さんが生きてるところも抑えめで好感持てます。猫抱いていた幼女の写真、遺影にして泣かせにきても不思議じゃないので。

 そして『フェリーならたった15分』の距離の桜島を、1人では行かれなかった同士で訪ねる知花と津村(ドラマ的に大事なこの距離、観光アピール的にも思わず行きたくなりますね!)
 急速に絆を取り戻す元夫婦を前に、最後の一歩を自分から踏み出す大切さを知る知花。サクヤコノハナヒメの様に、自分も花を咲かせて幸せになる!やっと、洋平の想いに応えられる日が来た様です…。
 うん、良かった!

 元気で健気な小芝風花、熊本弁は最小限ながら実にいいです。ベルベットボイス吉岡秀隆も、納得の配役でした。威圧感なく、助けたくなる感じ。
「私といるなら人生灰だらけってことよ」
と笑う永作博美もガッツ溢れててナイス。お似合いの2人です。

 そして桜島小みかん。本物も食べたいし、留め具に小みかんを模した印鑑入れ可愛い!

 ちなみに洋平は活火山をか「つ」かざんと言います。きちんとすぎる発音、かっかざんじゃない?と思いながら見ていましたが、NHKアナウンサーは「つ」で指導されるそうで納得、さすがNHK地域発ドラマですw

 冒頭のサクヤコノハナヒメのイラストも素敵なのに公式ブログスタッフに作者名なし。美術さん作なのか…。こうの史代っぽいかなあ

「彼女はキレイだった」最終回 ☆☆

 はい最終回!安心のハッピーエンド!
(「衝撃の」最終回なんて宣伝文句、ラブコメに要る?)
鳴り物入りだった生放送は、ほんのちょっとでしたねw   夜風に吹かれて夜景を眺めるだけ〜、生にする意味?? とはいえ、リアタイ視聴してくれるファンへのサービスと思えば、提供がかぶる画面でセリフ噛んだ中島健人はいい仕事したねw   いっそあのトチリ、Tverでは修正して見られなくしてDVD特典映像にしちゃえー!

 さて、実は著名小説家楠瀬凛だった樋口くん(赤楚衛二)
いつかバレる正体ならモストの役に立ちたい。と顔出し取材に応じてくれたわけですが。樋口の人生を変えるわけにいかない……と、掲載しない苦渋の決断をする宗介(中島健人) え、正体が別の人なら良くて知人はNG? どんなつもりで覆面小説家に取材オファーしてたわけよ。
 しかも樋口は一枚上手、表紙デザインから何から完璧なインタビュー入り原稿を印刷所に差し替え、作ったのと違う新刊が届いて編集部や宗介がざわつく頃には姿を消していたのでした。あーあ。

 結果、ライバル誌より売れて廃刊は回避されたとはいえ楠瀬凛効果&樋口の手柄。素直に喜べないのは宗介だけじゃない、視聴者もだぞー。直前、なんでも1人で決めてた宗介が非難され、一致団結を謳ったモストだったのに。毎月あんなに、何人もで徹夜の校了確認してたのに。ここで樋口がワンマンプレイってどうよ。……だから樋口は去らなくちゃいけないってこと?

 ともあれ愛(小芝風花)は総務に戻り、定時帰りで気の抜けた日々。絵本作家のアシスタントに誘われ、心躍ると同時に判明する宗介のNY勤務オファーに、怒鳴り込んで大喧嘩ですw
廃刊回避が叶ったら即プロポーズのつもりだったのに……機を逃している間に夢に近づいた愛を思いやったら今度は、黙ってたことを怒られる宗介、不憫w   でも中盤ならこれで破局もあり得てハラハラしますけど、最終回よ? ほら、愛は仕事を辞めて結婚する気でしょ。

 愛から壁ドンw  付き合い始めと同じように、愛の方から先取りのプロポーズ。ムードもへったくれもないけれど、はい婚約成立! ……と、なってから言いたかったのは、やっぱり日本に残ってチャレンジしたいということ 。キラキラと夢に輝く、キレイな自分を宗介に見てほしい!
 ですよねえ。
何もかも諦めてただ彼の海外赴任に着いていく愛なんて見たくないもんねえ。納得の落とし所でした。  もっとも、NYで絵本作家の学校に行くとか、日本にはない景色を見て見聞を広めてくるとか。逆に日本の昔話を紙芝居で向こうの子供に見せる修行とか。一緒に行くことにしても、無為に過ごさせない理由はなんとでもできたと思うんですけどもねー。離れても愛しあってることが大事なんだから、いいかー。 それより玉ねぎと指輪、それについにお泊まりの夜の、濃厚なキスだよねー!ヒューヒュー!

 2年飛んで、愛の修行も順調。梨沙も恋に学業に充実。編集部のあの人たちも結婚して双子がいるって、ふーん。そこにサプライズ帰国の宗介。今度はモストがやりたいことになったんですと。
 そしてまた3年飛んで、愛の本を抱える可愛い女の子と手を繋いで歩く宗介パパ。 はーいハッピーエンドでしたね!よかったね!
<ツッコミが要らない人はここで読むのをやめておくと幸せw>


 いやあ、幸せのゴールが出産と子育てだと2連チャンで強調されるのはちょとキツい。
そして「ママの本」だけ登場で愛がいないのは、 宗介がイクメンな描写なんでしょうけれど……同クールに絵本作家のママが急死してる「#家族募集します」があるだけに、愛が死んだみたいなんですよー!!
(脚本にはあった「ママが待ってる」の台詞がカットされたそうです)

 楠瀬凛は、その後も問題なく作品を発表し「ジャクソンに捧ぐ」本も書いてくれてましたけどね。それだけ。顔出しは作風に影響しませんでしたか?「大人になってからも、何度も読んだ」と熱く語られていた童話とは扱いが雲泥の差で悲しくなりました(「施設で育った」経歴で、英語でも小説を書くのは日本だと齟齬があるよね。韓国原作ではおそらく、海外に養子縁組されたのでしょう)
正体に驚いて欲しいなら、モストの皆が思い描く楠瀬凛像ぐらい、「きっとこんな人」と、口々に聞かせておいて欲しかったですよ(それを聞いてニヤニヤする樋口くんもセットでw)

 あと、宗介を実家に連れて行った場面。まず名前を聞いて、あら小学校時代に同じ名前のお友達がいたわねー、あのおデブちゃん! 失礼だろ、こんなイケメンさんに! 的なベタなやりとりを期待していたので、そこがなくてがっかりでした。それも撮ったけどカットだったのかな。

 素直に胸熱だったのは、愛のピースがはまって完成したパズル。個人的には子育てよりも、これが2人の新居に飾られたところでハッピーエンドです☆ お幸せに!

「彼女はキレイだった」9 ☆☆

 おお、副社長はこっちで、樋口(赤楚衛二)は覆面人気作家楠瀬凛だったー!
いや何それw

  確かに宗介(中島健人)と愛(小芝風花)で本の貸し借りしていたり、この世界の流行作家として話題に出てた記憶はありますけども。それを「ザ・MOST」の存続がかかった号の要で使われましても。それも特集インタビューを断られ続け諦めて、それぞれに渾身の記事を書いてまとめて、印刷も始まった段階で
「輪転機を止めました」
って、はあ?
編集会議で楠瀬案が出たの何日前でしたかね!
そりゃ樋口くん側にも隠してた事情はあるでしょうけれど。どうせ名乗り出るならもう1日2日早くしませんか! 刷ったぶん廃棄で、今からまた印刷所のスケジュール予約して配送のスケジュール変更して抑えて、ページ割り変えて目次変えて、誰かの記事は没になり、他の媒体のMOST広告を差し止めて、等々の無駄な仕事が山ほどできたこと、ずっと編集部にいたら分かるでしょうに!!

 脱税で捕まった世界的歌姫とやらインタビューの差し替えが、いくら人気あっても作家で割にあうのかもこの出版不況の折から謎です。
今にして思えば、編集長だけは正体を知っていた風でしたが、そんな今回いきなりな描写を伏線とは言わせないぞっ。え、インスタを急に始めた? そんな心境の変化は、雨の中抱き合う2人を見て帰ったあたりでしてくださいってば。

 それ以外は、やっと想いが通じた宗介が緩みっぱなしで楽しかったんですけどねw「恋でもしたか」と編集部員が噂して愛が荷物をガラガラガシャーン、もお約束w 切羽詰まった休日出勤だって、愛の手作り弁当でラブラブ休憩ピクニックを挟めば幸せ〜 、はいはいw  もしや振られた側の樋口くん、宗介を助けるの気にならずに決断が遅くなったのおおお?  そんなの嫌だなあ。

「彼女はキレイだった」5〜8 ☆☆☆

 うう、梨沙(佐久間由衣)のお別れの手紙、名文……!

 正直7話の駆けつけキッスが唐突で、久しぶりに感想を書こうとしつつも「梨沙と樋口くん(赤楚衛二)可哀想』にしかならなかったので、宗介(中島健人)との恋は一旦ストップしてでも梨沙のケアに走った8話愛(小芝風花)なら応援できてホッとしましたよ。

 あの佐藤愛が「佐藤愛」だった!
となったらダーっと駆けつけて抱きしめてキスってさ。ちょっと前に告白して振られてたのに? そもそも名前で虐めたり思い出話をしていた時に、なんで黙っていたんだろう?とは思わないんかーい! 
 愛も愛で、梨沙が事情を全て話しただろう、とウェルカムしちゃったからなあ……。そこの話し合いがゼロと知って、翌日から急にスンっと距離を置くのって今度は宗介が不憫でしたが、いや梨沙の話を聞かなかったせいよ。
 でもこのドラマ、相手が話そうと歩み寄ると逃げていく場面がとっても多いのだわ。
今回は、宗介とのことに触れてほしくない梨沙が「男友達と」ワードをわざわざ入れて出かけていくけれど、ちょっと前には愛だって梨沙を避けまくったよね。「実は宗介と会っている」と言おうとしていた時だったのに。
 なので今度こそ、逃げる梨沙を走って追いかけて、倒れて弱音吐いて、2人で泣きながら謝って、それでも友達だよと確認し合ったのは大事なぶつかり合いでした。
そしてやっと、宗介と。今度は愛の方から食い気味で
「宗介が好き!」
うんうん、本音っていいね!
そういえば宗介のことだって避け続け、告白も梨沙の手前お断りして、それでも宗介が折れずに追ってきてのハッピーエンドなんだから、折れないの大事。 

 と、そんな恋バナの合間にもMost廃刊の危機がバレ、宗介1人の胸にしまっていたことを独断と責める 編集員から総スカン。来月号は1人で…と無茶な作業をしていたところに樋口が休暇から戻って助言。きちんと謝罪し、皆を頼る流れになって良かったですよ。
 ほんと頼りになるわ樋口くん…やっぱり愛、宗介より樋口くんの方がおすすめだと思うんだけどなあw 愛への想いを、愛自身の想いを尊重して諦めてくれたんだよ?いい奴なのになー。

 そうそう、編集部男性陣の誰かが編集長の甥っ子=富豪一族のニュースに、消去法でライター里中(高橋優斗)と狙いを定めた絵里花さん(宇垣美里) 積極アプローチでもうほぼ堕ちてますけど。それ樋口くんじゃないのかなあw 

「彼女はキレイだった」2〜4 ☆☆☆

「私はね!5年2組の佐藤愛なの!」
 えええ、自分からバラす?それも酔って雑に?
と思わせておいて、樋口(赤楚衛二)が直前に通話を切っていましたよっ。ナイスアシストw

 その後も、絶妙なバランスでバレそうでバレない日々が続いていて、案外楽しく見てしまいます。いや、あれだけ思い出と行動が重なっていたら流石に「同姓同名の佐藤愛」じゃなくて本人だと気づきそうなものですが。そこは何しろ、留学ってことで消えたニセ愛=梨沙(佐久間由衣)とばったり会っても、苦しい言い訳をそのまんま信じた宗介(中島健人)ですからね! 3秒で合成したロンドン写真も見抜けないw 愛は盲目です!

 職場の宗介は有能だけれど困った上司で、部下を追い詰めがち、特に愛(小芝風花)には不必要に当たりがキツい……。 なのに、心をゆるしたニセ愛=梨沙に向ける笑顔は暖かくて、気遣いも素敵。ああ仕事では無理しているのね、こっちの宗介なら好きになれるのに、と視聴者も思える。それだけでも、この無理ある替え玉設定、意味があったのかなw

 でも、ときめき始めちゃった梨沙ちゃんとしては、優しくされるほど嘘がツラくなる……。思い出話でどれだけ褒められても、知らない話だし自分じゃないしorz    いつか嘘がバレて嫌われるのも怖いよね。
 悩んだ末に決めたのは、嘘の上塗り。ニセ婚約者紹介ドン!えー。
しかもそのニセ者を頼む相手が、たまたま知り合った樋口って!どんだけ世界が狭いんだー!
「好きになっちゃいけない人だから」
とざっくり説明する梨沙に「言っちゃえばいいのにー」と口出しながらも協力を約束した樋口くんではありましたが。相手が宗介では流石に撤退!! あっちとこっちの事情を理解しちゃったら、 これは下手に動けませんよね。
  だって樋口は愛が好き。
よくある見守り系ですらなく、既にプロポーズしてるんですよ! 直球すぎて逆にギャグだと思われちゃいましたけどw   愛の嘘には協力的なのも、初恋が相思相愛だった愛と宗介を、これ以上近づけたくないからですもんねえ。 なので、梨沙が真実を語らずにニセ愛のまま去ろうとしてるのはよくても、自分が職場で婚約済みになっちゃうのは大困りですから〜!

 なので、宗介の愛への態度が軟化しつつあることに樋口だけが気づいているし。愛と宗介の取材旅にも樋口くんヤキモキ。
出先の2人は案の定、出発時の気まずさを段々に乗り越え、共同作業で距離が縮まっていい感じですよ。
今なら言える……!
と、愛が事情を告白しかけて来週に続くw   予告では相変わらずバレていないところを見ると、また言えてないでしょう?? 泊まりがけと知って騒いでいた樋口くんが、押しかけてきたとみた! 

 このまんま樋口くんと愛ちゃんがラブでも可愛いカップルでいいのになあ。宗介は、梨沙の謝罪を受け入れてそちらで幸せになったらいいよー。それともこれから、梨沙と樋口もいい感じになるのでしょうか。一緒にジョギングでお似合いなのかな。

 村瀬紗英ちゃんも気にして見てはいますが、編集部にもう1人いたっけ程度にしか出てこないよー

「高速パラヒーロー ガンディーン」最終回 ☆☆

 僕たちの冒険は、まだ始まったばかりだ!
てなわけで、解決せずに終了!ですよねえ、3話は短すぎでした。

 怪物に絞められた傷が残るものの、事態をまだ飲み込めず、ましてや教え子がその宇宙人や怪物と戦う決心をしているだなんて受け入れられない深井コーチ(小芝風花)
大志を紹介した教授(和田聰宏)は、何も一緒に怪獣と戦う必要はないと言ってくれるのですが。悩んだ末戻ってきたコーチは、大志(奥野壮)が陸上を続けるなら、自分も全力でサポートを続けると告げるのでした。おお。
 工場チームは、悩むまでもなく協力体制w
ただしグー(林カラス)は、敵が目論む地球の文明破壊の要が自分であることに悩んで一時失踪。人や建物を植物に変えて殺すという「緑死」などという剣呑なワードも飛び出して、恐ろしい能力の持ち主だったグーなのですが。結局また山中で行き倒れて保護されて、サバイバル能力はないようですw
大丈夫、グーは仲間だよ!と、特撮の人間関係や優しい……。
そしてグーの置き手紙を読んだり、例のボールの扱いを祖母(白石加代子)に習っていたりと大活躍の理央ちゃんが「やっと役に立てた」と漏らすのですが、聞いた大志が「理央はずっと役にたってるし、いてくれるだけで嬉しい」と きちんと言葉にして返す場面にグッときました。 「こんな僕でも戦えるのか」と車椅子が必要な身体を気にしていた大志が、今度は諭す側です。誰でもそれぞれに引け目と得意があって、そこにいるだけでいいんですって。
(また後に、役に立ったからってこの「通訳」は辞めたいから、グーに言葉覚えなと言うあたりも縛られてナックっていいよね!)

 大志と深井コーチが厳しいトレーニングを続ける間、工場チームは、強度より結局スピードだとレーサータイプ車椅子を準備し、かっこよくG and D(グー&大志)からのガンディーン☆なロゴも描いちゃいますよ。そこに今度は街を襲う怪獣と美しいツノ女王(水野美紀)のニュースが!
グーの力で現場に跳んだ大志を、軽トラぶっ飛ばしてサポートする深井コーチ! 更に、戦う大志を助けるぞ!と、工場からはなんとロケットが打ち上げられますw  花火と同じだーって、お父さん危ないよ。でも無事に役に立ちました。
 激闘の末なんとかトカゲ怪獣は倒され、ツノ女王も咆哮を残して去り……。ほっと一息入れる面々なのでした。

 とりあえず今日はグーを守れた。だから明日も大丈夫! …なのかなあ、心配ですよ。  ガンディーンの正体を探らせる政府側の謎の男(加藤雅也)など登場し、今日もトレーニングに励む大志と深井コーチの頭上に立ち込める暗雲……いかにも続きそうに終了でした!

「彼女はキレイだった」1 ☆☆☆

 せつな面白い…w

 小学校時代、よく守ってやったイジメられっ子宗介から
「会いたい」
と連絡が。意気揚々と待ち合わせに臨んだ愛(小芝風花)でしたが、おデブだったその子はシュッとしたイケメンに大変貌?? そして目の前を素通りされて気づいたのは、自分も黒髪美少女で裕福で成績優秀だった当時とは別人の、無職テンパー女になっていたこと。失望させたくない、と急遽ルームメイト梨沙(佐久間由衣
)を代役に立てた愛は、最後に「留学に行く」と言わせてこの件は終了。美しい思い出に蓋をしたはずが……。
 やっと正社員採用になった会社に、その宗介(中島健人)がエグゼクティブディレクターとやらで赴任してきた??
ミス連発で叱責され見下されたまま、よくある同姓同名だと思われたままで我慢しているのに。梨沙と宗介もばったり出会ってしまって第一話終わり。うわー。東京が狭いーw

 なんで代役しちゃうかな、梨沙も。
爆発頭の愛は、それでもチャーミングですよ。家賃の折半が難しい無職でも、頼み込んででも一緒に住んでいる梨沙が1番、愛の素晴らしさを知っているでしょうにね。同時に、親の仕事で生活が変わった苦しみや現在の無職の焦り、容貌のコンプレックスまでもよく知っているからこそなのかなあ…。

 子供時代の愛ちゃんは、お目目ぱっちり長い黒髪のほんと美少女でした。なのにランドセル振り回していじめっ子をぶっ飛ばす気概もありw 隣に越してきた気弱なおデブ宗介を日々庇い、パニックを起こせば優しくカノンを聞かせて励まして…。
 今も宗介は、テンパる愛に「とある人に教えてもらった」と カノンを聞かせて落ちつかせる優しさはあるのに。他の場面ではチクチクとアタリがきつい! ずっと忘れられずにやっと会えた愛ちゃんの反応がいまひとつで、留学先からメールも来ず、同姓同名なのにドジでブサイクな愛にイライラしているから?? いやでも、変わったの髪質だけで激太りもしてないのに、そんなに分からないものなのー?

 むしろ、出版社総務に雇われたのにいつの間にか、編集部に引き抜かれて言われるまま校閲までこなしてる愛は有能ですよ? 勤務初日から便利に仕事を振られすぎて渋滞しているだけ! フリーの校閲さんに払ってた分ちゃんと技術料払っているんでしょうかw   

 その編集部の朗らかイケメン樋口に赤楚衛二くん、うわ可愛い。
まずは樋口と何か発展するのでしょうか。最終的には元々好きだった宗介と結ばれるのでしょうけれど……赤楚くんでよくない?w
 あと編集部に元NMB48の村瀬紗英ちゃんも! 「いたくろむらせのオンとオフ」以来応援しているんです、初ドラマ頑張って〜(1番はっきり映ってた宗介に1人ずつ名前を呼ばれる場面での、顔がw 残念なことにw  徹夜明けかなんかだったの??)

 気になったのは、幼少期の仲良し演出。小学校とはいえ高学年であれは、男子の身体が倍は大きいだけにちょっとどうかと。まして別れの場面は、海外に引っ越すとはいえ、駆け寄ってキスって。ほっぺたとはいえ。年齢設定をもっと幼くするか、手を握るぐらいにできなかったのかな。韓国人気ドラマのリメイクだそうで、原作の名場面再現なのかな。
 それとも、愛の隣に越してくる前も海外生活だったのかな。それなら分かるw 

「高速パラヒーロー ガンディーン」2 ☆☆

 地球調査員? 謎の遺物?

 なんと大志(奥野壮)が住む地域には姉妹星から宇宙人がやってくると言い伝えがあったそうで、大志が宇宙飛行士を志すきっかけになった話がそれ。お父さん(つるの剛士)の創作じゃなかったんですねえ。
理央の祖母(白石加代子)の生前に、父(つるの剛士)が、宇宙人のものだと預かったボールは現代の技術では開けられず傷もつけられず、刻まれたマークは戦いの最中に見たものそっくり。そして『アラート星人に見せてはならない』という言葉の真意は?
 そして、じゃあグー(林カラス)がその調査員かというと違うんですよ。
突然勢力を伸ばし他民族を支配するようになった奴らのために星は荒れ果て、大虐殺から逃れたグーは、地球にそれを警告するためにやってきたと。不思議な装置で映し出される文字を、語部の血筋の理央は読むことができたのでした!

 しかも、グーの一族が戦士を選ぶ仕組みまで聞かされてしまって、選ばれた大志はこれからも戦うことが確定…。
心配しつつもサポーター体質のお父さん、今度は車椅子バスケ参考に、体当たりにも強い車椅子を!ついでに火炎放射器もつけてw 作成してくれるのでした。さすが!

 という一連の知見を、深井コーチ(小芝風花)には内緒にする工場一同w 
しかし大志の筋肉は妙に疲れているしアザはある、何より皆があまりに挙動不審で、隠し事をするならコーチは出来ない!っと詰め寄る深井さんなのでしたが。手っ取り早く怪獣登場です!
悪の女王ラルー(水野美紀)もやってきて、おや女王となら会話もできるんじゃんグー。怪獣の尻尾に囚われて気絶した、コーチを救え!怪獣倒せ! そして何がどうしたかの説明もしなくちゃなりません。

 えー、これ全3話で来週終わっちゃうの?短いなあ。
車椅子競技にはスピードを競うものだけじゃなく、バスケットボールもあるんだよと自然に紹介ができたのもナイスでした。
 ただし、深井コーチのメタな狂言回しはどうかと思うんですよ…。カメラ目線で視聴者に語りかけてくるあれ。子供視聴者が怖がらないように和ませているんでしょうか? 今時、そんな心配はご無用というか。安いYouTuberみたいじゃないですか。あ、そっち寄りに見せたいのかな??

 

「高速パラヒーロー ガンディーン」1 ☆☆☆

 うわー、オリパラ開催前のこの時期に満を持して!(と、いうことは去年お蔵入りしてた?)
競技用車椅子ごと変身し、怪獣と戦うヒーローの登場です!かっこいい。
そして競技やトレーニングの部分も真剣に描かれています。レースでは、競技用車椅子の高速移動を低いカメラが捉える滅多にない画角が新鮮でした。実在のパラアスリートも出演。
車椅子の青年が体を鍛え、アスリートとして成長していく感動のドラマにも出来たでしょうにねえ。
あえての特撮!
確かに、障害やスポーツに全く興味のない人にも見るのかも。

  元陸上国体選手だった大学院生 深井京(小芝風花)は、教授(和田聰宏)に呼ばれ車椅子1500Mレースを見学し、下位に甘んじた森宮大志(奥野壮)に紹介される。是非コーチに、との誘いを
「負けても笑っているような人の指導は出来ない」
とはねつける深井だったが、実はそれは作戦。諦めず、1人で訪ねてきた大志を笑顔で迎え、専属コーチを引き受ける。
 ただし条件は『なんでも打ち明ける』こと!
 ちょっとの痛み、違和感でも、黙って我慢されたら故障につながる。と諭された大志は…

 家にいる行き倒れ青年グー(林カラス)が 宇 宙 人 らしいという秘密を内緒にしようとする家族に反抗し、コーチにだけは打ち明けようとするんですよ。  えーっと素直(^^;;;;;)

 そしてグーを追ってきた謎の男たちと怪獣が森宮宅工場前に出現し! グーに渡された光る石を握りしめるとあら不思議!大志は車椅子ごと変身し空を駆け、見事怪獣を撃退するのでした〜!

 ただ石を渡してうなづくだけのグー、酷いw   グー本人は戦えないの?
敵ボスらしき美魔女(水野美紀)の登場も楽しみですね。

 ちなみに会話ができず「グー」としか言わないのでグーと呼ぶ、それはあるあるなのでいいですけど
大志宅に入り浸る幼馴染理央(中村守里)が、それを「しゃべれないの?可愛い〜」と評するのはどうかと。令和に片言=可愛いは障害対応的にも異文化交流的にもダメじゃない? イケメングーは確かに可愛いんだけどね!そこだけ気になりました。 あと謎のタコ推しw

 大志の父がつるの剛士、いざとなったら父も変身してくれそうですね!
エンディングが特撮種明かし、ブルースクリーンの前で演技する役者さんたちに怪獣の動きや爆発が合成されていきます。ってことで、怪獣出現の場面は逆に、奥の道路には普通に車が走っていて 避難する様子もなくてシュールでしたw

「べしゃり暮らし」6~最終回 ☆☆

 そうか、タイトルの「べしゃり暮らし」って養成所からのコンビ名だったのね。


 一時は子安くん(矢本悠馬)も加わりトリオでネタ見せしていましたが、圭右(間宮翔太郎)と辻本(渡辺大知)のアドリブ合戦についていかれずに、子安だけ作家コースに転身することに……。でも元々がハガキ職人「はにかみ工場長」だった子安くん! 台本を書くだけでなく、地味な子の特技ボイパを活かす助言で某トリオをすっかり生まれ変わらせるなど。芸人をするより、もっと広い形でお笑いに貢献していけそうです(^^)

 てなわけで、藤本さんの死も父の芸人嫌いも乗り越えての養成所入り。新人コンクール優勝を目指します☆
でも3年目まで参加できるその大会の冠が、なりふり構わず欲しい先輩芸人が仕掛ける数々のハニートラップ! 女芸人相手には口説き&「俺の口利きで予選通してやる」の嘘攻撃……単に日常からこうなのかもですがw そして辻本には、自分の取り巻きを派遣!
「ずっとファンです!」
と声をかけてきた女子が、客席で苦しみだす……!! まんまとそれで気を散らす辻本も情けないですが、舞台上から分かりつつ周囲に騒がれない程度に苦しめとは、また随分高度な(^^;;;;)

 終盤は他のコンビネタも数々登場、ボイパのロボコップに教師、「ニップレス」の占い、「るのあーる」の桃太郎。そして脱線しまくりの「べしゃり暮らし」、どれも違ってどれも面白いんですよねえ。原作の漫画とはネタは変えてあるんでしょうか?監修の劇団ひとりが全部考えてるなら、やっぱり凄いなあ。
 そして我らが「べしゃり暮らし」、アドリブをしすぎたりしなかったりで毎回揉めながらw 見事決勝で繰り出したアドリブは、1話からの思い出が走馬灯の様に浮かんでは消えw 持ち時間を4分も越えて、そりゃ絶対優勝は無理だ~と思わせながらも、二人が本当に楽しそうで、気持ち良く応援しながら終わることができましたよね。
その昔「まずい」「不衛生」とネタにされてしまったお父さんの蕎麦を、
「本当に美味いんです!」
ほっぺた落ちる、顎外れる、目玉飛び出る~と、今度は褒めちぎることができた達成感!客席の父さんも、さぞ嬉しかったことでしょう。

 正直、圭右の浅い知恵から出るアドリブなんて早晩行き詰まるに決まってる。新聞読んで世界を知ろうと思う様なきちんとした挫折もなく、先輩芸人がみせるコンビ仲の悪さ、礼儀問題、今も全部辻本だけが背負い込んで金のことも知らず、世界は圭右のために回っている都合良さには呆れっぱなしだったんですけど……まあ気楽に見ればいいかなー。 
見事にネタを演じきった間宮翔太郎と渡辺大知に拍手! M-1初戦ぐらい突破できそうw

「べしゃり暮らし」2 ☆☆

 矢本悠馬が居る意味!あれかな、喋らせすぎると愛嬌が溢れちゃうからかなw

 文化祭の漫才は大成功だったものの、芸人を目指すより蕎麦屋を継ぐつもりの圭右。焦れた辻本は、刺激になるかと人気芸人「デジタル金魚」の楽屋に圭右を連れて行きますが、はしゃいで失礼なことばかり。そこに辻本の相方が現れて、別れるの別れないのと更に揉め、本当に辻本が言うように「もう先がない」のか見てもらうと、本番前の舞台の上で最後の漫才をすることに。

 いや、台詞にも何度も出てくるけど本番前w はしゃぐ素人も後輩コンビの揉め事も、どっちも迷惑すぎるー。
中でも、俺オモロイでしょうホラ!と黙らない圭右に本気でイラつきます。余談ですが吉本のお笑いスクールNSCでも『普通に挨拶できて遅刻しない』ことの方が、履歴書や面接でウケようと馬鹿騒ぎすることより大事なんだそうですよ(だから小粒、といわれようと悪めだちで収録ぶち壊したり遅刻しそうな奴いらないですよね)で、先輩金本(駿河太郎)の手前、本気でただ静かにさせたい辻本と延々とぶつかるだけ。その横で全く台詞もなく、ただ見守ってる子安くん(矢本悠馬)
デジタル金魚大好き~とついてきただけで、紹介されるわけでもない子安くんですが、ほんのひと月前に出会った辻本と違って、つきあいが長い圭右の操縦法をちょっとは知ってるんじゃないの?ここでちょっとは静かにさせられるか、出来ないまでも辻本が抑えてくれと頼むぐらいの関係性はないんですかね。
 そして相方静代(小芝風花)との漫才は、台本もテンポもばっちり☆(むしろ、久しぶりに合わせるにしては出来てすぎw)
実は、好きになっちゃったから……。このまま仕事を続けて、いがみあうデジタル金魚の二人みたいになりたくない、んだそうで、ふざけてんのかと。そんな理由で彼女のお笑い芸人人生の邪魔をするの? こちらに圭右がいるように、彼女にも新相方候補はいると描かれてますけど、そういう話じゃないだろー!また圭右がわかった風に
「辻本が楽しんでない」
と評してて、こんな奴に相方ゆずるの腹たつよねえ……。

 それでもプロ芸人になにがしか刺激になったようで、スタッフが驚くほどの久し~ぶりにネタ合わせを始めたデジタル金魚のふたり。迎えた本番は、キレッキレです! うわーベタw
そうそう、持って来た台本を金本にボロクソけなされて凹む圭右でしたが、むしろ最後まで読んだ、適当に褒めずに駄目出ししたと金本の相方藤川(尾上寛之)にフォローされて復活w ここもベタベタw ベタ故の安定感はあるものの、1話のいきなり店がらーんや、今回の子安の扱いのような端の雑さが気になって。

 とりあえずはまだ見ます。来週は圭右がやっと虚勢をやめて、きちんとお笑いに向き合ってくれる……のかな? そして舞台でまた、元相方やデジタル金魚さんと絡むことになるんでしょうか。ラストにでてきたポスターのコンテストが最終回の会場かな!
デジタル金魚の構成作家に波岡一喜でした。

「ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ」前後編 ☆☆ 

 ある日、世界がゾンビだらけに!
しかしそのゾンビ、ぶつぶつとラップを呟きレコードに惹かれ、ラップバトルを仕掛けられると足を止め声張ってラップ始めるんですよw 痛い、怖いよりうざいw

 ヒロインみのり(小芝風花)は、ラッパー化の激しい彼氏拓馬(佐藤寛太)に、ラップをやめなきゃ別れると宣言したばかり。でも音信不通ともなると彼に会いたくて、心配で、貯金100万円をはたいてまで護衛を雇ってゾンビだらけの中彼に会いに行くのですが……。護衛の警官(片山萌美)も父(ブラザートム)もラッパーになっちゃったところで前半終わり。

 噛まれて、次第にラップな独り言が漏れ始めた女警官が『ゾンビになりたくない!』と泣き叫ぶのは切なかったですが、いざ始まったラップが『彼氏欲しい』とかクソで二重に悲しくなりました。男が書いたんだろうなあ。父は、キャップのつばが後ろに回ってラッパー化&ゾンビ完成で『お父さ~ん』ってなるの、泣くより笑ってしまいましたw 10分ごとに章立てされた脚本、これも「アカリとクズ」みたいに配信をまとめて放映されているのでしょうか。

 後半、拓馬が助けに来たかと思いきや、イケメン(萩原利久)&元彼女(井本彩花)&現彼女(トリンドル玲奈)という面倒くさいトリオw もう世界は壊れたんだから欲望のままに生きると、生徒に手をつけたトリンドル先生、おう。
で、拓馬がいそうなライブ会場に4人で向かいます。途中、愛妻のゾンビ化を愛あるラップで治した!という男と出会い、必死でラップを書くみのり。 生き餌が欲しかった男の嘘だったのですが……いざ拓馬をみつけてぶつけてみれば。 愛ラップはワック(駄目ラップのこと?)扱い、ブチ切れて普通にまくし立てた言葉の方が刺さって、突然拓馬は元に戻りましたよっと。


 えーっと。制作側、ラップが好きなんだかディスってるんだかw ゾンビにはラップで対抗できると前半で聞いて、あれだけ『彼氏がラッパーだなんて無理』と嫌がられたラップを武器に颯爽と助けにくる拓馬を思い描いていたというのに、そこも裏切られたわー。ラップ会場はつぶやくゾンビだらけ、誰もバトルしてない。拓馬も誰よりもノリノリのゾンビになってただけで、特技のラップを誰も役立ててないじゃないですか。 原作がネット漫画だそうで、その辺思いつきだけで始めて練られていなかったのかな。
 それでも前後編2時間を、二日にわたって楽しく見ました。10分ごとの章立てで『どうなる?』と興味惹かれた分もあるでしょうね。中身薄い拡大版で釣ろうとする連ドラ製作陣は少し考えた方がいい。

 ……このあと続けて観た「潤一」、冒頭の足を引きずる潤一がゾンビに見えちゃいましたよw 

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