ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

中井貴一

「ザ・トラベルナース」1☆

 思ってたのと違った……。

 てっきり、修学旅行やキャンプ、バスツアーなどに同行し、旅先での突然の不調や不安、持病のコントロールに付き合ってくれる元気で優しいフリーランス看護師さんのお話かと。
 それが蓋を開けたら『医師の指導なしに診断や手術もできる資格』とやらを持ってアメリカで活躍していた那須田(岡田将生)が日本の総合病院に赴任。やたら看護師が辞めていくその病院で、10人分の働きをするのか?ってお話でした。

「医龍」「ドクターX」的な名医ものの看護師アレンジなんですかね。ちなみに放射線技師アレンジだと「ラジエーションハウス」かな、居合わせる医師が無能になってしまいがちです。
 今作でも、那須田が緊急を主張する難手術より政治家が優先される……だけでなく、執刀医(柳葉敏郎)本人が手術室で昏倒!しつこい咳、病気だったんかーい!

 そこでNP=ナースプラクティショナーとして誇り高い主人公那須田歩(岡田将生)がパッと大活躍、かと思いきやもう1人いました。
いつ見ても掃除をしている九鬼(中井貴一)! その実態は伝説の清掃員…もとい看護師??

 意識高い那須田はどうも喧嘩腰で、せっかく見目麗しいのに摩擦を起こしがち。その点九鬼は、穏やかな物腰とここぞの鋭い一言でするするっと意見を通す様ですよ。……あれ、那須田要らなくない?

 看護師長に寺島しのぶ、外科医菜々緒を擁しますが見せ場あるのかな〜

「共演NG」~最終回 ☆☆

 劇中の不倫は別れて終わり。主演2人にも、大したことは何も起こらない優しい世界でしたねえ……。

 抱き合う大園(鈴木京香)と遠山(中井貴一)を、撮影する人影……は遠山妻(山口紗弥加)だったけど、別に刺されもせず。その後の妻救急搬送は、リストカットでなく本当に単に家電事故orz

死期の近い老齢俳優(里見浩太朗)を、作中でも入院させてロケ現場を病院に変更してまで出演させつづけたのはそりゃ倫理的には問題大でも、本人の意向もあったなら美談で報道されるのでは。最後も、監督と若い女優の不倫発覚〜とオチにしてきていましたけど、むしろ放映後に発覚した、某出演者が未成年妊婦に暴行傷害→事務所クビの方がエグいわけで正に『事実は小説よりも奇なり』を地で行ってしまいました(^^;;;;)

 ともあれ、最後に結ばれたのは主演2人じゃなくそのマネージャ同士w 猫背椿とリリーフランキーのいちゃいちゃとはなかなか良いものを見せていただきましたよ。そしてこのドラマで海外ドラマ出演のチャンスを掴み羽ばたいていく大園を見送る遠山。今は国際空港もスカスカでロケしやすかったでしょう。

 その全てを仕掛けていた市原(斎藤工)が、現場に現れないことを最後の謎にしていましたけどね。実は車椅子だったんです、ジャーン……ってorz いやそれ、来られるし。文句言ってやるはずが毒気を抜かれた、のは分かりますが。あれもこれも不問になるのは許しすぎ、車椅子を特別視しすぎですよねえ。例えば、劇中の別れを大園と遠山の大昔の別れそっくりに描いたように、作中あれこれ無理あるよーと不評だった部分に市原のリアルが重ねてあったと分かる方が、何も言えなくなるという点では納得いったかも。いや、このドラマにそんな繊細なことは求めてませんけどねー。

 大園の元カレ(青木崇高)を、長谷川博己が演じるぐらいの毒気があったらまた違ったかも(^^;;;;)

「これはズバる!」
と、重役さんが最後まで言ってたの、地味に毎回ウケてましたw

「共演NG」2 ☆☆☆

 険悪な本読みを経て、撮影がスタート!

 まずは机を囲んで私服のまま、台本をただ読みます。ドラマ制作の段取りが垣間見えて楽しいですね! 漢字は読めるようにしておけ、スケジュール調整に注意、とあちこちで既に喧嘩が勃発ですがw
 撮影初日には、主演俳優からの差し入れがドーン! 除菌グッズだったりするのはご時世ですね。
で、なんてことない朝食場面でも早速、孫の目を見て話したい大御所と時代遅れと罵る元弟子が衝突w 楽屋に戻ってすねる大御所をヒロイン瞳(鈴木京香)が、アメリカ仕込みのメソッドをふりかざす元弟子を英二(中井貴一)がそれぞれヨイショして撮影スタートですよ。こういう作品のための共闘を経て、段々よりを戻していくんでしょうか~。

 再開した撮影では、アドリブ合戦w 勝手に『亡き祖母は赤だし派』設定、顔見せぐらいの場面が倍の時間かかるわ、改ざんされる脚本家はたまらんと思うのですがw とりあえず撮影出来たらもういいかー!

 そして主演2人が出会う雨の日の場面。
仕掛け人(斎藤工)側から、いきなりキスの指示が出ましたよ!
会って5分でキス、演じる英二もそんなの可笑しいでしょ~と抵抗するものの『断れない契約になっています』って、そんなんアリ? ていうかこれも、脚本家に謝れ案件で、もう仕掛け人を原作にクレジットした方がいいですよね。

瞳には何も知らせず、事情を知るマネージャ(猫背椿)は逃亡。雨宿りの世間話からただ立ち去る筈が、急に引き戻されて口づけされる瞳……のびっくりした表情に、演じる鈴木京香は逆に分かってて、適度に抵抗し適度なびっくりを演じてると思うと複雑な気持ちw いやあ役者って大変ですよね!

 更に見ている間、これだよ、こういうのが見たいんだよと旦那は語りっぱなしです。医者や警察ドラマは飽きたと。それも分かりますけどね、これはこれで虚構なわけで、ナチュラルを突き詰めたら芸能人ドッキリや素人ドッキリ見るしかなくない? 物語の面白さ、完成度は大事じゃん。
まあ楽しく見てはいます。 メンヘル妻(山口紗弥加)には、台本にないキス撮影を言えない英二w 刺されかねないもんねw

「共演NG」1 ☆☆☆

 どこをとっても中高年がターゲットw 夫婦で楽しく見られますよね

 その昔、交際中に男の二股で分かれて以来共演NGの大女優大園瞳(鈴木京香)と遠山英二(中井貴一)
それが恋愛ドラマで共演決定! 
お互いに『相手がOKした』と嘘を聞かされて承諾した2人は、制作発表当日にからくりを知らされて動揺を隠せない。記者の前では笑顔で再会のハグまでしてみせても、会見ではいちいち相手を否定w 挙げ句、その大昔の破局会見が会場に流されて……。

「大丈夫?」
と大園を気遣ったのに、
「大丈夫な訳ないでしょう!」
と逆鱗に触れ『昔からそうだった』と遡って罵られる遠山氏が可哀想になるやら、不幸に酔う黒歴史を大画面で流される大園も不憫やら。そもそも局が雇った仕掛け人(斎藤工)発案なら、局も知りませんでしたじゃ済まないよねw 今時ならSNSで勝手に『ズバる』w もといバズる方が自然だと思うのですが……。荒い過去映像の中の若き日の大園が、涙ながらに唄う曲が『セーラー服と機関銃』と当然ながら古いのと一緒で、このドラマで起きることはちょっと古いぐらいがおしなべてちょうどいいのでしょう。

 で、記者会見が中断。裏だからこその大喧嘩をしていたら、そこを配信されて(^^;;;;;)  これも盗撮で訴えでもしないと、承知の上で台本通りに喧嘩していたと思われそうな出来すぎな喧嘩なんですけどね。それはさておき。
別室で待たされていた脇役の方々は、出番が消えて不満たらたら。そこもいちいち、爺さん同士昔から不仲、女同士アイドルグループで不仲、若者同士特撮と2.5次元で不仲と共演NGな組み合わせばかり集めていたんですよ~。いくら話題づくりで不仲俳優ばかり集めたからって、リモートって手段が今はあるのにね!
作中でも、検温だ密だマスクだってコロナ禍の描写はあるのに徹底してなくて気が散ります。それともこれからは『顎マスクする様なヤツ』的に、マスクの付け方や消毒への応対が性格描写になるんでしょうか。

 帰宅した遠山を迎えた妻(山口紗弥加)は、元カノに『(殺したいほど)愛してた!』と叫ぶ配信を見てぶち切れていました。二股相手のアイドルと結婚したんでしたっけ。どうやらメンタルにヤバい波がある様子。大園は強いから大丈夫、でも他の男に捨てられて手首を切ったことがあるアイドルちゃんを見捨てられない……と『相談女』を選んじゃった報いですかねえ。

 予告では、台本の読み合わせでも大喧嘩? 当分ドラマは始まりそうにありません。 そのドラマがまた、遠山が国際線のパイロット!古くさくて最高です。大園が撃たれたり病に倒れたりしそうw
大園のマネージャに猫背椿、遠山にはリリーフランキー。また、大騒ぎの制作発表をネットで見ている局ADに森永悠希。 

「priceless」最終回☆☆☆

ボールが戻ってきたー!!!


ついに金田一本人に明かされた出生の秘密と、ミラクル社長との血のつながり。……ってことは、数々の嫌がらせも、家の炎上も、機密漏洩の冤罪も「兄弟喧嘩か!」と、もの凄い納得をしてしまう金田一さん。いやそれって、違…わないのね金田一的には。しかも赦すw


人間関係を大事にしつつも、”目的のためには手段を選ばず”で突っ走るハピネス流だと、もう魔法瓶が作れるんならミラクルでもいいじゃん、で社長は元通りに兄社長でいいじゃん、になるわけです。それは違うと渋る工場長さんたちも、金田一の影響で変わり始めた兄を認め…いい話でしたー。


終盤、ライブ映像があるというので今か今か、この映像がまさかライブなの?と気が散った感じもありまして(演説とかで入れてくるとばかり)、雪の中の映像は楽しかったけれども全部録画で構わなかったのにね。


そして1つだけ気になるのは。

昨日のコーヒーが温かいのはいいけど。一週間経ったコーヒーって飲んでも大丈夫なのかしら……スープだとしたらもう具は全部ドロドロなのでは? 雑菌の繁殖は(^^;;;)


「PRICELESS」〜8☆☆☆☆

面白いよね。


貧乏暮らしから始まっても、そのうち仲間増えるよねー社長になるよねー町工場巻き込んで味方につけるよねー「究極の魔法瓶」記事になって売れるよねー……と、予想通りに展開していくので特に記事は書いていませんでしたけど、その間もずっと主人公金田一をぶれずに

「熱い男」

「いい奴」

「でも変」

と魅力的に描き続けてずっと面白いって、話数が重なれば重なる程なかなか出来ないことなので、実はすごいドラマかもと思い始めてきたところです。

来年の年末には一挙再放送とかしてるんじゃないのかなー。とんとん拍子の出世物語、まとめてみたら釘付けだと思います。


兄社長が切った町工場を集めて自分の魔法瓶を作ってもらう。律速段階になってしまった工場も切らない。そこで金田一が能率が悪い工場を抱え込むだけでは根性論ですが、経理ちゃんが作業割り振りを考えてみたり、接待巧者モアイさんが◯◯社と××社は付き合いが長いから一緒にやりたがってる等と現場の声を足してみた結果スムーズに作業効率が上がるなど、ちゃんと3人居る意味があるところも素晴らしい。

一昨日のタイ企業と提携では、接待にバッティングセンターと、まさかの…炊き出し(><)

『なにを演じてもキムタク』

とは主演木村拓哉への定番揶揄ですが、当て書きがピタリとハマって魅力全開の金田一を見せられたら、もうそれでいいよと思ってしまいます(><)

一度出て行った経理ちゃんも、1回分でもう帰ってきてるしw
来週は魔法瓶で仕掛けるそうですが、なーにハピネス魔法瓶が結局は勝つでしょw 

 


ただ、兄社長の描き方は可哀想。

先代社長が実父とは知らないまま、あとを追う様に魔法瓶に入れ込む金田一を褒め讃えるドラマになっていますが、兄だって彼なりに父の残した会社を更に大きくしようとしてのリストラでありCI。やり方に情がないとか攻撃されますけど、そう育てたのは誰だよw

先代が魔法瓶に拘った「理由」が商売抜きにちゃんとあったことを、兄は知らなくて弟の庶子金田一だけが知っているなんて。そこはちゃんと教えておこうよ先代社長!

『実は金田一はお前の弟』とか

『時期社長はお前でなく金田一』とか

死ぬ間際まで黙ってるからこの大騒ぎなんだしさー。

でもそこも、最後には兄弟対決でお互いに能力を認めあう展開になるんじゃないかと、これまた安心してみていられるわけですよ。
先週今週と、最終回でもないのに延長版にしている意味はよくわからなくて、年末になる最終回を2時間3時間spにするのだけは見られないからやめてほしいと思いますが、とにかく毎週楽しみなドラマです。

「PRICELESS あるわけねぇだろ、んなもん」1 ☆☆☆

タイトルのひらがな部分は必要?

学生時代、ホントに野草つんで食べてたの思い出しましたw 部屋代込み月5万円で暮らすの貧乏だったなあ。でも寮生活で少なくとも部屋はあったのって幸せだったのね。
 

突然の解雇、爆発、携帯水没w

何の祟りか踏んだりけったりで、身ぎれいな会社員からあっという間に一文無しのホームレスになっちゃう主人公金田一キムタク二三男くんが悲惨です。本人だけじゃなく見てるこっちも

「どーして?」

と思っていたわけで、最後に明かされる理由が

「社長の隠し子だったから」

は?

二三男を次期社長にと遺言された義兄の副社長(藤木直人)が、全てを指示しているというひっどい話でしたよー。でも金や地位を守るためでなく、自分が父と出来なかったキャッチボールを二三男はしたんじゃないかと嫉妬にかられてなのは、副社長も可哀想な人なのかも。

確かに二三男の宝物は北別府サインボールで、それをくれたのは北別府ファンだった「父」社長で……。

でもだからって、機密漏洩までねつ造して解雇って犯罪ですから!

そして父の社長もさー、不慮の事故や突然死じゃないのに、そんな大切な話はもっと前からしておこうよー。


いつも影の薄ーいモアイ部長(中井貴一)が裏工作を聞いてしまい、経理部のお固い女史(香里奈)が漏洩日の二三男の出張伝票は不正出張だと……いえいえアリバイだからそれ!

さあ彼らが二三男の名誉を挽回してくれるんでしょうか?


寸借詐欺兄弟との触れ合いや、サバイバル生活指南も楽しかったです。
1日500円を稼ぐのがどんなに大変か……。
「銭ゲバ」主人公ですら持っていた携帯があれば、バイトサイトに登録も出来たのにね。ていうか飲食系は回ってもガテン系の求職はしてなかったね二三男さんw 一番手っ取り早いの男ならそっちかと思うのですが、肩が悪いからなの?
 

貧乏なまま、ライバル会社でも起業して対決するのかなあ。遺言書や全てを知る顧問弁護士でも出てきて相続の運びになれば来週でもう解決ですけどw

「東野圭吾ミステリーズ」1、2☆☆

中井貴一のコーナーだけなら☆4つ!


2時間ドラマには短すぎるネタを、1話完結・毎週提供という形で連続ドラマ枠に持ってきたのは名案だと思いました。しかも案内役が殺されたばかりwの中井貴一で、毎回ちょっとずつ容疑者が増えたりと展開があるのが楽しいです。

ていうか、本編よりその案内役コーナーの方が面白いんですけど。


1話「さよならコーチ」

  今時のデジタル録画は、録画日時が分かるし消去されたデータも復活できるよね?原作はVHSテープの時代だったんだろうなあ。 田中麗奈はキレイでした。

2話「死体のない殺人」

  坂口憲二久しぶりに見たw

  建築家一家か、結局殺された彼女に恨みがあるならともかくも。わざわざ殺す意味も、後からバカ正直にお金取りにくる意味もちょっとよく分からない。「結婚したいとか言うから」の〆の台詞で、ああそもそも異常に自己中心的な人だったんだねー。と、納得するしかないですよね。
 兄貴の存在も半端ならガムも半端(刑事が聞き込み中にガム噛んでるなら、家庭教師中にガム噛むのもアリじゃんw) 


どっちも原作読んだ方が楽しめるのかも……。


「スマイル」1 ☆

せっかくの松潤が、ちっとも素敵に見えないなあ。
疑似家族の人間関係も、時間経過も分かりにくいー(><)

生まれ育った国で、外見のせいで差別される。
それは確かに哀しいことだけれど、どんな国どんな集団でも何らかの差別はあるわけで。「BOSS」の天海祐希は「女のクセに」と言われながらもがっつり立ち向かっているじゃないですか。この「スマイル」でも、差別で泣く姿ばかりじゃなくて、「ガイジンのクセに」に立ち向かう主人公の魅力を描いて欲しいです。
(冒頭の”明るい”ビトが、それだってことなのかなあ?)

冒頭、刑務所から始まって出会いの過去に戻る構成。
「アイシテル」ではこれからの事件を予見させることで緊迫感が高まったのに。こちらでは狙いが良く分かりませんでした。むしろ、主人公を易々と罠にはまるバカに見せたかも。

ロッカーの鍵は渡すわ、周囲にそれを知らせる根回しもしていないわ。日常では些細なやりとりでも、”いつ捕まるんだろう”と思って構えてみていたらオオゴトですよね(服役する事件はまだまだ先なのかもしれないけど)しかも前科か補導歴がある??だったら尚更自衛するべき。
”ハーフで差別される”以前の問題だよねー。

仲間や理解ある大人に囲まれている様に見えて、その実、誰にも頼らない=信頼していない主人公。過去の事件のせいなのかな。うー、謎ばっかり!!
やっぱり謎な少女@ガッキーが可愛かったので2話は観ます。

「風のガーデン」1 ☆☆

花言葉って、自作しちゃ意味ないのでは(^^;;;)

主人公中井貴一より、緒方拳を見て悲しくなっちゃいました。
今回の訃報は図らずも視聴率アップに貢献してしまったんだろうけれども、逆に辛くて見続けられない人も増えてしまったりしないかな。
岳くん@神木くんの知的障害も辛いので北海道パートは家計簿など開いてわざと気合いを入れずに見たりして。
それでも庭はキレイでした。エンディングも合わせ、時折映る北海道の自然だけ見ていてもいいかもと思わせる映像はさすが。

ていうか、本来見たがってた筈の家族が、病院の場面になると必ず寝るんです(笑)
説明台詞がなくて、冒頭の老医師とこの麻酔医が親子だろうとか、ナレーションしてる男の子の父親なんだろうとか、段々に分かってくる様なことを掴むまでは確かに、ナンジャコリャなんでしょうねえ。でも見てたら分かるのにー。
「キコエマスカー??」
等々の全身麻酔場面、我が家の病人の8月の手術もこうだったのかなと思えば実に興味深いのに!(確かにその後麻酔医さんには2度と会ってないわ 笑)
「今夜お食事作りに行きます!」
な大人の関係もウフフフ。

7年も子供達から逃げていた父親、発病を機に会いに戻るんでしょうか。
見続けるとは思いますが辛くなりそうだから感想は書かないかも(でも快気祝い旅行は北海道になりそうです。ミーハー家族……。)

映画「どろろ」☆☆☆

 「どろ(泥)ソース」が提携してCMしてます(^^;;;)
さすが関西、ストレート。

 さておき、「どろろ」です。
天下を狙う武将:醍醐が、魔物との取引に我が子を差し出したせいで身体48箇所を失って生まれ、捨てられて育った青年。魔物を一体仕留める毎に身体を一箇所取り返せる…。原作は子供の頃何度も読みました。怖かった(^^;;;)

 で、もしつまらなくても妻夫木くんが観られればいいやーと出かけた映画館。
どろろ@柴咲コウってのが心配だったわけですが、始まっちゃえば意外や悪くない。

 ていうか戦国武将がいるのにビキニダンサーズかよ!…という無国籍?っぷりに驚いてる間に見慣れてしまえば、終始暗い目をした妻夫木@百鬼丸と元気な柴咲@泥棒どろろはいいコンビでした。
 なにより、殺陣がいい!!

 刀の両腕を振らずに(肩を揺らさずに)走る百鬼丸。
ワイヤーアクションで跳ぶ回る以外にも、敵の刀を受け流すちょっとした手業や、敵を倒して着地する決めポーズが美しくて、毎回の戦いを次はどんな動きだろう?とワクワク観ることが出来ました(^^)
 どろろもちょこちょこ、アクション頑張ってたよね。

 旅の道連れになり、戦い→腕再生、戦い→声再生 と繰り返すあたりでは、一体何年一緒に旅してるンじゃいと呆れつつも、2人が仲良さそうでねぇ。
敵を倒す度、身体の部分が戻る痛みにもだえる百鬼丸もセクシーでうふふ。
(ああでも、暴れちゃ腕の刃物で自分切っちゃうよ。どろろも近寄っちゃ危ないよ^^;;;)

 そうそう、この「どろろ」「百鬼丸」という名は途中、自分たちでつけあっています。あまり素敵な由来ではない名前だけれど、嬉しげに呼び合う名前。

 それが後半、家族と出会うと「百鬼丸」を捨てた母は彼を「多宝丸」と呼ぶのです。同じ名の弟(瑛太!)の目の前で。
 母が、自分を呼ぶ度に失った兄を想っていたと知った弟の戸惑いと怒りが哀しかったです。 素敵な名前だったのに。

 そして、どろろが討ちたいと願っていた仇が百鬼丸の父。一族郎党を皆殺しにしたいのなら、百鬼丸も仇。
自分を捨てた親なのに、血縁で縛られるなんて可笑しいような正しいような。
「育ての親がいる」
ときっぱり言えた頃よりも、生きる力を失ってしまう百鬼丸も哀しかったです。
 だから元気などろろが傍に必要なんだよね。

 最後の戦い全員集合では、一国のお館さまと国母に世継ぎの君が、揃ってふらふらしてちゃダメじゃんとちょっとツッコミ入れたくなりましたが。まぁいいか。
全ての元凶だった父:醍醐(中井貴一!)が、最後まで後悔したり百鬼丸に詫びることなく散っていくのはかえって潔くて良かったです。
あれは、ある意味責任はとった…のかな。 長男の額に、自分と同じ傷を残して。
 
 魔物48体のうち、24体をやっつけ残して物語終了。
百鬼丸とどろろのロマンスは、あったようなないような。続編は妄想するほうが楽しそうなので作ってくれなくていいですよ。
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