ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

前田敦子

「育休刑事」9、最終回☆☆

 久しぶりに見たら蓮くんママ沙樹(北乃きい)も刑事、というか捜査一課長! 個室の執務室まで持ってるお偉いさんでしたよ! 成程、ヒラなパパ春風(はると金子大地)のほうが育休とるわけですね!

 9話のメイン事件は、お隣さんの浮気⁉︎
幼児教室オーナーの旦那(渡辺大)が浮気してる!と騒ぐ奥さん(ソニン)を宥めつつ体験レッスンに潜入し、ハイハイ蓮くんに付着した『お名前シール』を決め手に会ってたママが判明〜(でも浮気じゃなかったよ!)って、どうでもいい笑
 でもその裏で沙樹ママが、昔逮捕した半グレ赤蛇(岡本圭人)に恨まれて、春風パパの知らぬ間に命の危機!だったりするのでした。

 10話ではショッピングモールを訪れる休日の秋月一家+春風姉(前田敦子)    狙われている沙樹を囮に、赤蛇の爆破計画を未然に防げるのか〜?
 不自然なベビーカーに、誘拐を疑い追う春風。それがきっと爆弾だよ!
「蓮くんのおかげ」
かどうかはさておき笑 わかりやすいヒールだけでなく、幼児連れにしては少ない荷物、よだれ汚れが目立つ黒ジャケットに違和感を覚える経験値は間違いなく育休で養ったものですよね〜。そういうところが見たかったので満足です。
半グレ達と大立ち回りも、普通に強い春風とひまり(武田玲奈)はさておき。うずくまったり、絡まった上着をなんとか逆に利用して闘うマイクロ豚マニア君(きづき)の殺陣が凝ってて面白かったですね〜。そしてずっと蓮くんは可愛い!

 さて実際に爆発したら被害甚大ですが、そこは爆弾を作る『雑貨屋』(和泉元彌)も実は育児中!赤蛇の無差別殺人の片棒をかつぐのは嫌になった…と、  こっそり警察の味方をしてくれていたのでした〜って、いくら育休中でも囮に巻き込む春風にぐらいそれ、伝えておいて良かったのでは笑

 ご贔屓西村まさ彦氏は、組対こと組織対策課長です。ずっと追っていた赤蛇を、2年前微罪で逮捕してしまった沙樹課長を目の敵にして、チクチク嫌味ばかり。小物ですね〜。最後も、沙樹課長の働きで爆発を未然に防いで被害ゼロ、いい結果なのに渋い顔でした笑

 そして現場に復帰した春風パパは、時短勤務に。育休刑事→時短刑事に⁉︎  
保育園に通う蓮くんが立っちしてめでたく終わり、続編がありそうですね笑

「育休刑事」1× 、2☆☆

 赤ちゃん可愛い〜!

 育休中の刑事秋月春風(はると金子大地)が赤ちゃん連れで事件に巻き込まれ、育児からのヒントで事件を解決!
そんなコンセプトも興味深いけど、8割がたは可愛い赤ちゃんのために見てるので。

 赤ちゃんが死ぬ話とかやめてよ!

(孫の突然死に狂った祖父が、喫煙者の婿&婿友人のせいだし娘の扱いも許せないと2人を射殺。その拳銃どこで手に入れたのか?) ←主人公は、祖父(片岡鶴太郎)の仕組んだ狂言強盗に巻き込まれ子連れで人質に。

 それでも見た2話は、単位が欲しけりゃ30万円か身体よこせ!な教授が殺されててもう、どこの異世界なの。大学教員な旦那見たら憤死するわ!

(「金払え」を録音して揉み合い、突き飛ばした学生は逃走。意識不明の教授を見つけた、不倫相手の別教授がこれ幸いとトドメをさしました笑 内定決まってる生徒の卒業取り消しは就職率下がるので、不当な単位不認定なんて学生課が許さないし。人生かかってることを泣き寝入りは『優しい』でなく無気力すぎてヤバいよ)←容疑者学生(濱田龍臣)の部屋が主人公宅から見えるので、育児の合間に張り込んで、気が向いたら解決してね!

 どうも事件設定がおかしいんだよなあ。赤ちゃんは可愛いのに!

 出張の多い母親に北乃きい、監察医で事件にもすぐ首突っ込むウザい姉に前田敦子。警察上司に鶴見慎吾。同僚の武田玲奈がなんか老けてるのは真ん中分けのせい?(同シーズンの「あなたがしてくれなくても」ではいつも通りだもんね?)

「伝説のお母さん」~最終回 ☆☆☆

『夫が仲間になった』
えー、生後8ヶ月にして。やっと!

 ずっと観てました。毎話面白かったです。
 婚約中のカップルが、子供産め攻撃に揉めるw 「一族に伝わる一子相伝の呪文」て!現代なら梨園に嫁ぐレベルに面倒ですよねw   シングルマザーを助けて家事に励む孝行息子は、ママのお仕事も手伝いたい!いやシーフだからw その合間にずっと夫モブくんの無職と無理解に悩み続ける、伝説の魔法使いメイちゃんでしたよねー。魔王側も勇者パーティも芸達者ぞろいでコメディ場面はちゃんと笑えるし、赤ちゃんは可愛いし(モブくんが怒鳴ったら泣き出した場面は本当にかわいそうでしたわ~)コスプレ学芸会になりそうなところを、ちゃんと社会派コメディドラマに仕上げてましたよねえ。
 しかしそれだけに20年前を思い出してイラッとすることも多くて毎話は感想書けませんでしたわ。

 ほんと何故か旦那が気に入って(ドラクエ世代だし)率先して観ていて。あのめっきりおバカな国王や、はっきりダメダメなモブを嗤うんですよね。何ひとつ家事をせず、オムツも替えず、職もなく、我が子を1人でみていることもできずに仕事中のメイにオニ電をするモブくん。ひどいねー、 ダメだよねー。でもあなた同類だったよ? あれが100だとして50ってこともなかったにしても、15歩100歩ぐらいにはorz
 そしてメイは国家随一の魔法使い。
あれれ、そこまでダメ男vs優秀妻じゃないとエンターテイメントにならないのかな。ふつーの誰でもできる仕事をしている奥さんだって働いていていいし、どこの旦那さんだって自分と家族のためにそこそこの家事はするべきでしょ…って、実写だと思ってしまうんですよねえ。ネットで原作の漫画読んでいた時には、そんなこと思わなかったのになー。そもそも子育て中のママ相手に発表されていたからですかねえ。

 ところで、普段はドラマ見ない同窓生と先週あったら、何故かこれは見ていたそうで、独身で管理職の彼女の感想はなんと魔王視点w (いいよね、大地魔王!) なんでも社内結婚の部下がおめでたで、正直女性の方が優秀なのに産休→育休、下手したら退職というマミートラックにずっぽり。どうせなら休むのも辞めるのも旦那にしてほしい~と言っておりましたが、まだまだ夫婦2人の決定というには世間の声がそうさせているところありますよね。今まであれほど提案されても実現しなかったリモートワーク、更に言えば具合悪かったら帰る程度のことすら、昨今の新型コロナ騒ぎでするっと出来ているのを見たら、子育て夫婦の働き方だって
『育児は女の仕事だろ?』
『子供が可哀想』
といった魔王の精神攻撃、もとい人間界の空気さえなかったらサクッと変えられるんだろうと思うんですけどねえ。父親も育児ちゃんとしないと老人が死ぬウイルスとか蔓延しないかな、ってどういう仕組みかなそれw

 えーっと他にまだ作品そのものの感想はっと。衣装良かったですねえ(デザイナーさんの卒業制作まで動員したとか?)

頭と最後がおじさんの掛け合いで、ゲームプレイ実況動画みたいになってたのもいとおかし。

 さて今は「あるある」ドラマな今作ですが、いつか歴史物みたいに思われる世界になって欲しいですねえ。


「伝説のお母さん」1、2 ☆☆☆☆

 面白い! そう、ドラマは何一つ文句なく面白いのですが20年前の我が家のあれこれが思い出されてムカッとしてしまうのだけが問題かもw

 10年前、魔王を倒した伝説の勇者たち。
今また魔王の復活が告げられ、パーティに招集をかけられるも魔法使いメイ(前田敦子)には問題が。ハイハイの赤ちゃんを抱え、保

園には入園を断られて外出ままならないのだ!ちなみに父親は役立たずorz

 原作が始まった頃からのファンですw  毎回パンチの効いた皮肉に大笑い。保育園の待機列が長すぎて
「旦那さんが死ねば…」
と、入園判定ポイントのシングル加算を助言されるところとか(ドラマの「殺せば」は過激すぎw 離婚でも死別でも同じはずだし)、そのうち魔王(大地真央)側が保育を充実させて勇者マサムネ(大東駿介)が24時間受け入れOKの魔界保育園に惹かれて一家で寝返っちゃうところとかw 最高。
一方の自国の国王(大倉孝二)の「名案」は、メイの旦那モブ君(玉置玲央)のうやむや解雇。無職で家にいれば、子供は旦那がみるだろ?という浅知恵でしたが、モブ君はゲーム三昧で、愛娘さっちゃんのオムツも変えずミルクも離乳食も忘れて放ったらかしorz  挙句、さっちゃんは放置されたタバコをあわや口に…orz

 もう家にいる方が危険!と、魔王との戦いに赤ちゃん連れて参加したメイ(旦那は温泉女子会だと思ってるw)
それってカッコイイっすよ、などと無責任な新人(前原端樹)が持ち上げたりするも、赤ちゃんで気が逸れてる間にマサムネが死んだりしてw  どうやらちょうどその時間、保育園に子供をお迎えに行く約束になっていたらしいマサムネ。え、街から遠く離れているのにどうするつもりだったのって問題はさておき、死んでいたせいで連絡もつかず、激怒した奥さんが宿に乗り込んできてもう大騒ぎ。
 そりゃあ、保育が充実している国に移りたくもなるってものです。
 敵の魔王も、有能なブレーンのおかげで対策しつつも何で人間界がろくな対策もせず少子化なのか、さっぱり理解できてないのがいとおかしorz

 美術が可愛い。メイ家のリビングの中央にドーンと木が生えてたり。お役所も柱にちょっと木がくくりつけてあるだけでお安めにファンタジー感出ていていい感じです。戦闘シーンがまるきりドラクエ画面なのも楽しいったら。MEGUMIのシーフもかっこいいよ!
あとは早くモブ夫が改心したり「子育ては女の仕事」とか言い切ってる新人も目を覚ましたりしてくれないかなっと。 

「民衆の敵 世の中、おかしくないですか?」1 ☆☆☆

その辺の主婦が市議会議員に!狙いは年収950万円!
タイムリーな政治参加もの。それも
<市議会議員の当選率は8割、正社員を目指すより確率高い?>
だなんて言われたら、身近な感じがするじゃないですか。もっとも「時給950円」を連呼する篠原涼子の年収は確実にそれより高いのですが、まあそれは気にしないお約束でw

智子(篠原涼子)と公平(田中圭)は似た者夫婦。
強い正義感を抑えられずに、困っている他人のためにすぐ上にたてつくのでクビになる。今回もなんと、2人同時に無職に。気持ちは大らかでも、当然家計は火の車。粗食を「ステーキのつもり」と食べる技を編み出した息子が不憫で、割のいい仕事を探すうち、なーんと立候補を思い立ってしまった智子は!
持ち前の猪突猛進。
鼻で笑っていたママ友も次第に巻き込み、何もかも手作り手弁当で自転車の選挙戦を戦い抜いて、なんと当選してしまうのでしたー!

その昔「ハケンの女」だなんだ超有能女史を当たり役にした篠原涼子が、今度は普通の、いえむしろちょっとダメだけど正直さと人たらしは誰にも負けないママを好演です。
会社のマニュアル、普通は守るでしょ。智子はわざわざ守って顧客ファーストに対応してクビになるw  道にばらけたゴミ、嫌だなと思っても普通よけてそのままでしょ。智子はわざわざ自転車止めて、手が汚れた臭いとわめきながらも片付けるんですよ。それが、キャリアを諦めて子育てしていたママたちを引きつけるのがよくわかりました。新聞社勤務の平田さん(石田ゆり子)なら政治部にもいて知識はあるけど、彼女が立候補したならきっとあんなに人は集まりませんよね。

また、無職になった途端に保育園は退園すべしという市の規則が途中で判明。現職磯田(笹野高史)ら対立候補に叩かれてしまうのですが、対策として平田たち賢いママが思いつくのは方便。我が子だけじゃなく選挙手伝いママたちの子供もまとめて面倒みてくれてる旦那を、事務局スタッフって形で雇えばほら、無職じゃないから……と言われて、見ているこっちはなるほどなのですが、当の智子が浮かぬ顔。それって嘘つくってこと?と。
翌日も、磯田の街頭演説ではもっぱらそこをボロクソに非難され、壇上に勝手に上がった智子はといえば言い訳ゼロで全面降伏、えー。でも、謝罪の後に
「それっておかしくないですか?」
と言い出されたら、確かにね、と敵方もみんな聞いてくれるのです。だって変だよね、誰だっていつ職をなくすかわからないのに、そしたら子供の預け先が即、無くなるって。演説では『友達と会えなくなる』と子供の権利も混ぜてましたが、いやそれより職探しができないでしょ! 体壊して退職の場合にも、子供が家にいたら療養どころじゃないわ病院にもいけないわ。
「だったら、制度の方を変えていかなきゃいけないんです」
なるほどーですよ。

一旦は落選するも、直後に繰上げ当選になるお約束でわーい!(ここにカメラが密着してないとか、残念ですよね)

スーツ着て乗り込んだ議会で早速、居眠りオヤジを起こしてみたりと我慢できない智子さん。山ほどの騒動が期待できそうです。

二世議員に高橋一生、マドンナ議員に前田敦子、千葉雄大とかトレエン斎藤とか。あら古田新太もいるわ。

「就活家族」~最終回 ☆☆

大団円。良かった良かった。……一のかな。

熱心に見ている旦那の横でまあドラマとしては楽しみましたけどね。まずあの父親が大嫌いでした。自分はずっと隠し事を続けて事態をややこしくしたくせに、他人の隠し事にはキレるダブスタ野郎め。
一家離散も離婚危機も全部その内緒内緒のせいだったのに、懲りもせず留守電には「話がある」だけ。「再就職が決まりそう!」と言えばいいのに。インドで社長、それも元いた大企業絡みという超いいオファーなのに、はっきり告げずにゴタゴタ。黙って遅刻してゴタゴタ。挙句、待ち合わせの店から黙って帰る妻子w これまでのほったらかしの成果とはいえ、双方連絡が出来なさすぎですよね。
まずはみんなの携帯にラインを入れて家族グループを作って。
「親父遅すぎ」
「前もこうだったよね」
<怒りのスタンプ>
と他3人で責めてやりましょうよ。父は父で
           「今終わった!」
           「向かってる!」
           「雨〜」
ぐらいの連絡をしろ、と。そしたらせめて
「もう帰る」
と教えてくれ……るかなw 知らないw

更に腹がたつのは、周囲が勝手にとりもってくれちゃうことですよね。家族会議に遅刻した理由も、自分を助けた為だと解説してくれる人がいちゃう。いや誰も、パチンコしてただろとかは思ってませんって。どうせ急な仕事なんだろうけど、家族より優先度が上だゴメンってことを、自分で言えるようにならなきゃダメ夫ダメ父のままなんですよ。あの父に感情移入して見てるパパ層には、やせ我慢してたら通じちゃってたぜ!が理想なんでしょうか。うわーウザい。

ブラック就活塾長も、障害のある妹が本当にいたと分かった途端にいい人演出に。いやいや恐喝はしてたから! 自分が何しても「それが仕事をつくるってこと」と正当化してたくせに、痛い腹を探られた途端、取材する側のモラルを非難しだしてドン引きですよw そうかこいつもダブスタだったか。

娘は不実な男を捨てて新しい職場にやりがいを見出し、息子は心酔する塾長の不正をあばき、新しい仕事に精をだす妻はかつての夫のように仕事優先で子どもたちからのヘルプに答えられない。それぞれ変わっていくのにね。最初から二面あった父親だけが、新天地インドにもいかずきちんと話も出来ないままで……ああそれでも、ストーカーさんからの高価なプレゼントをやっと返却出来ましたっけ。邪険にするのでなく、あなたこそインドで何か見つけるべきと送り出されて、彼女はやっと報われない片思いから卒業できたようでホッとしました。えー、変わるのそこ?
手紙なんかじゃなく、はっきり妻をまた口説いて欲しかったものですけどねえ。まあ奥さんがあれでいいならいいか。

妻も子どもも、建てた夫本人も、新居に住まずに巣立っていくと思いきや、結局全員戻ってきて一緒に住むことになるという最終回。とりあえず4、5年は大団円かなあw

船乗りの祖父に始まりいつも誰か日本にいない家で育ったもので、そんなに家族家族と一緒にいたがるのもよく分かりませんでしたよ。インド行けばいいのに、としか思えず。どんな花があるんだろうと誘えばお母さんも来たんじゃないのかなw

「銭形警部」金曜ロードショー ☆☆

銭形だ!銭形警部だ!
あのダミ声を見事にものにし、体格俳優鈴木亮平が今度は銭形のとっつぁんを見事に演じてくれました。惚れる。洗濯物たたんだり机拭いたりしながらTVついてるお茶の間では、声が似てたらもう銭形ですよね。
じゃあ映画「ルパン三世」での小栗旬も、アニメの声を真似て『ふぅじこちゃぁぁぁん』とやらかせば満足だったのか……?は分かりません。事件そのものを作り出すルパンにはルパンらしさを過剰に期待するものでしょうが、事件をうけて捜査に走る警部は受け身なものですし、だいたい今回ルパン偽物ですしね!

そんなわけで、まずは美術館から絵画が消えます。爆破予告や花火で警備の気をそらしての手口が怪盗ルパン三世と思われましたが、警備員が死んだという一点で
『犯人はルパンではありますぇん!』
と断じる大きな影。そうインターポール所属、銭形警部(鈴木亮平)の登場です!

絵を盗むなら枠から外して丸めて運ぶのが普通でしょ。美術品をよく狙うルパン三世担当の捜査員が枠ごと持って逃げると思ってちゃ困ったものですが、今回は犯人本当にそのまま担いでたんだから困ったもの。靴もあんなピッカピカじゃなく履きつぶしててほしいなあとかとか思いつつも。細かいことと『刑事のカン』に拘る銭形の捜査は、見事警備員の犯行を暴き、マスコミの寵児に。
それを見た小津(上川隆也)は、クイズ形式で銭形に爆破予告をよこすのだが……。

スタイリッシュ知能犯vs絶対に諦めない銭形。
ダメな部下国木田(三浦貴大)も、優秀な部下桜庭(前田敦子)も、それぞれに銭形に影響を受けて刑事として成長しているという展開にはベタながらすっきりしましたよ。ただ、これが連ドラの1話だったとして2話3話に超期待できるかとなると自信ありません(^^;;;) 全4話のwowow版はどうなるのか、お手並み拝見です。  
今回の決めは背負い投げ! 鈴木亮平って元から柔道の心得あったんでしょうか。それとも俳優になってからそういう役どころが多くて上手くなっていたりしてw あと爆弾魔の山寺宏一がおいしい役でしたね

「就活家族」1~4 ☆☆☆

黒木瞳のサービスショット来たーw
などというヤジも飛ばしつつ、概ねはガクブルしながら見ております。嘘とすれ違いが破滅を招くよ……幽霊や殺人鬼出るよりある意味ホラー。

エリート社員(三浦友和)に教員妻(黒木瞳)、姉はOL(前田敦子)弟(工藤阿須加)は就活生。
この全員が無職になり路頭に迷う話らしいと、てっきり1話の終わりまでには社会人3人みんなパーンと職をなくし、さあどうする?なのかと。その後の職探しでドタバタとか、就活豆知識でもテロップ出たりする陽気なものを想像していたのですが、違いましたねw

主人公のエリート父は目前の役員昇進をセクハラ疑惑で逃し、代わりに昇進したライバルが部下(薄幸の女王:木村多江!)に偽証をそそのかしたせいだったと後にわかるのですが時すでに遅し。左遷を受け入れずにとっとと退職しちゃってましたよ。新居も購入するところだというのに、職にしがみつかないところはさすが大手企業のエリートさん。再就職なんて簡単だと思ってたんですよね。でも世間はそう甘くありませんでしたよ……むしろその職歴が邪魔になる場合も。
それでも辞めたと正直に家族に言うか、せめて役員の線は無しとだけでも言えればまだ良かったのですが。嘘をついたまま公園で時間をつぶし、出張に行くふりで街をさまよっている間にじわじわと、嫁と娘の退職が濃厚になっていきます。母は真面目すぎ、娘は無能すぎ&恋愛脳と原因は180度違えどどちらも、辞めたってパパが生活もローンも支えてくれるから大丈夫!と言い合っているんですよ。だって大企業の役員だもん!って。違うから、もう無職だから!
長男はといえば、怪しい就活塾のとりこ。
やっとひとつ取れた内定もブラック企業。わざと斡旋してるんだろう、と塾に乗り込んで塾長(新井浩文)へ暴言を吐く父。その行動も無茶ですが、何よりまずかったのは再就職先の機密文書を持ったまま行ったこと。さらに、カバンを置いたまま離席したこと。この脇の甘さ、セクハラ工作に引っかかった教訓が何もいきていなくて呆れますよね。案の定脅迫されて再就職が潰れたのも痛いですが、切羽詰まった妻からの電話をちょうどその揉め事でおざなりに切ってしまったことだって痛恨ですよ。それまでも何度も何度も、相談しようとしていた妻もさすがに諦め……ホストクラブで憂さ晴らしw 翌日さあ聞こうって、もう遅いんです。

常に正しく上から目線で、ごまかすな、嘘をつくな、隠し事をするなとかます主人公。ウザがられながらも頼れる父/夫だったというのに、だんだんと自分も嘘と隠し事が増えて、3話4話ではもう、どの口がそれをいうのかと。アリバイ京都土産から<東京>シールをこっそり剥がす姿は情けないの一言です。
どうせ早晩、ばれますよね……。
退職を知って取引を持ちかけていた塾長には悪態ついたし。ビル清掃のバイト中にも、いつ家族と会うかわからない。どんな風にバレるのか、言い訳できるのか、家族の対応は。リフォームした新居のローン支払いはどうなるんでしょう。うわあ。

似た者夫婦で、常に「正しい」聖職者丸出しの妻は……夫の嘘を許せないかも。不倫に見えた状況は再就職絡みではあるのですが……ひとつ嘘があったら他も全部信じられなくなってもめまくるのかも。息子も、就活で改まった父への評価は『大企業』の『役員』であることへの賛美なのだから、無職に説教されてたとなったら怒るでしょ。出版関係に食い込む大チャンスの取材もパーだし(今更勉強する英語があの中学レベルでは、本当に学力やばいのかもですが)
嘘がばれても絆を保てるのは案外、家の中で金を盗んでもしれっとしていた奔放な娘の方かもしれませんが、それってどうなの。
着飾って編み込みヘアで頑張る前田敦子は可愛いですが、クズすぎて同僚にはなりたくないよね。

母のトラブル。
同姓同名生徒の内申書が入れ違っていて不合格って。当日の点数との齟齬もあるだろうし、更に志望校に行かれなくて底辺校でいじめにあってってさ、その学校に行かせた判断には親も責任あるし(中学浪人とか留学とか通信教育とかフリースクールとか選択肢はあったはず)苛烈なイジメ自体は底辺校の方を告訴するべきでは。
で、息子がされたようにお前も脱げ!も八つ当たりですが、思いつめた顔で脱ぎ出した背中も二の腕もどこもすっきり美しくて……こりゃ脱げるわとしか。その後べったり個人授業ですよ、引きこもり元生徒が別の道を踏み外さないか心配です。

「ど根性ガエル」最終回 ☆☆

うわー死ぬ死ぬ詐欺だったw
そして予告のヒロシそっくりな男は、本当にただのそっくりさんw ただし『ピョン吉と出会わなかったヒロシ』で、自分に自信がなく居場所もなく告白もできない腑抜けた男で……(ヘビのTシャツがピョン吉ヘビ版かと思いきや、そっちもただのTシャツか!)でも今度は彼がピョン吉を下敷きにして、2度目のシャツの中生活のきっかけになったんだから。もうそのヒロシ2にピョン吉2を譲ってやれよと思ってしまいました。だってヒロシはもう立派に仲間もいて辛くても空元気で暮らしていけるんだからさ。
せめてちょっと貸してあげて、何か彼の問題を解決してから帰ってくるとかさあ。

普通で考えたら『死んだと思ったら生きてた!』ってめでたいことですが。ピョン吉ってカエルなんだもんなあ……。
剥がれた後、一旦は池に戻ってちょいモテでうまく暮らしてたというなら、そのまま残りの人生もといカエル生をまっとうさせてやるのも愛情ってもんじゃあございやせんかい。
初回からずっといつか訪れるピョン吉との別れを強調してたのに肩すかし、ヒロシも成長したようなしてないような。いくら『いい話』をヒロシが嫌いでも、そりゃないでヤンス。 これって独り立ちなんて、成長なんてしなくていいじゃん、大人になんかならなくっていいじゃんって話だったんですかね。別にピョン吉に死んでほしかったわけじゃないですが、あまりに葛藤なく戻って万歳とされると戸惑います。
 

ああでも、お母さんもカエル潰してきゃーってなってたの、あれメスだよね。ピョン吉にも家族ができる予感……
って! 
そこは京子ちゃんですればいいのに(^^;;;)

「ど根性ガエル」3 ☆☆☆

今日のぴょん吉、訛ってたよね?


ゴリライモ社に雇われて、ボチボチと働くひろし。口は達者でも手はぶきっちょなのねえ。おまけに社長が見本を見せると称してつきっきりで『俺の方が上だ』と見せつけっぱなしなんですから、そりゃイライラもするかw でもだからって、早番に遅刻しないように深夜の工場に忍びこもうとして捕まるとかorz またそれを、取り調べから遡ってひろしのダラダラ語りで見せる演出も楽しかったです。

でもねえ、ひろしが情けないねえ。喧嘩ばっかりの小学校時代から、すっかり人が変わって親への感謝を口にするゴリライモ。ひろしだって同じく父を亡くしてるのに、片や社長で片や昨日までプー。この差をしみじみ噛みしめるよりふてくされてるなんて。せっかくの就職祝い会も台無しにしちゃって……1話のひろしに逆戻りじゃん!

それでも母ちゃんに財布、ぴょん吉に焼肉。京子ちゃんにもなにやらカエルグッズ詰め合わせの段ボールを贈る分だけちょっきり稼いだら、もう辞めるーってマジか!「ゴ」リライモパンを「ヒ」ロシパンに出来たらそれでいいのかい!

(一足違いで財布を買って人を追いかけて……譲ってもらったようですが、それもどうよ。あちらにだってあの店であのカエル財布を選んだ理由があるでしょうに)

同じゴリライモの雇われ人でも、工場でパン作りよりパン売りの方がひろしは向いているよね。これからそんな、ひろしができる仕事を見つけていくのかしらん。剥がれかけてるぴょん吉の、最後の日が来てもうサボらないように見張ってもらえなくなる日までに、その天職探しは間に合うんでしょうか。梅さんのプロポーズ成就とどっちが先か←先生も言われるの待たずに自分から言うか、ほかの人探そうよ


「ど根性ガエル」2 ☆☆☆

生きてるだけで環境破壊!
すんごいことを面と向かって、京子ちゃんw
 

おまけに「他人様のものに手を出す様なことはしない」と、いくらダメ息子でも母ちゃんは信頼してたってのに、ひろしときたらゴリライモのトラックを盗んで走り出しちゃいましたよー! ま、本人は『ちょっと借りた』って感じなんでしょうねえ 実際ゴリライモも警察に届けたりはしませんが。

お巡り五郎に母さんに京子ちゃん、みんな寄ってたかって親身に心配する様子に、盗まれてる方なのに負けた気分のゴリライモ……! 懸垂勝負もかけっこも、現在の社会的地位も、どう考えても勝ってるのにね。頑張らなくても勝たなくても、天性人を集めるのはひろしで、京子ちゃんだってひろしの側に立って謝ってくれちゃったりするんだもんねえ。追いかける役も買って出るし!

そしてみてる方としては、あ、ひろし運転できたんだと関心したりw 元営業で成績よかった話も聞いて(だから今ニートでいいってわけじゃないけどw)安心したりして。元がマイナスなだけに印象アップでやんすw

結局、福島まで乗り回しながらゴリラパン営業。

農家の手伝いもして、こっちにくればいいと誘われても、やっぱり戻ってきて……ゴリライモに雇えと態度デカく頼むひろしw 「嫌なことでも頑張るのが根性だから」一番イヤなこと、ゴリライモに頭を下げるんだって、おいおーい 当のゴリライモの前で言うなよ!

まあ冒頭の京子ちゃんといい、そこが幼馴染の気安さなんでしょう。さて就職したら結婚できる……わけもなく、続く。
1話より面白くなってきたかも

しかし京子ちゃん、落ちそうなトラックをぴょん吉ひろしが止めてる時に、君の役目は運転席に乗って前進でしょ!一緒に後ろで押してどうするのw ←この危機をカエルたちが教えてくれるの面白かったですw すごいぞ田んぼのカエルw 

「ど根性ガエル」1 ☆☆

こんな30男はイヤだー(><) という件は京子ちゃん(前田敦子)が面と向かって言ってくれたのでスッキリw

団地の窓にプロポーズを叫ぶw 返事に興味津々でもご近所はガラッと窓開けて「うるせーバカやろー」だよね。続く京子ちゃんからのお断りだってうるさいよ! ……なのに結局、苦情なし。ここが一番、原作との乖離を感じたところでした。もう昭和でも下町でもないところで「ど根性」してるんだね、ぴょん吉は。


そんなわけで、昔懐かし「ど根性ガエル」の実写化です。主題歌懐かしい~(><)ぴょん吉の声に違和感ないあたり、声の満島ひかりがめちゃ研究してしゃべってくれてるんですね。ひろし(松山ケンイチ)もいいんじゃないのかな。

しかし舞台は原作の16年後なので、実は再現度が高くちゃ困るんですw なにも変わってないことを責められるニートひろしw だよね、コーヒー飲む小銭も持ってない30才orz  ゴリライモ(新井浩文)なんて手広く商売する社長で選挙もでてるのに。「大人」と彼を評する京子ちゃんは離婚して出戻り、ゴリライモのパン工場に就職です(><)……この段階では完全にひろしが負け組ですが、まあ段々に「ど根性」でいいところ見せて、古臭くても無職でもいいやってことになるんでしょう!(さすがに就職はするかなw)

しかし、ぴょん吉がすでに剥がれかけていて消滅の予感。エンディングは既に551蓬莱CM「ある時(ぴょん吉がいる時)」⇔「ない時」状態で、お別れの前にぱあっと一花咲かせる系かも。そこをうまくやってくれたら泣ける……のかも。 京子ちゃんと結婚エンドなら、そっくりな息子がカエルの上に転んで2代目になるエピローグまで妄想しましたw


て、読み返したら大絶賛みたいになってましたが、2話見ようか悩んでますよ。
特撮に驚き、各キャラの現在を一渡りみせられたら、もう満足しちゃってw ぴょん吉ひろしの下町のべらんめえなやりとりも、続くと案外耳障りなんですもん……。 

ああでも、梅さんがよしこ先生にずーっとプロポーズし損ねてるんだから(先生何才?)ひろしも結ばれるとは限らな…どうでもいいやw そうそう、勝地涼の五郎は出色でした。再現度はどうでもいいの。「~でやんす」をあそこまで自然に繰り返せることに驚愕w だからひろしもね、現代ではキテレツな巨大グラサンをキープし続けることに必死にならなくて良かったのに。ぴょん吉シャツをスーツでも着続け、ぴょん吉魂で契約をゲットするサラリーマンでも、ぴょん吉宅配便でもなんでも、有りじゃないですか。で、そこからの別れと自立を描くとかさ。 なのに最近はぴょん吉はお母さん(薬師丸ひろ子)が着てることのほうが多いだなんてさー。

特撮が素晴らしいだけに、見せたいのは進化した映像だけで物語には特に今リメイクしたい主張はないのかもと疑ってしまうんですよ。「デスノート」同様に。

「Q10」1☆

Q10で、キュートって読むんだ。ふーん

捨てロボットだったヒロインの名「Q10」の呼び方と、起動方法が「歯を触る」という変態チックだった以外は、まさに青春ドラママ!好きな人は楽しめるでしょう。 

実際月曜日の今日、
「なあなあ、Q10観た??」
という女子小中高生の会話をあちこちで耳にしましたよ!! 

困るのはQ10の平坦しゃべり。聞きづらい。前田敦子は演技出来る娘なのにもったいないです(ロボットならいけるじゃん!といわれたもこみちとは逆ね 笑) 

主人公(佐藤健)が病弱な設定とか、
『自分より大切な存在なんてあるのかな』
と、親御さんにとって君自身がそうなんだと気づいてないところとか、若い子向けのお話ですよねー。でもナレーションになんか覚えがあるような……ええ、木皿脚本??マジすか??いや確かに!でも(^^;;;)

えーっと、次回も観てみようかな。

「栞と紙魚子の怪奇事件簿」2〜4 ☆☆

困った子な栞ちゃんと、それに困る紙魚子ちゃんがどんどん可愛く見えてきます!

ためらい坂のケーキ屋、よかったわ!!
(栞と紙魚子にもちゃんと味見させてあげたかったけど、あのラストはなかなかキュート♪)

自殺館はあまりに凄惨だったし、毎回どうしてこう女子トイレが好きかなと呆れますけど(やっぱ、”永遠の謎”だから??)流れてる空気が不思議に胃の頭町(笑)

顔の大きな奥さん、待ってました!まさしく漫画から抜け出て来た様で素敵に違和感です。

「栞と紙魚子の怪奇事件簿」1 ☆☆

のっけから殺人て!怖すぎるよー!

もちろん諸星大二郎の原作にも怖いものは出まくりですけども!ムルムルや顔の大きい奥さん等の印象が強かったかも。それとも、あの絵だと普段から怖いからマヒってたかしら?とにかく、
怪奇?怖いの? と訊く家族に
笑っちゃうよー と答えて見せたもので怒られました(^^;;;;)まさか血しぶきで始まるとは。そして死体がどーん(手はピースしてたけど!)

古本屋の店長(橋本じゅん、最高!)や、終盤の栞が幽霊を背負って平然としている感じはなかなか面白かったです。

配役がアイドルちゃんでぎこちないのが逆にあってるのかも。
他のキャラクタがどうなってるのか、続きも結構楽しみ♪
最新コメント



   
   

ドラマのあらすじはこちらでね


にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

インパルス関連本

「蟻地獄」文庫

ちなみにじゃすみん「蟻地獄」評はこちら

「月の炎」絶賛発売中!

ちなみにじゃすみん「月の炎」評はこちら

カテゴリ別アーカイブ
  • ライブドアブログ