司令官がさらわれてちゃダメじゃん!
そしてもっとダメなのは、現場からひかりの上着と携帯を拾い上げて持ち帰っちゃう部下(田村健太郎) 血痕も残っている現場を荒らしてw 指紋や微物の検査は? そして、ひかりも軽はずみよね。そいつを疑うにしても、トランクに行方不明の娘さん積んだまま警察にやってくるわけないじゃん……。
そんなわけで、まずは前回から続く、警察官栞(石橋菜津美)の妹(矢作穂香)拉致事件です。
ひかりの聴力は、拉致車のおおよその位置でなく1台を神特定! 元カレの車と判明しますが……橘が追い詰めたら撃ってきた、運転者の体格は別人。だいたい、手足を縛って誘拐してるのに、横に携帯も入れてくれる犯人、親切すぎるじゃないですかw 『必ず助けます!』なんて力強く励ます ひかりの通話も、ワンボックスの車内で運転者に聞こえていそうで……。
運転者=元カレと決めつける係長(木村祐一)をよそに、違和感を覚える橘と、視聴者w そうです、元カレは偽装に使われたむしろ被害者で、後に自殺を装った遺体でみつかるのですよ。
司令室を訪ねてくる、取り乱した被害者の母YOUと、今カレ新田くん(森永悠希)
この新田が、実は首謀者。普通は聞こえない距離の通話でもらした一言で疑念を抱いたひかりは、箱をかかえて追いかけて、届け物を頼みたいなどとトランクを開けさせるのですが……迂闊ですよねえ。既に『がっしりと大柄な男』という実行犯が報告されているのに。ほら、もう一人出てきて拉致されたorz
今回はもう、ネット担当者がお馬鹿さんで、裏サイトだレイプだと突き止めたはいいけれど、それを喜んで吹聴しすぎ。ひかり失踪の後、大声でまた裏サイトだレイプだ言いながら廊下を歩いて、お母さんにまで聞こえてますよ。そもそも、新田と対峙し緊迫するひかりに『裏サイトが~』と無線入れたのもまずかったでしょうが!
警察無線を傍受し、ひかりの父の死まで知る新田。大人しげな教師の顔とふてぶてしい犯罪者の顔、森永悠希の振り幅を楽しめるところはナイスでしたが、例によって不快度高めです。埋められたひかりは……4話でヒロインが死ぬわけないもんね!助かるよね!じゃあ、もう見なくていいかなあ……。
ボイス
うーん、感傷的すぎてついていかれない……。
樋口の妻が殺された直後、応援要請で現場に駆けつけた警官がもう一人、同様に撲殺されたのに交通事故で処理されたんだそうですよ。それが橘実父だったわけで、娘を名指しで指令室に入電してからずーっと橘ひかりは「お父さん、待って」と連呼。犯人と接触してからはもう、絶叫に次ぐ絶叫 orz
これなら音声記録が消えても、同僚が聞いてたでしょうに。というか、交代するべき。「親子で警察なのか」と電話を拾って話しかける犯人の横で、父は「ひかり」と娘を呼ぶわ、娘は「定年なの、命だけは」と懇願するわ、個人情報与えまくりでしたよorz 他の応援要員も来るの遅いなあ。
また、そんな場面で大熱演している真木よう子の背景で、ぼーっと立ってる上司や同僚が間抜けなんです。もう個室にしたらいいのに。
さておき、1話では独り言を聞いただけに見えましたしたが、実はかなり会話をしていた橘と犯人。これなら『声が違う』と法廷で証言したのもうなづけます。なのに『証拠がない』『警官殺しがもみ消せるわけがない』と取り合わない樋口。君さ……アクアショップだと耳で判断したという橘を、弟分と一緒に嘘つき呼ばわりしたよね。でも結局、捜査資料由来じゃないと、認めざるを得なかった。その直後なんだから……。大声で否定する前に、まず彼女の話をちゃんと聞いて。当時の同僚から裏をとりましょうよ。
『息子はまだ5才だったんだぞ!』
と、幼くして母を亡くした子の悲劇を訴えますが、いやさっき犯人と刺し違えそうだったくせに何言ってんだよ……。現8才が、今度は父を亡くして泣かない様に我が身を大事にしろよ……。
と、反抗的な樋口を、構わずECUチーフに任命する橘。反対する弟分。←こいつの言動も一貫性がなくてイライラします。橘を嘘つき呼ばわりしたかと思えば、めちゃ耳がいい人っているかもと言ってみたり、むしろ常に樋口アニキの行動に反対しているかの様になってて何なのw
他にも、語学堪能な婦警さん(石橋菜津美)がECUに誘われて断ってました。その矢先に、彼女と電話で話していた妹(矢作穂香)が拉致されて慌てて緊急指令室に入電。次回、妹が助けられる過程でECUに感銘を受けて、参加してくるのでしょうか。
で、その姉妹が居酒屋女将YOUの娘。いつも樋口がたむろしてるあの店ですよ……。世間が狭い、狭すぎる。
そういえばアクアショップで監禁も、犯人に隠れて携帯で通報できるなら、自分のおおよその居場所をマップで見て連絡できたよね。もう見るの止めようかなあ……。ああでも、拉致された妹の彼氏に森永悠希。それも気弱で真面目な方の森永悠希っぽい……。
ええ……。BGノイズが水槽のエアと断定は構わないけど、それが熱帯魚売ってる店かどうかは。趣味のアクアリウムかも、店舗のディスプレイかも、水族館のバックヤードかもしれないじゃんね。
さて主人公は「ハマの狂犬」と異名を持つ(古)樋口刑事(唐沢寿明)
妻(菊池桃子)が惨殺され、警察へかけた110番が役に立たなかったこと&せっかく逮捕した容疑者に
『この声ではない』
とオペレータが否定証言したせいで無罪放免になったと、恨み続け酒に溺れて3年。交番勤務にまで落ちぶれてしまいます。
一方そのオペレータ橘ひかり(真木よう子)は出世して古巣の緊急指令室に室長として戻り、より強力な新体制ECU(Emergency Call Unit)で全ての通報者を救うと宣言。初めは怒っていた樋口だったが、橘の真摯な態度に協力を決意して街に走り出す。
今、助けを求めている女子大生(吉川愛)を救えるのか?
「ハマの狂犬」w 古臭いと思ったら韓国ドラマリメイクらしいです。容疑者をボッコボコにして逮捕などコンプライアンス的にどうなの〜。樋口の弟分(増田貴久)が、荒れる兄貴を止めるでなく『橘は嘘をついている』とむしろ煽ってくる違和感も、原作通りなのかも~。もうちょっと和風にアレンジできませんかね。
そして、携帯で、どこにいるかわからないけど助けて、と通報されても警察も困るのは分かります。しかも途中で切れ、上司命令でコールバックしたら、電話の向こうで通報者が明らかに殺されている音が。これ経過を見てる視聴者だけでなく、緊急指令室まで『コールバックのせいで…』となってるのは、察しが良すぎるのか実際そんな例が多いのか(だったらコールバックすんなと) 被害者も着信音オフにする余裕があればねえ。
その後、助けられなかったことを悔やむのは同じでも酒に逃げてズタボロの樋口と、対策を建設的に実現しようとしている橘が協力しあう物語はなかなか面白そうなのですが……。本当に『10分』で通報者にたどり着けるものですかねえ。何区画おきに詰所が必要なんだかw そして同時に2件3件通報が重なる時の優先順位は?など。ツッコミどころも激しそうです。
そして個人的には低い声の真木よう子が苦手orz
女子大生は助かるのか? 証拠の音声を切ったのは誰か? 無罪放免のあと行方不明という元容疑者と事件の関連は(もう生きていないのでは)
とりあえず来週は見ます。