ドラマでポン

2004年4月に始めたブログ、いつの間にやら10年を超えびっくりです
相も変わらずドラマとインパルス板倉&西村雅彦押しのじゃすみんをよろしく!

ドラマの☆は最高が5つ。
好き勝手な覚え書きですがお楽しみいただけたら幸いです(^^)

MOVIE

映画「疾風ロンド」 ☆☆

阿部寛がバブル期のウェアでスキーするコメディ。それだけの認識で見たら、案外ヤバいお話でした。

ニュー炭疽菌を開発者が盗難。身代金を求めてきた後にうっかり事故死←おい。
どこかの雪山に、目印のテディベアの下に埋められたポットを、金曜日までに確保しないと冷却機能が停止。雪解けと共に被害は拡大するだろう……。という、大災害が予測される事態だというのに、公にしたくない所長(柄本明)命令で、捜索は研究員の栗林(阿部寛)一人orz   写真を見たスキーショップおやじの『これは…長野かな』ってな勘で、中学生の息子(濱田龍臣)を、連れて行くんですよ!えええ、むしろ遠くに避難させてあげましょうよ(^^::::::) そして広大な野沢温泉スキー場で、しかも滑れずに埋まるばっかりの栗林ひとりに、何ができるというのでしょう~。

もっとも、世界壊滅映画のわけないし。
ほっとかれた息子が知り合った地元中学生ネットワークと機転で、かなり助かるんですよ。連れてきて大正解。そこで挟まるエピソードが、食堂の幼い娘さんが『中学で流行したインフルエンザを移されて死んだばかり』だというorz それで客足は減ってるし、ママさんは心労で休憩多し。元凶の中学生に仕返しを企んでいるのではないか……なんていう悲しいミスリード、要りますか? そして銃ならまだしも炭疽菌で報復だなんて、素人が思いつくもんかー!
しかし逆に『客の失せ物を探すのも仕事のうち』と巻き込まれるパトロール隊員は、反応が薄すぎです(^^;;;) 
最初は『盗まれた特効薬』だと、人助けのために協力してたのに。うっかり割ったと勘違いした阿部ちゃんが悲鳴あげて退避を叫ぶほど危険も危険な『大量殺人兵器』が失せ物だと分かってからも、嘘には怒っても、捜索はまた淡々と続けてくれるんですよw 私なら無理~せめて見つけた後の取り扱いをきっちり、みっちり、教わらないと、取り急ぎ探すとか無理〜。

謎の男(ムロツヨシ)はナイスどどめ色!オリンピックを目指すスノーボーダー(大島優子)との追いかけっこ、ストックでの撃ち合いをGoProだっけ、今時の動画カメラで撮影した映像は迫力満点で、スキーに行きたくなりますねえ。ネットにそれがアップされ、有名になっちゃったのも愉快。オリンピックもがんばれー。
そして盗難は無事解決(^^)
最後にはダメ親父を返上、カッコイイ背中を見せてくれるのでした。よかったよかった。

映画「東京喰種トーキョーグール」☆☆☆

悪趣味で、満足。

流血や死体描写は納得づくで鑑賞の、原作既読派です。それより喰種(グール)になった窪田正孝が食事が出来ず、でも飢えてあれこれ口に入れては吐き散らす場面の方が、すると分かって見ていても辛かったですね。なにしろ死体は作り物でしょうが、吐かれるハンバーグやサンドイッチ、牛乳、野菜は本物ですもんねえ……。
戦闘場面も、決め技は生身よりCG触手(赫子かぐね)がお仕事するのでむしろガチバンシリーズより動かないぐらい。飢餓や狂気は熱演ですが、ただ窪田正孝を鑑賞したい向きにはお勧めできないかもです。作者が推しただけあって、はまり役で素敵なんですけどねえ。血まみれですからねえ。そして人肉を囓る清水富美加には、これで出家しちゃったのねえと複雑な気持ちに。

というわけで主人公金木(窪田正孝)は読書好きの非モテ大学生。
憧れのお姉さまリゼ(蒼井優)にやっと声をかけ、初デートにこぎつけた……と思ったら、彼女の正体は喰種。抱擁から肩を食いちぎられ、逃げ惑う金木を笑顔で狩る彼女の、背から生えた触手に貫かれた刹那。リゼは落ちてきた鉄骨の下敷きになり死亡。病院で目覚めた金木には、損傷した部位の代わりにそのリゼの内臓が移植されたというのでした……!
その後、人間の食べ物を口にしても吐き、目が赤く光り、段々と喰種になっていく金木は、喰種対策局の捜査官たちに追われる身に。金木の他にも、ヒトを殺せない喰種は存在し否応無く狩られていきます。ヒトと喰種、世界を歪めているのはどちらだというのか?

もちろん大喰いリゼや、裏路地を喰い場にし大学で金木たちを襲うような人殺し喰種がいるから対策局があるわけですが。
喫茶『あんていく』に集う喰種は穏健派で、飢えた金木を匿い雇い、珈琲で飢えをまぎらわす術を教えてくれます(金木のウエイター姿最高)
店にはヒトの客も喰種の客もいて、平和。喫茶バイトの喰種トーカ(清水富美加)なんて高校に通い、少食を心配して手料理を作ってくれるヒトのお友達までいるんですよ……。吐かずに頑張って喰べていて泣けます。また、店が都合するブロック肉も自殺遺体由来。それで暮らしている客、笛口母娘なんて優しげで、罪がないじゃないですか。
花柄ワンピの娘喰種ヒナミちゃん(桜田ひより)が素直で可愛くて、なのに自分の食事に胸を痛めていて可哀そう……。
家族を悼む気持ちが喰種にだってあるんです。なのに、それを利用して番いを捕まえようだの、笛口母(相田翔子)を、その夫の赫子由来の武器(クインケ)で殺そうだのと、人間の捜査官の方がよほど人非人です。特に真戸(大泉洋)が、白髪と相まって変態度増し増しで好演ですね(そして相棒捜査官亜門は、綺麗な麒麟川島。ウソ、鈴木信之なんですが、いつにない髪型とスーツで漫才感がねw)

母が命がけで助けたヒナミを、それでも追う喰種対策局。

「寄生獣」では死ねばお終いでしたが、喰種の死体はクインケ等に利用していると聞くと、君ら素材欲しさに喰種殺しているのでは、とちょっと思ってしまったり。勿論、真戸の指輪や墓石などに示唆される、それぞれの歴史もある筈とはいえ……とりあえず映画版においては対策局の方が殺し屋にみえます。
捜査員草間(前野智哉)の殉職に、泣き崩れる母上はお可哀そうですけど、笛口家は遺体を持ち去られ加工され、弔うこともできてないのにと思っちゃうじゃないですか。挙句、ヒナミちゃんを今度はお母さん由来のクインケで狩ろうとするなんて、また真戸は。

結局、作中でヒトが倒す喰種は共存を望んでいた優しい人ばかり。もっと培養人肉を提供するとか、喰種対策局も方針を考えないと潰し合うばかりなのにそんな未来は示さずに終了。リゼ→金木への無茶な移植の背景とか、みんな大好き高槻泉の小説についてとか、入れたくなりそうなのに、よく我慢しましたよね。それでも、病院で目覚めた親友ヒデは、金木が返したノートを見て何を思うのか。続編に余地を残し……でもこの先は金木もヒト離れしグロ度跳ね上がりますしねえ……。
「生きてていいのかな」
と問うヒナミちゃんを肯定し、自らも亜門にトドメを刺せない優しいカネキ。平穏を取り戻す『あんていく』……映像化はこの辺まででギリでしょうか(^^;;;) 

赫子が出ると、多分破れている喰種たちの背中……
金木マスクの口元ジッパーも実用的でちょっと笑ってしまいましたw漫画やアニメだとスルーな部分、実写だとやはり気になりますね。でも良い実写化でした。

映画「COACH 40歳のフィギュアスケーター」☆

オリンピック代表選考に必殺技w 本格派スケーターが主役なのに、なぜこうなったー?

ヒロイン美和(西田美和)はプロフィギュアスケーター。後進の指導もしつつ、アイスショーに出演もし続けている現役です。
ある日、リンクで保護された迷子はその昔結婚も考えた元カレ(金子昇)の娘。スケートに興味がある様だからお前が教えて、と電話で言われたまま迎えに来る途中で男は事故で死亡。母親や親族とは連絡がつかないと何故かヒロインが面倒をみることに。そして、その娘が「なんで?」「なんで?」と無邪気に聞いてくるうちのひとつ
「オリンピック出ないの?なんで?」
が何故か心にひっかかり、40歳にしてオリンピックシーズンの競技に復帰を決心するヒロイン!
謎の破天荒コーチ(平泉成)の協力もあり、空手の技を活かした必殺回転ジャンプで全日本選手権優勝を目指すのだー!

いやもう、どうしましょう。

ヒロインを演じる西田美和さんは実際にプロフィギュアスケーター。本田望結主演のドラマ「スケート靴の約束」で振り付けを担当した方で、子供スケータの指導場面はご本業。アイスショー場面も本当にご出演の本物のプリンスアイスワールドより。映画開始13分目から荒川静香もがっつり滑ってくれます。オリンピック女子代表枠「1」(ここに一番、時代を感じましたね)を争うライバルにも村主千春(村主章枝の妹)、解説は佐野稔氏!落ち込むヒロインを氷上で慰める安藤美姫! 
スケートの場面は素晴らしいんですよ。なのにどうして、最後に空手をアレンジした大技ジャンプさえ決めれば勝てる……って、バカな少年漫画風になっちゃうのだorz それも、開脚で飛び上がってから捻って回るって……旋風脚? 

その他にも、やたら切り替わるカメラ。やたら英語のナレーション。いくら元カレがTV出演する有名人だったからって子供の保護先をマスコミが連日報道w ありえないw またその子役が唾を吐くような山猿演出でねえ……普通に可愛くしてあげたらいいのに。時東ぁみ選手が失明寸前って設定も、何。
『何歳になっても、挑戦はできる』
というテーマは素敵ですけど。そもそも、幼いヒロインに『メスは子供産め』と呪いをかけた父のせいで、若かりし選手時代にオリンピック選考会を棄権して悔いを残したのに。その亡き父に捧げるプログラムってのも、まだ呪いが解けていなさげで怖いです。
見る前に心配だった、ヒロインの演技力はまったく危なげなく無問題でした。空手レッスン場面でもさすがの体幹力!その分、他のトンデモばかりが目立つったらありません。ちなみに安藤美姫の役は「謎のスケーター」w 慰めに来た安藤美姫本人でいいじゃないですかw

元々は「役者ダマしい」でみた金子昇出演作をチェック、アマゾンプライムで無料で観たからいいんですけど。
なんでこうなった。

<後日追記>
衝撃で辛口なことばかり並べましたが、ちょっと考え直しました。
フィギュアスケートが好きだから見る人だけを相手にしていたら、広がらないのかも。これからもルールや競技レベルは変わっていくでしょう。空手でも家庭問題でも少年漫画でもアニメでも、ガンガン取り入れて間口は広い方がやっぱり良いのかも。そして奇想天外な作品ができても、案外現実はそれを超え、開脚で3回転する日が……それはこなくてもいいかw

その先に「スケート靴の約束」少年版みたいな映画が本格的に作られたら素敵。そう思っていた方が夢が広がりますよね〜 。小芝風花コーチに本田望結選手。
友情出演:羽生結弦!もう謎のスケーター役でいいですw

映画「バーフバリ 伝説誕生/王の凱旋」☆☆☆☆☆

バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!

実は「王の凱旋」から見ました。
一応「伝説誕生」が先で「王の凱旋」が続編、友人に今なら2がある、すぐ見ろさあ見ろと勧められた時に躊躇しないではなかったのですが、なるほど問題ないです。ちょっと変わった語られ方ですので。

ざっくり言うとインドの王族2世代の話。
国民にも象にも熱愛される超人王子バーフバリが、それを妬んだ兄王子の策略で王座を譲り、更には裏切りで命も落としてしまいます。その息子は川に流されるも生き延びて、父そっくりに成長した25年後、王宮に戻り憎っくき叔父王とONE PIECEやドラゴンボールもかくやという肉弾戦を繰り広げ、幽閉されていた母を救うのです。
バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!
それを映画2編で描くとなると、本編と続編/本編と前日譚、となりそうなものですが、何故か両方とも二つの時代を半分ずつ描いて補完、どっちを先に見ようが重ならない仕組みです。1で既に妻となっている姫を父バーフバリが口説くのが2、2で紹介もなく側近してる女戦士を息子バーフバリが口説くのが1。そう、どっちも前半で『戦う女』を口説き落とします!顔だけじゃなく、女の好みも同じな父子……w

とにかく、細けえことはどうでも良くなる超人パワーw
船はノリで空を飛び、弓に5本同時につがえた矢は5人に命中しますから!カッコよかったらええねん、という力強い戦闘シーンには昭和の少年漫画を彷彿としました。平服のバーフバリ王子が力強く歩くうちに甲冑を纏っている場面、既視感ですよねえ。「蒸着!」とか「出でよ◯◯!」とかを省いただけですって。
そう、スピーディーな展開も魅力です。赤子から美少年→美青年→ヒゲでむちむち、と完成体に成長するまでに5分あるのかなw

日本人的には、美青年で時を少し止めてと思いましたけどもw 『素敵な主人公』像が大人なインド映画、体毛もヒゲももっさりなバーフバリが主人公です。でも実は25才と知ってびっくりw
違うといえば刺青への感性もw
恋する彼女に近づくために、こっそりと刺青をいれるバーフバリ。戯れる魚にまぎれたり、蛇に気をとられている間にって、気付かない方もどうかしてますけど、完全にストーカーw 日本でなら傷害罪だわ! 男女手を繋ぎ抱きあうと、お互いの刺青が重なって羽ばたく鳥となる意匠は素敵なのですが。これを勝手にされて、ときめくんだあ(^^;;;)

すっぴんで戦闘服の彼女に、戦いながら紅を差し、髪をほどいて衣装替えもさせるメイクオーバーも、まあ無茶で凄技、でもお約束の
「これが……私?」
これはまた既視感だぞ??

日本のアニメもこんな風に、驚かれたり呆れられたり、でもここは同じだねっとうなづかれたりされてるのかも。それはさておき、悪くて強い奴をぶっとばし、お母さんを助け出してすっきりです!
バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!

1を見ると2を、2を見ると1を見たくなる罠w

映画「オケ老人!」 ☆☆☆

「ボケ老人」との空耳を狙ったナイスタイトルw 老人活躍コメディです。多少の驚き展開はありつつも、全体は予想通り、それでいいんです。

ヒロイン教師千鶴(杏)は、新任地梅ヶ丘町でのコンサートに感激。早速コンタクトをとり『梅ヶ丘フィル』入団……のはずが、そこは老人ばかりの『梅ヶ丘交響楽団』で、超へっぽこ。誰も指揮は見ない、すぐおやつ休憩、いきなり一人死亡orz

実は元々メンバーだった大沢(光石研)が、仲間を連れて離脱し『フィル』を設立したのだとか。仕事でも、『楽団』代表野々村(笹野高史)が営む古い電気屋の目の前にどーんと大沢デンキビルが建つなど対立必至w 間違えたと言えなくなった千鶴は、辞めようにもいろいろ(笑)引き止められ、入院した野々村の代わりに指揮や指導までする羽目に。
それでも元々志望の『フィル』オーディションに挑戦&合格、両団掛け持ちする中で見えてきた方向性の違いとは……。

誰かを蹴落とす仕組みの梅ヶ丘フィル。高名な指揮者フィリップをフランスから呼ぶ手腕は大したものだけど、彼の大事なカセットデッキが壊れても新品を渡せばOKの姿勢と、出演者選抜にフィリップはお冠。
一方の梅ヶ丘交響楽団は、へたっぴでも和気藹々。もちろん古い機械は修繕して使う派! 野々村と意気投合、デッキを直してもらったフィリップは大喜びです(通訳のラバーガール飛永、終始真面目なのになんか面白いw)
さて、あなたが演奏を続けるならどっち?

……って、そりゃぬるま湯楽団は楽しそうですけど、上手くもなりたいジレンマ。それが梅ヶ丘交響楽団たら、今まで通り楽しみながら上手になっちゃうんですよ。それも高名なフィリップのおかげだったりせずw ロミオとジュリエット、野々村の孫(黒島結菜)のカレシ、大沢息子の指導がターニングポイントになるところが、なんというかオツでしたねえ。あれ、そこヒロインの手柄じゃないのねw
それでも団員をまとめたのは千鶴さんの熱意! 悩める千鶴の背中を押すのは、いつも同僚のイケメン君(坂口健太郎)で、もどかしいふたりの恋だか勘違いだかも、可愛かったです。可能性はゼロじゃないぞ(^^)

そして迎えた演奏会は、本当にステキでした。
冒頭では世話を焼かれる一方、迷惑をかける一方だった老人たちが輝いて、今度は若い千鶴をちゃんと支えてくれているのですから。更にフィルと楽団が(新旧電気店もw)仲直り、梅ヶ丘は一層すてきな町になるのです。


映画「散歩する侵略者」☆☆☆

まずタイトルが秀逸。

冒頭は猟奇殺人、常識も罪悪感もない犯人は「寄生獣」を思わせますね。
家族を殺したJK(恒松祐里)は姿を消し、事件を取材に来た記者桜井(長谷川博己)は彼女を探す少年宇宙人(高杉真宙)に
「ガイドになってよ」
と声をかけられます。

一方で、病院に保護された夫真治(松田龍平)を引き取りに来た妻加瀬鳴海(長澤まさみ)は不機嫌。浮気発覚からのらりくらり逃げてた奴が、都合よくも記憶喪失とは腹が立つやら嘘くさいやら。 
でも徘徊し、犬と戦い怪我をする真ちゃんは確かにまともではありません。在宅仕事にも差し支えるのに、放っておけないのは何故なのか。とっくに捨てたシャツを「似合うと言ってくれてた」と探し、嫌った手料理を「美味しい」と食べてくれる今の夫は、まるで別人だけれど優しくて嬉しい。
この辺、若年性アルツハイマーや高次機能障害に寄せて考えるとなかなか切ないものがありますよね。
でも真治の中身は宇宙人。
彼らは人類を理解するために『概念』を奪い、奪われた人間はそれを失います。「家族」を奪われた鳴海の妹(大島優子)は他人行儀に去り、「仕事」を奪われた社長(光石研)は職場でふざけだし、もう人生めちゃくちゃでしょうね。でも「ガイド」からは奪わない宇宙人律がある(不便になるしw)ので、安全な傍観者となる「ガイド」はどうしても彼らを危険だと思えないのでしょう。そのうち妙な輩に追われだし、真治が『奪う』現場を見てすら、鳴海は愛する夫を庇い匿い続けます。
でも真ちゃんが口にする
「ずっとそばにいて」
は、教会で誓った病める時も健やかなる時も……ではなく「ガイド」依頼なだけなのに。


そんな穏やかに追い詰められていく加瀬夫婦と違い、高校生コンビは過激です。特にJKが忍び寄る追っ手を殺す殺す(恒松祐里のアクション、見事!)
その度、ガイド桜井が「地球ではゆるされない」だの正論で叱るのがトンチンカンなんですよね。だって君が部品買ってきた通信機が作動したら人類皆殺しなのに、今ひとりふたり殺したからって何w   

そのうち桜井が共犯者に成り下がり、むしろ積極的に侵略に加担するするあたりは長谷川博己の真骨頂で盛り上がりました(もし侵略が実現しなかったら、きっと自分が大量殺人犯にされるしw)

そこで終わって、侵略がどうなったか分からなくても別に不満なく劇場を出られたかも。

「愛」がどうこうは手垢まみれでね……。
だって「家族」が分かるならそこに愛は含まれるでしょ。 真治と鳴海の夫婦関係が壊れかけていたように不安定な男女の愛より、深く無償な親の愛が!
……ただ、生意気盛りで家出中な妹の概念がサンプルなら『親=小煩い年寄り家主』だった可能性も。 なのでホテルでの場面は、ただ愛に驚くのでなく『想定を超えた別物』の愛に驚いて欲しかったですし。特撮のピュンピュンなんて全部要らず、ずっと室内でいいから『鳴海を守らねば』と目覚める新生・真治の覚醒をこそもっと丁寧に描いて欲しかったです。
小泉今日子の説教も蛇足。
とはいえ、ラストシーンは素晴らしかったです。

元になったという舞台を見てみたいですね。所有を捨て去った男の演説など、なるほど舞台っぽいぽいw
wowowで放映のスピンオフも観ます 

映画「パイレーツオブカリビアン 最後の海賊」 ☆☆☆

あのテーマ音楽、大画面の海、ギロチン最高w

公開翌日に映画館で。
しかも娘とミニオン見ようと思ってたら旦那も来たので、急遽最大公約数でこれになったわけですが大正解でした。あー楽しかった。なんなら泣いちゃいましたよ。

呪いに囚われた父を助けたい息子。それには伝説のジャックスパロウを探さねば!と前半は大騒ぎ。
そのジャックと女科学者と息子がタッグを組んで、これまた伝説のポセイドンの槍だかを探すところに、海賊幽霊たちがあれこれ絡み、水の中かのように常にたなびく髪、骸骨サメ、大迫力の海戦と畳み掛けるナイスCGの数々。
そこもってきて、我が子を守る為に身を投げ出す父!……を、父娘で見てるんですから、そりゃ泣きますってw

正直「楽しかったー☆」以外なにも残らなかったし、別に続きを見なきゃとも思ってないです。お茶の間で見てたら途中で皿洗ったりして、どれがだれだかわからなくなったりしそう。でもこういう後に残らないものこそ、アトラクションにでも乗る気分で大画面でみるものなのかもと思いましたよん。
久しぶりに劇場で食べたポップコーンも美味しかったです(^^)

映画「テラフォーマーズ」 ☆☆

ハイ火星、ハイゴキブリ、ハイ昆虫化!
原作「テラフォーマーズ」成分の最低限は盛り込まれていますけど、それぞれの事情や生い立ちの悲哀はばっさりカットor薄味に。むしろあの、お涙頂戴こそ原作の真骨頂で邦画と相性いいと思ってたのにな。まあ三池監督だし、分かってたのに怖いもの見たさに負けてしまいましたよ。
あ、首は飛びます。スポーンと。

というわけで、人気漫画の実写映画化。
火星移住を視野に入れてる未来社会。しかし事前の火星環境地球化=テラフォーミングが功を奏しすぎ、地衣類と共に送り込まれたゴキブリは二足歩行するムキムキマッチョに進化して地球人を待ち受けていたのだった……!
本当になんでよりによってGを。そして「進化」をなんだと思ってるんだか、人型のGとかw

さておき、そんな基本以外はあれこれ大胆に違いました。各国が火星の覇権を巡り軍の精鋭を送り込んできて肉弾&情報戦でぐっちゃぐちゃ、という部分は無しで。日本だけが進化Gの存在を知り、抜け駆けで宇宙船を飛ばすのです。するとほら、クルーが全て日本人でOK!邦画で無問題!しかし報酬目当てのクルーは軍人ですらなく、犯罪者崩れのチンピラ(と美人)ばかりの惨状で、宇宙船がよく無事に火星まで飛んだものですorz
ただクルーは誰でもいいってわけじゃなく、バグズ手術(=昆虫の能力あれこれを取り入れる為の人体改造)に適合率が高くなければなりません。ここも作品の目玉ですのでほぼ原作通り。しかし、送り込むほうはG人間との戦闘も予想していたでしょうに訓練もせず、襲われてから『実はこんな能力がね』って遅いから!

主人公は一応小吉(伊藤英明)、DV義父を刺した奈々緒(武井咲)をかばってそいつにとどめを刺すという無茶で指名手配に。「ブレードランナー」テーマパークの様な街を2人逃げ惑っているところを、なぜかバグズ手術適合率を知っているマッドサイエンティスト本多(小栗旬)に拾われての参加となります。その決意が軽いw 「じゃあ行く!」って奈々緒ちゃん、電車でじゃないよ、死ぬかもしれない手術を受けてから火星にだよ。またそれを「お前となら地獄でも」とぬかす小吉。それだけ聞いたら熱愛カップルですが恋人には見えないんですよね、せいぜい兄妹。 愛が冷めたら別れる恋人や夫婦より、家族の絆の方が深いともいえますが。
そんな2人が火星に降り立ちじゃれていると、黒い影。人型Gがあっさりと奈々緒の首をひねった後は、とにかく殺戮と変身と殺戮と戦闘。滝藤賢一がメダカハネカクシの能力で口から炎を噴射、皆が乗った装甲車を抱えて飛びます(……握力どんだけ) 小吉がオオスズメバチ、山ピーがサバクトビバッタと、それがどんなに強くても基本タイマン勝負。押し寄せる敵の数を見ていたら絶望しかなくて、もちょい遠隔からできる攻撃があるか、数は塩梅するべきかと。

そんな中、実は『Gの卵を持ち帰れ』と本多に指示を受けていたのがエメラルドゴキブリバチの菊地凛子と、ネムリユスリカの山田孝之。要はゴキブリを操れる女と仮死から生き返れる男。え、操れるの?もっと何人もそれにしておいたら……いや適合率が……って歯がゆい(><) 歯がゆいといえば山田孝之も、病弱な母と弟妹を支えて研究に励んだのに裏切られ……と悔しい過去が動機なのですが、いやその10人はいそうな弟妹産める病弱って。バラック暮らしなのに避妊もしない親の、子沢山は彼の責任じゃないのでどうにもモヤモヤ。これも人物の国籍が変わり、日本人になっちゃってるから変なんですよね……。

と、気がつけば長々と書いていますw いろいろ呆れはしましたが飽きはしませんでした。
原作読んでアニメ観てる息子を捕まえて語ってしまいましたし、ツッコミながら見るにはいいのかも。

映画「22年目の告白 ~私が殺人犯です~」☆☆☆

ナイスエンターテイメント!楽しめました。

告白手記を上梓した殺人犯が藤原竜也というキャスティングがもう素晴らしいです。アシンメトリーな髪型もナイス!冷めた語り口といいカメラ目線の表紙や取材のポージングといい、まあ胡散臭い。

そして因縁のある刑事役に伊藤英明。ここもまた絵に描いたようなアニキでたまりません。大型犬のような新人時代と、顔と心に傷のある現在の両方を堪能できて自然と応援したくなります。

物語の方は、神戸の大震災から22年。
時効を撤廃する法律の施行にかからない、最後にして最大の連続殺人事件が時効を迎えた日。なんと犯人が名乗りをあげ、記者会見にて華々しく告白本の発売を宣言します!以後またたくまにマスコミの寵児となった犯人曽根崎(藤原竜也)は、若者にソネさまとまで呼ばれ人気で本はバカ売れ、握手会を開けば長蛇の列。

苦々しくそれを見守る遺族たち……。

なにしろ、5回の殺人どれもがわざわざ被害者と近親者を間近に縛り付け、死亡するまでを見届けさせるという残虐なものなのに、曽根崎はそれを得々と語るわけですよ。まして刑事の牧村(伊藤英明)は、一度は犯人を追い詰め、傷を負わせた報復に自室を爆破され目の前で上司を亡くしている。同居の妹(石橋杏奈)も以来失踪。問い詰めたいことが山ほどあるだろうに、パフォーマンスで訪問され取材陣の前で握手なんて求められてもねえ。殴りかかって取り押さえられる場面では、いいから一発殴らせてやってと思ってしまいますよね。

そのうち、我こそが真犯人と動画を送る奴が現れ、対決を仕組んだニュース番組に呼ばれた曽根崎と牧村は……。

と、書けるのはここまでですか。
証拠と言われるスナッフ動画は涙なしには観られません。かといって涙にくれていたら大事な何かを見落としてしまいますよ!

しかし曽根崎何歳なのか。
藤原竜也が童顔なので、見た目より年上のはず上のはずと唱えながら見ましたけども。40歳だとしたって事件当時18歳。藤原実年齢の35歳なら13歳の犯行ですよ!少年法が心配になるし、間近で犯人を見た遺族の誰も子供みたいだったとは言ってないはずですが……犯人しか知り得ないことをじっとりと語る曽根崎に、誰もそんな異論は唱えないのでした。そこだけは、別の大人びた役者さんでしていればと思ってしまいますが原作だという韓国映画でも犯人はツルッとした若者(それこそ美しさでモテモテになるそう)なのでこれでいいのでしょう。
遺族の書店員夏帆ちゃん印象的。
「お父さんのこと3頁しか書いてなかった!」
と売り物の本にナイフをぐさー。読まずにはいられないけれど読めば腹が立つ、そんな矛盾した気持ちを好演していました。あと仲村トオルのニュースキャスターも磐石。

ラスト、クレジット出始めて少ししてからまた、大事な場面があります。蛇足かもしれないけれど、やはりあって欲しかった場面でした。実は劇場の隣席が、遅れてきてマクド開いて食べ出すわ携帯鳴るわ光るわ大迷惑野郎で、クレジット始まるなりゴミ投げて(本当にポイポイと投げたorz)出て行ったのでその場面見ていないんです。ざまあみろ!

<↓女子トイレのポスターw 怖いでしょw↓> 

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映画「の・ようなもの」☆ &「の・ようなもの・のようなもの」☆☆

前者の物語の35年後が描かれる後者ですが正確には続編ではなく。弟子筋の方が亡き前者監督に捧げたオマージュなんだそうですよ。深夜に続けて放映していたので続けて録画。

正直前者は理解不能でした。淡々と、というかだらだら退屈な場面が細切れで続いていって特に山場なく終わり。出会いがあり別れがあり、でもだからなんなんですかー、風俗描写も含め、当時は衝撃的に斬新だったのかな。素人を起用したという主人公志ん魚(しんとと)にも、彼の落語にも惹かれませんでしたねえ。
そして35年、後者で主演の志ん田(松山ケンイチ)がもう廃業した志ん魚を探す旅に出る。
そうオマージュですが後者の映画はもっと普通に起伏があってあらすじがありますよw やっとみつけた志ん魚に1日限りの復帰を頼み込んだのに、大人の事情で志ん田が出ることに。でもそれじゃ筋が通らねえと思い詰めた志ん田は当日失踪。無事に志ん魚が高座を務めたその頃、志ん田も師匠の墓の前で予定の演目「出目金」を嬉々として演じていたのでした……。
納得の予定調和、でもその分記憶に残るものも特になかったかもw うーん映画って難しいw

若い落語家を演じた若者たちがおじさんになり(でんでん、若かったー)実業家やうどん屋となって現れたのは感慨深かったです。しかも、もう役者を引退したのにこの映画だけは出てくれたそうじゃないですか。その役者さんたちと同様、監督さんにとっても青春の1ページとして大切な作品だったんですね。


映画「珍遊記」 ☆

何これ、どうしたのw 
太極拳らしき動きや演武服を着たりするあたりはちょっと興味がもてましたが、大部分はオナラに裸で笑いをとるだけ、あまりの下らなさに真顔のまま見守ってしまいましたよ。そう、見るのやめるほどつまらなくはないのも問題(^^;;;)
原作(未読)から西遊記のお下品パロディとは知っていましたが、ここまでとは。

これを感動作「聖の青春」タイアップの松山ケンイチ特集で放映してしまうwowow、大丈夫なんでしょうか。


映画「僕だけがいない街」☆☆

えー、死んじゃうの??

<ネタバレしてます。 原作漫画未読、アニメ視聴済み>


不随意に、時間逆行現象に巻き込まれることがよくある主人公。<リバイバル>と密かに名付けたそれは、身の回りの不幸が修正されるまで繰り返されます。例えば交通事故の被害を最小限に抑え、幼女連れ去りを未然に防ぐなど。ところがある日<リバイバル>で食い止めた事件に関連し母が殺されることに。母が見た男は、主人公の同級生が殺された北海道児童連続殺人事件の真犯人だったのか? なんと小学生だった自分に<リバイバル>してしまった主人公は、無力な子供のまま被害女児を、ひいては母を救うことはできるのか?

アニメが好きだったので映画も気になって視聴。藤原竜也が妙な設定で苦しむ様子は鉄板で、安心してみていられますねw 北海道の冬の描写は実写でも見応えがあり、心配だった子役の演技も十分上手く、物語もちゃんと分かりやすくよくまとめたものです。
しかし……真犯人が判明して以降は、謎が噴出。

まず、アニメでは真犯人と対峙して以降何年もずっと昏睡、大人の体で目覚めるわけですが、今作の周囲の反応ではどうみてもちょっと事故った程度。冒頭のピザ配達時の事故後と全く同じ応対なのはオシャレですけどね、じゃあ中高と育つ間、真犯人が野放しだった件はどうなるんですか(^^;;;)
なのに突然ある人を特定して調査の依頼。優秀に育った旧友たちは、頭打ったのか大丈夫かとも言わずに協力し、サクッと真犯人の足取り判明w そして人目のない屋上での話し合いは、アニメと違ってなんの勝算もなく行われ、真っ向勝負で刺されw それでも警察きたので、少なくとも社会的地位にダメージは与えてやれたなと思っていたら次の場面は10年後で……墓前ですよ。えええええええええ、
死んじゃったの?
首を刺されたのが致命傷で?
そこがはっきり描かれていないので、またぞろ別件リバイバルで車に轢かれたりした可能性ゼロじゃありませんが、元々殺されているはずだった雛月が『ありがとう』と花を捧げているので、真犯人が主人公に邪魔された計画のことまでちゃんと明るみに出た様ではあります。……主人公の証言もなしに?うううモヤモヤする~。

ピザ屋の同僚だった女の子(有村架純)とも、リバイバル後は知らない人な応対されちゃっていましたけど、少なくとも雨宿りの河川敷で再会し、いい感じにおしゃべりして。生きてさえいれば、また仲良くなれたかもしれなかったのに……。 何故か、主人公(漫画家)の遺作を持ち歩き、1度だけ交わした言葉を胸に生きている描写が切なくもありもどかしくもあり。

映画「家族はつらいよ」☆☆

こんなオヤジはイヤだー!!!!!!

褒めてないレビューを公開しづらくて寝かせてましたが、もう続編が封切られてしまうのでこっそりアップ(^^;;;)

背景に前作「東京家族」のポスターが見えたところではクスッときましたが。その他はとても笑えず。前作で亡くなった田舎のお義父さんがずっと同居で生きていると設定を変え、威張りん坊の怒りん坊でわがまま放題なんですよ。ワタクシ嫁の立場ですからもうゾッとしました。
それと、老夫婦とその長男家族(夫婦と息子二人)の同居だけでなく、いい年の次男もいまだ同居だったんですよ! ないわー。家族の潤滑油として自分がいなくては、と思い込んで頑張ってきたのは健気ですけども。田舎の広い家ならまだしも都会の一戸建てでその人数はないわー。
「俺だ」
しか言わない電話!うちにもね……義父でなく親戚筋からですがよくありまして、嫁さんのうっかりを見習ってガチャ切りしてやりたいですorz

そんなわけでリタイア悠々自適の我儘オヤジ(橋爪功)、糟糠の妻(吉行和子)がねだる誕生日プレゼントが「離婚」で大慌て。子供達も夫婦で大騒ぎw 家族会議が開かれます。
長男夫婦、西村雅彦&夏川結衣。
西村雅彦ファンとしては、前作の医者設定白衣が無くなりちょっとがっかり。休日のトレーニングウェアでにっこりw いい年して親の離婚話にへこみ、なんだかんだ家族会議から逃げようとするのが可愛いです(^^) でもこれ自分の旦那だったら……頼りないなあ。子供からも懐かれてませんよ。
長女夫婦、中嶋朋子&林屋正蔵
前作の美容師から、事務所持ちの税理士に設定変更。仕事柄離婚係争は慣れっこで、父が浮気してるんじゃと探偵をつけてみるリアリストな面はありつつも、議事進行には終始邪魔w
次男と恋人、妻夫木聡&蒼井優。
次男が調律師で彼女は看護婦ですって。自分たちの結婚でみな集まってくれたかと思ったら縁起でもない相談だわ、最後に父倒れるわ。 心の広い彼女は怒りもせず引きもせず、ずっと家族の一員として振舞ってくれますが……いい子なだけに、もっと他にいい縁があるのじゃないかと余計な心配をしてしまいましたw 

そして連れ合いの死を意識した途端に、お母さんの離婚の意思もどっかに行ってしまいましたとさ。まあそれもわかりますけどねえ。反省した父の変わった点が、せいぜい脱いだ靴下を丸めて投げずにきちんと片付ける程度。散らかし放題の赤ちゃんがお手伝いできる幼稚園児になったぐらいの成長で、許せます? そのうちまた別れたくなるのでは……。

救急車騒ぎで会議お開きのところに、届いてしまう人数分のうな重と肝吸い。お支払いしてため息をつく長男妻。いやいやいや、せめて長女夫婦は呼び戻して、払わないまでも食べてもらわないと!そういうところも変に我慢強くて相手を甘やかしすぎで、なるほど長男は母に似た人を選んだものだなと先行きが心配に。 実際もう続編が決まっているそうで、今度は長男夫婦離婚の危機か?……ってことはなさそうですが、またうな重は余分に届くそうですよ。そこ予告に入るほど重要なのね(^^;;;)
続編でも、上品なお母さんは趣味の小説教室を続けているのでしょうか。女性ばかりの生徒にロマンスグレイ先生で、甘やかな教室の雰囲気をみせつつ、暴露小説を書かせたりしないところ製作側の節度がありました。孫たちの野球は上達してるのかなあ。ホームラン打ったのに「頑張れー」と応援し続ける演出は謎でした。

映画「アイアムアヒーロー」☆☆☆

大泉洋がかっこよく見えてくる!

突然ZQN(ゾキュン)と呼ばれるゾンビが発生、爆発感染した日本で逃げ惑う中年男英雄(大泉洋)が、たまたま持ち歩いていた趣味の猟銃とささやかな正義で生き残りJK(有村架純)や美女(長澤まさみ)を救うお話。
 こう書くと身も蓋もありませんが、それしかないもんなあ。原作も元々、イケメンでもマッチョでもインテリでもない中年オヤジがどうやったらかっこよくJKと知り合えて仲良くなれるのかなあ~ という妄想から始まったんじゃないでしょうかw 

そんな、妄想する漫画家が自らを投影したんだろう主人公は見事に妄想癖があって、雑談へのカッコイイ返しを妄想(でも言えず)、彼女のヒスへの反論を妄想(でも言えず)、命のかかったSOSのために飛び出す自分を妄想(でも妄想中で殺され出られず)妄想(でも殺されるので出られず)妄想(でも殺されるので…… え-い! って飛び出したらもう敵がいなかった場面、爆笑しましたw 
それでも誰かのために命をかけられるってすごい。ショッピングモールの屋上にわずかに生き残った人々を支配しようとするクズ男(吉沢悠、岡田義徳ら)との対比で、ますます英雄の正義が輝いて見えます。
もっとも、化け物に襲われてるのに当分は銃を使わず「ケースから出すだけでも銃刀法違反です」キリッ ですからw 小市民なだけかもw(私も猟銃等講習会、受けて許可証持ってましたから。規則を守れと訓練されてるとああなるのわかる、わかるんですけどゾンビがー)
そんな英雄がついに銃を抜くとき……彼はヒーローになるのでした。

ZQNいろいろ出てきますが、片瀬那奈の大暴れと高飛びをし続ける陸上選手は出色。あと惚けた有村架純はますます可愛かったですよね。

でもあの終わり方はないわ、どこに逃げても何が変わるでなし。

映画「インフェルノ」☆☆☆☆

手に汗握る逃避行、それも風光明媚な観光地ばかりを博識ラングトン教授の道案内で裏道ツアーw なんて豪華なんでしょうw

いわずと知れたトム・ハンクス主演シリーズ。
「ダヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続くシリーズ3作目ですが前作と違って聖書の基礎知識も要らず、人間関係は続かず、この作品だけで楽しめます。まあ前作を観ていれば、スイミング鍛錬してた甲斐があったねえ教授、とか。毎度若い娘と窮地に陥ってはラブの欠片もなくパスル解いてる教授が今度こそいいお相手と……となってちょっと嬉しいとか、その程度です。
なにしろ今作の教授、冒頭から錯乱状態でご自慢の記憶力も怪しい始末。
『ほらあの、朝飲むと元気が出る、茶色い……』
こう言ってるアメリカ人に紅茶かと問うイタリア娘w 嫌がらせかw 結局コーヒー出してくれますが、あの小さなカップはエスプレッソだろうから教授には濃すぎましたよねえ、きっと。うなされる悪夢はインフェルノ、かのダンテが描いた地獄の情景だそうで、そのうちTV放映されたら、あれこの映画「バイオハザード」だっけ?と混乱されそうですよ。

さておき各種組織に追われながらも謎を解くうちに、大富豪のキチガイが仕掛けた殺人ウィルスをみつけて始末しなければ大変だと分かります。
こういう使命感に燃えて虐殺を語るアレな人って、文明を失った人類がどう暮らしていけると思っているんでしょうね。ちょうどよく中世程度の文化を保っていい感じの人口に収まるとでも思っているのか、いっそ熱帯雨林の裸族だけ残るのが自然だと思っているのか……閑話休題。

あれこれ裏切りや、謎の解き直しや、追いつ追われつサスペンスで飽きさせませんよ。インド系のボスがふてぶてしくて印象的でした。黒人の彼も血走っていく白目が怖くて良かったです、あれ演技でああなるの?

失くしてた時計の件も素敵に一件落着ですし、盗まれていた仮面も無事に戻ってニヤリ。でも無事に……って、オシャレに戻す必要はなくて、普通にこれ持ってきましたよって正面から返せばいいと思うんですけど。むしろ正面からきちんと誤解を解いて返すべきだと思うんですけどw
いつか日本にも来てくれないかな、宣教師が遺した謎を隠れキリシタンが……って、バトルせず逃げ回るだけの地味なインディージョーンズになっちゃうかな。


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