刑事(マギー)登場!
警察手帳をかざす手元が怪しいと、疑う女将(菊川怜)
でも『ドラマ好きが高じて刑事になった』と聞いてからは、2時間サスペンス好きの女将、崖の話題など結構前のめりw さらに、刑事ドラマっぽいこんな小料理屋で「憧れのアレ」がやりたいと請われ、「相棒」ごっこをやり出しますますよw
『僕としたことが!』
って、右京さんモノマネのクオリティ高いじゃないですかw 上着を脱げばサスペンダー。ポケットには……ティーカップ!高いところから日本酒注いじゃダメー、ほら零したw そしてどうでもいいことで女将を問い詰めての「僕の悪いクセ」w
などなど、楽しく意気投合した二人ですが、嘘をついていたと告白する刑事、もとい偽刑事さん。そんな僕ですが、この料理屋にはまた来てもいいですか……?
前回に続き、カウンター奥の女将を手伝わせる流れ。やりとりの中で笑顔も多く、いい感じだと思ったんですけどねえ。女将の採点は結構低かったのでした。あれあれ厳しい。女将けっこうMなんでしたっけw
マギー
イケメンと猫。そして家族の物語。パッと見いい話で主人公に不満はないのですが、ゲスト家庭の信条が斜め上でもやもや。これは原作の重松清さんとの相性問題なのでしょうか。
妻が遺した猫7匹の、もらわれ先を探す家具屋の椎名(西島英俊)
でも引き取りたいという家庭は毎度なにか問題があって主人公も巻き込まれ、そちらは解決しても猫は出戻りに……。
1話は、祖母痴呆症の家。
祖母がとてもとても可愛がっていた亡き愛猫とそっくりの一匹を、祖母の一時帰宅に合わせて連れて帰りたい、という若い女性(蓮佛美沙子) 更には婚約者の身代わりに椎名まで借り出されることになりますが……和やかだった食事会も、お祖母ちゃんの豹変で悲惨なことに。
う、うん。
いくら発端が善意でも嘘は嘘ですよね。違う猫を受け入れただけでもラッキーで、そこで止めておけばよかったのに、じゃあもう一つと嘘を重ねるからorz どうせなら素直に「今ケンカしちゃってて」とでも言っておけば……え、そっちじゃなくて? 遠距離に赴任した彼(鈴之助)に向けて素直になって
「今すぐ来て!」
と叫びますか(^^;;;;) そして久しぶりの電話の開口一番がそれでも
「それを待ってた」
と平然と彼も応えますか、しかも出先の仕事中で(^^;;;) ろ、ろまんちっくなのかなこれ。ドン引きなんですけど。まあ結果オーライなようでお幸せにどうぞ。
2話は、父リストラの家。
本当は猫を飼うどころか、一戸建てを売って引っ越す算段なのに
『子供達が欲しがってた』
と謎の頑張りを見せる父親(マギー) 当時なら喜んだでしょうねえ、でも姉はもう反抗期の中学生ですから……見向きもしないどころか、お世話諸注意に逆ギレです。猫の引っ越しには気を使うのに、娘の私がこの家に居たい気持ちはどうでもいいのか、と。
え、中学生にもなって、しかも家族の経済悪化中にそんなわがまま言いますか。しかも買い手さんの内見時に
「この家を飼う人は不幸になれ」
と壁に書いてしまう暴挙。この文言はないわ。売れなかったらもっとお金に困るの、もうわかる年齢でしょうに。
その後母が叱りつけ、父がフォローして仲直りといい話風に進みますが、きっかけは猫の安心毛布を捨ててきたから。弱い生き物を虐めるな、それは正論ですが、そこじゃないでしょ感。他にも怒らなきゃダメなことありますよね。猫を介さないと子供を叱れないって一体。
と、よその揉め事に巻き込まれては、亡き妻(酒井美紀)との生活を振り返って悔やむ主人公。今でこそ立派に世話をしていますが、当時は7匹もいる猫それぞれの名前も知らず、仕事ばかりの自分へのあてつけに飼っていると思い込んでいたんだとか。回想でいつも笑顔の奥さんだったのに、嫌われてる、離婚したいんだろうと自棄だったとは、なんて不幸な誤解。
その亡き妻が大事にしていたバラの鉢を世話する椎名に、ちょっかいを出してはトゲで痛い目にあう幼馴染の獣医女史(吉瀬美智子)……女史ったら口では否定しつつ、椎名が好きなようですが、こんな典型的な死に別れ妻がいては勝ち目がなさそうですよ。
でも毎回猫は出戻ってくるし、このまま一匹も嫁には行かず、逆に女史が転がり込んでもう一人増えましたという落ちにでもなるのでしょうか。
爆弾を巻き付けて逃げる犯人(でも被害者)を遠巻きに、でも追わないわけにもいかない刑事達がゾロゾロと・・・。みんな腰が引けてるよ!!
童話の一場面みたいなのんびりした捕り物にはTVみながら笑っちゃいました。よくもまぁ、こんな事件を思いつくものです。
北海道から来た、元チンピラ栄一(マギー)と薫ちゃんとのやりとりも軽妙でしたよねー。
でも、ラストは慟哭。
元々、爆弾で脅されている犯人(=被害者)がおおっぴらに犯行に及んで、おおっぴらに逃げているのに 金を入手できる可能性なんてほぼゼロじゃないですか。
真犯人は何がしたいんだろうと思ったら復讐でしたよ。
3人目の被害者には強盗の強要はせずに冬の池に飛び込めという。
心臓が悪いなら、その状況だけで既に発作モノ! ちゃんと間に合った亀ちゃん、右京さんと一緒に被害者の側を離れず、自分の身体を張って犯行を止めようとする栄一。
「関係のない友人まで殺せるのですか」
と言い放つ右京さんがわずかに微笑んでいる?横で、鼻息荒く憤っている薫ちゃん。この2人が好きだよー!!
被害者がいかに悪人だったとしても犯罪は犯罪。
今回誰も死なせることなく話を作る「相棒」スタッフの見識も好きです。
そうそう、美和子ちゃんもいい感じに捜査協力&栄一と再会で、
「どうして分かれたんですか?」
と詮索されてごまかす感じ、良かったわ。
事件解決後、その男を殴りに・・・とか盛り上がってるところに登場して場の空気が固まるところもね(^^;;;)
美和子には妙に愚痴こぼされるよりこういう、悪意ない感じをお願いします。嫌いで分かれたわけじゃないんだし・・・・。ああ、微妙。
最終回には鹿手袋さん再登場だそうで、トライアングルに決着がつくのでしょうか?
それにしても栄一、子供に薫ちゃんから一字もらって命名したのね。将来大丈夫かしら「薫子」ちゃん・・・・(^^;;;)