泣くどころか、不愉快になる映画でした。だって主人公の贈り物、迷惑~。
いや、モノ自体はそりゃ欲しかったものなんだろうけど。この送られ方は嫌とか、君にもらうのは嫌とか、せめて黙ってこっそり贈れないのか、とかとか。思うよねー??それって宗教観関係ある??
特にメインになった女性との関係。
もうめんどくさいからネタバレするけど。
主人公は自分の身体の各部分の移植相手を指定して、自殺します。過去に妻を自分の過失で死なせて以来人生ボロボロで、死んで役に立ちたかったのね。そりゃまあいいけど(その事故をフラッシュバックで見せていく構成がまたなんちゅーか、出し惜しみな感じで嫌。どうせすぐ分かるのに)
いちいち相手と会って話して、それで死んでいくってどうなの。
俺を忘れるな、一生感謝しろと呪いをかけている様にも思えて、ものすごく気持ち悪い。特にメインの女性となんて、彼女の為を思うならセックスはしちゃダメでしょー。惚れさせちゃダメでしょー。
最後、主人公の葬式にみんな集まって感謝されても困ります。キリスト教的に自殺はいけないんじゃなかったの?
仏陀に食べてもらおうと火に身を投じたウサギ、何となくあの話を思い出したので東洋思想がヒントにあって、ハリウッド的には斬新でオシャレだったりするのかも。でも、ウサギは仏陀に助けられて月で生き続け、食べられてもいないわけで。
7人のうち誰かが自殺を察して食い止めて、そんなことより生きろと説教して終わってくれた方が100倍マシだったのではないかと思います(その察する部分が、そういう文化がないと無理なのかなー)