ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

中村俊介

「シッコウ 犬と私と執行官」1 、2☆☆☆☆

 執行官。
「差し押さえ」をする人たちが、なんと出来高払いで独立採算! そして荒事なだけに100%男性。それっておじさまパラダイスなのかジェンダーバイアス満載のクソ公務員なのか笑
 とにかく織田裕二が正義の人な構図は守りつつ、巻き込まれヒロイン伊藤沙莉の立場から珍しい人たちを見守るお仕事ドラマが成立していて楽しいです。犬の存在感もバッチリ笑

 動物と触れ合える仕事に!と事務から転職し、引越しまでしたヒロインひかり(伊藤沙莉)
ところが新居にはお隣さんを付け狙うストーカーが……と思ったら、それが執行官。お隣さん(中村俊介、妻鳥居みゆき)家の鍵を勝手に開け!留守宅に押し入り!(実は居留守w) 家具にペタペタと差押えの札を貼る! 人としてどうかしてる! でも、令状がでても家賃滞納をやめず引っ越しもしないお隣さんも、いやいやお隣さんが、いけないのですよ〜。
 更に職場のお洒落ペットサロンにも現れて、差し押さえ笑 払うわよ!と叫んでた社長(板谷由夏)は夜逃げ。哀れ無職になったひかりは特技犬たらしを見込まれ、執行官小原(織田裕二)の犬担当補助官のバイトに〜
 そう、現場の犬に数多吠えられ噛まれてきた小原にとって、犬がすぐなつき抑えていられるひかりは貴重な人材だったのです!(ペット禁止物件で犬飼うのも「そんな人」描写で、それ故にひかるの犬好きが見出されるの、よく出来てますね)

 2話では、金はあるのに小銭数えさせて支払いを渋るYouTuberから取り立て! 少しでも引き伸ばし訴えてきた元相棒に会いたかった…という真意でラスト泣かせつつ、相手の態度にイラつく男どもを前向きに抑えるひかりちゃんはやっぱり現場に必要な人!  残金367万円を、1枚ずつヒラヒラ撒いて拾わせるって流石に酷いのに、殴ったらやっぱり負けな令和ですからね。

 そしてまた、ひかりが働く保護犬シェルターに執行⁉︎ ひかりちゃんの執行運が凄すぎる笑

 他執行官に、渡辺いっけい勝村政信。鍵開け六角精児、立会人モロ師岡。執行事務員に中島健人。

「コールドゲーム」1 ☆☆

 SFなのか!

 零下45度という過酷な環境下、何故か小学校に群れて住む人々。防寒機能の低い建物なのにね。
突然始まった運動会、「なんとしても必要」と鬼の形相で狙う景品は…カップ麺⁉︎  滅多に食べられない贅沢品なんですね。

 どうやら避難所暮らしが常態化した模様です。数ある避難所の中、ここだけが地熱を用い電気と水と排気によるある程度の暖房が保証されていて……え、じゃあ他に人類は? 
食料は、遠征隊が凍ったスーパーなどを巡って集めてきたものと、避難時にたまたま持っていたジャガイモ等を細々と育てているそうでジリ貧ですね。しかも生活環境が家族単位優先。家族はひと教室が与えられるのに、単身者は性別分けの雑魚寝? 冒頭のカップヌードル争奪戦にも家族しか参加できないとは。
 不満を募らせた単身者(避難時に家族とはぐれた既婚者もこの枠!)がついに、少女を誘拐監禁してアジテーションを行いますが? 結局制圧されてリーダーは極寒に放たれます。あーあ。

 でも問題はそこじゃないw

「娘を離して!」
と代わりに人質になる木村家母祥子(羽田美智子)の気っ風はは大したものですが、咳き込みだした娘陽菜(久間田琳加)が喘息だ危険だと騒ぎ始めたのは、むしろ監禁側。父親(ずんのやす)は「そうだっけ?」てなもんですし。兄大輝(結木滉星)だって、後から「家族ノート」とやらの覚書を取り出して既往症を確認ですよ。
 そう、この家族は偽物!優遇措置目当てに、赤の他人が寄り集まって暮らしているのでした。回想によれば、祥子は幼い息子と引き離されて……服役囚だった?
そういえば運動会でも、積極的にライバルを妨害w  弱肉強食の現在、他人は蹴落とすと公言するタチです。悪い人じゃないんですけどねえ。
 きっと他の家族にもそれぞれ背景があるのでしょう。
あと一般人がストレスフルに粗食に耐える中、別棟では政治家?(中村俊介など)が優雅に贅沢しています。何か情報か資源を握っているのかな。そのうち放り出されそうですよ。
 その他、祥子の同僚に椿鬼奴。家族が偽物と知る老婆に銀粉蝶。 

 天候激変の理由は隕石ですって。「隕石家族」思い出すなと思ったら、スタッフ同じでほぼ続編ですw  また、エンディングにチラッと見えた「神はサイコロを振らない」 あら、往年の胸熱SFドラマ(弊レビューこちら)と何か関係が?と調べましたら大違いでw  その名称のバンドが挿入歌を歌っているのでしたよ!やられました。
で、エンディング歌ってるのはファーストサマーウイカ。へえバラエティでよく見るあの、上手いじゃんと記事見てたら、え、曲は霜降り明星の粗品! いやびっくりですね。

 さて物語の続きを気にするかどうかは、他のドラマ次第かなあ…。
節水でシャワーが週1と言ってるのに、陽菜はサラフワなロングヘアだったり。雑なんですよね。

「京阪沿線物語 古民家民泊きずな屋へようこそ」1 ☆☆

 うわ、キッツい関西弁w

 泊まると願いがかなう民泊『きずな屋』
そうとは知らず、あてもなく逃げてきた駅前のベンチで変な親子連れに拾われたヒロイン潤(小西桜子)は、風変わりな民泊『きずな屋』で暮らすことになります。
願いが、かなうまで。……1作目が売れすぎたプレッシャーで書けなくなった小説の、2作目が書けるその日まで?

 てなわけで、舞台は京都、大阪。
地元ではあたりまえのアレコレに、関東からきたお嬢さん潤ちゃんがいちいち驚くことで関西紹介になってます。しかしその関西味がコッテコテすぎではw 『きずな屋』のこころ(新津ちせ)ちゃんレベルに日常会話が掛け合い漫才な小学生、大阪で子育てしててもさすがにレアですからねw 出会いから『男に捨てられたんやろ?』と潤の身の上を決めつけて大騒ぎw 『きずな屋』に連れ帰ってからもスキマ無くボケてきてうるさいぞー。台本通りにこなしている子役(え、新海誠監督の娘?)もスゴいですが、脚本がなるほどNON STYLE石田なんですね。そりゃギャグびっしりの訳です。
 でもそんなこころちゃんも、『きずな屋』主人だった母(壇蜜)を亡くし、いつも一緒の創介(中村俊介)は父親でなく母と拾った他人という実は寂しい育ち。それだけに、寂しい人に鼻が効くのか? 『きずな屋』は、番地だけ知っていてもこころに拾われなければたどり着けない、一種不思議な場所な様です。
そして宿泊費は無料!……の代わりに、従業員が食べたいものを食べさせるのが決まり。 そんなことでいいの?と思いがちながら、これが案外難しいのかも……。
 1話ゲスト 中川家兄w 千日前のお好み焼き「はつせ」を紹介。

「隕石家族」1 ☆☆☆

 え、もうコロナ自粛中を描いたドラマが出てきたのかとびっくり。半年後には隕石が直撃すると分かってしまった世界の物語でした。

 学生も会社員も欠席上等、通勤電車はガラガラに。渋谷には暴徒、世間では不倫が流行…!
そんな中でも一家団欒を大切にする門倉家では、妻久美子(羽田美智子)の願いは家族の幸せ。地方へ疎開も無駄遣いも望みません、義母(松原智恵子)と娘たちの笑顔を楽しみに、愛する夫(天野ひろゆき)を支えます! ママはもっと自分のやりたいことないの?と娘に責められてもパートに精出す妻だったのですが…。
 突然の、恋に生きる宣言w
テニス部のキャプテン(中村俊介)が好きだったんだって。死ぬ前にひと目、と連絡を取ったら相手も同じ想いだったんだって!うわー。

 これ旦那がキャイーン天野なところがミソですね。  風呂場の改装すら妻は希望が通らない扱いで、なんでも義母優先。なのに妻は俺にメロメロさと図に乗っているのがイケメン旦那でなく天野って。こうなるまで、さぞ尽くされていたんでしょうねえ。ショックで寝込んだ夫が妙~なハイテンションで復活してきたところへの、更にまさかの妻帰宅。どの面下げて!と騒ぐ娘を尻目に受け入れてしまう旦那だったのですが。なんとキャプテンと別れてきたのは嘘だった~! 幸せな家庭か、昔の恋か。どちらかを選ぶのでなく
「両方、欲しいの」
ずっと黙って耐えてきた奥さん、実は誰よりも強欲だったのでした…! うわー。
おまけに趣味の電車模型で、旦那とキャプテンが急接近? うわー。

 妻が旦那を褒め称えつつ、ジェットシャワー却下を根に持っていたりw  妻のカラオケ十八番が「好きよキャプテン♪」とか、ちょこちょこ愉快です。旦那の売るマッサージチェアが世界の終わりに逆に激売れw  そして来年の大学受験はもう無いはずなのに「万が一衝突しなかったら」に賭けて勉強を続ける予備校生の妹orz 突拍子もない設定だけに、細部のあるあるが光ります。でもやっぱり大きいのは、ガラリと日常が失われた世界と現場とのシンクロですよね。

この先どうなるのか楽しみです。 

「アライブ ガン専門医のカルテ」1 ☆☆☆

 小説家の夫(中村俊介)が不慮の事故で昏睡状態に陥って、もう半年。
腫瘍内科医の恩田心(松下奈緒)は、仕事でも死を意識し続ける生活の傍、安心を求めて『患者を支える家族の会』に参加するも
「こんなの、何の役に立つんですか」
と口にしてしまい、会場を飛び出てしまう。その時、追いかけてきてくれた女性ボランティア薫(木村佳乃)と後に職場で再会し、実は消化器外科だった彼女と組んで治療に当たるように。

 心が主張し外科に無視された検査を、薫がオーダして重要なデータが分かるなどいいチーム。患者の早朝プロポーズを手伝う場面も素敵で、いい話だわーと思って見ていたのですが、後半その会のチラシを配る女性が変装した薫だったところから、転がるように不穏な話に。
 え、何の変装?心の時も? 自転車の不自然なパンク、薫がカッターでしたのか! 自転車を引いて帰る心を呼び止めて知りあうために! もう怖い怖い、下手したら旦那が昏睡した看板も、薫が落としたんじゃないかと疑心暗鬼にかられる始末ですorz


 更には、手術中のミスで患者を死なせたことがあるらしい薫。その時の上司(田辺誠一)が、心との因縁も知っているげなのですが…、一体何が?
心の担当患者(石野真子)の執刀は普通に成功。ただ、あれほど世話になっておきながら恋人(田口トモロヲ)が駆け寄って感謝を述べるのは心でなく薫だったことは皮肉で(若年性認知症設定もあり、仕方ないのですが)、そんな小さな心のダメージすら、薫の狙いなのかと身構えてしまいます。


 冒頭、オンコロジー(腫瘍学)専門の心が「オンコロ先生」と呼ばれている設定は無理やり~。院内ですら後半使われてないしw 定着させたかったら、もっと言わせなきゃね。

「噂の女」1 ☆

赤ん坊を抱き、赤いハイヒールで郊外を逃げる若い女。
次第に数を増す追手……なのに、捕まらない!男どもしっかりしろ〜い!

場面変わって、中古車販売店。延々とクレームを入れる男(デビット伊東)と、空気な部下二人。お茶を出すかわい子ちゃん(足立梨花)
帰りがけ、部下の北島(松下洸平)はかわい子ちゃんに声をかけます。
「……糸井美幸さん?高校で一緒だった?」
変わったね、と続ける男に短大で自分磨きしたから☆と可愛く返す美幸ですが、卒業アルバムは確かに別人w 同級生女子には派手になったと噂をし、トドメは『社長の愛人らしい』と。

噂を裏付けるように、上司に社長の居場所を尋ねられている美幸。そして……何故かどこかのマンションで、遺体の第一発見者に(本当に愛人だったのかー?)
哀れ中古車チェーンは倒産してしまいましたとさ。

そして次の舞台は雀荘。 六角精児らが仕事の愚痴に花咲かせていると、はきだめに鶴の美人が登場! 職場がつぶれちゃってバイトでーすとにこやかな美幸に一同でれでれ。なのに、満席のところに取引先が現れて、席を譲らざるを得ず……。
出て行く彼らを追いかけて、声をかける美幸。いい子じゃないですか。
すっかり惚れた若いのが、共通の知り合いに学生時代の美幸の様子をきくと、虐待の傷があったのキャバクラ勤めしてたのと、またよからぬ噂(喫茶店内に過去の教室や、キャバクラが現れるお芝居のような演出いいですね)
思い切ってデートに誘うもはぐらかされ、イケメン若社長とはしゃぐ美幸に、やっぱり金持ち狙いかよとぼやくのですが……その後若社長がなんと社員旅行先で死んだという痛ましい話題に、視聴者だけがおののくのでした。
その頃、手料理を振舞う美幸の相手は……雀荘にいた老人!もしや3人目?

てなわけで、どうやら美幸が「噂の女」
既に身の回りで金持ち死亡が2件。この調子で死に続ければ、田舎町で更に噂の的になるでしょう。そのうち、山梨県警の呑気な刑事コンビ(中村俊介&田山涼成)の耳にも噂が届くのでしょうねえ。

と、話の仕組みが見えるまでに時間がかかります。
まあ、冒頭の逃げる女が足立梨花だと分かってなかったせいですが(^^;;;;)  それでも、後半雀荘編になっても当分、さっきの人たちはいつまた出るのかと思うじゃないですか。もしくは見るの辞めちゃうか。 30分1話構成にするとか、職場ごとにアイキャッチいれてくれるだけでも違うのになあ。

BSジャパンのドラマJ、足立梨花の悪い女はちょっと新鮮。冒頭の追われる場面にどうつながって、それからどうなるのか。原作が奥田英朗なのもあって、ちょっと期待。ちょっと、ね。

「ドクターカー」1 ☆

初回からてんこ盛りで疲れちゃったw

剛力彩芽が医者。そんな配役される年齢になったのかーとしみじみ、で、現場にいち早く駆けつけるドクターカーの活躍を描くんだねと思っていたのに、物語は正しい診断と救命よりも、シングルマザー剛力の保育園の息子が頑張ったよ!に重点をおいて終わりw ええええー
「コードブルー」のヘリが予算不足でバンにグレードダウンしただけじゃなかったのね。

もちろん、その息子が頑張るからママも頑張る!と繋がってはいますけどねえ。いつ呼び出しがあるか不明な激務。わざわざ子持ちを雇います?寮でも併設して常駐戦場でいけばいいのに……って、今時の若いのはそんな職場イヤですか。理由ありシンママしか来ませんかね。
でもシングルマザーで、子供の世話に実母まで呼んで養ってるのに
「お金なんてどうでも」
とか言っちゃう金銭感覚も謎で、「命は金で買える」主義の上司中村俊介じゃなくても説教かましたくなるってものです。そこも、独り立ちしたての若い医者にしておけば自然な発言でしたのに。てか医療経験どのくらい?予知能力みたいなアレはなんなのでしょうw

無駄金を喰うドクターカーを、潰したい上司からの執拗な横やり。その上司と、病院理事長である母(かたせ梨乃)の確執も。医療ドラマにそんな小競り合い期待されているかしらん。
そうそう、天童一花(剛力彩芽)の子の父親は、妊娠を告げる前から行方不明。中盤あたりで再開の伏線?
それも、医療ドラマにそんな要素って……w 

「婚活刑事」2 ☆☆

のり超えるのは高い壁よ!塀じゃないよヨネ子(><)
その間違いのせいで、愛の告白が逮捕宣告と間違われちゃった……のは、相手が案の定犯罪者だったからw 今回も無事『米子レーダー』の犯罪者惚れ指向性能が確認されたのでしたw 不憫なw
 

しばらくは毎回こんな感じでしょうから、事件なんかどーでもいいんです。米子のデート相手(中村俊介)が犯人ですw でも取調室で、米子が被害者医師の妻にした質問
「医者と結婚するって大変ですか?」
は、完全に私情から出ててツツジを呆れさせたのに、案外相手の本音を引き出していい取り調べになったのが笑えましたよw

毎度恒例の、女子飲み会。たんぽぽ川村がいい味だしてますw 可愛い娘ちゃんは、医者しかいないジムだのと不思議な情報通ですが連ドラ3ヶ月内で無事に高収入男をゲットできるのでしょうか。大物狙いで事件に巻き込まれるか、しょーもない男との愛に目覚めるのか? もうひとり、彼氏が無職の娘は本当にそいつでいいのか?

ラストで女子と待ち合わせていた躑躅くん、米子に言わせたら躑躅は可能性「ゼロ」だそうですが、さて。

「刑事110キロ(2)」最終回 ☆☆

盲目画家の事件が1時間で終わって、あれあれ、でも続くよ?

な2時間spの最終回。
 

その画家の絵が飾ってあるからと始まった夫婦喧嘩で殺人が起き……。

まるで通常の2回分をただつなげただけの様な構成がむしろ斬新~と思って観ていたのですがね。後半事件の容疑者が実は、前半事件での停電を引き起こして死亡していた男だったとはーw

そうつなげてきましたか!


この別事件が2つ起きる構成、第1現場と第2現場での某さんの様子があまりに違うとはっきり分かるところも良かったですよー。

京都らしさも、前半で無理せずに後半の事件で

「その時間は◯◯寺のライトアップに行っていました」

と入れて来るとか上手いです。

1人で行ったって言ってた奥さんが、実は某さんを呼び出していたんですよねー


というわけで、レギュラー出演だった某さんが共犯でシーズン2は幕を閉じました。なんかショック。


前半の事件にも触れると、毒針の仕掛けだの暗闇でそれを片付けるのは難しいだのの推理が無理矢理というかへ理屈に聞こえました。だってそれは衆人環視の、例えばパーティー中にでも起きるからこそ

「どう毒を盛ったか」

「どう凶器を片付けたか」

が問題になるわけで、夫婦2人暮らしの家でなら別にさ、寝てるところでちくっとさせば良くない? 飲み物にいれたってよくない? 逆にどう仕掛けをほどこしたところで、毒を盛る機会はありまくりですものねえ。

……遺体発見者になるアシスタントを、呼んだ状態で奥さんを2階にいかせてから停電に持ち込むべきじゃないかと思うのですが。

そんな脇が甘くて無理矢理なところもこのシリーズらしいかなっと。


「刑事110キロ(2)」4 ☆☆

犯人は女優、幕間の犯罪。


なので、舞台らしく早着替えで変装男装です。でもただの背広じゃない、劇場併設ホテルの従業員服なんですよー。

あらかじめ用意していた『早着替え用従業員服』…って、どこ制作w

劇場衣装部に頼めるはずもなく、犯人の女優さんが自分で裁縫したんでしょうか。


決め手になったパールネックレスも、本番でパンッと引きちぎってまき散らすところがかっこよかったとか。

それを、ある日突然壊す演出を辞めるのはまあいいとして。上演の度に散った珠を拾い集めて次のためにちょうど良く壊れやすく直すのも誰の仕事w

『今日はひっぱっても壊れなかったわよ!』

と、その空しい仕事をしてる人のせいにして、あとからなんだかんだ殺人の時に壊れた方も直してもらえば良かったのにーw


そんなツッコミどころ満載の今回。

たった10分の犯罪にしてはモタモタしてるし、最後は墓場でスポットライトだし(これも誰が機材運んで電源はどうする)、無理矢理なんですが総合すると結構楽しかったですw 殺す程の動機かとか、そんなこともどうでも良くなっちゃう。


今シーズンは失礼キャラ度が増している花沢、現場に来て女優に会うなり

「あ、貴女が犯人?」

デブなら何言っても許されると思うなよw

「刑事110キロ(2)」1 ☆☆

まさかの初回2時間!それだったら2時間ドラマでシリーズ化すればよくないかい?


それはさておき、おデブの刑事が戻って来た!

例によって細かいことを気にする関取もとい花沢が迷惑……って設定ですが、今回の容疑者は犯行時刻も告げないうちから

「アリバイがあるの!」

と自信満々w 2人目死亡時は、

「あんたが追いつめたからでしょう!」

って、犬猿の仲の筈がコンタクト取ってるのばらしてくる始末。共犯だったと語るに落ちていて逆に可哀想になるレベルですw 計画殺人なんて大それたことする器じゃないのに。

まあデザイナーですからね。理詰めでなく感性で生きてる人たちに完全犯罪は無理だったんでしょう。


京都っぽさは、コレクション発表を境内で篝火たいて開催することでアピールw

あと『京都中のアーティストが集まった』という往年のフリーマーケットで人間模様が交錯。これ、東京で言われたら広過ぎて無理無理ムリ、になるところですよねえ。いや、京都ならちょうどいいのかは知りませんけどもw


中村俊介が乗馬の腕前披露。過去のどの役の時に練習したんでしょう。役者さんには引き出しがいろいろ必要ですね。

おデブが一緒に乗って、馬が動かないって場面がお約束で笑いました。馬が可哀想だよーw


ゆるーく見ます。


「刑事110キロ」7  ☆☆

正義感はありすぎても…な、回。


緑豊かな農村で、駐在さんをしている同期にばったり出会った花沢。なんで同僚刑事の家族旅行に花沢も一緒なのかは、まあいいとして。

立てこもり犯を躊躇なく射殺した駐在さん!
てっきり裏では銀行強盗仲間で、口封じに殺したかと思いましたが、そういう悪い奴の話じゃなかったですよ。正義感が強すぎる故の暴走。


少し前に山で起きた『みどり先生転落事故』を青年たちの犯行と決めつけ、立てこもりではチャーンスとばかりに撃つ気満々だっただなんて。元刑事から駐在に、犯人を殴って左遷された過去があるのにまだ懲りてませんよ。
しかも、3週間の昏睡から目覚めたみどり先生は

「私が勝手に落ちたんです」

ガーン!
 

「ただ話をしたかっただけかも」

それは無いわ先生w 先生だって怖くて逃げたくせに。そして落ちたのを知ってて通報もせずにほっておかれたのに(><) ただ確かに、撃ち殺されて当然なほ悪くはありませんでしたけどねえ。


舞台も違って、番外編の様でありながら、
「正義って何」
「警察って何」
は1話でも言ってたモチーフ。で、あの頃よりはずーっと花沢がキャラとしてこなれてきたのがわかります。
村人に警戒されて、普段は自分愛されキャラなのになーと愚痴るところはデブと笑顔を自覚してるってことで、1、2話の様に変に「デブを利用してる」と他人がいう違和感がなかったですよ。
ボトルから何か呑む決めポーズも出来たしw

地味にシーズン2がありそうですよ。で、見ちゃうのかな私w
しかし同期と言われても、鶴見辰吾と石ちゃん同じ年に見えなかったです。中年過ぎてのデブは若く見えるのかな


「刑事110キロ」6 ☆☆☆

ええ話やないかーい(><)


息子が落としたかもしれないと、犯罪現場から、手当り次第に物を持ち出して隠した男。いよいよとなったら自首して罪をかぶりましたよ!

子どもを助けるためなら、なんでもするのが親。と言われちゃもう泣くしかないじゃないですか。

もっとも、別れて育ったのは父親がこそ泥だったせいで、死ねばいいと言われてる父なんですがw ミッキー・カーチスさんがひょうひょうと演じていて憎めないわー。


で、「息子をかばってる!」とおまわり時代からのカンを活かすのが花ちゃん。

あらゆるデータを駆使して息子さんの冤罪を晴らしたのが、知的刑事の星野真里。じゃあ子持ちの中村俊介刑事は何が出来るのと思っていたら、上記の「なんでもするのが親」発言ですよー。なるほどメイン捜査班唯一の世帯持ち子持ちの役割はそこにありましたか!


……結局は、落ちていた息子の時計も盗まれたもの。息子の部下が犯人でしたよ。

捜査をきっかけに、塾で一番の子のイジメが分かったり。受験問題の不正入手を後悔したり。成績だけが全てじゃないと気付いて、塾の経営者だった息子の人生は大きく方向を変えました。この辺も無理がなくて腑に落ちましたわー。


花ちゃんの口添えでわだかまりも解け、父と会おうとする息子。でも親父はやっぱり強がって消えていきました。これ、実際に突然の同居となったら奥さんが可哀想ですし、お互い気詰まりな筈(><)ここで去るぐらいがちょうどいいですよね、きっと。孫とも、祖父とは知らなかったまでも優しくされたいい思い出が出来て、良かった良かった。

あとテーマソングが軽快でナイス。 


「刑事110キロ」5 ×

詰め込み過ぎでしょう~。


飛び降りしそうな女子高生がいて、実はそれがホームレス襲撃を。ひいては同級生が悪さをするのを止めようとしてるんだ、と。それに賛同した人たちが三々五々集まって、最後には大合唱になるだなんて狭い街が舞台のドラマらしくて素敵でしたよ。

でもその合唱にたどりつくまでに、保険金殺人だとかさーヤクザの覚せい剤売買だとかさー。ものすごい要素がどんどん来ちゃって目が回る~(@_@)


女子高生が突然歌い出した「上を向いて歩こう」。

この曲だった理由は?

なんとなく歌い出すには、声を張るような曲調じゃない&若者にはポピュラーな曲じゃない。

合唱コンクールのためにクラスで練習してたとか。その時に2人でなにかやりとりがあったとか、ないんですかー。

殺し屋がそれを聞いて泣いてたけど、別に彼女の父親で思い出の曲だったってわけじゃないしw ていうか、同級生が唄を聞いたのは刑事からの指示だけど、殺し屋はその前に自らみつけて聞いてたわけで、そこを偶然で片付けられちゃ困ります~。

聞かせたかった筈の同級生も見て泣いてたけど唐突。横の女将も「あんたに向こて歌うてはるわ」と、何故なるのか。いい場面だけど訳わかんない。


「命がけの覚悟」

それがないなら、他人のことに口を出すなと女子高生に助言した老人。それもいい場面でしたけど、やっぱりぶつ切り。確かに、身近な大人には言えない、よく知らない人だから相談するってことはあると思うけど、ドラマで見せてくださいよー。

と、とにかくいろいろ視聴者置いてきぼり。


女子高生と同級生が最後顔を合わせたところでも

「何があったか知らないけど」

えええええ

「自分を貫いて」と言われる様な揺れること、してませんよ同級生は。むしろ単身、売人に向かっていった貫いてる奴じゃないですか。


もっと事件を整理して、女子高生と同級生の関係を(別にラブでなくていいから)きちんと描いて、彼女が何を知って何をヤメさせたかったのか、何故その唄なのかも物語に入れて欲しかったです…。

それと狙撃関係もさ。

相手が誰か知らずに引き受けたなら、赤い帽子も目印で納得ですが、顔見知りじゃん。顔で確認できるんだから帽子要らないでしょ。


走る場面が多くて石ちゃんガンバってたのと、ラストの格闘でデブを活かしてたぐらいしかいいところなかったですよん。

「刑事110キロ」4 ☆☆

恋のフラグ…は立たないのかなw


今回は、星野真里刑事の恩師(辰巳琢郎)が登場して捜査の蘊蓄をあれこれ。この人の影響で彼女は刑事になったそうで、同窓会にそわそわしたり、妙にはりきる様子をからかう花ちゃん。ちょっと妬いてるのかなw 挙げ句に胸で泣かれちゃったりして、やるじゃん抱きしめちゃいなよー……とかって、このドラマで同僚と恋バナになりそうな気は全くしませんがw


しかし恩師の専門はあくまで「犯罪心理学」。秩序型&無秩序型の説明はともかく、遺体の保温で死亡時刻を操作できる等は門外漢の筈ですよねー。それを本職刑事相手に「よくご存知で」って超失礼な(><)


しかも、爪の間の皮膚気にするなら他にも、車で運んで温めてた時についた繊維だの土だの、死斑の具合で分かる死後の姿勢変更だの、ドラマでだってよく聞く発見があれこれあるでしょーと呆れてみていたら、なるほどその辺は自分を疑って欲しいんだからどうでも良かったんですね(←でもこのドラマに「相棒」米沢さん「遺留操作」村木さんにあたる人材がいないもんだから、まるで鑑識が仕事してないみたいになってるw)


えーっとここであの有名作品みたいと書こうとして、それはネタバレすぎると気付いてやめましたw

そして「愛する夫」と言われた時の先生の呆然がひたすら不憫(><)それで犯罪協力は割に合わないですよね。


被害者の奥さんの様子に、DVを疑う花ちゃん。交番時代の経験が生きてます。

常備ドリンクの飲み方も、いつのまにかスタイリッシュになってて笑うわーw なのに、玄関のドアに足じゃなく腹を挟んで「肉はさまっちゃいました、デブだからー」ってw 安全靴要らずw
小鍋やで食事していてヒントをもらうところや、操作の役には立ってないけど占いおばちゃんも恒例で楽しいです。アットホーム刑事の家で晩ご飯食べるのだけはよく分かりませんが、まあ娘たちが可愛くて和むからいいかー。もしシリーズが続いたら女子中学生とかになっちゃうのかw 


ところで110キロって、石ちゃん凄いと素直に思ってましたけど、え、もしかしなくても「ひゃくとおばん」にかけての110ですか!ですよねw

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