美容学校を舞台の、青春群像。


てことは若者の惚れた腫れたかなと思いつつ見たのですが、意外や教師にも随分スポットがあたる物語でした。

複雑な家庭、恋、不登校、実力不足。それぞれの生徒ももちろん悩むけど、教師だってどうにかしてやりたくて悩んでるんです。


技能を教える傍ら、授業態度を叱り挨拶をさせ、突然退学を言い出す生徒親子と面談し、親が奨学金を使い込んだ生徒が勉強を続けられる様に奔走する。

あれれ、高校や大学でより先生が熱心かもw

専門学校だけに生徒も先生も美容が好きという共通項があるからでしょうか。指導のゴールも美容師としての自立が大部分で分かり易いしね。

正直こちらおばさんなので、生徒のモラトリアムよりも先生の熱意に共感しながらみていました。


それでも無力感にとらわれる時はあるけど……。

今はうるさがられても、いつか分かってくれる時がある(><)なんて。あれあれ主人公ってこの先生だったんだ?とエンディングで少し驚いたりしながらも印象は爽やかでした。


ピース又吉が屈折したデザイナー役で出オチw
(追記:違った、綾野剛だったw 今なら声で分かるかもだけど、とにかくすみませんorz)
太っちょ優等生の娘も吉本芸人じゃなかったかな?いい味出してました。

でもお目当てはなんといっても窪田正孝くん。仲間とはふざけても挨拶は出来ない今時の若者が、少しずつ変わって行く様子を好演。赤ん坊を抱く場面のぎこちなさと優しい手に萌え~w