ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

ユースケサンタマリア

「オー!マイ・ボス 恋は別冊で」1 ☆☆☆

 録画していたら優先順位低い系のお話なのですが。ついていたTVでそのまま楽しく観てしまいました。その辺にいそうな上白石萌音とルックス人外の奈々緖がにらみ合うだけでも絵になります!

 幼馴染みと結婚して人並みに暮らす。それこそ人生の目的と教えられてきた田舎娘奈未(上白石萌音)が、ひょんなことからファッション誌の事務……もとい雑用係に採用されて。世界的にも有名だかなんだかの鬼上司宝来麗子(奈々緖)に初日から顎で使われ疲労困憊。でもいいんだ、幼馴染みの健ちゃん(犬飼貴丈)と結婚するまで、と思っていたのに『紹介したい』と呼ばれたパーティでは、彼の婚約者『に』紹介されて、ふられもせずに人生設計終了orz でも冒頭の『ひょんなこと』だったイケメン(玉森裕太)に再会し慰められ、同時に仕事にやり甲斐も発見して。もう少し東京で頑張りたくなってきたところです。
 え、イケメン潤之介の彼女のふり? 引き合わされた『姉さん』とは、なんと……!

 てなわけですよ。
 面接前に汚れただっさいリクルートスーツの代わりに、イケメンがみつくろってくれたセットアップは……まさかの28万エン!! ぎゃー!
でも他の安い服に替えたり、スカートだけとならずに上下で買って、それで面接受けて。希望の備品管理部には落ちたけど、ファッション誌立ち上げ要員に拾ってもらえたのは、そのスーツが目にとまったから。となると、ドラマ文法では、無理難題ふりかかる度に
『スーツのローンの為に辞められない……!』
と唱えるかと思いきや、それは無し。東京暮らしのアパートも広くて綺麗、実家の本屋も苦しい筈なのに余裕ね?(地方からの就活は、リモートじゃないと大阪から移動宿泊に最低30万円は必要と言われてました。熊本ならもっとでしょ、貯めてたのかなー)
 逆に採用側の立場から、あのスーツ着てた娘が今日はどうした?も無し(^^;;;) それが今時の演出なんでしょうか。
せめて初出勤は、一張羅の『東京で買った服』着ていかないのかと驚きましたけど。パーティには着ていたので(コートと靴で台無しw)、高価すぎて仕事着じゃない位置づけだった様ですねw

 普通で、人並みに、と繰り返すヒロイン。
いやいや上白石萌音だって芸能人で、佐藤健や玉森裕太と絡める天上人!でもそれを忘れさせてくれるんですよねえ……。そして右往左往、常に飛ぶ叱責。『もう辞めます!』は引き留められずw これ系にありがちな、張り切って派手なミス&暖かく励ます同僚、でないのも観やすいです。
そして初めて自分から頑張った仕事は、同僚のミスカバー。分かる、自分のことなら諦めて済んでも他人の為だから頑張れることってあるよね。 その後、知るわけです。編集長の私用デートと思い込んで文句つけたのが、著名デザイナーを口説き落とした会食。つまり重要なお仕事だったと。

 ……大量の薔薇が必要なら、街の花屋じゃなく高級シティホテルのショップにでも駆け込むべき。劇場の近くならなお良し。そもそも当初に求められただろう、スタジオを埋め尽くす量の薔薇だって店頭じゃなく卸花卉市場に問い合わせるでしょうし。バラ園もこの季節じゃ花盛りじゃなくてかなり無理が。 と、ツッコミどころはありますが。そこは逆にドラマ制作現場の裏で、脚本を成立させるために大変だったろうなあと思うのでしたw

 そんなことより、彼女のふりでイケメン潤之介に紹介された姉ちゃんとは……じゃーん! 編集長でした!

カメラマンなら現場で再会すると思いきや。こう来たか!とワクワクです。有名人ならしい父の七光りより実力で勝負したいともがく潤之介、ってことは編集長だってそんな背景があるわけで。
さあ、予測される揉め事アレコレと、ちょっとは仕事にやる気が出てきたヒロインの成長が楽しみですね。

 なだぎ武の副編集長がお楽しみ。潤之介のアシスタントにミキ亜生。間宮祥太郎がクールな役久しぶり、カッコいい〜 

「麒麟が来る」~17、18 ☆☆☆

 お、叔父上~!!!!
宴会芸は披露損orz お家のため土地のため、とにかく気を遣って生きてきた光安どの(西村まさ彦)でしたのに。斉藤家親子断裂となれば、きっぱり道三(本木雅弘)のために出陣するのですね。それも甥とは別行動。普段から道三にはたてついてばかりの、それに息子高政(伊藤英明)と親しいはずの十兵衛(長谷川博己)に選択の自由を残しておいてくれる。そんな時まで気遣いの人でしたよ。 そしていよいよ城を捨てようという時には十兵衛を上座に据えて「家督を譲るのが夢だった」と。なんて欲のない、叔父上~(嫁とったら譲るんじゃなかったんですか…… 十兵衛がすぐ使いっ走りで家を空けるから延びてましたか)

 今年の大河、前代未聞の撮り直しで放送開始が遅れたかと思ったら、今度は未曾有の緊急事態宣言で撮影中止。生活もバタバタする中で、家族のマスク縫いながらも毎週楽しみに見てはおりましたがなかなか文章をまとめられず。
 尾張では信長(染谷将太)がやたら魅力的&不安定で目が離せませんでした。将来十兵衛がこれに振り回される布石と分かってはいても、信長を主人公で見たいと思ってしまいましたよ。帰蝶(川口春奈)もそんな旦那を操縦すべく大嘘を吐き、金で兵集めと大活躍ですよね。一方の十兵衛の嫁熙子(木村文乃)だって何かしそうに登場したのに……嫁いできたらすっかり姑(石川さゆり)とセットで家で待つだけの人になってしまって……残念な限りです。

 そんな信長を道三がすっかり気に入り、そのことが高政との溝を益々深めていく皮肉。
 そういえば主君道三に「どちらかと言えば嫌いです」と面前で言い放った十兵衛。気が利かないにもほどがありましたがw 「我が父は土岐頼芸」と標榜しだした息子の嘘を嘆く道三としては、なるほどそのバカ正直故に十兵衛を重用したなら筋が通っておりましたw そして十兵衛も、ケチだが決して嘘はつかない道三を、好きではなくとも主君としては尊敬していた由。返す刀で土岐頼芸は「人として尊敬できたことがない」とバッサリw 
「敵は……高政殿!」
(って皆が皆、いつか言う「本能寺にあり」を思いましたよね)
と家督を握る高政に楯ついて、籠城をするつもりでいたのに光安どのには逃げろと言われる。
「私も後を追うから」
いや来ませんよね、叔父上orz

<18話>
 そして城は落ち(叔父上~!)、帰蝶の手配で一行は越前へ(市場にカニw)
朝倉義景(ユースケサンタマリア)がくれるという金を断って、廃屋に落ち着きます。父の形見の数珠が生活費に化けるところを良妻が、「質屋というところを見てみたい☆」とお使いに同行し、こっそり自分の帯を代わりにして数珠を守るという機転をみせますよ。熙子の出番という意味でも良かった良かった。その前に、お駒(門脇麦)の命の恩人が十兵衛父だと母にも認められてめでたしめでたし。

 しかしなにより強烈だったのは、信長の涙でしょう……。
見舞いに来た弟信勝と、互いに相手が憎かったのだと心情を吐露し合う。分かりあい歩み寄ったかに見えたのに、結局は信勝死亡。兄信長への見舞いの水が、やはり毒でしたよね……。
「おまえが飲め」
と詰め寄る信長の鬼の形相orz そこはほら、器の方に仕込むぐらいの知恵もないのに暗殺など企んでは駄目でしたのよ。←道三か(^^;;;;)

 そりゃ十兵衛も光安の死に心を痛め、亡父が望んだ麒麟=太平の世を想い、戦いを厭うと口に出す大事な場面がありましたがね。やはり陰が薄いです。
さあ、次回の十兵衛は義景のために使いっ走りかな?

「テセウスの船」3、4 ☆☆

 えー、現代に戻ったw

 音臼村から心(竹内涼真)が消えて、事件は止められず毒殺犯はやはり父文吾(鈴木亮平)のまま。でも母と兄は心中死と、心のタイムスリップは事態を悪くしちゃってましたよ。でも、過去が変わったなら妻生きてたりする?と自宅に駆け込めば、赤子はおろか2人暮らしの跡形もない殺風景。結婚してなかったことになっているのね。

 なのに心の左手には結婚指輪orz  そういう齟齬がこのドラマ気になるのよ!

 その後も、獄中の佐野文吾に会いに行けば覚えていて、自分を無実と信じる「心さん」がいつか会いにきてくれることを支えに生きてきた、と。その父子のやり取りには泣かされるんですよ。文吾の老けっぷりはさすがで、老けメイクの自然で良いし、鈴木亮平のことなので村で警官だった撮影から老けメイクまでに痩せたりもしてるかもw
 しかーし!
 だとしたら文吾が新生児に心と名付けたの? 獄中から頼んで?
「あなたの息子です」と告げた心を信じた文吾には意味あることでも、妻和子(榮倉奈々)や兄姉には無断で消えた短期同居人の名前。どう納得したものか。 

 更には、この世界の心=佐野心は、母を亡くして施設育ちで独身。30年前に文吾と知り合った、教員志望で既婚者の田村心とは全然別人に育っているはず。生後1度も面会に来てないなら、文吾には違いが分からないでしょうけどね。佐野心はどこに? 彼も同じように廃村の音臼村を訪ねたのだとしたら、何をきっかけに?

 妻由紀(上野樹里)に会いに行けば結婚どころか知り合いですらなく、姉の鈴(貫地谷しほり)に会いに行けば「もう帰って」と。親しいはずの関係が消えていて切ないのですが…。
由紀ったらこの世界では雑誌記者!音臼村事件を取材し、心のことも『佐野文吾死刑囚の息子の』という認識です。愛する夫のため、と文吾の事件をスクラップしていた由紀が、そもそも調査向きだったとはw なんか愉快ですw
そして姉鈴は整形済み!
記者に追われずに生きていくため、名前も顔も変えたのだとか。そこも泣き所なのに「そうかー1話の顔にアザがある鈴が貫地谷しほりっぽくなかったのは、そういうことかー」と要らないことを考えてしまいますw

 そしてなんと、鈴の夫は音臼村事件の生き残り!義母は、彼を引き取って育てた、小学校のさつき先生(麻生祐未)!

いやそれ、どっちも鈴をよく知っている上に、心の顔にも見覚えが(あちらは30年ぶりとはいえ)ある筈(^^;;;;;;)   そして事件の話になるたび、文吾を早く死刑に!と叫ぶ人たちと家族でいるなんて。贖罪のつもりか、なんとも辛い道を選んだ鈴なのですが。
久しぶりに会う、一緒に育ってもいない弟心が突然、30年も経った事件を調べたいとか言い出して、鈴の暮らしはますますハードですよorz

 現代で当時の証拠集めをして(心と由紀はまたそれで親しくなり)、またタイムスリップした過去で事件を防ぐんでしょうか?
元々はジュースに毒物が入れられた事件が、心の干渉で汁物に毒が入れられることに。でも多分、心が未来から持ち込んだ新聞記事は日付やジュースのこともそのままなんでしょうねえ、残っていれば。
 何しろ、見られてはならない!と謎の決意で早々にノートを捨て、証拠ゼロで「未来から来ました」と言い張る羽目になったのに、文吾もユースケサンタマリア刑事も、信じましたからね…。ノートの意義は、むしろ誰かが拾ったことで発揮されるのでしょうよ。そして最後は、文吾が捕まらず心は教師で、母も妻子も無事で幸せな未来になるのよね、きっと!
頼みますよ!

 タイトルからして「修正を繰り返したら、それは別のものでは」というパラドックスにまつわる
「テセウスの船」
 てことは、心はまだ何度も事件前の音臼村に戻っては修正を繰り返し、事件は全く違うものになっていくのかも(事件を防ぐより、文吾を殺して犯人扱いにならなくする方が簡単そうw)  そして心も全く別人に?でもそれって誰から見てかって話で。元々の佐野心と親しくて、急に変わったねと思うような人は…、いないのかな。殺人者の息子として日陰に行きてきたものねorz  むしろ、田村心時代に由紀とどう結婚にこぎつけたのか。

音臼村から戻って以来、仕事もしてなさそう。大丈夫なのかw

「テセウスの船」1、2☆

 平成元年がこんな色褪せた過去扱いにorz

 そして雪深い山村なのに、子供野放しすぎ。大人も山狩りならもっと厚着しよう、とか。証拠品触るなよ、とか。言いたいことは山ほどある上に
「僕、未来から来たんです」
「そうかー、だと思った☆」

と、1番困るだろう部分がスルーもスルーされて頭が痛いのですが、そもそものタイムスリップにも伝承も意思も何も絡まずラッキーだけで始まってるので、もう何を言っても。そして、何よりの衝撃が、古色蒼然な平成元年描写…TV分厚いしカタカタ打ってる画面のドット荒いし←しかもあれ多分、パソコンじゃなくワープロでネット繋がってなくて、まだスマホはおろか携帯電話も普及してなくて、と当時を思い出すと確かにあんな古さだったことに凹んでますorz

 田村心(しん 竹内涼真)の父親は、犯罪史に残る大量殺人鬼佐野文吾(鈴木亮平)
逮捕後に生まれた心は父親を知らず、マスコミに追われ笑顔も泣き顔も許されなかった一家は、父はいないものとして暮らしてきた。

愛する妻由紀(上野樹里)と共に第一子誕生を心待ちにする心は、妻が父親の事件を調べて主張する冤罪の可能性に耳を塞ぐが、妻の死を機に事件と向き合う決意をする。
佐野が21人を毒殺したという、音臼村は既に廃村。現場となった小学校の慰霊碑に花を手向けていると、突然の霧に包まれて…。

 雪の中、倒れている子供を助けて運び込んだ診療所で、自分が「平成元年」に居ると気づいた心。そして助けたのはなんと、幼き日の姉、鈴。診療所に駆け込んで来て礼を言う駐在が…父?
衝撃に声を荒げてしまい、名乗りもせずに立ち去る心だったが、姉鈴の頬に見慣れていた凍傷痕が、自分の早期救出で遺らなかったことから『過去を変えられる可能性』に思い至るのだった。

 心が、心の中でもずっと父親を「佐野」と呼んでいる距離感が悲しいですよね。
そしてねえ…刑事ドラマなど見ずに育ったんでしょうねえ。平成元年早々の音臼村で起きた数々の事件を未然に防ごうと頑張るも、ピンボケ。なんで倉庫に入ってパラコート瓶を素手で触るのさorz  そもそも、青酸カリもパラコートも同列に「毒物」認識ですが、厳重管理されている筈の青酸カリと、除草剤のパラコートとは手に入りやすさが違うんだから。被害者宅から持ち出して捨てたって、どこそこにほったらかしてあるのよ。守るなら、家にいるように仕向けるか、ずっと見張ってるかでしょうに~。

 第一の被害者、千夏ちゃんはあえなく殺されorz
まずは佐野の疑いは心に向きます。そりゃそうだ。それでも鈴を助けた恩人として佐野家に滞在することになり。雪崩から工場長を救い、熊に襲われた少女と文吾を救い、
「未来から来た」
ことも打ち明けて、これから起きるだろう老人(仲本工事)の焼死を共に防ごうとするのですが、知りすぎているせいで逆に、翌日起きる予定の事件は無対策に。なぜか火事は起きずに少女と鈴がいなくなったことで、文吾の信頼が揺らいでしまいます。隠し事は、そりゃしてるから。君が殺人鬼にされるって言えないでいるのよ(これも悪手で、とっとと記事を全部見せて白状しちゃえ、としか思えません。というか、過去と起きる事件が変わっても、記事が消えたり変わったりしないってことは。ここで何を変えても、心がいた未来の家族は、あのまんまというタイプのタイムスリップなんですかねー。その辺は区別していないんですかねー)

 心が小学校の代用教員になれたのも、なんだかなー。
地域住民がボランティアでする放課後先生ならともかく。身分証明書も卒業証書も用意できない人が担任?? あの当時は、来るべき生徒減少に備えて正式採用をめっちゃ控えていて、代用教員のなり手は(私含め)うなってましたから。いくら山梨で山奥でも、そこまで適当なことはorz しかも、先生なら少女連れ出しも容易だろうと、警察に疑われる原因にまでなるorz  「誰か」が描いた絵を手掛かりに、監禁場所を割り出しても容疑が益々深まるばかりですよ。

 それでも、家族に絶望していた心が事件前の両親と触れ合って考えを変えていく様子は素敵です。頼もしく信頼できて何より家族想いの父文吾。明るく美しく、やはり家族が一番大切な母和子(榮倉奈々) 愛し合い信頼し合う夫婦。可愛い兄妹。そこに混じって、5人で手を繋ぐ。子供の頃のできなかったことを今体験する幸せ。
この父が犯人のはずがないし、この母が父を信じられないはずがないでしょう!
 でもまだ母の「父親はいないと思って」が引っかかる心は、友達の話としてそれを、若い和子に問いかけます。すると返ってきたのは非難でなく、思いがけない肯定。子供達に良かれと思えば、内心夫に謝りながらそのぐらい言える、と。

マスコミに追われ笑顔を無くしていた和子の中にも、同じ気持ちが潜んでいるのかもと希望を抱かせてくれる答えでしたよね。

 しかしこのままでは、心が犯人にされてしまうでしょw
最初に怪しかった、小学生と遊ぶ翼(竜星涼)が毒を煽って自殺。次に怪しいのはユースケサンタマリア刑事ですよねー。

 心は令和の時代に、母を亡くした我が子未来(みく)の元に戻れるのか?その世界の文吾はどうなっているのか?辻褄は合うのか?  

今の調子だと謎解きは期待出来ないし、SFマインドもゼロでしょーもないんですけどねえ。しばらく様子見ます。


「わたし、定時で帰ります!」1 ☆☆

 社畜上等シシド・カフカの髪型が、美容院行きたてカット。定時帰りの主人公の方がゆるふわ伸びっぱなしって逆w

 そんなわけで主人公結衣(吉高由里子)は、絶対定時で退社するマン。
でも仕事はきっちりこなしてます。うん、だったら帰ればいいよね。でも旦那はこれ見てると過去のとんでもない新人のやらかしをあれこれ思い出してしまうみたいで(^^;;;) 昔話でさんざ愚痴られましたわー。でも旦那の話でも本当に問題なのは、欠員の代わりをすぐに入れられないシステムの方なんだと思うんですよ……。そりゃ何も言わずに入社してきた独身社員が5月から産休とりたいとかびっくりですけどね、もっと突然、事故で入院てことだってあるんですから……。

 さて1話後半になって、結衣の事情が語られます。最初は大手に就職、言われるまま無理して働いていた結果、人事不省になったと。そこから目覚めて決意して「定時に帰る」と転職活動、今の会社の社長は面白がって採用してくれたそうですよw だったらそんな人ばかりの会社でうまくいくのかというと、吸収合併などでいろんな社員がいて夜討ち朝駆けで今まで来て、定時に帰るのが罪と思っている三谷(シシド・カフカ)や福永(ユースケ・サンタマリア)みたいな人たちも。そして定時で帰る結衣をサボっているだの、定時で帰れない自分をバカにしているんだろうとか……。その上、新卒さんたちがなんでもパワハラ扱い。至極まっとうな注意をしている三谷にたてついて、三谷の端末パスワードを書き換える嫌がらせをしたうえ『辞めます』のメモひとつで逃走したりして。
うん、確かにとてもストレスフル(^^;;;)
とりあえず、誰も新人女子が主張するように『三谷さんは私に土下座して謝れ』を良しとはしていませんけどね。パスワードいじっちゃうとは器物損壊とか業務妨害とかそんな、訴訟モノの犯罪じゃないんですか。ちょっとは痛い目にあって、新人こそゴメンなさいを言って欲しかったですよ!その上で、みんな幸せに無理なく働いてくれたらいいんですけどねえ。

 同じ部署に元彼(向井理)が配属に、とか。新部長ユースケサンタマリアの悪評、産休から復帰の内田有紀。この先気になる要素も散りばめられつつ……もう見ないかなあ。

「あなたには帰る家がある」1 ☆☆

不倫。それも妻をほったらかしで他所の奥さんを「守りたい」って、どんな欺瞞。

倦怠期にすれ違う夫婦。まあそれはありがちかも。
上から目線な妻真弓(中谷美紀)、尻に敷かれてる年下夫秀明(玉木宏) それでも娘の中学入学まで平穏に暮らしてきたんだから、もうちょっとお互いに、いたわりの言葉をかけられたら全然違ったでしょうにね。
売り言葉に買い言葉で真弓は、授かり婚で寿退社した会社へ12年ぶり?に復帰。今浦島で失敗だらけなのに、様子すら尋ねてくれない夫に意地をはりまくりで平気なふり。
その間にも夫秀明は、モデルハウスを見に来た茄子田(ユースケサンタマリア)に絡まれ、家や飲み屋に呼びつけられ、その度目にする妻綾子(木村多江)の痛々しさに心を奪われて……。雨の中、2世帯分の買い物を下げてびしょ濡れで歩く綾子を車に乗せ、ついにホテルに乗り付けてしまうのでした。
結婚記念日なのに!
妻が夫の好物メンチカツを揚げている頃、夫は他の女を抱いていましたよ。嫌すぎる。

この木村多江が、まあさすが薄幸女優ナンバーワン(じゃすみん調べw)
初対面では、モデルハウスで従業員秀明相手に手料理ごっこを始めるアブナイ女なのですが。そこに暴君ユースケサンタマリアが現れてからはもう、ひたすらに従順。耐え忍ぶ女。なのに家族からは幸せ者扱いで「あなたのおかげです」と茄子田に繰り返す言論統制。


これに比べたら、共働きなんだ皿ぐらい洗え、夕飯に文句いうなとキャンキャン吠えてる真弓なんて幸せすぎて。秀明がつい笑っちゃうのがよくわかります。でも真弓だって強がりで弱音を吐けないだけで、困ったり辛いことはあるんだからねー?
そして綾子にだって、強かな面はあるはず。なにしろ飲みつぶれた秀明の、ズボン脱がせますからね。夫が連れ帰った泥酔客、介抱するにしろネクタイ緩めて毛布かけるぐらいで十分ですよね。なぜ暗闇の中脱がせるのか(^^;;;) ホテルで狼狽える秀明に口づけし、率先してキーを開ける様子は堂々たるものでした。

ハッ、下手したら、夫茄子田の差し金な可能性まで!
「お前が、哀れだから」
と、秀明の会社で家を建てると決めたという茄子田。難癖で一生の買い物を値切れるのなら、何でもしそうですよ。どっちにしろ今後不貞がバレたなら、絶対ふっかけてきますってー!

ところで賞味期限切れは、我が家ではどっちもたいして気にしていませんが。アイロンの雑さとかは見に覚えがw
我が家ではもう少し旦那様を大切にしましょうっと。
それから中学受験。「夜中の1時2時まで頑張った」と娘の勉強を評する真弓なのですが、虐待かと。大学生だってそんな勉強の仕方は止めるわ。てか、そこまでしないと入れない学校じゃ、ついていかれないわ。 

「悦ちゃん 昭和駄目パパ恋物語」~最終回 ☆☆☆

♪教えてよパパ、教えてよママ♪
そうそう、どっちが先に好きと言ったのかとか、プロポーズの言葉とか、両親の恋愛話を女の子は好きですよねえ。でも親が決める縁組が当たり前の時代に、恋愛結婚を前提の歌って相当斬新なのでしょう。

悦子をはさんで本当の親子のように、3人でいる時間に幸せを感じていた碌太郎。でも年の差もあり定収はなし。親が進めた縁談を告げる鏡子に、それはいいと祝いの言葉を述べるのですが……どんどんとどれだけ一緒に居たいのかという内心の吐露にw 制約が多い時代だからこその名場面でしたよね。あともうちょっと、二人きりで居られたらどうにかなったのにw
モヤモヤしたまま返された鏡子さんは、縁談を蹴って碌太郎の元へ駆け戻るも不在。悦ちゃんとはハッキリとママになる約束をして、善は急げと碌太郎を追うのですが。

くだんのご令嬢もいるパーティで揉めて会えず、なんと碌太郎は大怪我で入院する羽目に。なのに悦子と鏡子には、碌太郎は失踪と告げる伯母さん。お前たちが恥をかかせたせいだーって、そんなぁ。

でも逆に失踪と聞いていたせいで、例の作曲家が「パパママソング」を悦子にTV生放送で歌わせようと持って来た時に、碌太郎が聞いたら戻ってくる!と快諾したわけだし。保護者の承諾は
「なんでここ(碌太郎宅)に?」
と元ストーカーに聞かれて
「け、結婚しましたから!」
と言い訳した鏡子さんが『母』ってことになってるからオッケーなワケだしw 弱った碌太郎を小うるさい悦子と離してご令嬢に看病させて、あわよくば~と狙った伯母さんの目論見が裏目に出てスカッとしましたね! そして勿論、放送を見た碌太郎は怪我を押して病院を飛び出し、放送局に駆けつけ、今度こそ正しく愛を告げるのです! じゃーん!

その後「パパママソング」は大ヒット!
……とはいかずw そこそこだそうですが、家族3人幸せならいいよね。

義父指久と碌太郎の仲も悪くないし、悦子も生意気に「指久」呼ばわり(コラ!)でも可愛がってもらってます。親の選んだ相手じゃなくてもヘソ曲げず、鏡子の望みを一番に碌太郎に頭下げられるとは、昭和の頑固オヤジもなかなか愛情深く描かれていて、演じる西村さん贔屓としてはうれしい限りでした(^^)

お嬢さんと作曲家も運命の出会いw お似合いです!


「悦ちゃん 昭和駄目パパ恋物語」1~6 ☆☆☆

楽しく見ています。

やもめの碌太郎(ユースケサンタマリア)が、お母さんがほしい小五の娘えっちゃん(平尾菜々花)に振り回されながらも作詞家として頑張る話。
一曲当てたこともある作詞家碌さん大卒、時々米代に困るものの庭付き一戸建て暮らしで通いの婆やがいて、実家は経営者と、実質高等遊民ですw 悦子の先生とデートしたり、箱入りお嬢様(石田ニコル)に本気で惚れられたり、とかいいつつ芸者(安藤玉恵)の接吻跡つけて見合いに現れたりと女慣れも十分なわけでw 若いデパートガールの鏡子さん(門脇麦)とだってありですよね、うん。

レコード会社専属になり喜ぶ碌太郎ですが、悦子と考えた「パパママソング」は跡形もなく変えられて「チチハハソング」に! その上専属自体も私の縁故、と告げる見合い相手に不快をあらわにするのですが「愛している」からと力説を返されて頭を抱え……そこを女中にきてる鏡子さんも聞いているという地獄絵図w まだ全然色恋じゃない鏡子さんとの仲が始まらないじゃないですか(^^;;;)

「パパママソング」の方は、悦子の声をメモした作曲家夢月がどうにかしてくれそうなので、自然興味は恋愛の方に行きますよーん

でも一番楽しいのはやはり昭和の風物です。
子供の服は、デパートで布地を買って!別で仕立てに出す!
家出した悦子を探しまわって帰宅した碌太郎が、玄関でがっくり……となる前に映ったのは大きな石。……石? 本来は『悦子の靴がない=まだ帰ってない』を示す画面なのですが、マンションのバリアフリー玄関に慣れた目には石が目立ってw もう沓脱ぎ石なんて何年も見ていません、段差が大きな昔の玄関には補助に石が置いてあるものだったんですよ。
最後にどこで見たっけ?取り壊した富山のおばあちゃんの家にもあったっけ?懐かしさに思わず家族に録画を見せるも、旦那ですらまずは「石?」でしたからw そのうちこんなカットも入らなくなるんでしょうねえ。

ところで視聴の目当ては西村さん、改名して西村まさ彦さんですね。
鏡子の父親で、昔気質の指物職人。娘に縁談をもってきて手柄顔。横恋慕男が見合いに乱入すると、なぜか娘が悪者で「勘当だ!」と騒ぐ関白オヤジです。それでも、と縁談が続くと今度はニヤニヤ、後妻さんに「お前から言ってやれ」となんども言うくせに、その度「お前に惚れたんだって!」「守ってやろうと思ったんだって!」と結局全部言っちゃうお茶目さんw しかし後妻さん、自分はそんな自由恋愛じゃなかったから羨ましいわぁだそうですよ。それでもお相手がダンディ西村さんなら御の字じゃないですか(><) って、そういう話じゃないからw

石田ニコルのお嬢様を早見あかりだと思っていました。声も似てますよね……w

「火の粉」最終回 ☆☆

これじゃ人生変えられた一番の被害者は、梶間家じゃなくて琴音と息子なのでは。
武内のため、と池本を刺した琴音を
「やりすぎだ」
と諌める武内。いやどの口が言うのそれw

家族のため、世のため人のため。
ついに義父が武内を殺そうとします……!こいつを世に解き放ったせいで池本さんが殺された、その償いにと。でもそれやったの琴音さんじゃないですかあ。

雪見と琴音が一緒に帰宅、ギリギリ止められましたけど、でもやっぱり家の中に人殺しがひとーりふたーり(^^;;;) 話し合ううち、二人とも自首をすると言い出して、その前にみなさんとお食事をしたいという武内さん。そんな義理ねーよと突っぱねもせず、いそいそと準備に取り掛かる梶間家の面々、そこに届く毒の瓶……。
え、それよりちょっと待って、罪人ふたり野放しなのねw

おかげでじっくり話し合いの時間をもった武内と琴音は、琴音の念願だったバームクーヘン作りをさせたり、毒をみつけたと打ち明けたり。琴音の想いを拒み続ける武内に
「あなたがしてきたことはこれと同じ」
と噛んで含めるように教えてやる琴音は、まだ狂いきってないしまだ武内が好きなんでしょうねえ人殺しなのに……。暗く静かに語らいながら、どっちか殺されるんじゃないかという不気味なテンションは、ミスリードに決まってるとわかっていながらも見応えがありました。

琴音のバームクーヘン、焦げて失敗。
次に武内が一人で作り、床に叩きつけて破壊。
そしてもう一度、きちんと作り直した自信作を手土産に、梶間家での最後の晩餐にでかけましょう。毒入りなのは、料理、デザート、それとも手作りびわジュース(あの量作るのに何キロ実が必要でしょうw)のどれでしょうねえ……。
馴れ初めがどうしたと他愛もない話を続けながらも、互いに真意を測りかねる食卓の一同と戸惑うお茶の間。え、何この時間。
「武内さんは、人さえ殺さなければとてもいい人です」
こ、これは笑っていいのかな(^^;;;)
そりゃ食事しながら血なまぐさい話も嫌ですけど、自首すると言ってるからには梶間のおばあちゃん、おばさん、社長、弁護士、転居して逃げてたという元ご近所さん他がどうなったかの真相は気にならないの? スープが辛いのとかどうでもいいんだよぅ 何ほのぼの刺激物仕込んでるんですか、毒物と思い込んで激昂する恐れだってあるのに(><)

そして楽しい楽しい晩餐の後、家に戻った武内は持っていかなかった2番目のバームクーヘン毒入りを自ら口にして果てるのでした。いやいや、だから自首してー責任とってー失踪人はどこよー!

最後に賭けにでたんでしょうねえ。そして梶間家が、毒殺チャンスの誘惑に打ち勝って武内をきちんともてなしてくれて負けた。でも、もし裏切られていたら道連れに皆殺しできるような準備ってしてたのかな。それもなかったら、最後普通にいい人みたいじゃないですか。原作の犯行トリックが変更になった分、武内の狂気が薄まってしまいましたよね。

自分のために武内を信じた義母、 戦い続けた雪見、愛に生きようとした琴音。vs女性のエピソードばかり際立って、男どもがほんと役立たずばかりでした。どうしてこうなった。

最終回なのに何も解決せず何も畳まれず肩透かし 。

この際ベタに、武内邸火事で武内さん行方不明な『また現れるかも』エンドでも良かったのにそれすらなく。期待しすぎちゃったかなー。
(旦那曰く、池本の様にみんな自ら何処か行ってただけで裁判の事件以外は誰も殺されてなくても面白かったねと。確かに!)


「火の粉」〜8 ☆☆☆

なんと逆ギレ返しw まさかの琴音さん参戦でわからなくなってきました……!

武内の行動が異常かただの親切なのか。そこを巡っての嫁雪見の孤立や、そもそも武内との接点だった義父の現実逃避、家族内の対立をハラハラと見守っていましたので、マッサージチェアに順繰りに座らされての恫喝(サブタイトル「愛の説教部屋」w)以来、武内の振る舞いが堂々と変になってしまってがっかりしてました。
怒らせないよう、刺激しないようにと家長扱いで褒めちぎってる様子もまあ滑稽ではありますが、大人4人も揃ってるならどうにかしろよーと思ってしまって。実際は何もできないんでしょうけどねえ。息の根を止めるならともかく、小さな抵抗で怒らせると仕返しが怖いんですものねえ。

と、膠着状態にイラつく雪見をよそに
「毎日武内さんに会えていいなあ~」
どころか
「お前ら憎い」
と言い出す琴音さん(^^;;;)
挙句、武内家に無断侵入で朝ごはんの支度です!息子はどうした。しかも驚く武内の寝間着姿に
「わたしがあげたパジャマ、著てくれてないんですね」
こ、これは『好意に応えないなら殺しても可』が信条の武内氏には手痛いしっぺ返しですw 追い出したって良いはずなのに、きっちりもらったパジャマに着替えてストーカー手作り朝食を食べる武内、義理堅いw (そうか雪見も贈り物を拒むより、不味い煮物や趣味悪い置物子供の落書きと、迷惑な不用品を嬉々としてあげ続けたら距離をおけたのかもw)
恐怖で従う作り笑いの梶間家と違い、殺人者と知ってなお愛する自分の方が武内の理解者だ、という琴音の主張。なんと武内をかばって人を刺すまでイっちゃってるとは。

その刺された相手は……あれだけ殺された殺されたと妻が騒いでいたのに、しれっと再登場の遺族池本。どこに居たのよ。梶間家人質作戦も不発。生きててよかった〜とも思えない間に再度消えそうです(^^;;;) 完全琴音さんに喰われてますよ。


もう来週が最終回。

原作では、自作自演は不可能と思われた背中のキズのつけ方が判明して犯人だ~となった記憶があるのですが、ドラマだと刺し傷になっていて、はて、どうなるのでしょうね。


「火の粉」~6 ☆☆☆

うわー、武内に殺されたー(><)

って、どのいなくなった人ですかとなる、失踪人だらけの今作です。
まずは的場家。
「私が的場家を殺したことなんて些細」
と、語るに落ちる告白をした武内。やっぱり、となる元弁護士パパン。←疑う雪見を叱ってたくせに、自分も武内の弁護士と手を取り合って怯えていたんじゃありませんか!その間に、大叔母、社長、遺族の池本夫が消え、ついにはその弁護士も消えた今……真実を知ったパパンが殺される!かと思いきや「秘密」の共有だけで見逃され、おびえながら飼い殺されることに。
らしくない家族ドライブなど計画、逃亡するつもりだったようですが
『僕を避けて、引越しまでして逃げた老婆の葬式に行ってきた』
と武内に釘を刺されて、あえなく断念ですよ。パパンの『やたら重いスーツケース』って、もしや中には……いやいや、ちょっとそこまでドライブにしちゃ荷物が多すぎるってことですよね?

しかし雪見にだけ武内の真実を告げるって……どの面下げて。妻と息子には言うなって、今はその方が安全とはいえ腹の立つ処世術です。
何も知らない旦那は、自分の試験に興味がない雪見を怒ってていい気なものですが、これ、いつどうやって知らせるつもりなのか。

そして、やはりプレゼントを断り罵倒した琴音(木南晴夏)も魔の手にかかり……と思ったのに、えええ逆になぜ無事?虐待されてたから?
簡単に「殺してやりたい」と口にする素直な琴音は、
「じゃあ殺してあげましょうか」
と武内が言えばまた素直に「ダメだよそんなこと言っちゃ!」と諌めるだけで彼を怖がらない、武内曰く「不思議な人」。一緒に武内母を訪ねて、結果的に墓参りまでしちゃって。恋人か妻同然な行動なのですが「友人」なのね。琴音の元夫を殺さずにやっつける遊びは、視聴者ミスリード&梶間パパや雪見へのひっかけでありつつも、武内にとっても新鮮だったのかも。
でも結局殺しましたけど!(つきとばしたの、ドライブレコーダーに映ってないかな)

それだけ琴美が大切なのかと思ったら、彼女からのプロポーズはあっさり拒否。
「家族といえば梶間家」
さすがの琴美も、これは変だと思うんじゃないのかな…変だと思い始めたら殺されそうですよ…。

「火の粉」3 ☆☆☆

暴かれる!雪見の秘密、の巻。

「メールくれただろ?」と昔の男が現れ、児童相談所への虐待通報には実家から盗まれた日記のコピーが添付。
極め付けにはお墓には水子地蔵が!えー、幾らかかるのこれw

こんな金のかかった嫌がらせ、視聴者はもちろん<武内だ>と確信してますが、通常バイアスにすがる梶間家ではなぜか、地蔵の件はスルーで雪見が嘘をついているという流れ、解せません(^^;;;) まどかちゃん虐待疑惑で平常心じゃない面もあるとはいえ、実家に入ったという『金目のものを取らなかった泥棒』、これも狂言扱い?
雪見が語れずにいた数々の秘密、実母からの虐待だの流産だのが書かれた日記のコピー。こんなのを自ら児相に送りつけても、雪見になんの得もないじゃないですかー!後に旦那に見られるにしろ、浮気の記録があるでなく、むしろ流産した子の父親が元旦那だという証拠がそこに。
バカ旦那は虐待の連鎖を簡単に口にしますが、むしろ自分が虐待されていたからこそまどかちゃんには手をあげない母親でいたいと語っていたのに。追い詰められていく雪見がかわいそうでハラハラ。挙句に、殺人容疑を受けた武内もこうだったのかも、なんて言い出して裁判官だった義父がひるむのには溜飲が下がりましたが……。
定年を待たずに退職している義父。それは有罪の武内を世に解き放った責任をとってなのかと食い下がる記者、もとい実は遺族の佐藤隆太。うわー、薄々分かってて受け入れろと家族を説得しているのなら、このオヤジ最低じゃないですか。

しかし肝心のまどかちゃんがねえ。
「ママとおじさん、どっちが好き?」
とか武内に聞かれ、母親に決まってるでしょ、でもそれ言っちゃったらまどかちゃんがあぶな~い!と心配したというのに。
「おいしいものくれるからおじさんが好き!」
ってorz 親の心子知らずです。家を出た雪見の復讐が始まるのか? 展開早いですね。 優香演じる雪見の芯の強さにハッとさせられます。

「火の粉」2 ☆☆☆

なんでもでもくれちゃう、なんでも捨てちゃう武内さんが怖いです。

義祖母の通夜に、君は来てくれるなと武内に言ってしまう義父。裁判官時代の関係者も集まるわけですから、そりゃ元被告が隣に住んでて毎日来て家事手伝ってくれてますなんて、ややこしくて困るのわかりますけども。
「本当に無罪だったんですか」
と問う雪見が怒られている間にも、冤罪の取材受けてる武内は異常なヒートアップで、『やりかねない』片鱗を 見せてくれていますよ!

そして義母の次には無職旦那が取り込まれ、香典は受け取るスーツはもらっちゃう、分厚い封筒の金借りちゃうw もうこの旦那ダメダメだわーと呆れて見てたら、なんと以前の職場で社長を殴って辞めていることが今更発覚w 
100万円慰謝料で払った上で更に傷害で訴えられそうという崖っぷち。そこでお役立ち弁護士を紹介してくれるのが……そう、武内さんですよ。なんでもくれちゃう、なんでもしてくれちゃう武内さん。
介護ロスの義母には労いの言葉と、歌舞伎のチケットをプレゼント。無職旦那には、傷ついたプライドをくすぐる言葉と物と現金と。本当に上手にすり寄って信頼を勝ち得ていくのですが……。
一旦受け入れたその『好意』を拒否したら、殺されるしかない様ですよ。容疑がかかった殺人事件、プレゼントのネクタイを断られたから刺し殺した。そのネクタイで息子を絞め殺した……と語り出すところ肝が冷えました。
「お気に召しませんか」
が殺しのキーワード。すぐ笑って冗談にしていましたけど、いやいや真相に違いない……(><)
だって旦那は知らないけれど、一旦受け取って返した慰謝料(犬騒ぎの)は「燃やしちゃいました」って冗談じゃなく本当ですからね。
一緒にバームクーヘン作るはずの準備も、とりやめでも粉や砂糖は捨てることないのに!計量していた分全部ゴミ箱に投入ですよ。癇性で恐ろしいです。
更に怖いのは、社長と小姑の失踪。
無職旦那を脅した社長、消える前に会いに来ていた美術品の営業マン……武内です。雪見に「会いに行った」とバラしたのは口が滑った様でしたよ。殺しちゃったのか?遺産を使い込んで消えた小姑も、義母をいじめていたわけで、やっぱり殺されているのか?

梶間家を<自分の家族>だと思い始めている武内、どうやら一家惨殺の被害者ともそんな風に交流していたらしいし……。
『義祖母を殺したのは武内」とする記者の主張に思い当たり、揺れる雪見。何も受け取らない彼女は武内には敵ですよねえ。危ないよー

「火の粉」1 ☆☆

手作りバームクーヘン、確かに大変そう&じっくり手をかけた感が微妙w

今時珍しい4世代同居家族の隣に、殺人容疑から無罪になった武内(ユースケサンタマリア)が越してくる。初日からぐいぐい近づいてくると想ったら、家主の義父(伊武雅刀)こそがその無罪を宣告した裁判官だったというわけで……恩返し?お礼参り?本当に無罪?

義父と書いた視点は、子育て中のパート嫁雪見(優香)です。
最初に男と接触したのも子供と嫁だし、記者を名乗る怪しい男(佐藤隆太)から「気をつけろ」となんども迫られるのも子連れの嫁。実質上の主人公でありましょう。
求職中の旦那役大倉孝二、久しぶりに見るわ。

で、冒頭の手作りバームクーヘンを贈られて今ひとつ食べる気になれないって分かります。しかもこんなサスペンスでの怪しい隣人の手料理なんて怪しすぎる(^^;;;) でもそれを『無罪になったのに差別される』という物語で包まれると弱いのが常識人。更には、バランスをとるかの様に、自分の辛い打明け話もしちゃうんですよね……。

まずは義祖母介護に疲れた義母から陥落し、「お手伝い」と称して隣人が家の中にやってくる。そして
『死ねばいいのに』
と義母が願った、寝たきり老人の突然死。

さあこれは偶然か、隣人からのじっくり手をかけたプレゼントの続きなのか……。


だいたい義祖母の世話、実子の義父は何もせず、嫁である義母に丸投げって顰蹙。
せっかく武内が「せめて『ありがとう』って」と取り持った直後に相続を持ち出し、じゃあ義母には金額で感謝の気持ちを表すかと思ったら、皆に100万150万円で義母に3万円って! 立派なクソババアっぷりです。
また、たまに来て口だけ出す小姑が作って食べさせたおかゆが死因というのも、もしこれが故意ならば、義母に疑いがいかないナイス気遣い で……。


実は原作を以前読んでます。いい感じに細かい部分を忘れていることもあって、安心して楽しめそうです。

「探偵の探偵」4 ☆☆

阿比留ったら口ほどにもない……!!

結局紗崎の活躍で逮捕された阿比留、誘拐を企てたと全国報道されちゃいました。警察はどうにでもなる、発言はハッタリだったのか。そもそも、警察が踏み込む建物に当の幼女を一人で置いておくとかいろんな意味でリスク管理できてないw それとも、シリーズ後半でまた復活してくるんでしょうか?

そして琴葉ちゃんも死なずに入院していて、テロップで一年が経ち。
てっきり琴葉ちゃんは無事復帰、格闘訓練をする人影は琴葉で立派に対探偵課の一員となってます!……ってことかと思ったら退職済みですか! まだまだ怪我は経過観察中。そして同居の優しいお姉ちゃんのパソコンの中には『見舞いにも来やしない』と文句言われてた紗崎が、膝つかされて土下座ですかって状態で写ってますけどー! ええええ、お姉ちゃん(><)カタギの人じゃなかったんですか?

ああ、その前に事務所に来ていた男が連続誘拐殺人犯らしく。またも単身乗り込んでいった紗崎が犯人をぶっ刺していて、被害者さんの目にも救世主でなく悪魔に映ったかもしれませんw 現場には、亡き妹を調べた探偵「死神」と同じ書式のファイルが!さあ、死神の正体がわかるのか?
 ……となっても、ドキドキしないなあ。
正直、あちこちでストーカー監禁誘拐が多発だと妹さん事件の衝撃は薄れてしまう感があります。犯人も死んでると確定しちゃったし。それより、美しくも優しい一般人の琴葉姉が危ない人だったことの方が衝撃かもw

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