ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

堀田茜

「異世界居酒屋のぶ(2)」3〜最終回 ☆☆☆

 どの料理も美味しそう…!
ゆるっと楽しい異世界譚、魔女も大司教も常連になって大団円でした〜(そんなことだろうとw)

 前作のエール疑惑で、「のぶ」を嵌めるハズが自分が逮捕されてしまったダミアン(梶原善)!
釈放後は復讐に燃え、ゴロツキを雇い噂を流し…大司教さま(松尾諭)に「居酒屋のぶは魔女の巣だ」と訴えます。
 いや、確かに仕入れから、大将(大谷亮平)しのぶちゃん(武田玲奈)の出自から、全て怪しい店ですし。実際に魔女……っぽい薬師(水野美紀)も常連ですからね! 魔女狩りが始まっちゃうのかあああ?

 と思わせて今回は、常連さんが暗躍する間もなく解決でした。じゃあ「のぶ」行こう!とフットワークの軽い大司教さまは狩る気などナッシング。その昔、自分を庇って姿を消した魔女…っぽい美女薬師先輩を西に東に探していただけだったのでした。喜びの再会ですよ〜。ついでにダミアンは、勝手に開けた裏口から日本の商店街に…は行かず、謎の伏見稲荷空間に迷い込むのでした。ザマァ!

 入り浸っていた吟遊詩人志望、というかどっかの放蕩息子丸出しなアルヌ(浅香航大)は実は侯爵家の嫡男で! 家業(領主w)には向いてなくてさー弟に譲ろうかなーなんて愚痴を、いつも正直な大将が一刀両断。料理修行になぞらえ「守破離」を語れば、ついにアルヌも地道に父に倣う決心をするのでした。で、後継お披露目の会場は「のぶ」w 狭いよw (ちなみに守=師の教えを守り、破=それを破って新しい味を探し、離=教えを離れ自分の味を作る。自分らしくする前にみっちり基本を学べってこと)

 武田鉄矢がモノホン大御所吟遊詩人役で登場も面白かったです。大将の、アルヌの迷いをズバリ指摘する上から目線の美食オヤジ!
 連れてきたブランターノ(木下ほうか)が、ずっとアンカケユドーフやらトリアエズナマの切れ目がおかしいのも愉快でした。そうだよ、皆もう流暢に「とりあえず生!」になりすぎw

 しかしツッコミどころは、ベルトホルト隊長(阿部進之介)が大騒ぎで探す「西洋すもも」……。
つわりに苦しむ愛妻ヘルミーナ(堀田茜)ちゃんのため、塩漬けにしてハーブと酢につけて…って梅干しかい〜ってなるわけですが、なんで「西洋」すもも? 「南蛮」漬けといい、アイテーリア自体の立ち位置はいったい東なのか北なのか……?
 更にはエンリコ牧師(好井まさお)が神(秋山竜次)と対話する茶碗蒸し! サラッと銀杏入ってましたけどね。日本と中国にしかないイチョウの木に成る銀杏が、普通に食材なんですか異世界アイテーリア?  まあ良いんですけどねー。

 次作シーズン3も予告され、ついに「のぶ」が異世界とつながった理由?仕組み?が明かされるそうですよ! ツッコミいれながらもまた観ます。ゲーアノート(波岡一喜)さまの活躍を期待!

 

映画「アパレル・デザイナー」☆☆

 古ッ!!!

 王道な物語は飽きずに見られますが(97分だし)ひたすら古臭い。たった1年前に公開された映画とはとても思えません。

 過去一世を風靡したデザイナー、ユージフジムラ(高嶋政伸)が古巣のアパレルHIRAKATAに帰ってきた!猫と新人パタンナーを連れて!
予算も就業時間も度外視、しかもド新人世加田(堀田茜)を重用するユージに社員たちは反発するが、結局はユージの熱意に打たれチームは一丸となってHIRA KATAショー開催を目指すのでした。

 はい、西村まさ彦氏目当てに頑張って見ましたよ💦
 コストコストとうるさい平方社長(西村まさ彦)でしたが、それもHIRAKATA存続のため。
途中、ショーの服を引き裂いてまで藤村チーム解散を叫び、映ってないところで副社長(前川泰之)と殴り合いすらやらかしたくせに、いざショーが盛況に終われば満面の笑み。やだー、やっぱり服が好きなんじゃないですか!

 と、社長には贔屓目もあり、定型の邪魔キャラ納得なのですが。受けて立つ藤村がねえ、優しげでいて中身は昭和の鬼上司ですからねえ。
社長にアパレル愛を教わった、と並べる思い出はどれも勤務時間外💦 部下への要求も残業当然、24時間仕事しろ!猫で誤魔化してもふんわりしないブラックぶりです。
その上、目下の女性はお前&呼び捨て。部下社員ならまだしも(ダメだけど)、靴の発注相手にまで呼び捨てって!お前呼びって!その無礼、親しさ表現だと思ってるの??

 そもそも、藤村デザインの良さが分かりません。作中、誰もがデザイン画を一目みては
「カッコいい!」「素敵!」
と絶賛する、それだけです。ショーで分かるかとずーっと待っていたのに…、いわゆるパリコレ的ファッションショーでなく既製服のお披露目だからか、地味色の普通の服ばっかりでさorz
もっと、色使いがこう違う、さすが!とか。ウエスト位置でシルエットが変わっていい!とか「アマデウス」式に、具体的に褒めちぎって欲しかったです。

 ましてデザイン画はただのイメージで、具体的に型紙に起こすのがパタンナー。なのでパタンナー次第で全く違う服になる、という前提も語られず、世加田の良さはパソコン任せにせず手作業を入れるからだとばかり、ほら精神論。実家は呉服屋でした!ってパターン引く力に関係ないし!
ついでに、藤村がデザインを志した美談。貧しくて服は母の工夫した手作りだったから…、いやこれ、服は買う方が安い世代に分かります? 逆に50代に子供服の手作りは当たり前w でも生地もミシンもお高いですのよ。本当に貧しかったら服はご近所のお下がり…。母上はプロの縫い子だったか、腕前はリメイクで発揮した方が説得力ありましたね!

 高級服も売れ残ればタグを切られて二束三文、ゴミになると、廃棄問題を入れたことだけは今時でしたか。あと、藤村と世加田や靴の岸本さん(西村美柚)、イケメン吉野(飯島寛騎)とラブが始まったりしなかったのは良かったです。

途中、若者を差し置いて何故かショーの服を試着する高島礼子が流石のプロポーションでしたw 





最新コメント



   
   

ドラマのあらすじはこちらでね


にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

インパルス関連本

「蟻地獄」文庫

ちなみにじゃすみん「蟻地獄」評はこちら

「月の炎」絶賛発売中!

ちなみにじゃすみん「月の炎」評はこちら

カテゴリ別アーカイブ
  • ライブドアブログ