ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら15年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村まさ彦推しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

相棒3、相棒4

「相棒4」3 ☆☆

 こいつらバカ過ぎる。
「ボクもあっち側だったかも」とか、悩む必要ないですよ芹沢君。まさか君がそんな。

 えーっと。
一応犯人には触れないでおきますが(今更?)
殺人の動機は口封じ。アメリカの青春ホラー映画でよくみるなぁ、あんな過去。
元が本当に事故だったら同情しようかと思っていたら・・・・。

 タイミングを合わせて一斉に抱え上げ、よいしょっと放り出す。
そんな冷静な作業が出来るぐらいなら、人として間違ったことは冷静にやめようよー。頼むよー。
 おまけに人違いで無駄だったって。勘弁してくださいよー。

 せっかくの右京さんの激昂がもったいないです。

 でも「相棒」らしいっちゃらしい話。
一課の捜査から外された芹沢君が、特命係と行動を共にするシチェーションは面白かったです。途中で伊丹チームと会ってしまって板挟みで困る、のも笑えましたけど、せっかくなら右京さんと亀ちゃんの捜査から何かを学んだ・・・というシリーズに繋がる要素も欲しかったですね。
 それを活かして、ついに一課も事件を解決するとかさ(^^;;;)

 それと、美和子の「いないってそんな女」問題!
今回ばかりはいたわけですね聖女が!! シリーズ通してこれだけ悪女悪女を並べてきたのは、壮大な伏線だったのか!!(違)


 最後に、『それは言わない約束でしょ』な一言を。言わせて!
ちまちまアリバイ工作せずに、駐車場で殴り殺してほったらかせば良かったのでは・・・・。

「相棒4」2 ☆☆☆

 わーい、相棒だ相棒だ。
と、それだけで嬉しくなっちゃうご祝儀で点が甘い甘い。

*単独行動の薫ちゃんが、
「ボクの上司、ちょと変な人なんですけどね」
と言ってると本人登場。
「この人の上司の、変な人です」 (^^;;;)

*大学を捜査中、突然、特別講師にされて堂々とマイクに向かう右京さん。何故か薫ちゃんが手柄顔(^^) 
 しかも例に出す事件はもちろん、アレとかソレとか知ってる話ですよー
「誰でも犯人になりうるということです。貴方も、貴方も、そして私も」どーん

*紅茶マニア同志うち解けてますよ?(^^;;;)味の分からない亀ちゃんには冷たいし。

 もうその他にも、捜査一課の
「CD返してくれないから殺したんだろう」とか!
幸せ満載ー。

 でも、よっく考えると 几帳面な人は手帳をびりびり破いたりしないよね。定規あてるよね。
っていうか、大好きな目上の人に「ごめんなさい 許して」と渡すなら、素敵な便せん選ぶよね!
 で、その「ごめんなさい 許して」メモが 猛毒の瓶と一緒に戻ってきたら、いぶかしみませんか?

 ついでに書くと、乾いてる紅茶を捨てるなら流しじゃなくてゴミ箱でしょ。

 あ、本筋を書くの忘れてました。
心理学教授(石橋蓮司)が、不倫相手の学生を毒殺。 毎晩のむ紅茶に毒とカビを仕込んで贈り、あとは野となれ山となれ という杜撰な犯行です。
 几帳面な彼女なら絶対にカビに気がついて、自ら証拠の茶葉を処分する・・・と見越したそうですが。 最後のひっかけに使われたように、他の人にあげたり誰かと一緒に呑む可能性だってあったわけですよ。自分が全知全能とでも思っていないと、とても実行に移せない確率の犯行でありました(その危うさが逆に、教授と彼女の繋がりを少なくして捜査一課の見逃しを招いたともいえますが。)

「完全犯罪などあり得ません」 by右京さん。


本家サイト「ドラマでPON!」の「相棒」コーナー。1stからの感想はこちら

「相棒4」1 ☆☆☆

 閣下、赤フン・・・・・!!
そしてまたシリーズに悪女が1人加わったのでした。誰の女性観なの、これ(^^;;;)

 1stラスボスだった閣下(長門裕之)からの招待状。舞台はお城!
そこで起きる殺人事件! それも、殺されるのが閣下じゃなくて役立たず執事で、狐とタヌキの化かし合いに突入するという大ファンサービスな2時間spで4thの幕開きです。

 前回と違って最初の事件が2時間で決着がついて、まず一安心。
事件そのものも、特命の2人を貶めるために仕組まれたことで、そんな簡単に?という手軽さと、どんでん返しへの確実な証拠という2点をきっちり揃えて 分かり易く且つ面白い展開になったと思いますー。ああ、満足!

 客が来てるのに庭でキスなんて目立つこと、軽はずみだと思ったんだよねー。また見つけたのが亀ちゃんだし。
 鎧の一件も*亀ちゃんの発言がきっかけ とか
      *荷物は亀山、右京さん手ぶらとか
      *1つ、とわざわざ言う   とか
      痒いところに手の届く行き届きぶりでございます♪
 もちろん、伊丹の悪態も ヒマか?も 鑑識さんの活躍もありっ タマキさんの小料理屋も健在っ 嬉しくなっちゃうなぁもう。
 これがまた半年楽しめるかと思うとワクワクです。

 しっかし、美和子ったら鹿手袋さんとは自然消滅ですか(西村ファンとしてはショック ^^;;;)
分かるなり「いつでも戻ってこい」な亀ちゃん。君がそれでいいなら仕方がないか・・・・。
とりあえず、朝食は作りに行っても泊まらないあたり、美和子が一線引いていてくれるのが救いかな。復縁してもいいからゆっくりやってね。

 オープニング、室内になりましたが今回もなかなか素敵でよろしいです。

本家サイト「ドラマでPON!」の「相棒」コーナーはこちら

「相棒3」最終回 ☆☆+☆

出家って、戸籍名が変わるんだ??

 そして今回のなにより目玉っ 悔しがる右京さん!!
幽霊を観た、という薫ちゃんを”嫉妬”ですよ。 そこをまたわざと「私も見ました」と刺激する元奥さんっ あの場面は何度観てもたまりません(何度も観ましたよ ^^;;;)

 てっきり巨悪を暴く最終回かと思ったら、死体遺棄(時効3年)と公文書改竄なんちゃら(同5年)ですよ。どうせ捜査一課も尼寺までたどり着いたし。特命が出てこなくても・・・な事件だったわけですが、そこはそれ。
右京「尼寺にいるからといって簡単に女性と決めつけては」
亀山「決めつけますよ普通!!」
な2人のやりとりがあれば満足です。
ラストに至っては偏執狂的に真実を知りたがる右京と、見かねて止めようとする亀ちゃん。2人とも逮捕とか捜査はどうでもいいんだから、もう(^^;;;)

 あまりの最終回らしくなさ、同居人はだれていましたが私は幸せ。
『もっとこう、デカイのが事件を解決して右京さんを助けるとか』と同居人。
おお、そりゃ私も見てみたいですよ。ていうか、亀ちゃんは『デカイの』なのに『右京さん』って呼ぶんだ(笑)
ついでにいうと同居人は、同性愛も性同一障害もひとからげ変態扱いだったのですが、「相棒」で啓蒙されてきています。つくづく妙な番組(^^;;;)

 そしてそして、鹿手袋さん!!ついにプロポーズ!
でも、亀山薫を美和子の中から消せだなんて・・・・無茶な条件で器の小ささを露呈っ。おまけに生き霊で源氏物語って??
 ラストでは逆に呼び出され、
「丸ごとひっくるめて美和子だ」
と格好良く決めた亀ちゃんに殴られちゃって・・・呆然と座り続けていたのは何でしょう?? 美和子の「ごめんね」は元カレが殴ってごめんね?それとも分かれちゃうの?

 こりゃ、4thに続かないと締まらない終わり方ですよ。

 最後に、どーしても気になったこと。
死体は腐乱ガスが出たら浮くでしょ。重りの石なんて入れたって浮くし、袋破れたなら尚更っ。それが沈んだまま白骨化なんて、すぐ捨てずにしばらく遺体と暮らしていた・・・という意味の「半年」かと思ったんですよ??そうじゃないのかなぁ。

「気にしなくていいのよ」と枕元に立つお姉さんは、恨み言をいわれるよりもツライ幽霊だったと思います。

「相棒3」18 浅倉法務大臣 ☆☆

 浅倉復活! 
・・・って回想シーンぐらいかと思ったら、撮り下ろしたっぷりでした。

 検事が連続殺人犯。脱獄ののち記憶喪失で発見され、獄中で自殺・・・を装って殺害される。書いてて恥ずかしくなる波瀾万丈ぶりなのに、「相棒」で見るとなぜかしっくり地味です。素敵。
 で、その記憶喪失中の事件が死後一年経った今になって捜査されることに。

 ガラガラ転がすトランク、うるさいよね。目立つよね。
そんな中に死体を入れて運搬中を、記憶力のいい人達に目撃されていた浅倉。薫ちゃんの夢枕にまで立って無実を訴えますよ!!
 そしてね、ドラマですから。あれだけ市長市長言われたら関係ないわけありません。事件そのものはいいです。
「大統領の陰謀」といわれて、また内閣がらみかと思った予測を気持ちよく外されて笑いました。大統領ってこれかい!!笑い 妙に目立つ帽子の由来も分かって満足です。

 殺人鬼と知って浅倉を飼っていたホームレス村の大統領(きたろう)が、いざというときに彼を利用する道を思いつく・・・哀しいけど分かる気がします。
 しかし解せないのは、あっさり他人に頼る奥さんだ!!

 愛人でも夫でない男に、いきなり死体見せて「どうにかして」ってあんた何者ですか。
 ホテルで死んでるコールガール。黙って廊下にでも転がしておいたらいいんじゃないかい?とにかく自分でなんとかしなさい。
 おまけに、そこで世話になった恩を仇で返すだなんてまぁ。

 てっきり共犯とばかり思っていた旦那が蚊帳の外で、
「なんて事をしてくれたんだ」
って政治的な非難しかしてませんでしたが、人殺しと寝食共にしてて、まかり間違ったら殺されていたのは自分だと思わないんでしょうか。

「貴方も立派に殺人鬼ですよ」という右京さんの冷たい指摘がナイス。

 さて、来週は鹿手袋さんのプロポーズで最終回です??命を落とさずに4thに出られますように。

「相棒3」17 書き直す女。 ☆

 うーん、小芝居がクセになっちゃ困りますよお二人さん。

 『インターフォンを携帯に転送するサービス』は初耳でした。ドラマのトリックに使われる新商品なんて、たいがいは旧聞に属するものと思っていたので、これには本当にびっくり。要らないけど。
 で、何だって被害者がそんなこと?と思ったら。
アリバイまで準備して殺人を計画したのは、当の死体でした、ジャーン!!

 これだけで充分新機軸だったんだから、後は妙なひっかけをせずに堂々と渡り合って欲しかったです。

 ツボったのは、女優(高畑淳子)を殺そうっと待合室に潜んでいる作家先生(笑)
そこまで誰にも見られずに入って来た方法は不問として。置いてあった寿司を食べちゃうのに笑いました。どーせあの女はもう食べられないんだし??イイ度胸です。
 女優憎けりゃ寿司まで憎いか!

 寿司繋がりで、ヒマか?課長のえり好みも面白かったですね♪
で、残した分をもらって、喜んでる薫ちゃんがカワイイったら。
 美和子ちゃんのつまみ食いも可愛かったし、かみ砕いた胃の中身から寿司ネタを特定した鑑識さん、ご苦労様でした!

 でもやっぱり、全体としてはつまらなかったぞ今日の相棒! 自己模倣に陥っている。

「相棒3」16 人間爆弾 ☆☆☆

 なんてマヌケ(笑)

 爆弾を巻き付けて逃げる犯人(でも被害者)を遠巻きに、でも追わないわけにもいかない刑事達がゾロゾロと・・・。みんな腰が引けてるよ!!
童話の一場面みたいなのんびりした捕り物にはTVみながら笑っちゃいました。よくもまぁ、こんな事件を思いつくものです。

 北海道から来た、元チンピラ栄一(マギー)と薫ちゃんとのやりとりも軽妙でしたよねー。
 でも、ラストは慟哭。

 元々、爆弾で脅されている犯人(=被害者)がおおっぴらに犯行に及んで、おおっぴらに逃げているのに 金を入手できる可能性なんてほぼゼロじゃないですか。
 真犯人は何がしたいんだろうと思ったら復讐でしたよ。

 3人目の被害者には強盗の強要はせずに冬の池に飛び込めという。
心臓が悪いなら、その状況だけで既に発作モノ! ちゃんと間に合った亀ちゃん、右京さんと一緒に被害者の側を離れず、自分の身体を張って犯行を止めようとする栄一。

「関係のない友人まで殺せるのですか」
と言い放つ右京さんがわずかに微笑んでいる?横で、鼻息荒く憤っている薫ちゃん。この2人が好きだよー!!
 被害者がいかに悪人だったとしても犯罪は犯罪。
 今回誰も死なせることなく話を作る「相棒」スタッフの見識も好きです。

 そうそう、美和子ちゃんもいい感じに捜査協力&栄一と再会で、
「どうして分かれたんですか?」
と詮索されてごまかす感じ、良かったわ。
 事件解決後、その男を殴りに・・・とか盛り上がってるところに登場して場の空気が固まるところもね(^^;;;)
美和子には妙に愚痴こぼされるよりこういう、悪意ない感じをお願いします。嫌いで分かれたわけじゃないんだし・・・・。ああ、微妙。
 最終回には鹿手袋さん再登場だそうで、トライアングルに決着がつくのでしょうか?

 それにしても栄一、子供に薫ちゃんから一字もらって命名したのね。将来大丈夫かしら「薫子」ちゃん・・・・(^^;;;)

「相棒3」15 調律師  ☆☆☆

 突発性難聴。同居人もそれで片方失聴して2年になります。おかげで最後の方は、彼の苦労話や通院の想い出を語られて余計にドラマの印象強まりましたね。

 さておき、今回の目玉はなんといってもピアノを演奏する右京さんです!!なんて嬉しそうに弾くんでしょう。そしてなんて意地が悪いんでしょう(^^;;;)
 ドラマでのピアノ演奏なんて手元吹き替えで当然なわけですが、この
「もう一度弾かせて下さい・・・!!」
と捜査現場でおねだりをする変な人右京さんの生演奏が、キャラクターに与える妙なリアリティは無限大です。

 薔薇を愛で紅茶を愛飲し、おまけにピアノまで弾いちゃうサロンなオジサマ右京さん。完璧。懐の深い役者です、水谷豊!!! 出来ないフリは誰でもできますから。役者たるもの、外国語とスポーツと楽器の演奏ぐらいはいつ「プロ級」な役をもらっても大丈夫なように出来てくれないとですね。

 そんなわけで、ピアノの横でピアニストを殺しちゃった調律師(吹越満)さん。
鍵盤には血のしみがついてるし、弦の横には携帯電話入っちゃうし、変なもので殴ってるから証拠ありありです。
 ここまで揃ったら、特命が出てこなくても早晩解決したかと思うのですが妙につっかかる右京さん。ワザと電話を置き忘れ、ワザと血の染みがみえる音を弾き、もう獲物をいたぶる猫の様でしたよね。
(この辺・・・・「古畑」を思い出すといえばいえるのですが、「古畑」の時はコロンボを思い出したわけで もういいです)

 演奏を終わって「さあ証拠を」といいながら建物を出ていく右京さん。
あれって、右京さんの手からルミノール反応を取るつもりかと思ったのですが……続く病院前での「これでよし!」って、結局 調律師さんの難聴の診断書でも取ってきたんでしょうか。
 最後の詰めで、薫ちゃんが差し出す紙。
 どうして通院先が分かるのー?隠してたのにー?などなど。難聴の話は本人からさせるような流れが欲しかったかなとは思います。

 そこ以外は、もう楽しみまくりな1時間でした。
吹越満も良かった!!

「相棒3」14 化粧した水死体 ☆☆☆

 ビバ!温泉ランド!!

 ひょんなことで犯人逮捕しちゃう亀ちゃん、手柄は「ヒマか?」課長が横取り。
それをからかう伊丹んだし、右京さんは辛辣だし。 現場からまっすぐ右京さんのところに帰ってくる鑑識さんといい。
 ああもう、『相棒のこんなところが好きなんだよ』炸裂です。

 小さな紙のすかし模様を、某名門女子校の校章と即座にいいあてる右京さん。
 これが亀ちゃんだったら生々しくて困りますが右京さんなら・・・・無駄にそんなこと詳しそう(^^;;;) また、ちゃんと理由があったんですよね。その高校に興味がある理由が。

 名門女子校に乗り込む、場違いな2人!(こんなの、古畑任三郎でもありましたよね)
 バラを愛で、創設者の話題で校長(涼風真世)と盛り上がる右京さん。上品な2人の横で居心地悪そな亀ちゃんがまた可笑しくて。
 
 また2人のそんな様子が性格描写だけじゃなく、中座で重要人物に出会ったり、ラストへの伏線になったりと、きちんと話を動かしているのも嬉しいですよね♪

 亀ちゃんの軽口が例によって事件解決の糸口になる。いいじゃないですか。
 ・・・逆に、「亀らしいキーワード」を言わせようと一生懸命(遅刻の理由とか)な感じも漂いますが、努力は美しいんです。いいです。

 終盤一歩手前で学芸会が始まっちゃって、どうしようかと思いましたが「相棒」らしくちゃんともう一回ひっくり返るので、あれは学芸会で良かったんですよね。

 あの後学園はどうなるんでしょう。
「売却予定」も、買う方が嫌がったらもうどうしょもないじゃないですか。破談になったり就職内定取り消されたりする娘がいなかったらいいんですけど。と、ドラマの中なのに生徒の今後を心配したりして。

「相棒3」12 予告殺人 ☆☆☆☆!

 満足満足、大満足!

 「サイトウアイを殺す」「***を殺す」
と、次々名前を指定しての殺人予告。
 謎が謎呼ぶ不可解殺人!
特命係がそれに関わるきっかけが「ヒマな部署」だからだったり、
「亀山の”元”彼女の美和子さん」
への電話だったりするところも、ツボをおさえていて嬉しい限り。

 犯人に接触したハズ、と行動を書き出すようにいわれた美和子さん。
 事細かに鹿手袋さんとデートだの電話だのしていたりしたら亀ちゃん落ち込むだろうなぁ。・・・って、そんな描写はちっとも出てきませんが。
 疲れて眠る美和子さんを気遣う亀ちゃん。いい人なのにねぇ・・。

 その亀ちゃんが見学している「遺族の会」。
先週に引き続き、理不尽に身内を失った遺族の癒えない哀しみを中軸に描いています。でも、 ただの美談にせず、
「お姉ちゃんみたいに怖がればいい」
ストーカー被害で姉を亡くした妹が、警察を世間を恨んでいる様子にはかえって共感と同情を覚えました。

 そうなると、彼女が連続殺人犯に襲われたなんて狂言じゃないかと思いたくもなるのですが、非情なことに本当なんですよね。
「俺の親切に礼も言わなかった」・・・って、そんなことで殺されちゃたまりませんが、折りも折り、お姉さんを殺された日の放心状態を非難されて呆然とする妹さん。
 哀しみにくれることすら許されなかった彼女に、何度も激励を送る亀ちゃん。
「君は間違ってない!」

 胸が熱くなりました。

 もっとも、犯人が名乗ったら即「キングチャイルド」と冠した対策本部看板を立てちゃったり(極秘情報じゃなくなるじゃん)、タクシー運転手に職務質問しながら名前も控えないなど、気になる部分はありました。
 タクシー会社での聞き込みだって、事務所のどこで当の犯人が聞いているか分からないのに。
 でも、トントンとクレーム葉書に繋がっていくテンポの良さで相殺かな。

 犯人と亀ちゃんが揉み合っている間、微動だにしない右京さん(^^;;;) 
出口を固めていた、のでしょうか。最後に取り押さえたのは右京さんなんだから、インテリといえどもさすがに警部殿です。

 そして、ラストも冒頭と同じ「遺族の会」。
 今度は重い口を開いて、ヒトをまた信じてみたいという妹さんの決意に暖かい拍手を送る特命や一課や美和子さんなのでした・・・・。
(ホント欲をいえば、この『青年の主張』が口数少ないか、警察ギャラリーは影ながら漏れ聞くぐらいにしておいてくれると照れなかったのですが。明るく終わらせたかった意図も分からなくはないです)

「相棒3」9新春sp ☆☆

 やっと見られました、お正月スペシャル!(2時間って気合いが要るのよ~)

 潜入捜査だそうで、のっけからコスプレです♪ 右京さん:警備員、亀ちゃん:電気屋さん(?)で、ワクワク。
 夜勤からひける右京さんと日勤の亀ちゃんが、朝すれ違ったり昼の公園で情報交換しあったりする様子は新鮮でしたわ。 いっそ普段着も、いつもの紳士なコートとスタジャンを逆にしておけば捜査一課に鉢合わせしても隠れたりせずに済んだのに(笑)

 ついでに好きな場面をも少しあげるなら、美和子を呼び出す伊丹んとか。
電話番号を暗記している右京さんとか。
亀山「鳴ってますよ!」(番号合ってましたね♪)
右京「かけてますから」(↑そんなことは当然) もう大喜び。

 で、事件は公安の潜伏捜査員の失踪。
闇の組織、公安。どうも忍者の如きイメージです。

 どどーんと宅急便で人の腕が届いた映像はショックでつかみはオッケー。
捜査のために、ナンパまで披露しちゃう亀ちゃんにもびっくりで、ホント新春大サービスですよね。

 しかし・・・そうまでしてカラオケに誘った彼女が、結局扼殺死体に。
ここで、もちょっと亀ちゃんには動揺して欲しかったなぁ・・・。
 ショック受けてない薫ちゃんにショック。

 で、社長がどーしたとか、公安の人がこーしたとかは、自殺するようなことには思えないし(彼女もぐるで騙してたんならともかく)、どんどん話が大きくなるのに、みんな喫茶店や地下駐車場のオープンスペースで極秘事項を喋るので心配で心配で(^^;;;)

 そして最後は射殺ですよ!起爆装置握ってる人を!!(爆)

 「相棒」だから、亀ちゃんと右京さんが見られたら半分満足で、鑑識さんも伊丹んも、「ヒマか?」課長も出てたら残り4分の1も満足なのですが・・・
 「相棒」で起きる事件は、もちょっと身近で些細なものの方が好きですねぇ。っていうかやはり新春大サービスは、お正月気分でみるものでした。

「相棒3」11 自白男殺害される ☆☆☆

 汚名返上!!
ああ、2ndでは『汚名挽回』していた伊丹くんが。ちゃんと学習してましたよー。

 時効になった20年前の殺人事件に、犯人が名乗り出て・・・直後に殺害される。被害者遺族の犯行か??

 時効が成立したら犯罪者扱いができない。
遺族に犯人を教えるなんてこと、まさか亀ちゃんがするわけない・・・と思いつつもハラハラしました。遺族の家の前まで思わず足が向いてしまうのは、まさしく優しい亀ちゃんで感激です。
 でもねぇ。そこから思わぬ疑惑が遺族にむいてしまうなんて。

 今度は、亀ちゃんの処分を引き延ばしてくれてるラムネさん(神保悟志)に感謝。
彼がゲイだという回までふっておきながら、その後は普通に上司として存在している(変に口説かせたり、イロモノにしていない)のはエライと思います。

 さてここで、普通に見ていたら犯人丸分かりなハズなんですが、 「相棒」に慣れると妙に裏読み癖がついていて
お巡りさんが実は怪しい?
自首した男と共謀or口封じ??
・・・などと深読みしすぎて、普通の動機を見逃してしまいましたよ(^^;;;)

 もうこの世にはいない犯人の名を教えろと、日参してくる遺族夫婦。
教えても、教えなくても哀しみしかない辛い立場を、毅然と引き受ける特命係の2人なのでした。

 地味で後味悪かったけど、面白かったー(先週との差はなんでしょう ^^;;; 伊丹と鑑識さんとラムネさん?)

「相棒3」10ゴーストライター ☆☆

 うわ、地味(^o^)

 あれだけの本を読破しちゃう右京さん、「ヒマ」だったんですねぇ。
 いちいちページ数覚えていたり、漢字使いに気を遣ったり、そんなところは右京さんらしくてナイスです。

 ・・・しかしありゃ・・・・。
 亀ちゃんが「揺さぶり」とフォローしてましたけど、あんな直球勝負は右京さん、変な人過ぎです(^^;;;)
 殺人を疑う要素が少なすぎて・・・・。ただただ『ゴーストライターが居るはず』という自分の推理を確認するための職権濫用に見えてしまいましたよー(いっそ、殺人抜きでソレだけの回なら凄いのに)
 ワープロのキーボードから、旦那さんの指紋は取ったんでしょうか。

 結果は本当に殺人でしたけど、例えばサイン会裏の旦那さんが旅行を楽しみにしていて自殺しそうになかったとか、そんなくだりが欲しかったかな。

 それと作者&編集者。
編集の彼女も小ぎれいな美人で「私では本が売れない」とは思えませんでした・・・・。
 メガネ女や肥満体という記号で表現しなかった心意気は買うけど。昔自分名義で出した本は売れなかったという事実が欲しかったかな。
 例えばプロットは全部編集さんが書くにしろ、告白の台詞や舞台になるレストラン、ヒロインの衣装を決めるのが経験豊富な作者さんの役目だったらどうでしょう。
 売れない空想恋愛小説が、彼女のアドバイスでみるみる輝いていく。運命的な出会いよねぇ。

 「相棒」に馴れすぎて、ハードルが高くなってるのを自分で感じます。贅沢ね・・・。

「相棒3」8 ☆

 えーっと。屋外に出てから、突然別のドラマになっちゃいましたよね。

 前半、誘拐の脅迫電話にたまたま立ち会っちゃった特命係。
このありえないっぷりは、いいじゃないですか(笑)
 その後も室内で待ち続け、亀ちゃんも有能で、右京さんの「細かいコトが気になるタチ」も随所に見られて気をもたせての室内劇。舞台みたい、と思いつつもいい感じだったんですけどー。 

 いきなり外、それも夜の森林で土掘ってます。ちょっと待ってよ。
どう言って1人抜け出したとか、どう後をつけたとか・・・・書いてて不安になってきました。私途中で寝ちゃってた??

 いやいや、もし気絶して5分抜けたとしても、やっぱり突然でしょう(^^;;;)
 更に、巨大肖像写真を持ち出してる亀ちゃん! 頭蓋骨も小道具と化して、困った感じに舞台のノリでした・・・・。

 社長の奥さんに揺すられて首がガクガクの亀ちゃんとか、事件後入社してて傍観者でお茶入れてる社員とか、クスッと楽しめたからいいかしら。
 後、5億の札束の番号を控えて防水スプレーかけた人達にねぎらいの言葉をかけてあげたいです。でも無駄になっちゃったよ(^^;;;) 

 来週の予告で気を取り直して・・・え、次の放映は来年ですか?? 待つぞーファイト!

「相棒3」7   ☆☆☆

 またもや満足。
 殺人はあるものの、法の網を逃れる真犯人(?)がおり、薫ちゃんの脊髄反射が突破口を開き、右京さんがクギをさす。
 並んでコーヒー/紅茶をいれ、伊丹にからかわれ、解決後に花の里で一杯やりながらお夕飯。
 『これぞ「相棒」』のお手本のような一本でした。

 爺ちゃんの話を聞くだけで、何千万円ももらって平然としている女(高岡早紀)
やっぱりどこか壊れてるんでしょう。自伝は、書きたくても書けないんじゃないのかな。そして、払っている爺ちゃん達が幸せなら他人には何も言えませんが・・・・そのうちまた、誰か死にそうでしたね(^^;;;)

 最近の美和子ちゃん、亀を苛めるだけの為に出てきてちょっと哀しいです。それぐらいなら、勝手にのろけまくって浮かれて欲しいなぁ。
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