ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

大泉洋

「真田丸」11 祝言 ☆☆☆☆

室賀どのぉぉぉぉぉぉぉ(><)

さて信繁の嫁とりです。
身近な梅との縁をみんな喜んでくれましたが、京から正室を迎えたかった母だけはぶんむくれ。説得しようとした信繁、花を贈るのはまだしも天井裏からいい香りを流させるような小細工で更に怒らせてしまいます。母向けの策に出来ないあたり、まだ父には勝てませんってw

身分をわきまえている梅は、側室なのは納得づく。内々に祝えればよし、のはずが突然、大々的に祝言を!となったのはなんと。ネズミをおびき寄せるためだったとは……どこまで鬼畜なのか昌幸パパ(^^;;)
徳川から昌幸暗殺をぐいぐい推されていた室賀どの、葛藤を抱えつつもこの好機を逃す手はなく。懐に匕首を忍ばせ徳川方の供連れでのこのこやってきてしまうのでした……。

笑顔と酒と歌と、賑やかに沸く祝言の席の陰で、昌幸と室賀、静かに碁を打ちながら命のやりとりが始まる様子。震えました。

もう供は始末され、裏切りもばれ、真田の手下にさえなれば生かしておいてやろうという手詰まりな局面で、碁だけは室賀の勝ちなんですよね……(><) 劣っているとは思わぬ昌幸にどうしても勝てずにきて、勝負に出たこの一番。問答無用で斬られるでなく、手下につく選択肢を与えられたことこそ屈辱だったことでしょうよ。
碁盤に小刀叩きつけ「帰る!」と去っていきがてら、わざわざ背後から「おぬしの手下にはならぬ」と囁く下りはもう、西村ファンとしては生唾飲むわ金縛りのようだわと忙しいことこのうえない夢のような時間で……ひいい、脚に仕込が~!!

って修羅場に居る邪魔なキリ。ついでに斬られるなり気絶するなりすればよかったのにw

足掻いた室賀の最期を変に見届けた挙句に、なんでわざわざ信繁を連れてくるんですかー!祝言を利用はしても、せめて信繁には知らせまいとした兄の配慮が台無しですよ(言いつけ通りに、踊りまでした義姉さんの努力も!)まだ宴会場に駆け込んで泣くだけ騒ぐだけなら、怖かったんだねと同情もできたのに。
新郎の手をひいて連れだすなんて「卒業」かと(違)

しかし、出来た嫁の梅が『酷い、せっかくの祝言が』なんて文句いうわけありません。まして信繁はもっと、父の計算も利も即座に理解してしまうタチですからね。

めでたい日になんてことを!だの。嫁が来る=人質資源が増える、なんて思っちゃダメだの。現代人権意識目線を一身に背負って代弁してくれるのがキリなのでしょう。わかっちゃいるけど、うざ~い(^^;;;)
このキリの『自分にはない素直さ』を、信繁が愛しく思う日も来るのでしょうねえ。側室にするんですもんねえ。正室もこれ以上の側室も絶対とらないから梅が実質正室!なんて今は言っていますけどねえ……。

それにしても面白い回でした。
「祝言」と銘うつからには、口吸いだ懐妊だの下ネタなざっくばらんや、キリの涙、梅からの釘さしぐらいまでは予想していましたよ。でも祝言を罠にする腹黒、かと思うと病弱義姉で笑わせにきたりする、いつにも増したシリアスと笑いの振れ幅の大きさは意外で、それが余計に室賀の死を鮮烈にしてくれたかと思います。もう室賀の大舞台と熱演に胸熱。
あの盤面はどうなっていたんでしょう。本当に室賀勝っていましたか?セリフだけでなく棋譜も覚えての演技だったりしたのか?気になりますねー。

ああ、室賀どの肌がつるつる☆もありましたっけ。苦し紛れに何を言うかと思いきや、美肌の秘訣からちゃんと鰻→浜松→徳川とつながるところもさすがでした。 


それと楽しい忍者活用法。私用のムード作りにまで屋根裏で働かされる斬新なサスケから、掛け軸裏隠し部屋の出浦や、襖の引き手から覗ける細工などの正統派まで!


「真田丸」9、10 ☆☆☆

信繁がパパに!
えー!もっと幼い恋だと勝手に思っていたので、びっくり。来週は「婚礼」で、キリ荒れるんだろうなあw

真田生き残りゲームの方も、これ以上はあるのかという混乱ぶり。上杉を裏切って北条につき、更にそれを裏切って徳川についたというのに、あっという間に北条と徳川が和睦って(^^;;;) 
昌幸の口車にのって、国衆をまとめるぞキャンペーン頭を嬉々としてつとめてくれていた室賀様も、さすがにこりゃなんだとキレまくりです。フレームアウトしてもまだ声が聞こえる大騒ぎw

更に策を練る昌幸は、名代源三郎を徳川に送り込み……願い出るのは要所に城を建ててもらって、そこを真田が守りますという提案。真田は城を建てる財力はありませんからねえ~。しかし昌幸が考えることがそのまんまのわけがないw 実はこれ、建てた徳川を防ぐための城になりえるのだとか。鬼ですねw
その点、上杉をどうにかしろまかされた信繁の策は、裏切りでなく信頼を基にしていて優しいのですが……『戦のふりをしてください』なんてよくも真顔で提案できましたよねw それも、先だっては信尹の息子だと出自も名も偽って乗り込んだ上に裏切った、その上杉にですよ! いい声の直江兼続が怒ってるじゃないですか。
後日、両軍わざわざ法螺貝吹いて篝火焚いて、銃の火縄に一応点火までして、戦のふりw (「天地人」ではこれありませんでしたよねえ?) バカバカしい絵面でしたが『真田を破った勢いで、上杉が来る』と北条に思わせて沼田城から手を引かせるためにも、敵の見張りや忍びが信じるぐらいには兵を動かす必要があったんでしょう。

梅が信繁に吹き込んだ、誰も死なない戦という考え。
よくある、女主人公に声高に戦を否定させて女性目線だと歌う時代劇には鼻自らみますが、こんな風に策を練り、損得や達成感や身内恋人への想いのために命を賭けて非戦を目指すのならば、有りですよね。
そうそう、人質のばばさまはたらい回しで、いつの間にか徳川にいてw 名代源三郎と一緒に戻ってきたようでしたが。源三郎の妻は病弱でおばばは老齢、薫さんはほらアレだしw 人質要員が少ないから信繁も嫁を取らなくちゃ…と言い合うんですよ。現代の感覚では、キリが言うように何それって理由なんですけど! 当時は切実だったんでしょうねえ。


そして真田が恨みを買ったことで、狙われるのは室賀な様子、どうなるのか来週……。 

「真田丸」5、6 ☆☆☆

「良き息子じゃ」
故郷を誇る息子を、さらに誇る父。美しい田畑に山々。胸に迫る名場面でした。

先週の愉快な伊賀越えから、今週は一転しての重い姉身投げです。
なぜか先週は信繁がとても若々しくみえて、照明かメイクか堺雅人の体調かはたまた気のせいか?と思っていたのですが。心情に迫る場面もそうなくて信繁のアップが少なかったからかもしれません。苦悶のアップが多い今週は、申し訳ないけれどまた『15才……』と唱えながら見ることに。

私が京に行かなければ、もっと早く姉上を逃がしていれば…。
それとも他の人質たちなんて気にせずに、それとも他の道をいけば、etc 悔やんでも悔やみきれない信繁の苦悩を、悪態で振り払おうとするのがキリ。黙って聞いて
「それでも帰ってきて下さってホッとしました」
と泣けることを言ってくれるのが梅。もちろん今は梅にデレデレですが、そのうちにキリのややこしい優しさが伝わることもあるのかな。そもそも、夫と一緒に居たいからと安土行き自体は松が望んで行きましたからね。そこを知らない母上にしたら、信繁が強引に松を人質にして死なせて戻ったみたいにみえて責めもしますでしょう……。

と、思わせておいてなんと実は生きている松なのですが。いつか本編に戻ってくるのでしょうか??どうやって??

覇権争いは、明智の三日天下があっさりと終わりを告げます。 ……その顛末を明智も秀吉も出さずに情報戦だけで描くのって初めてみたかもw 
仕えたばかりの信長に死なれ、また会議やり直しの昌幸と国衆たちです。やれ朝令暮改だと、すっくと立ち上がって昌幸を非難の室賀。めんどうなので適当に話を合わせる昌幸w 
もうホントなり振り構わずに生き残るために必死な故の変わり身なんでしょうけど、北条が同じく言を翻すのは悪巧み風に描くのに主人公側の真田のこれはコントになるのねw 
なんとついに源三郎の意見を入れて『明智を討つ滝川様』の応援をすることにした父昌幸。結局先をこされて滝川の目はなくなりましたけど……これさ、前回呼び出されて温泉談義の時に知らんぷりせず、信長が殺されたんですよって知らせて弔い合戦に焚き付ければ歴史は違う方に動いたかもしれなかったんですねえ。でも結果を知らぬ渦中の人間に、そうそう決断はできませんでしょう。何もせず、誰にも加勢せず、のらーりくらりと伊賀越えの疲れを癒すばかりの家康が、結局最後の最後はさらっていくなんて、この時は誰も知らないことですからねえ。

そして、つまりは信濃こそすべての中心!と昌幸に心を決めさせたのは兵法でもなんでもない、愛息子の故郷を思う言葉だったというところがもう、最初にも書きましたけど震えがきましたよ。有利不利で考えるなら何度でも翻ることになるのでしょうが、大事なものが何なのかはひとつですものね(国替えさせられますけどねえ…)

<室賀覚書>
源三郎への「黙れ小童(こわっぱ)!」二週連発w 
そして今週はすっくと立って昌幸を責めるその立ち姿が! 脚が長い! 車座にひとりそびえ立つ室賀氏に、戦国時代人離れしたスタイルのよさがばれてしまうではありませんかとハラハラしてしまいました。せめて昌幸も一緒に立ってくれなくてはw


「真田丸」3 ☆☆☆

真田兄の嫁が出てきましたが、毎回
「あなたは真田の嫡男、ご武運をゲホッゴホッ」を天丼ってコントw

そして真面目で演技のできない性分を利用されての、偽密書配達係。そりゃ嫡男が運んでいるとなったら大切に見えますしね。殺されたと思ったサスケも当然ピンピンしていて、兄大ショックです。
上杉への偽密書は、真田家をひっぱりだこに見せようという父の策略でした。
父ちゃん……お国衆に団結を説いてみたのも、あわよくばそのトップにたってしめしめだったとはw ほんとに一筋縄ではいかない男です。その父が織田詣でには自分でなく弟を連れて行くと知り、ついに反抗する悲しい兄。そんなに弟が有能か、自分はダメなのかと思ってしまいますよね……。それを、嫡男だからおいていくのだ、二人とも殺された時にはお前が真田を継ぐのだといい含める父ですが……今までの言動を見るだに腹の中で「ち、気づいたか」ぐらい思ってそうですからw 
この策略家の父との相性が悪いだけで、一般的には無能なわけではなさそうなだけにかわいそうな兄です。小山田義兄の生還も、腹を召せとしか言えない融通の利かなさで……いえいえ、ちゃんと「昼まで寝ている」と言えるじゃないですか(その目こぼしを分からない小山田もどうなんだかw)
 

そして騙された室賀様(西村雅彦)、来週ピーンチ!西村ファンとしてはお髭を愛でつつ画面に釘付けですよ。
 

そうそう、信繁少年の恋も描かれていました。
新府で櫛を買ってきたとな。お梅ちゃん(黒木華)には漆塗り箱入りの櫛に手製の組紐がけ。きりちゃん(長澤まさみ)には木肌の櫛を紙包みw 分かり易すぎるw でもその梅ちゃんだって、足を挫いたと演技して、負ぶってやると並ぶ背中二つのうち、華奢な信繁の方に行くんだからやっぱり分かり易いですよ。さて三角関係? お梅ちゃんもいい子で、争いになれば滅法強い武家の妻向きなだけにどっちを応援したらよいのかw(え、二人とも未来の側室?)
更にこんなエピソードにすら「次男だから暇」と信繁の立場をサラッとだめ押ししてくる。冒頭で叔父に「次男の心構え」をきかせるだけじゃなく世間での信繁の立場を浮き彫りにするとはさすがですよね。

今回も楽しい大河でした。そしてきっとあの櫛はまた何度も出てくるのでしょう(「新撰組」でのコルク思い出しましたw)
そして父昌幸の茶室の壁が、手元操作でガバッと開く仕掛けも楽しかったですw レバーが骨か角製なのも毛皮をまとう山国の武将昌幸らしくてナイスw 


「真田丸」2 ☆☆☆

「父上に非はございません!」「わしもそう思うんだ」
真田父、面白すぎです(><)

忍びの佐助が駆け抜けた道を、女連れでゆるゆる泊まりながら行く信繁たち(山中トレイルランに凝っている主人は、佐助のタイムに興味津々ですw知らんがなw)野盗に襲われ、農民の身なりをしながら岩櫃城を目指します。
この時点で信繁、まだ人を斬ったことはなかったんですねえ。10代の息子が命をかけて自分を守ってくれるだなんて、我が身に置き換えたら嬉しいやら怖いやら。なのに高畑淳子演じる母のワガママなこと(^^;;;) あわやで父が現れた時の抱きつき&「着替えたい」「着替えたい」といい、天衣無縫な公家育ち、あの父とはナイスカップルですが、やっぱり時々むかつきますわーw 救いは姑はほっとけと言い、息子たちはまず褒めてのせる(泥メイクの時ねw)と、操縦法を周囲が心得ているところでしょうか。

勝頼が腹を召して、武田家滅亡。
さて、北条につくか上杉につくか…と、くじ引きで決めようとする父も父ですが、真面目な長男がじゃあと引こうとすると握り締めていてどちらも抜けないw こんな大事なことをくじで決めるのか!って、自分がはじめたくせに、この親父やだもうw さんざ笑わせてもらいました。
さて織田につくと決めた父の選択はいかに!って、歴史の部分は知っていますけど。年号のダイジェストにならずにドラマを見せてくれそうな三谷大河、しばらくは父昌幸が主人公で、父似に育っていく信繁を愛でる感じでしょうか。

寝返った穴雪を嫌いだといいつつ、面と向かえば盛大におもてなしな家康。同じく織田についたのに裏切り者だと首をはねられる小山田。面白おかしいばかりでなく、あちらにはあちらの理、こちらにはこちらの理が描かれていて気持ち良くみられた2話でした。
 


「真田丸」1 ☆☆☆

久しぶりの戦国大河!
「新撰組!」以来の三谷大河!楽しみにしていましたよ、西村雅彦も出演ですし(^^)

タイトルの「真田丸」は、後年築かれた砦の名でもあり、戦の世に翻弄される真田一族を船団に見立てての命名でもあるんですね。武田との袂を分かち「船出」の第1話でした。

なんといっても1話で輝いていたのは真田父(草刈正雄)ですね!
「武田が滅びることは決してない」と熱く語ったその口で、一転「武田は滅びるぞ」おいおいおい。難攻不落と息子たちに教え込んでいた砦も「いずれはそうなる筈だった」が、攻められるのが早すぎるってw おいおいおい。面白すぎです。 別に嘘をついているわけではない。それぞれの力強い発言に「この私がいる限り」だのと条件がついていて、変数が変われば結果もおのずから変わる。徹底したリアリストなのでしょう(もう一つ「噴火でもしない限り大丈夫」とお館様を元気付けての発言の直後での浅間山噴火はまたスタイルが違うので天丼にはノーカウントで!)
長男が源三郎、次男が源次郎という逆転命名の理由も適当でまあ、面白い人でしたw
 

主人公源次郎(堺雅人)は、次男坊ゆえの身軽さと軽率さを発揮しつつも、父譲りの読みの確かさの片鱗をみせており、先が楽しみな。嫁もいないし、若いんだろうなあと恐る恐る調べたら当時15歳だそうでしたw 屋外の場面では正直実年齢が顔を出しますが、懐かしの松嶋菜々子主演大河の当時9歳を思い出したら、うん、いけるいける、子役人気で釣ろうとするような脚本よりよほど好感がもてます。特にお館様との別れの場面では、光の具合と声を高く出す口調も相まってまるで青年のようでしたよ!
ここからの源次郎の成長を思うとワクワクします。

また、時代劇ならではの扮装にも期待。
武者姿や馬上って男前度が増しませんか。現代劇ではあまりない役所がみられる楽しみもあります。今回では兄源三郎役の大泉洋が普段のファニーを封印し、頭の固い常識人っぷり。天パいじりもない総髪で、イケメンに見えてきましたよ……!

地図での場所説明、徒歩でかかる時間の説明などの親切設計。
一方で、有事には即、連れて行かれて処刑の人質生活をきっちり表現。嘆きつつ怯えつつ、でもそんなものだと夫も妻子も分かりきって暮らしている様子の描かれ方も納得の戦国時代でした。
名前が煩雑なのはそのうち覚えます〜w 旦那とは『これ誰だっけ』『ほら、あの大河の時は誰それが演じてた』 と、本末転倒なやりとりで分かり合っていますw 寄る年波、役者の名前も出てこないけど歴史上の人物の名前もどんどん怪しくなってきていますよねw

「おやじの背中」7靴職人、8駄菓子 9主夫?☆☆☆☆

こういう回から始めて欲しかったな。

「おやじの背中」が面白いです。


☆就活中の息子(神木隆之介)と父(内野聖陽)、真剣勝負!

☆駄菓子に燃える父(大泉洋)

☆靴職人(渡辺謙)と見合い相手の息子(東出昌大)


駄菓子が1番、普通の話でしたね。

趣味の駄菓子開発に走って転職を繰り返すダメ父。でも幼い息子には世界一のパパ(><)

夢を諦めそうになった時、息子の応援が思わぬ扉を開けてくれた…!


ダメ父が実は良い家の育ちなのですが、不出来で構われなかった。そちらの父子関係も見えることが厚みになっています。実家に戻って現社長の兄を支える=実家の役に立つことで、幼少期の心の穴が埋められるかも。役職&高収入もゲットで家を出た妻も戻って来るかも。

でも本当にやりたいことが出来るなら、呼んでくれた零細企業でチャレンジするべきでしょう!

こんな父親がいたら幸せだ、と素直に思えましたよ。
子どものまま大きくなった様なお父さんに大泉洋がはまり役!(しかし、祖父の葬式に孫が行かなくていいわけ?)



靴職人は…w

見合い相手(余貴美子)の息子に惚れ込み、弟子入りをすすめ。文句を言いにきた母の方も結局ゲットで

『(妻も弟子も)両方ひとつの家庭に求めることないでしょう!』

という母の文句はどこへやらというw

台詞回しも独特なら、話の展開も独特w

突然のコンビニ強盗にも、談判に行って小一時間で熱烈に抱き合う仲になる様子も、あっけにとられるばかりでしたけれど、いやはや目が離せませんでしたよね。


母が再婚したから出来たお父さん、でも師匠。

そこには生まれながらの父子にはない距離があり、尊敬がぎこちなさを埋めていくのでしょう。そんな親子もいいものですよね。



そして就活。

いや『お父さんが主夫に?』という始まりで、ドタバタで目を引いちゃうところがドラマなのですが。実は設計ミス引責で退職していたことを、父は家族には隠していたのでした。

ずっと尊敬していた父が。

参観日にも運動会にも来てくれなくても、建設業ですごいことしてるんだからと我慢できた自慢の父が何故。

きちんと話してくれないと、自分は社会人として働いていかれない、と訴える息子も(神木くんだし)哀切なら、部下をかばい、やりがいのあった大きな仕事を降りざるを得ず抜け殻になったと語る父も(内野さんだし)悲壮でもう(><)

でもね、どっちが先に就職できるのか勝負することになったんですよ!
男同士っていいですね!
(主婦ってそんなに楽じゃない描写もあり、女性には痛快w そういえば主夫するからって妻は昇進したのに、どうするの家事)



…貯めていた録画が面白過ぎて3話立て続けに消化しながら、増々1話2話のチョイスが謎でありました。まさか、単に出来た順に放送してたわけじゃないですよねw

「地の塩」最終回 ☆☆☆

なんで、なんで今言うのかな……(><)


今度こそ「本当の」遺物を掘り出した神村先生。

そりゃあ嬉しいのに、薄々事情を知る助手は、またやったのかと苦悩を深めるばかりw ほらオオカミ少年になっちゃったじゃないですか。


この助手の暴発でばれて大騒ぎかと身構えていたのですが、なんと別方向。殺人犯が助手を誘拐監禁拷問、神村を脅迫とかいうわけのわからない展開になってしまいました。そこでサクッと殺しもせずに変な罪を重ねてどうするんですか犯人。どうせそれをするならヒロインでしたいんじゃないんですか犯人。


そして斬りつけられた傷を負ったまま、石器発見の記者会見で「捏造」を告白する神村先生……。まだ早いって!

新発見石器の評価が定まって、予算が増えて、更にあれこれみつかってからこそっと言い出すならまだしもさ。新発見と同時に捏造告白なんかしたらさ「これは違います」なんて声、かき消されてしまうに決まってるじゃないですか。嘘つきがいうことなんて誰も信じないんだから

(佐村河内、小保方と偽装捏造が騒がれるなか実にタイムリーな企画だったのかもw)


そして姿を消した神村は、今もどこかで人知れず遺跡を掘っているらしい的ラストシーンで消化不良気味に終わりなり。片棒を担いでいた陣内孝則は逆に出世したのにー。

「地の塩」2、3 ☆☆☆☆

「真実は作るものです」

捏造告白、キター!


当時、あのタイミングで「発見」がなかったら、研究費が打ち切られていた。そんな勝手を熱く語る神村。なるほどですが、嘘は嘘でしょう~。

しかも「君にだけは言っておこう」って、迷惑もいいところです。警察相手同様に、嘘をつき続け信じさせて欲しいものです。だいたい、何故彼女(マスコミ)に。美人だからかw

既に町おこしでハッピーな人たちの笑顔を壊すんですか、とか言われても、ねえ。それはまた別の話だし、いつか本当に本物の遺跡が出て来た時に信じてもらえないのでは…←助手(田中圭)が疑い始めてるので、次回そんなことになりそうな。


そして殺人犯も現場を掘りまくり。

遺体を埋めた時になくした腕時計は、既に神村先生が発掘済みなのに(本当に引きの強い…w)そうとも知らずの夜なべ仕事で、神村の捏造現場を発見かと寄ってきた学者さんを殺しちゃいましたよー。

神村が口を塞ぎたかった男の死。

その手には神村の手袋……って、出来過ぎですからw 発掘現場に置き去りなのも、神村の犯行なら絶対しませんよねw


さて、盛り上がって来ました。


「地の塩」1 ☆☆☆☆

うさん臭~い!さすがwowow。


大泉洋演じる考古学者カミムラが、遺跡に眠る古代人の声は聞いちゃうわ殺人事件の遺骨はみつけちゃうわで大活躍の上に語ることは聖人君子。

でも

「彼の発掘は捏造だ」

とデータを見せられて、神村の成果を教科書に載せた編集者の松雪泰子は沈みに沈み込むわけです。やっと完成した教科書に嘘が載っているなんて。でも、証拠があるなら学会や学者さん相手に訴えればいいのに、何故素人に?


一方の殺人事件遺骨は、神村の神推測から身元が判明。愕然とする元担当刑事田辺誠一。

その犯人は、パチンコ屋の店員板尾創路だと視聴者だけが知っているのです。

いや、13年前に埋めるところを神村は見ていたのかも??


ひたすらに手を洗い続ける殺人者。

それと同様に、神村の手もまた洗っても洗っても汚れて泥にまみれたままなのでした。ううう。

これって遺跡を捏造したと言われているあの「神の手」事件のことなのでしょうが、フィクションの1話のこのつくりでみると、神村もまた遺跡捏造だけでなく人を殺している様にも見えるわけで怖いんですよ。
元の事件では流石に人は死んでませんでしたよね?

とにもかくにも、大泉洋の怖さを引き出していい感じの1話でした。 


「シェアハウスの恋人」2 ☆☆

いい奴だなあ、辰平(大泉洋)。


勘違いとはいえ、共同生活のルール破りを全部自分のせいにして。ビール飲んだのも、エッチビデオの着払いも、女性の下着が散らかってるのもなんでもかんでも自分とは捨て身です、なかなか言えないよw

それもこれも空知くんのお父さんをシェアハウスに置いてあげるためなのですが……。


追い出そう!

とアレコレ仕掛けを頑張っている弟くんと彼女。それでお父さんが出て行ったら、ハウスには大事なお姉さんとへんな男が2人っきりって分かってる?3人でいる方が安全に決まってるのに何してるんだか。

いっそ自分が住めばいいのに。


で、ドタバタの挙げ句の〆は、やっぱりホモ風味なのでした。背中から抱きしめて

「好きだ」

って、こっちは勘違いですらないのかー(^^;;;)
確かに辰平は好かれてしかるべき人なのですから。ここは「へ?」と返して深刻にならずに、1話の汐さんみたいに
「私も好きですよ(^^)」
と返して平然と流してしまえば良かったのにと思いますです。 


こういうBL(ボーイじゃないし、オヤジラブでOL?)はなんか嫌、ひっそりして欲しいのかなあ。他にも宇宙人問題とかあるのに盛り込み過ぎ。毎回ラストでこれって、来週への興味をつなぐために同性愛を利用している感じなのも嫌かなあ。

離婚問題での「死ね!」はあまりに直球でこっちまで凹みます。「最高の離婚」での「死ねばいいと思ってた」の方が、面と向かって言ってる分いっそ爽や…か…うーんw 

エッグベネディクトのレシピを検索しました。 

「シェアハウスの恋人」1 ☆☆

イタい人、淋しい人が集まる場所、シェアハウス。

悪いけどそんな感じの第一話でした(^^;;;) 本当にシェアハウスしてる人が見たら嫌なんじゃないかと思う。


弟=世間もうるさいしw
望遠鏡まで備えたオシャレな造りのシェアハウスも、じゃあトイレ掃除はどうしてるとか生活感がなさすぎてどうだかなー。

でもいい人だよね、自称宇宙人@大泉洋も淋しい女@水川あさみも。

そして加わる壊れた男@谷原章介が、なんとなんとなんと……宇宙人にキスしてたー??BL??


男同士のキス、それが見続ける動機になるのかどうかは人によりけり。私にとっては誰と誰なのかによりけりというか…うーん、一体どんな話にしたいのか想像がつきません。


3、4話たってから見てみて、興味がわいたら遡って録画を見るというのはどうかしら。

wowow「プラチナタウン」~最終回 ☆☆☆

ええ話や~(><)


多少の妨害には負けずに老人テーマパーク計画が盛り上がって、でもお人好しばかりがスタッフなせいでアイディア漏洩。真似をされちゃうの??とハラハラもあり。

でも最初は悪口言っていた人たちが主人公の熱意をちゃんと分かってくれるし。

憎い悪役も悪いだけの奴じゃなかったし(><)

街は活気を取り戻しつつあり。

任期を終えた主人公は学生時代の夢を全うに、後進国に旅立っていく予定。じゃあ残される街はどうなるのか……って、ちゃんといましたよ。もっともっと町長にふさわしい、ずっとこの街で暮らしてこの街の為に努力してきていた人が!←ここで泣いちゃいましたって


もちろん彼女との恋も復活。ちゃんと「待っててあげる」そうですよ。って、一緒には行かないのねw
(作中唯一困ったのは檀れいの電話でした。お仕事の連絡なのに色っぽくって愛をささやいているかのような声w) 

「プラチナタウン」2 ☆☆☆

きたきた、老人ホーム誘致計画!


議会のじいさんたちには冷たくあしらわれる主人公。

無理と無駄だらけの町政(亜熱帯植物園w ペンギン一匹w群れで暮らす動物なのにー)にがっかりし、美味しい名産もなくて呆然ですけど、地元の子ども達から憩いの森や鮎釣りポイントと、街のいいところを次々と教わる展開に胸が熱くなりましたわ。
自然が豊かできれい。 
そして思いつく、空き地の有効活用法が冒頭の。老人ホーム誘致計画。消費拡大も雇用も産むはず、ばっちりじゃない!

そして元カノもF4層(だっけ?年配層)をターゲットの企画を提案……このつながりで復縁があるんでしょうか(お互いの上司同士が友達だったよ、狭いねw)


役所の職員には、お高くとまってるの、どうせ逃げるだろって嫌われちゃってて大泉洋の風貌でそれとってもよく分かるのですがw もうひとつ暑苦しいまっすぐさもあるので、理解してくれる日はくると思われます。 

 

「プラチナタウン」1 ☆☆☆

wowowドラマ。
あの暑苦しい大泉洋が主人公、なんか政治の話。
それだけの前知識で寝そべって他のことしながら見始めましたけど、だんだんと手が止まって画面に見入ってしまいました。面白そうです。

田舎の同窓会に呼ばれて
「市長になってくれ」
とか言われちゃう主人公。口々に
「学級委員だったし」
「東京の大企業で働いてて」
と、理由にもならないことを囃し立てる級友達。いやいや自分で出来ないことを押し付けちゃダメよーと思っていたら
「よーし、まかせろ」
って、えええー。地元が今、大借金を背負ってるの知らないの?出来るの?バカなの?……これがなんと、酔っての軽口で翌日は覚えていないというw

ベタ展開ながら、歓喜のご近所さんが押し寄せる光景に地元の田舎度が分かろうというものです。 

さすがに一度は断って東京に戻る主人公ですが、恋人にはなじられ、地元の窮状も知り、父は倒れ、やっぱり立候補を決意しちゃいましたよー
対抗馬がいないから、選挙無しに当選w

でも夕張を思わせる大赤字の地方自治体、経費カットでどうにかなるもんじゃなし。素人に何が出来るんでしょう。
議会でもよそ者扱いでイヤーな感じなんですが……

最後におおっと思いました。なるほど、高齢者のための町づくり!シルバー以上を目指すからプラチナ ??本気なのー??

大泉洋という配役が好き嫌いありそうですが、おおらかで何か手伝ってやりたくなる(ダメそうなw)感じが漂っていて、これから主人公の周りには人が集まってきそうです。
恋人(檀れい)とも、彼女が惹かれたという「瞳がきらきらしてた」ボランティア学生時代の熱意を彼が取り戻したら、復縁もありなんでしょうねえ。檀れいと大泉洋……似合わないけどw
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